さとけんさんの宮城県〜茨城県の旅行記

【北関東・南東北ドライブ】湯岐温泉・鎌先温泉・湯の澤鉱泉をめぐる旅【2023年7月】
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群馬・片品村の白根温泉をスタートに、福島・湯岐(ゆじまた)温泉、宮城・鎌先温泉、茨城・湯の澤鉱泉と、北関東・南東北をドライブでまわり、道すがら、吹割の滝・袋田の滝と材木岩・蔵王の御釜を観て、最後は大洗漁港を周って帰ってきました。今回は、一般道ドライブを楽しむことがテーマの一つになっていましたが、結果から評価(大満足・5、満足・4、普通・3)すると、「一日目・神奈川→片品村は4」、「二日目・片品村→湯岐温泉は5」、「三日目・湯岐温泉→鎌先温泉は5」、「四日目・鎌先温泉→湯の澤鉱泉は3」、「五日目・湯の澤鉱泉→大洗港→久喜は4」といったところでしょうか。
神奈川ツウ さとけんさん 男性 / 50代
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- 1日目2023年7月9日(日)
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日曜日の朝、神奈川を出発して群馬・桐生の道の駅「くろほね・やまびこ」に到着したのが、9時30分です。ここまでの道は、交通量はありましたが日曜の朝ということもあって、渋滞に巻き込まれることなく順調に進んできました。ここで少し休憩をして、次の目的地は吹割の滝です。JR水沼駅の手前を左折して県道62号線に入り、山中を走ります。県道62号線は道幅も中央線もあるような走りやすい道でしたが、南郷橋(沼田市)を渡った後に、道を間違えたと勘違いして、旧道に迷い込みスリルのある苦手な道を、距離はわずかでしたが、走ることになりました。
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時刻は10時40分、吹割の滝に到着です。「ふきわれのたき」なんですね。今まで「り」か「れ」かわかりませんでした。駐車場は有料・無料いろいろありますが、南からアプローチする場合、国道120号線の橋の手前に数台停められる市営駐車場があり、橋を渡ると、右手・左手にお店の駐車場が出てきます。買物をすると無料という駐車場や、純粋に無料(買物食事は、するならばこちらで)という駐車場がありますね。私は橋を渡ってすぐ右手の無料駐車場に車を停め、沼田警察署・追貝駐在所の信号を渡ってすぐの小道を入って滝へ行きました。
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おお、涼しいですね。気温は確かに低くなります。湿度はグッと上がりますな。ムワッとします。川沿い・滝沿いには遊歩道がありまして、立入禁止の区域も多くあります。駐在所前から入ると、まずは下流から上流へ向かって歩くことになります。今日は暑い日、一服の涼をこの景色にもとめて、なかなかいいではないですか。きれいな水です。川沿いを往復歩いて、しばし水の景色を楽しみました。
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滝を見てお腹が空きましたので、車を停めた駐車場のあるお店で食事をします。ちなみにここは農産物直売所と食事をするところに別れていて直売所が「滝の駅・吹割」で、食事は「白樺の森」です。ざるそば850円を食べ、次なる目的地、片品村幡谷の「ささの湯」へ向かいますが、なーんと臨時休館とのことで、さて、どうしますか。この先、いくつかの立ち寄り湯があることは下調べでわかっていましたで、まあ、どれかに入るかと、適当に車を走らせます。
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というわけで、焼きトウモロコシ・400円です。これがあまーい・あまーい焼きとうもろこしでした。トウキビかぁ、夏ですな夏。国道120号線の道の駅・尾瀬かたしなを過ぎると道は尾瀬方向の国道401号線と日光方向の国道120号線に分かれますが、この「日光方向の国道120号線」が「とうもろこし街道」と呼ばれている場所です。何軒か、焼きとうもろこしを食べられるお店、穫れ立てのとうもろこしを購入できるお店があります。今日のトウモロコシは甘くて美味しかったです。私の経験上、甘くないトウモロコシの場合もありますので、今日はラッキーでした。
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時刻は12時15分、とうもろこし街道沿いの立ち寄り湯「白根温泉 大露天風呂薬師之湯」へやってきました。こちらの入浴料は800円、内風呂が一つ、露天風呂が二つ、今日は時間があるので、のんびりと浸かります。このあと、白根山のロープウェイに乗る予定ですが、今日は日曜日で往復料金が2,500円とのこと、これが14時を過ぎると半額の1,250円になるとのことで、これを利用しない手はないわけです。
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14時、山麓駅で往復券を半額で購入、ロープウェイに乗ります。リフトよりはいいけど、ところどころ上昇角が急なところがあって、昇りはちょっとこわかったですな。下りはまったく、こわくありませんでした。これは不思議ですね。昇りは上昇角に比して上昇スピードが遅すぎるわけです。神奈川・宮ケ瀬ダムのインクラインも同じ理由で肝を冷やしましたね。やっぱり、こわがるヒマもなく身体を持っていかれる勢いみたいなのが私は好みなのでしょう。
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ようやっと、山頂駅が見えてきました。片道15分、けっこう楽しめます。風をとりこむ窓が開いていて、そこから小鳥のさえずる声が直に入ってきます。なかなか気分がよろしいです。
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山頂駅へ着くとまずは真っ先に足湯へ。おお、誰もいない。お湯は、なかなか熱いですな。ほぅ。
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気分の良い眺めです。今日は天気がもちました。予定では吹割の滝あたりから雨を覚悟していたのですが、雨に降られずにすみそうです。
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写真は山頂駅近くのお店です。さて、今日は露天風呂にも入りましたし、ちょっと身体が水分を求めておりますので・・・
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おお、クリームソーダなり。
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登山道の入口でしょうか。この時間ですと、皆さん、帰ってくる方ばかりで、時折向こうから人が歩いてこられます。お疲れ様でした。クリームソーダを食べながら、しばし涼をとります。
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ロープウェイでのぼり、足湯に浸かりながらクリームソーダを食べ食べ、スカッとした良い景色を眺めるのも、なかなか良かったです。
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トンボですな。等間隔で並びます。さて、ロープウェイでふもとまで降りるとしましょう。
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今日のお宿は、白根山ロープウェイの山麓駅からすぐの「ゲストハウス ストーン・アイランド」です。とても良いお宿です。
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私の部屋は、ふくろうの間です。
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ああ、これはいいな。すごく落ち着きます。部屋についているトイレ、洗面台などの水回りも、とっても清潔で機能的です。部屋の間取り、家具、色調など自分の好みに合っていますな。香りと一緒で、「自分の好み」というのがあるにはあってもそれを表現できないというか、現物を見るまでは自分で揃えることができない性分・能力・見識なものですから、いろんなホテル・旅館・ペンション・民宿などに泊まると、ごくまれに、「ああ、この部屋のセンスは自分の好みだな」という部屋に出会うことがありまして、それもまた旅の楽しみの一つにしているのですが、まさにここのお宿は、自分にとって、そんな感じの宿でした。
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さて、群馬県のクーポンを使いに道の駅・尾瀬かたしなへ行ってきました。明日は日光方面へ抜けるため、群馬のクーポンはこのタイミングで使うよりほかはありません。お宿に戻って、お風呂へ入ります。自分の部屋にあるバスマットを持って行って、持って帰ってくるシステム、脱衣所に入ったら内側から鍵をかけて貸切りにする方式です。
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おお、ここもいいではないか。実にシンプルな造り、日常の清掃やメンテナンスなども考慮してデザインされているのかもしれませんね。ガラスにはシェードが降りる様になっていますが、気分が良いのでそのままで入浴です。
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こちらもまた、不思議な浴槽です。幅が狭いのです。といっても人ひとり肩を張るには十分な幅、長さがあって、足をピンと伸ばしてまだ余裕があります。グッドデザイン賞を贈りたい心持ちでお湯に温まります。
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さーて、18時からはお夕飯です。今日は魚も肉もあるフルコースですので、久しぶりにワインをいただくことにします。カヴァ・ヴィジエガ・ブリュット200ml、白・辛口・スパークリングとのことで、これにします。アルコール分は11.2%です。
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食堂も感じが良いですな。天井の半分以上は吹き抜けになっていますし、木立の間から遠い山がわずかに見えるのもいいなと。あれは方向的には谷川岳の方向ですが、詳しいことはわからないな。BGMもいいし、とても静かで、酔いもあるし、一人でフルコースというのも久しぶりで、完全に自分が非日常に入り込んでいるようです。昔に経験した良い思い出など、ふと思い出す感じで良い時間を過ごすことができました。
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サラダ・前菜・スープに続いてお魚料理は キンメとナスのクリームソース・パン添えです。
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このチーズ入りハンバーグは、ナイフをたてるとジュワッと肉汁がでてきまして、これも美味しい。
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まさに非日常を楽しむひと時でした。非日常にどっぷり入り込むというのは、条件が整わないとなかなか難しくて、簡単に現実に引き戻されたりするわけですが、結局、翌日にチェックアウトして車で金精峠を越えて戦場ヶ原へ至るまで、その不思議な時間は続いたわけで、これはなかなか得難い時間でした。
- 2日目2023年7月10日(月)
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朝食は希望した7時30分からです。オムレツもトマトリゾットもメロンも美味でした。ご馳走様でした。オーナー御夫婦のお見送りを受けて素敵なお宿をあとにします。本日は快晴、国道120号線を走ると対向車も前も後ろも車が走っていなくて、実に気分が良い。ワインディングロードも明るいワインディングロードで不安を感じる要素なし、金精峠(こんせいとうげ)のトンネルを過ぎると、山と山の間に湯ノ湖が見えて、その正面に男体山が単体で立つという素晴らしい景色を目にします。
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戦場ヶ原の道で工事をしていて停車した際に戦場ヶ原の写真を撮ります。今回は、事前のプランニングの段階で、尾瀬の散策・戦場ヶ原のハイキングなど考えてみたのですが、天気が良くないということでしたので、今回は止めましたけど、この天気だったら、ハイキングも楽しいだろうと思いました。このあと、日光東照宮の脇を抜けて日光街道を東へ走り、道の駅・きつれがわで少し休憩をとりながら、茨城の袋田の滝を目指します。
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時刻は12時ちょうど、袋田の滝に到着です。ここは無料の市営駐車場が歩いて15分のところにありまして、ちょっと距離がありますので、滝の近くの有料駐車場に停めます。写真は観瀑台へ行く歩行者用のトンネルです。入口で、300円を支払います。
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気温が低いが湿った風が吹いてきます。ほんの少し歩いて行くと、第一観瀑台に到着です。
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こちら、第一観瀑台からの眺め、おお、けっこう迫力ありますね。第一観瀑台は滝の全体像は見られませんが、滝に近いのですね。だから涼しい風が吹いてくる、のですが、この日はあんまり涼しくありませんな。
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こちらはエレベーターで上がった第二観瀑台からの眺め。滝の全体はこうなっていたのですな。汗を沢山かきました。このあと、車で30分ほどで本日の目的地、湯岐温泉(ゆじまたおんせん)に到着です。非常に細い道を通りますので、これは秘境感たっぷりのお宿です。
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山形屋に到着です。チェックインは13時から、到着は13時25分です。ここの岩風呂は混浴ですが、14時から15時、21時から22時、9時から10時が女性専用の時間になっています。
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なかなか良い和室です。まずは岩風呂へ行ってみましょう。浴衣に着替えてタオルを持って、岩風呂は外にありますので、玄関からサンダルで10mほど離れた岩風呂の浴場へ。
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おおお、これが岩風呂ですか。面白い造りになっています。天然の岩の間からお湯が湧き出していて、その岩を囲って建てた湯殿と湯舟になっています。湯舟の半分は天然の岩肌です。
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この温泉は1543年に発見されたのと事、ぬる湯なので長湯が出来ます。ツルツルとしたお湯でゆったりと入ることができますし、岩肌に寄りかかって入浴しているととても楽です。
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湯殿も岩の上に建てているので、壁の一部が天然の岩肌になっています。女性専用時間以外は24時間利用することができます。私も何回も入りに行って、夜中も目が覚めた時に身体を温めにきました。湯治で宿泊されている方もいて、私も湯治パックで利用したいと思いました。お湯が好きで来られている皆さんだからでしょうか、入浴のマナーとか、トイレなどの施設利用のマナーなど、しっかりされている方が多い印象、気分よく滞在できました。
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こちらは貸切り風呂、岩風呂に比べて少し湯恩を低くしてあるとのことですが、私が入った印象ではぬるいという感じでもなかったですね。こちらの貸切風呂も24時間利用することが出来ます。
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貸切り風呂はこのように、入口の札を「入浴中」にして、内側から鍵をかけて利用します。待っている人は、左の白板に上から順に部屋を記入というルールのようです。岩風呂がとても入りやすかったので、貸切風呂は1回入っただけでしたが、身体もゆっくりと洗えるし、こちらもおすすめです。
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さて、18時すぎからお夕飯です。食事は夕食も朝食も、猫あしの膳が部屋に運ばれてきて、そこで食べるスタイルです。今回のプランはとても豪華な夕食です。全部美味しくて、写真左の味噌漬けの豚肉と、写真右の刺身コンニャクが特に美味しかったです。
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そしてこちら、天ぷらですが、シイタケの天ぷらが美味しい! 肉厚で甘みがあっていい香りで、旨かったです。食事の後はアルコールが抜けるまで待って、また岩風呂に。ここで湯治もいいなと思いました。
- 3日目2023年7月11日(火)
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朝の岩風呂は同宿の方とお話しできて、長湯となりました。朝食も美味しくいただきました。本日は国道349号線を北上して宮城県の鎌先温泉を目指します。
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写真は福島県東白川郡鮫川村赤坂東野滝ノ下付近の国道349号線です。停車して写真を撮っています。湯岐温泉をでてからしばらくは、国道とは言えどもこのような細い道が時折現れる道をはしりますが、しばらくすると、段々と走りやすい・快適な道になってきました。次の日は宮城から茨城まで国道4号線を主体にしたルートで帰ってくることになりましたが、4号線よりもこの349号線のドライブの方が私は好きですね。気分が良いです。
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時刻は12時30分、材木岩公園に到着しました。福島県伊達市保原町あたりで国道349号線を外れ、材木岩公園へショートカットした道を通りましたが、この道は山中に入っていく道で、かなり心細かったです。県道46号線ですね。車で萬蔵稲荷神社の鳥居をくぐると雨が降り出し、段々と雨脚が強くなっていきます。駐車場に着いた時には、ザァーザァーの雨です。12分ほどまっていると小ぶりになり、完全に止みました。駐車場の紫陽花がきれいでした。
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おお、これは壮観ですな。のしかかってくるような圧力を感じます。
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天然記念物の材木岩です。「柱状節理」状態の岩が材木のように見えるということですが、確かに色合いも材木のようですね。崖の下には崩れた岩が積み重なって圧巻です。
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スケールの大きな景色をみることが出来ました。美味しそうなお蕎麦屋さんが材木岩公園にあったのですが、今日はお腹が空かないのですな。これは珍しい。昨日から今朝にかけて、随分と温泉に浸かっていましたので、脱水まではいかないけれども水分が少したりないのかなと思いました。湯治をしたいときは、食事は少なくていいのだと思いました。材木岩公園に30分くらい滞在し、白石城を目指しましたが、白石城に近づいたあたりで13時25分くらい、本日のお宿は14時からチェックイン出来ますので、城の見学は止めて、鎌先温泉へいってしまおうと思いました。鎌先温泉で見てみたい場所もありますしね。
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時刻は13時40分、鎌先温泉にやってきました。鎌先温泉は20年ほど前に来たことがあります。2001年に映画・千と千尋の神隠しを映画館で観て、この鎌先温泉の湯主一條が映画に登場した旅館のようでいい雰囲気だと思いまして今は亡き友人を誘って訪れたのが2002年だったと思います。当時はこちらの本館は湯治プランの宿泊でして、新館(別館)よりもお得に泊まることができました。
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部屋が建物の中央に有って、廊下や階段がガラス戸に接して部屋の外側にあるという造りが、昔の旅館という感じでとても良い雰囲気でした。部屋は障子で区切られ、部屋のカギは無く、お風呂は別の新しい棟へ行くシステムでした。
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(2002年撮影)当時の写真を探したのですが、こんなのしか残っていませんね。フィルムの写真でしたし、上手に撮れなかったのでしょうか。湯治プランらしく、猫あしのお膳でやけに御飯がてんこ盛りですな。
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本館は1941年(昭和16年)に完工した建物で、現在は宿泊者の個室料亭として使われているとのこと、2016年に国の登録有形文化財に指定されたそうです。
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さて時刻は14時に近づきましたので、チェックインしましょう。本日のお宿は「すずきや」です。館内に入る前から、丁寧な接客を受けます。これは感じがいいですな。
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本日のお部屋です。明るくてコンパクト、写真には写っていませんが右手手前にトイレと洗面があり、明るくて広めのスペースが確保されています。食事は夕食・朝食とも、あの机でいただくことになります。さて、なにはともあれ、まずお風呂ですな。浴衣に素早く着替え、いざ出発。
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部屋の扉から10mくらいで内湯です。これはいい。これは黄金風呂ですね。すずきやは、内湯と露天風呂が男女一つずつあって、内湯は19時に男女入れ替え、露天は固定です。内湯は24時間入浴可能で、露天風呂は21時30分(季節によって天候によって日によって時間は変わるようです)までで、朝は6時30分から入浴可能です。つまりこの黄金風呂に男性が入りたかったら、19時までにここは制覇しておかないとなりませんね。これは純金ではないと思いますね、たぶん、金色のタイルを貼っていると思いますが、これはなかなかゴージャスですよ。その気になれば、充分ゴージャスな気分になれます。お湯は柔らかな印象、源泉温度は18.5℃、これを使用位置42.0℃まで加温して使用しているとのこと。鎌先温泉は、薬湯「キズの鎌先」として知られた昔からの湯治場ということで、ここも湯治に来たい候補になりますね。
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そしてこちらは露天風呂です。今日は暑い日で風が生暖かいのですが、この風が気持ちよいですな。お湯も熱くないし、風も冷たくないし、14時直後にチェックインする人は少ないのでしょうか、誰もこないし、いくらでも居られる、そんな気分にさせます。
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そしてそして、この、すずきやの露天風呂から、一條の本館が良く見えるのですな。これはいい。
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優しい風に吹かれながら、しばし時の流れという不思議な物にどっぷりと浸かる贅沢な時間を過ごします。このあと、黄金風呂・露天風呂のハシゴを楽しみます。
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さて、18時からはお待ちかねのお夕飯です。豪華な食事が一度に運ばれてきます。あとはゆっくり、自分のペースで食べることが出来ます。結構、量がありましてお腹いっぱいになりました。
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こちらは白石名物の「うーめん」です。うどんなのかなと思ったのですが、さにあらず、そうめんの一種みたいですね。一般的なそうめんはその製造の過程で油を使うそうなんですが、うーめんはその油を使わずに作るらしいですな。白石市で作られている特産品、つまりここでしか作られていないようなものなんですね。美味しかったです。食べやすかったです。お土産で買って来ればよかったと今更ですが。
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こちら、お刺身のホタテとエビの旨煮が特に美味しかったです。
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三元豚のアスパラ巻きも美味しかったですね。タマネギの甘みがしみだしています。ご馳走様でした。食べ終わったらフロントへ連絡しますと、デザートの胡麻プリンがやってきて、食器が去ることになります。食事を持ってきてくださる方の接客もとても親切で良かったです。アルコールが抜けるまで、腹ごなしで横になり、うたた寝から目覚めて岩風呂へ行きます。ちょっと怠惰すぎる気もしないではないんですが、いいんですよ、湯治とはこういうものです。そして就寝、おやすみなさい。
- 4日目2023年7月12日(水)
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朝5時に目覚め、岩風呂へ行き、6時30分を待って露天へ行きますと、まだ誰もいらっしゃいません。昨日の17時台のお風呂の状況からして、宿泊客は男性6人以上はいると思うのですが、7時近くまで誰も来なかったですね。朝から暖かい風が吹いております。青空を眺めながら温まり、そして一條を眺める。
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時間というのは面白いですねー。現実には、「過去を積み重ねてきた今」と「未来を目前に控えた今」しかないわけですね。つまり現実には「現在」しかないわけです。しかし頭の中では、脳みその中には、「確定した過去」も「未確定な未来」も間違いなく存在する、なんと不思議で面白いことでしょうか。
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さて、美味しい朝食です。量もちょうど良くて、味噌汁も旨い。
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すずきやさん、いいお宿でしたね。鎌先温泉・すずきやさんも我が湯治候補の一つになりました。さて、今日は、蔵王の御釜を観ようと思っているのですが、天候が下り坂の予報です。もう少しゆっくり滞在したいお宿でしたが、御釜までは車で1時間かかりますので、予定9時を繰り上げ8時30分にチェックアウトし、御釜へ向かいます。結果から言うと、この判断は大正解でした。
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御釜までは気分の良い道を走ります。標高が高くなってくると、かなりのワインディングロードになりますが、見晴らしもまた良くなってきます。このエコーラインは無料ですけれども、エコーラインから御釜へのアクセスロードは「蔵王ハイライン」と呼ばれていて、こちらは有料、普通車で550円かかります。
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おお、御釜です、ああよく見える。これは早めにきて良かったです。
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五色沼と呼ばれるこの御釜には、かなり前に私は来たことがあるはずなんですね、それも登山をして御釜を目指したはずです。多分、雲中行軍の苦行だったと思いますし、その時に御釜を観ることが出来たかどうだかも覚えておりません。旅の景色というものは、そのアプローチの違いによって趣がガラリと変わります。
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この時、まだ空は明るくて青空ものぞいていましたので、コバルトブルーといっていいのか、エメラルドグリーンといっていいのか、そういう御釜をみることができました。
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おお、はるか先まで尾根を歩くことができるようですな。まぁやめておこう。
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ほんの少し登ったところに神社が見えましたので、あそこにはお詣りに行こうと、二礼二拍手一礼の参拝をして、駐車場に戻る手前で風が強くなって雨が降ってきました。瞬く間に、ザァーザァーと降り出しました。予報どおりでしたね。30分早くやってきて正解でした。御釜を後にして、茨城の湯の澤鉱泉を目指します。袋田の滝から車で30分くらいのところですから、昨日の出発地点である福島の湯岐温泉と、ほとんど同じ場所にあります。ここで、国道349号線を使って南下するか、それとも国道4号線を使って南下するかという選択があったのですが、昨日349号を使ったので今日は4号で行くことにしました。結果から言うと、4号は楽なんですけど、私にとっては面白みに欠けるルートでしたね。高速は楽なんだけど景色が面白くない、1ケタ国道は楽なんだけど、交通量も多いし都市部も通るので、ドライブとしての面白みに欠ける、これは私の中では実感のある経験則になります。
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時刻は15時5分、湯の澤鉱泉に到着です。トイレのある広い和室です。部屋はなかなかいいです。それではお風呂へ行きましょう。
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おお、岩風呂です。ここで、鉱泉と温泉の違いについて、旅行記を書くにあたりあいまいではいけないと、調べてみたのですが、正直なことを言いますと、全然わからないですね。気持ちよいお湯ならば、私は全然かわないです。お湯は少しとろみがあって、少し濁りがあるお湯です。
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このお宿は食事が美味しかったですね。特にお米とお味噌が美味しかったです。上の写真のコンニャクも美味しかったですね。
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それとこの串焼き、エビの串焼きが特に美味しかったです。ご馳走様でした。本日は疲れが出ていて、すぐに就寝しました。
- 5日目2023年7月13日(木)
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湯の澤鉱泉の朝食。お米は自家製だというお話を聞きました。確かに美味しいお米でした。 湯の澤鉱泉をチェックアウトし、駅弁を買いに大洗駅へむかいます。
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湯の澤鉱泉から車で1時間15分で大洗駅に到着、駅の売店にここでしか買えない駅弁(あとはアクアワールド茨城県大洗水族館に売っているようですが)の「三浜たこめし」を買いに行きましたが、なーんと、現在は土日のみの販売ということで、残念ながら買うことができませんでした。
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駅弁は残念でしたけれど、大洗港で海の物をお土産に買いましょう。今日はもう帰るだけですから、生の物も買えるわけです。生うに、焼ホタテなど購入してお土産とします。
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この後は久喜インターチェンジまでは一般道で進み、久喜インターチェンジからは圏央道で帰りました。通ったこともないような道を走るのは、とても気分が良かったです。今回の旅も時間を超越したような時を過ごすことが出来て、湯治場候補もいくつか見つけられたし、いい旅になりました。
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1日目の旅ルート
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