たれれったさんの長崎県の旅行記

平和を祈り異国情緒を感じる長崎市内観光と、湯煙の雲仙・島原半島
- 夫婦
- 2人
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- 史跡・歴史
- 自然
- グルメ
2泊3日の長崎旅。1日目は市電(路面電車)で市内を移動し観光、2日目の朝からレンタカーで、湧水の街・島原と湯けむりの湧く雲仙温泉へ。最終日も車で雲仙岳周辺から南島原をめぐり、長崎空港でレンタカーを返却しました。長崎市内では大浦天主堂、グラバー園や出島、中華街、亀山社中記念館で異国情緒と歴史を感じながら過ごし、平和公園では平和の尊さを噛み締めました。島原は清らかな水が湧き鯉の泳ぐ街、雲仙温泉の硫黄泉にゆったりと浸かり、南島原では真夏の日差しのもと、「島原の乱」の舞台となった原城址を歩きました。おいしいものは、長崎ちゃんぽん、食べるミルクセーキ、長崎卓袱(しっぽく)料理、具雑煮、島原のかんざらし、佐世保バーガー。おみやげは、長崎カステラ、角煮まんじゅう、ステンドグラスの置き物、雲仙焼など。とにかくおいしいもの、キレイなものが多かったです、長崎。旅行から旅行記作成まで時間がかかりましたが、この間、何度も長崎旅行を振り返りながら旅行記を作りました。
グルメツウ たれれったさん 女性 / 50代
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- 4コメント
- 1日目2024年7月4日(木)
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09:00-09:00
羽田空港から1時間50分余りのフライトで長崎空港へ。思いのほか、長崎までは飛行時間がかかるのですね。長崎には、ふたつの世界遺産があるとのことです。20数年ぶりの長崎、楽しみです。空港からすぐにバスに乗って、長崎市内(長崎駅前)へ向かいました。バスはひとり1200円でした。
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10:00-10:00
今日はまだレンタカーは借りずに、一日、長崎市内を観光して回ります。そのため、長崎市電(路面電車)の一日乗車券(ひとり600円)を購入しました。長崎駅には観光案内所があり、一日乗車券を購入できます。市内や長崎県内のマップやリーフレットもたくさんあり、明日以降回る予定の平和公園や、島原、雲仙地域の案内パンフなどもいただきました。
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10:00-11:00
長崎市内は見どころがコンパクトにまとまっていて、市内には縦横に電気軌道(路面電車)が走っています。日中はかなりの本数が走っていましたので、ちょっとした移動にとても便利です。ということで、市内観光の初日はレンタカーは借りずに終日路面電車で移動しました。 一日乗車券はひとり600円。1回乗ると140円ですので、あちこち下車しながら観光して移動するにはお得なチケットです。今日の宿は長崎駅直結のヒルトン長崎なので、まずスーツケースをフロントに預けてから、長崎駅から路面電車に乗って観光へ出発!
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11:00-12:00
まず向かったのは、大浦天主堂です。隠れキリシタンの世界遺産を構築する文化財のひとつ。最寄り駅の路面電車「大浦天主堂」駅から南山手のグラバー通りの坂をのぼり、大浦天主堂へ。入場はおとな1人1000円でした。天主堂の内部はステンドグラスからの光が荘厳な印象でした(撮影は禁止)。外から見るとステンドグラスが見えないのですが、中に入ると四方からの鮮やかな光に包まれて、ハッとしました。これは神様に対する畏怖も感じられる効果を生み出すのではないでしょうか。聖堂のほかにも神学校跡の建物には展示物があり、長崎でのキリスト教の布教と弾圧の歴史が詳しく分かります。とても勉強になりました。敷地はそれほど広くないですが、展示が多いので、ゆっくり見学すると1時間くらいかかります。また、ここに来るまでの坂道は、両側にお土産などのお店が並んでいて、ショッピングも楽しかったです。
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12:00-13:00
本当は大浦天主堂から隣接するグラバー園を見学するのがルートとして妥当なのだと思いますが、先に昼食へ。今日は夕食もしっかり予約してあるので、お昼をあまり遅くとりたくないのです。お昼ごはんは、長崎ちゃんぽんの老舗、四海楼で。大浦天主堂からいちどグラバー坂を降りきって四海楼へ行きました。ものすごい存在感のある建物です。私たちは長崎ちゃんぽんをいただきましたが、周りでは皿うどんや角煮まんじゅうを頼んでいる方も多かったです。
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12:00-13:00
四海楼の長崎ちゃんぽん。長崎で(ということは日本で)元祖とも言えるちゃんぽんなのだそうてす。大型客船の停泊する波止場が見える窓ぎわの席でいただきました。ちゃんぽんのスープが絶品! 魚介類のおだしがききつつもまろやかでクリーミーなコクのあるスープでした。とてもおいしかったです。ちゃんぽんは一つ1320円でした。具だくさんで食べごたえありました。ちなみに、この四海楼の建物の近くに、長崎名物「チリンチリンアイス」が出ていたのですが、お腹いっぱいのため食べずに過ぎてしまいました。が、そのあとは食べるチャンスに出会うことができず、後悔しました。
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13:00-14:00
昼食後、ショッピングなどもしながらもう一度グラバー坂を上り、大浦天主堂に隣接するグラバー園へ。かなり蒸し暑い日だったので、広い園内を休み休み見学しました。幕末から明治期に長崎の地の外国人居留地として、当時、日本で商売などをしてくらしていた方々の居住地であり、その後移築されてきたものもあるため、見学する建物も数多くありました。旧オルト邸は2024年7月現在は営繕中でした。グラバーさんが築いたグラバー商会のあった場所なので、グラバー園です。
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13:00-13:00
坂の町長崎の小高い丘のひとつがグラバー園で、園内は広く高低差もあるので歩きやすい格好がお勧めです。マップをもらい順路に沿って、見学していきます。まずは「旧三菱ドックハウス」へ。外国の船員さんたちの宿舎だった建物です。バルコニーからは園内を眺めることができ、また、湾をはさんだ対岸にある造船所を見ることもできました。丘からの景色を楽しみたい方には、この高台からの景色がおすすめです。
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13:00-14:00
イングランド出身のリンガーさんは、1860年代半ばに長崎に来て、グラバー商会で輸出監督業務等を担ったそうです。旧リンガー邸は、1868年ごろに建設。いまは国指定重要文化財となっています。リンガー家が親子三代で生活した住宅です。
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13:00-14:00
もともと別の場所にあったウォーカーさんの住宅を、後年、グラバー園敷地内に移設したものとのことです。瀟洒な建物で全体的にかわいらしい印象でした。なぜかこの建物を見て「赤毛のアン」の映画を思い出しました。
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14:00-15:00
幕末に日本に来てグラバー商会を設立したグラバーさんのお屋敷で、広い台所、ダイニング、リビング、応接室、などいくつものおしゃれな部屋が見学できます。また、家の造りも独創的で、画像のような可愛らしい屋根やひさしがひときわ印象的です。グラバー園のシンボル的な建物でした。
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14:00-15:00
グラバー邸内は、当時の生活様式が再現されており、幕末当時の大商人たちの暮らしぶりがよく分かります。
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15:00-16:00
グラバー園から出て、また路面電車に乗って長崎駅の方へ少し戻りました。途中に、出島があります。鎖国時代からポルトガルやオランダとの交易を許された地、長崎の出島。日本の海外貿易の窓口として発展、栄えてきた島です。今回、行ってみてはじめて「築島(作られた島)」だったと知りました。今は、当時の建物が復元、保存され、200年超に及ぶ貿易窓口としての役割や、外国商人の生活ぶりがわかる膨大な展示がなされています。町として歩いているだけでも楽しいです。(ここでいつもの「ひとりタイムスリップ」。私は外国からの商人を案内する役目で、たどたどしい英語で建物を紹介するという妄想を…笑)
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15:00-16:00
出島では、建物もたくさん復元されていて街並みも楽しく、建物の中に入っても見どころがたくさんありました。私は特に、当時の生活がわかる食事の場や、商談が行われた応接の間などが興味深かったです。それと、商館内の各部屋の壁紙がとっても可愛くて、あちこち写真を撮りました。
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16:00-16:00
7月初めの長崎はとても蒸し暑く、この日は屋外での見学続きだったので夕方にはかなりバテてきてしまいました。出島内でちょっと休憩です。食事もできる「長崎内外倶楽部」へ。ここは当時、外国からの商人との社交の場として利用されていた建物です。クーラーが効いていて、人心地付きました。ここでは長崎名物「ミルクセーキ」を頼んでみました。
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16:00-16:00
長崎のミルクセーキは飲み物ではなく、食べるのだと初めて知りました。シャリシャリとした練乳味のシャーベットのような、バニラのアイスクリームのような。とにかく蒸し暑い日だったので、冷たさとシャリっとした食感と甘さが沁みました。
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17:00-19:00
夕食は、これも長崎ならではの卓袱(しっぽく)料理。異国の文化を取り入れ和洋中折衷で創作されてきたお料理です。卓袱コース料理を、老舗の料亭「一力」さんで頂きました。予約をしていき、個室に通して頂きました。
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17:00-19:00
一力の個室から、坪庭を眺めながらのお食事でした。卓袱料理は、頂くときにいくつか決まりごとがありますので、事前にちょっと調べてから行くといいかもしれません。とはいえ、一力さんでは女将さんが丁寧に教えて下さるので、特に緊張することもなく、リラックスしておいしく頂きました。お料理がどれもこれも手が込んでいて、また、器も素敵なものばかりでした。
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19:00-19:00
料亭「一力」は、「寺町通り」というお寺のならぶ通り沿いにあるのですが、そこから1ブロックほどあるけばすぐに川沿いに出ます。この中島川には、昔ながらの石橋がいくつもあり周囲の街路樹や石塀の風情と相まってとても情緒豊かな景観を作り出しています。10分から15分ほど歩くと、「眼鏡橋」に着きました。
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19:00-19:00
長崎市内の観光名所、「眼鏡橋」へ。中島川にかかる石橋のひとつで、きれいなアーチに形づくられた橋です。水面に橋がちょうど逆さに映ると、まるで眼鏡のようにふたつの丸を描きました。この周囲には、歩道や公衆トイレなども整備されているので、ゆっくりお散歩しながら楽しめました。画像は夜7時くらいのものですが、7月初旬なのでまだまだ空が明るいのです。
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20:00-20:00
眼鏡橋をはじめとする石橋群を見ながら散策し、せっかくなので、そのまま長崎中華街へ夜のお散歩へ行きました。お腹はいっぱいなのですが、なにかちょっと甘いものでも…と期待して。ただ、残念なことに長崎中華街での軽食類は、夜はあまり開いているお店がなく、ちゃんとした食事のためのレストランが数件営業しているだけでした。もうちょっと賑やかなところを期待していたのですが、残念です。
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20:00-23:00
日本三大夜景のひとつ、長崎の夜景を見に稲佐山に行こうと思いましたが、残念ながらこの夜は霧が出てしまい、市内から見上げると稲佐山山頂が雲に隠れていたため、夜景はあきらめました。残念…。ということで、長崎1日目の夜は、ホテルのバーでゆっくり過ごしました。翌朝、ヒルトン長崎の朝食は、ゴージャスな感じでどれも上品でおいしかったです。朝からテンションが上がりました。ライブキッチンで作ってもらうオムレツがとてもおいしかったですよ。
- 2日目2024年7月5日(金)
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08:00-08:00
旅行2日目からは、レンタカーで動きます。ホテルから歩いて、ニッポンレンタカーへ。朝8時の開店時刻と同時に入店し、車を借りました。空いていて手続きもスムーズでした。長崎駅から近いので便利です。
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08:00-09:00
レンタカーで、まずは長崎駅エリアからは少々離れたところにある長崎平和公園へ。太平洋戦争末期、8月9日、広島に続いて長崎に人類史上二度目の原子爆弾が投下されました。爆心地ほど近くに平和公園があります。地下の駐車場に車を停めて、地下からはエレベーターとエスカレーターで地上に出られました。8時半くらいに到着しました。係の方々が清掃をしていました。
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09:00-09:00
平和祈念像は、長崎出身の彫刻家、北村西望作です。天を指す右手は原爆の脅威を、水平にのびた左手は平和を表しているのだそうです。私は、特に右手の指した空高くから、その日、原子爆弾の熱と閃光が長崎に落ちてきたのかと想像し、言葉もなく祈るだけでした。
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09:00-10:00
平和公園から少し歩くと、原爆が落とされた中心地のモニュメント広場に出ます。ここでも黙祷をしてきました。モニュメントの右側には、原爆で被災し崩れた浦上天主堂の遺構が移設されています。またこのエリアの近くには、原爆投下当時の地層がそのまま残されている場所があり、土と食器、生活用品が重なったままの断面が見られます。確かにここで生活をしていた方々が、数多く犠牲になったのだと、強く印象に残りました。
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09:00-10:00
原爆中心地から徒歩数分で「長崎原爆資料館」に到着。見学してきました。入場料はおとなひとり200円です。原爆が投下された8月9日の長崎の様子が、地図や模型、写真などの展示により詳しく説明されていました。爆風や熱風がどのように広がっていったのか、放射能の影響はどのようなものなのかなど、しっかりと見るのはつらかったですが、繰り返してはいけない歴史を学ぶのだという気持ちで見学してきました。
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11:00-11:00
原爆資料館のあとは、車で再度長崎市内中心部へ戻りました。昨日行けなかった「亀山社中記念館」を見学します。昨夜夕食をとった料亭のある「寺町通り」から坂をのぼり、ここから亀山社中記念館へ。この坂には「龍馬通り」と名前がついていました。通りから記念館まで、ずっと上り坂と階段でした。
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11:00-11:00
坂本龍馬ゆかりの「亀山社中」。日本で最初の商社と言われています。龍馬と言えば、のあの有名な写真は、実は長崎で撮影されたものなのだそうです。初めて知りました。そしてこの亀山社中記念館では、同じポーズで記念写真が撮れるようになっていました。楽しかったです。それほど広くはないので、20分くらいあればすべて見られます。展示品をじっくりしっかり読むなら、もうちょっと時間がかかると思います。かまどの跡など生活の痕跡も残されていて、この場所で、龍馬たちが外国や各藩と交易交流して、夢を語っていたのかと想像しながら見学すると楽しいぜよ(笑)
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13:00-13:00
長崎市内の観光を終え、海岸線をドライブして一気に島原半島へ向かいました。お昼過ぎに島原へ着いて、まずはこの地域の郷土料理「具雑煮(ぐぞうに)」のお店へ。土鍋でグツグツ煮立ったお雑煮なので、熱々です。初めて食べたのですが、お出汁の風味にひとくち目からびっくり!とってもおいしいお出しがでていました。具もゴボウなどたくさん入っていて、大変美味しく頂きました。これはぜひ、島原で食べたい一品です。
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14:00-15:00
同じ島原市内に、武家屋敷通りがあります。ひとりタイムスリップ好きとしては行かないわけにはいきません。両脇に武家屋敷が並ぶ通りの真ん中には、堀割の水が流れています。大小を差した武士が歩いていたり、奥方がきりっと歩いていたり、庭先で子供たちが剣術の稽古をしていたり…という空想を楽しみながら歩くのに、もってこいです。
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14:00-15:00
江戸時代の、ごく一般の武士のお屋敷がそのまま保存、公開されていました。パネル展示や生活道具の展示などが見学できます。広い三和土、間取りなど当時の武家の生活がしのばれるよう、そのままに残されていました。
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15:00-15:00
島原の中心地にある島原城はあちこちから見上げることができます。中の展示は、隠れキリシタンに関わるものとのことですので、昨日、大浦天主堂でキリシタンの歴史をゆっくり見学してきた私たちはお城には入らず、お堀の外から天守を眺めるだけにしました。
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15:00-15:00
島原はきれいな水がこんこんと湧く「湧水の町」とのことです。町中いたるところに水路が張り巡らされていて、そこに色とりどりの錦鯉が悠々と泳いでいました。蒸し暑い日でしたが、澄んだ水とゆったりと泳ぐ鯉の姿に、涼しさを感じました。歩いていて楽しい町です。
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15:00-15:00
湧き水の出る場所には、池が張られて「四明荘」では、池に張り出た縁側にゆったり座って大きな池と見事に整えられたお庭を見学出来ました。つめたいお茶も出して頂きました。大きな鯉があざやかにゆったりと泳いでいました。入園料はおとなひとり400円です。
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15:00-16:00
澄んだ湧水と水路で泳ぐ鯉を堪能したら、しまばら湧水館のカフェで一休み。古民家風の素朴な灯りがともるお部屋で名物スイーツ「かんざらし」を頂きました。画像の中央に、お椀のようなものに入っている小さな白玉団子が「かんざらし」です。ほのかに甘く、冷たいシロップがのどを潤してくれて、つるつると白玉団子を味わえました。この、かんざらしも初めて知って頂いたのですが、長崎は美味しいものがたくさんありますね。
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16:00-16:00
清流亭は島原鯉の泳ぐ街の入り口にあり、観光案内も兼ねていました。ここに駐車してから街なか散策に行き、散策後、ここで島原のお土産を買いました。ここで買ったあごだしの粉がとてもおいしかったです。この清流亭の一角にも池があり、鯉が泳いでいました。
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16:00-17:00
湧水の町・島原を後にして、山道をどんどんのぼり、雲仙温泉に向かっていきます。途中、「眉山(まゆやま)」を間近に見上げる「まゆやまロード」を上っていきました。雲仙は、雲仙岳の中腹、標高も高い位置にあります。
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17:00-18:00
雲仙普賢岳を間近にする温泉地、雲仙温泉へ到着。雲が湧いていて、普賢岳の姿は見ることはできませんでした。あちこちからもうもうと湯けむりが立ちのぼる温泉地です。いかにも「大地からお湯が沸いています!」という感じの光景が広がり、お湯に入るのが楽しみです。到着は夕暮れ時だったので、雲仙温泉エリアを回るのは明日にして、お宿に向かいました。
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17:00-18:00
豊かな湯量を誇る雲仙温泉は、温泉街の雰囲気も良かったです。今日のお宿は雲仙温泉をたっぷり楽しめる福田屋さんへ。駐車場も広かったですが、けっこう台数が埋まっていたので、人気のお宿なのだと思います。お風呂も途中入れ替えがあって、あちこち楽しめます。泉質もとても気持ち良かったです。お部屋は二間続きでリラックスして過ごせました。
- 3日目2024年7月6日(土)
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07:00-08:00
朝のお散歩で、宿(福田屋)から歩いて原生沼へ行きました。空気がとても気持ちよく温泉街はまだ静かで、ゆっくり散歩を楽しみました。原生沼は宿から徒歩10分くらい。木道の遊歩道が整備されていて、1周15分ほどで回れます。
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07:00-08:00
7月初めの原生沼は、一面緑で豊かに木々が繁っていました。遊歩道で1周できますが、一部うっそうとしているので、遅い時間やひとりでの散策は控えておいた方がいいかもしれませんね。前日の雨で、木道はすべりやすかったです。
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08:00-08:00
雲仙温泉は硫黄泉で、雲仙福田屋さんは館内も硫黄の香りに満ちていました(食事場所は、匂いは気になりませんでした)。民芸の宿ということで、ロビーのしつらえも趣があり、調度品も見ていて楽しめました。ワーケーションスペースもあるようです。
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09:00-10:00
このエリア全体がブクブクと泡立つお湯が沸き出ていたり、湯気がもうもうと出ていたり、「温泉地」ならではの景観でした。硫黄の匂いもあたりに漂っています。朝早かったためか、温泉卵のお店は残念ながら開店していませんでした。
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09:00-10:00
地中からボコボコと湧き上がった泥が、小さな山を形成しています。「泥火山」というのだそうです。生きている地球の息吹を感じました。
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10:00-10:00
雲仙の火山灰や温泉を利用して作られた陶器「雲仙焼き」が、今回の工芸品お土産でした。窯元へお邪魔して選ばせて頂いたので、色々な試みの陶器を拝見しながらでした。ご家族で作陶されている窯元とのことです。天目茶碗もあり、それはさすがに高額でしたが、こちらの予算をお伝えしたらそれに合う物を出して頂けました。この窯元では作陶体験もできるようです。
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11:00-12:00
雲仙をあとにして島原半島を南下。「島原の乱」の舞台となったお城、原城跡に向かいました。交通量の多い道路から脇に入り、草原の間を山へ登っていくような道を行くと小さな案内が。駐車場などもそれほど整備されておらず、言われないと「世界遺産」と気づかないような素朴な一角です。ぼうぼうと草が繁り、木々に囲まれていました。蒸し暑い夏の日の原城跡は、日差しを遮るものがなく大変でしたので、帽子や日傘は必携です。
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12:00-12:00
島原の乱の首領とされる天草四郎の銅像は、はるか海の沖の方を向いて、手を合わせていました。まだほんの少年であった四郎が、乱を率いて信仰のために戦った当時を思い起こし、四郎が海の向こうに何を見つめていたのかに思いを馳せました。
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12:00-13:00
原城跡で、キリシタン弾圧の歴史を刻む地を見学したあとは、今度は島原半島の真ん中を、車で北へひた走り、諫早へ向かいました。その途中で「谷水の棚田」を通っていきます。棚田なので当然ですが、山の斜面に段々状に田んぼが連なっていて、ちょうど青く伸び始めた稲が、日の光を受けてつやつやとしてきれいな景観でした。山を登っていくと高台から見下ろすことができます。棚田の向こうには、遠く海が広がっていて、素晴らしい眺めでした。
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14:00-15:00
諫早湾干拓事業についてはニュースや新聞で接していましたが、実際に行ったことはありませんでした。今回島原半島から長崎空港へ向かう途中で堤防道路を通りました。画像は、車中から撮影したものです。
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15:00-15:00
諫早湾の堤防道路の真ん中に、駐車場と展望台がありました。干拓事業についての説明パネルなども設置されていて、これから長い年月をかけて湾の一部を干拓していくことが説明されていました。すでに陸地になっている箇所もありました。やはり実際に現地に行って見て、初めて理解できることがあるんだなとあらためて思いました。
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15:00-16:00
長崎駅前で借りたレンタカーを長崎空港店で乗り捨て返却。長崎空港にほど近い窓口で手続きもスムーズで便利でした。レンタカーの中に忘れ物をしていたため、空港に着いてからもう一度送迎車がお店に戻り、忘れ物を取ってきてくださいました。親切なご対応ありがとうございました。
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16:00-17:00
長崎空港は、じつは世界初の本格的な海上空港なのだそうです。長崎県自体、湾をはさんでいたりして複雑な地形ですものね、確かに海上を利用できると効率的なのかもしれないなーと、思いました。
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17:00-20:00
長崎での3日間、とにかくおいしいものをたくさん食べました。長崎ちゃんぽん、卓袱(しっぽく)料理、ミルクセーキ、具雑煮、かんざらし。そして最後は長崎空港の「ログキット」にて佐世保バーガーを。今回佐世保には行けなかったのですが、佐世保バーガーはどうしても食べたかったので、締めに頂きました。あとは、角煮まんじゅうとカステラをお土産に買って長崎空港から羽田へ。おいしいものいっぱい、見どころいっぱいの長崎2泊3日。そして、平和を祈る気持ちもあらたにしてくれた長崎の地でした。
平和を祈り異国情緒を感じる長崎市内観光と、湯煙の雲仙・島原半島
1日目の旅ルート
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