2024.02.06

黒部ダムまでの新ルート！2024年注目の「黒部宇奈月キャニオンルート」を紹介

長野県から富山県を結ぶ立山黒部アルペンルートにある黒部ダムは、日本を代表する景勝地の一つ。そして2024年、新しく「黒部宇奈月キャニオンルート」が一般開放・旅行商品化されます！

今回は、雄大な自然と電源開発の歴史を感じられる、黒部宇奈月キャニオンルートの見どころをご紹介します。

※この記事は2023年11月17日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。

記事配信：じゃらんニュース

電源開発の歴史を体感する「黒部宇奈月キャニオンルート」がスタート。

地底に広がる迫力の電源施設と秘境の絶景を目の当たりに。

これまでは、立山黒部アルペンルートの立山駅または扇沢駅からの2択だった黒部ダムへのアクセスに、新ルート「黒部宇奈月キャニオンルート」がお目見え。1963年竣工の黒部川第四発電所などの建設に伴い、日本電力や関西電力が工事用に整備したルートで、2024年6月30日から一般開放・旅行商品化されることに。

日本一のV字峡・黒部峡谷の欅平から黒部ダムまで、全長は約18km。国立公園の大自然を守るため地底に造られた多様な電源施設や設備を、非日常の乗り物を乗り継いで見学する道中は驚きの連続！ 電源開発の歴史を肌で感じる希少な体験をぜひ。

旅のメモ
富山県が手がける「黒部宇奈月キャニオンルート」の宿泊がセットになった旅行商品は、2024年1月29日から販売開始予定。現時点では調整中の内容が多いため、公式サイトで最新情報を確認してお出かけを。

【黒部宇奈月キャニオンルート】

黒部奥山の雄大な景色と、大正～昭和の電源開発の軌跡を体験できる新観光ルート。年間の受入れ人数が限られており（2024年度は約8000人）、宇奈月温泉などでの宿泊がセットになった旅行商品として販売される。

欅平駅～黒部ダムまでの見どころをご紹介！

竪坑エレベーター【富山県・黒部市】

山中を垂直に貫くエレベーターは200mの高低差を2分で移動。急峻な地形で鉄道の延伸が困難なことから1939年に建設され、当時は高低差日本一を誇った。

竪坑展望台【富山県・黒部市】

エレベーターを欅平上部で降車後、歩いて移動。展望台では真正面に標高1543mの奥鐘山の全景を望み、白馬三山の一峰・白馬鑓ヶ岳などの山々も見られる。

蓄電池機関車【富山県・黒部市】

欅平上部から蓄電池機関車がけん引するコンパクトな車両に乗り込み、黒部川第四発電所へ。約32分の道のりの途中で、高熱隧道を通過する。

高熱隧道【富山県・黒部市】

掘削時に岩盤の温度が160℃を超え、ダイナマイトの自然発火が起こるなど、工事が難航したエリア。現在も40℃ほどあり、列車内にも硫黄臭や熱気が伝わってくる。

仙人谷【富山県・黒部市】

高熱隧道を抜け、トンネルの外の仙人谷へ。標高859mの鉄橋からは手前に仙人谷ダム、背後に山々と落差165mの雲切の滝、眼下に黒部川の清流が望める。

インクライン【富山県・黒部市】

黒部川第四発電所からはインクラインに乗車。機材や資材を輸送するために建設された装置で、長さ815m、斜度34度の急傾斜を20分かけて昇降する。

裏剱【富山県・黒部市】

インクライン上部からは黒部トンネル専用バスで移動。途中下車するタル沢横坑の展望台からは、剱岳を富山平野とは反対方向から眺める「裏剱」の絶景が！

黒部ダム【富山県・立山町】

美しく巨大なアーチ式ダム。期間限定の観光放水は必見。

富山と長野の県境にあり、大自然の中で数多の困難を乗り越えて1963（昭和38）年に完成した巨大ダム。迫力満点の観光放水を、展望台やレインボーテラスなど複数のポイントから見学できる。

黒部湖遊覧船ガルべ【富山県・立山町】

満水時の湖面の高さが1448mと日本一の高さを航行し、黒部湖を約30分かけて周遊。立山連峰と後立山連峰を両岸に黒部峡谷の雄大な眺めを満喫あれ。

※掲載情報は2023年11月17日時点のものです。休業日や営業時間・イベントの実施有無など、施設により変更や中止の可能性があるため、おでかけ前に必ず最新情報をご確認ください。

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