全国のシュノーケリングが楽しめる絶景ビーチと海水浴場を紹介します。
宮之浜や浮島海水浴場などのカラフルな魚たちやサンゴ礁が見られる場所だけでなく、ウドノス海岸やニシハマビーチなどでは、運が良ければウミガメに出会えるかもしれません。透明度が高く、海の中を快適に泳げるおすすめの場所を集めました。
ダイビングよりも手軽にできるシュノーケリングで、海中世界を覗いてみませんか?
シュノーケリングとは?
シュノーケリングは、主に浅瀬で楽しむマリンスポーツです。専門知識や特別な機材が必要になるスキューバダイビングや、スキルとテクニックが伴うスキンダイビング(素潜り)と比べると、泳ぎが苦手な人や子どもでも気軽に体験できるのが魅力です。
用意するアイテムは、マスクやフィン、シュノーケリングベストなど。現地でレンタル可能なケースも多いですが、自分のサイズにあったものを用意すると、より快適に楽しめますよ。
【秋田県】滝ノ間海水浴場
磯遊びや釣りもできる岩浜は、遠浅でシュノーケリングにぴったり

秋田県・八峰町の「滝ノ間海水浴場」は砂浜よりも岩場が多いのが特徴で、カニや小魚を捕まえるなど、磯釣りや磯遊びに向いており、夏の時期には多くの人でにぎわいます。
遠浅の海岸で泳ぎやすくサーフィンは禁止されているので、小さな子どもやシュノーケリングを始めたばかりの人にもおすすめ。ごつごつとした岩場で足元には注意が必要なため、マリンシューズやビーチサンダルを用意しておくといいですよ。
(画像提供:八峰町観光協会)
【東京都】宮之浜
たくさんのサンゴ礁や、カラフルな熱帯魚の種類も豊富

東京都港区の竹芝客船ターミナルから定期船で約24時間かけて到着する、小笠原諸島・父島。抜群の透明度を誇る水質と多種多様な海の生き物に出会え、シュノーケルやダイビングを楽しみたい人にとってぜひ一度は訪れたい場所です。島内にはシュノーケリングスポットが多数点在しています。
中でも「宮之浜」は、波がとても穏やかな弓なりの海岸で、海の中にはアザミサンゴやノウサンゴといった多数のサンゴ礁が発達。ツノダシやロクセンスズメダイなどのカラフルな熱帯魚が泳いでいます。水がとても澄んでいるので、シュノーケリングにイチオシのスポットです。
海辺には屋根付きのデッキもあり、思いっきり遊んだ後は、用意したドリンクなどでゆっくりくつろぐひとときを過ごすのもいいですね。
(画像提供:小笠原村)
【東京都】兄島海域公園
大小様々な熱帯魚が泳ぎ、まるで水族館のよう

東京から南へ約1000km離れた場所にある、東京都小笠原村・父島列島の一つ、兄島。透明度が高く、海中の景観が優れているため、一帯が「海域公園」として保護されています。水中に潜ると、大きく成長したサンゴ礁の群集や色とりどりの華やかな熱帯魚が泳いでいる様子を見られるのもポイント。
「兄島海域公園」までは、父島の二見港から船で約20分です。シュノーケリングを楽しむにはツアーへの参加が必要なので、小笠原旅行を計画する際には合わせてチェックしてください。
(画像提供:小笠原村)
【東京都】中の浦海水浴場
どこまでも広がる、心癒やされるエメラルドグリーンの海

東京都港区の竹島客船ターミナルから高速ジェット船で約3時間の式根島は、豊かな自然に囲まれた伊豆諸島の一つ。おすすめのシュノーケリングスポット「中の浦海水浴場」は、島内でも多くの魚を観賞できるとも言われる場所です。ごろごろとした岩場と白砂が広がる海水浴場には、シーズン中はライフガードが常駐。
浜付近にはサンゴ礁が多く、遠浅で見通しの良い海底なので、泳ぎに自信がなくても比較的簡単に見に行けます。カンパチやルリスズメダイなどの他、運が良ければウミガメにも遭遇できるそうですよ。
(画像提供:一般社団法人式根島観光協会)
【神奈川県】琴ヶ浜海岸
海辺の散歩にもおすすめのシュノーケリングスポット

神奈川県の真鶴半島北側に位置する「琴ヶ浜海岸」。海岸沿いには遊歩道が整備されており、天気のいい日にウォーキングすると心身がリフレッシュされます。
海中には岩場が多いため、やや上級者向きのシュノーケリングスポットですが、海岸沿いは比較的波が穏やかなので初心者や子ども連れでも遊べます。沖まで出なくても、50cmを超える大きな魚を見かけることもあるそう。
周辺には地魚にこだわる海鮮料理店などがあり、休憩できるのも嬉しいですね。
(画像提供:公益社団法人神奈川県観光協会)
【神奈川県】荒井浜海水浴場
浅瀬が多く、初心者や家族連れでも訪れやすい

神奈川県三浦市の「荒井浜海水浴場」は、2001年に「日本の水浴場88選」に選ばれた、相模湾を見渡せる景色の美しい海岸です。ビーチの長さは約150mと小さいものの、波の影響を受けづらく、浅瀬でも魚と会うことができるので気軽にシュノーケリングを楽しめます。
磯浜もあり、泳ぎが苦手な人でも魚釣りや磯遊びが可能。いろいろな種類の魚やカニ、ヤドカリも生息しています。
神奈川県三浦市三崎町小網代
三崎口駅よりバスで約13分/三浦縦貫道高円坊出口より約20分
あり(無料)
「荒井浜海水浴場」の詳細はこちら
「荒井浜海水浴場」の口コミ・周辺情報はこちら
(画像提供:一般社団法人三浦市観光協会)
【福井県】水晶浜海水浴場
抜群の透明度を誇る海で優雅に泳ぐ魚たちをウォッチング

福井県・美浜町の「水晶浜海水浴場」は、県内外から多くの人が訪れる若狭湾に面した海水浴場で、砂粒が細かく水晶のようにキラキラ光る白い砂が特徴。
海はクリアで透き通っており、波も穏やかなので、シュノーケリング初心者でも遊べるスポットです。綺麗な海で魚と泳ぐのはもちろん、周辺に広がる巨大な岩の集まりや、白い砂浜を見てゆったりとした時間を過ごすのもいいですね。
日が沈む頃には夕日が水平線を真っ赤に染める、風光明媚な風景も一見の価値ありです。
福井県三方郡美浜町竹波
敦賀駅よりタクシーで約20分/舞鶴若狭自動車道若狭美浜ICより約20分
あり(有料)
「水晶浜海水浴場」の詳細はこちら
「水晶浜海水浴場」の口コミ・周辺情報はこちら
(画像提供:一般社団法人 若狭美浜観光協会)
【静岡県】田子瀬浜海水浴場
海底まではっきり見えるので生き物観察にぴったり

静岡県・西伊豆町にある全長約60mの「田子瀬浜海水浴場」は、石が転がるこぢんまりとした海水浴場です。水質がよく波の穏やかな日が多いため、魚の観察にはもってこいの環境。水深は3m程度なので、シュノーケリング初心者でも満喫できます。
シーズン中は監視員が常駐し、シャワーがあるのも嬉しいポイントです。
沖合100mほどの距離にある尊之島まで、泳いで渡ることもできるそう。島周辺ではソラスズメダイやオヤビッチャなどのトロピカルな魚たちが生息しています。
静岡県賀茂郡西伊豆町田子
東名高速道沼津ICより約90分
あり(夏期有料)※駐車場利用は要事前予約
「田子瀬浜海水浴場」の詳細はこちら
「田子瀬浜海水浴場」の口コミ・周辺情報はこちら
(画像提供:西伊豆町観光協会)
【静岡県】浮島海水浴場
磯遊びも楽しめる!奇岩に囲まれた入り江の海水浴場

静岡県・西伊豆町の「浮島(ふとう)海水浴場」は、入り江になっており波も穏やかな全長約100mの石浜の海水浴場です。ソラスズメダイやオヤビッチャといった熱帯魚をはじめとした、バリエーション豊富な魚を見られるのが特徴。
シュノーケリングでの見どころポイントは3つあり、それぞれ異なる景色が広がっています。海岸から海に向かって右側は岩場の洞窟になっており、深さ3m程の場所をイワシの群れが通ることもあるそう。中央の入り江は波も穏やかで、大きな石の間から顔を出すウツボやカニに出会えるかもしれません。左側は、魚の群れにたくさん遭遇する浅めのポイントです。
(画像提供:西伊豆町観光協会)
【静岡県】岩地海水浴場
“東洋のコートダジュール”の異名を持つ場所

高い透明度を誇る、穏やかな入り江を利用した静岡県・松崎町の「岩地海水浴場」。岩場近くの海中を覗くと、色とりどりの魚の姿が見られます。
エメラルドグリーンの海、海岸沿いに立ち並ぶ建物のウコン色の屋根、白い砂浜のコントラストが生み出す風景は、“東洋のコートダジュール”と称されるほどの美しさです。
砂浜の真ん中には、舟の形をした無料の露天風呂がありますよ。※2025年度の開設は未定。詳しくは公式ホームページ、またはSNSをチェックしてください
(画像提供:松崎町観光協会)
【高知県】久保浦海岸
エメラルドグリーンの広大な海岸でシュノーケリングを満喫

高知県宿毛市の片島港から船で約90分の場所にある離島・沖の島。島内の「久保浦海岸」は、大部分が丸石、一部分だけが砂浜で形成された海岸です。トイレ、更衣室、シャワーが揃っており、磯遊びをするにもぴったりな場所。
海の中をのぞいてみると、ダイナミックな地形に生育するサンゴ礁、色とりどりの熱帯魚、運がよければウミガメ、イルカにも出会えるそうです。
(画像提供:一般社団法人 宿毛市観光協会)
【熊本県】茂串海水浴場
コバルトブルーの海と、自然のままの地形が魅力的

ウミガメの産卵場所として知名度がある熊本県天草市の「茂串(もぐし)海水浴場」は、海中に砂浜と岩場の部分があり、たくさんの熱帯魚が泳いでいます。
浅瀬でも色鮮やかな魚たちと出会えるので泳ぎが苦手な人にもぴったり。シャワー(100円)や更衣室もあり、シュノーケリング前後の準備がしやすいのも嬉しいポイントです。
夕日が藍色の海を朱色に染める景色はとても感動的で、ロマンチックな雰囲気を堪能できます。
(画像提供:一般社団法人 天草宝島観光協会)
【鹿児島県】百合ヶ浜
キラキラ輝く海を泳ぐ、南国ならではのカラフルな魚たちに注目

鹿児島県・与論島(よろんとう)の大金久海岸沖合約1.5kmにぽっかり浮かぶ「百合ヶ浜」は、例年春から夏にかけて中潮から大潮の干潮時だけに姿を現す真っ白な砂浜です。限られた時間のみ現れるため“幻の砂浜”と呼ばれています。
エメラルドグリーンの海面は、太陽の光でキラキラと輝き、その景色はまさに地球の楽園。シュノーケルツアーでは、南国らしいカラフルな魚を見ることが出来ます。
島内のマリンスポーツ事業所にて様々な百合ヶ浜ツアーをしているので事前に予約するのがおすすめです。
(画像提供:ヨロン島観光協会)
【鹿児島県】ウドノス海岸
泳ぎやすい穏やかな波のビーチで、魚たちやサンゴ礁をチェック

鹿児島県・与論島の繁華街・茶花(ちゃばな)の市街地からすぐそばにある、波が穏やかで泳ぎやすい「ウドノス海岸」。
ビーチの右奥には人がギリギリ通れるほどの小道があり、潮が引いた時だけ歩ける場所になっています。木と岩の間をくぐったりと、探検スポットとしても遊べます。
シュノーケリングするならマリン事業者のツアーがおすすめ。少し沖の方まで行くとサンゴ礁の群生地が広がっており、緑色の大きなサンゴと遭遇できます。また、与論島周辺にはウミガメがたくさんいるので、運がよければ出会えますよ。
(画像提供:ヨロン島観光協会)
【鹿児島県】倉崎海岸
幻想的な海の色が魅力!「奄美クレーター」にある海岸

鹿児島県・奄美大島の「倉崎海岸」は、隕石が落下した跡といわれる「奄美クレーター」の中で、白い砂浜とブルーグリーンの海が楽しめるビーチです。
波も比較的穏やかで水深も浅め。岸から少し行くと、砂地の上にサンゴ礁が点在し、砂浜にはたくさんのサンゴの破片が落ちています。ウミウシやハナヒゲウツボなど様々な生物が生息しているうえ、波打ち際の穏やかなエリアでも魚を観察することができますよ。
(画像提供:龍郷町役場企画観光課)
【沖縄県】真栄田岬
神秘的な青い海が広がる「青の洞窟」で満喫

沖縄県・恩納村の「真栄田岬(まえだみさき)」は、隆起したサンゴ礁が突き出した岬で、東シナ海に浮かぶ伊江島と本部半島が一望できるスポット。
岬から海まで階段が設置されているので、ボートで沖まで出なくても浅瀬でゆっくりとシュノーケリングに慣れることができるのも嬉しいポイント。また、岬から100mほど泳いだ場所には、「青の洞窟」として知られる自然に造られた海中洞窟があり、太陽の光でキラキラと輝く青い海の色を眺められます。
展望台から見える岬周辺の景色は写真映えするので、思い出に記念撮影をするのもいいですね。
(画像提供:株式会社まえだ)
【沖縄県】古座間味ビーチ
サンゴ礁に群れる熱帯魚との泳ぎを満喫

沖縄県那覇市にある泊港から高速船で50分の距離にある、座間味島。島内のメインビーチ「古座間味(ふるざまみ)ビーチ」は、真っ白なサンゴ粒の砂浜とどこまでも透明な海の青との対比が美しい海岸です。
波打ち際から数m泳げば、色とりどりの熱帯魚を見られます。砂地の海底は明るいので、サンゴ礁の間を縫うように泳ぐと様々な海の生きものを見ることができますよ。泳ぎ疲れたら、遠くの島影を見ながら広い砂浜でのんびり過ごすのもいいですね。
(画像提供:座間味村役場)
【沖縄県】ハテの浜
真っ白な砂と青い海のコントラストが美しい砂州

「ハテの浜」は沖縄県・久米島の東に位置する、砂浜でできた砂州。白砂の浜が7kmに渡り続いている光景は、SNS映え必至の美しさです。波はとても穏やかで、海水浴やシュノーケリングにもぴったりなスポット。
久米島にある船着き場「泊フィッシャリーナ」から「ハテの浜」まではボートで20分ほどの距離で、島内のホテルからシュノーケリングができるオプショナルツアーが用意されているので、事前に調べて参加するのがおすすめです。
(画像提供:一般社団法人久米島町観光協会)
【沖縄県】白保海岸
貴重なサンゴの群生地、石垣島のシュノーケリングスポット

沖縄県・石垣島の東部に位置する「白保海岸」は、世界でも有数のサンゴの群生地。海に潜るとアオサンゴの大群落や、巨大なハマサンゴ、ウスコモンサンゴなど70種類のサンゴ礁が生息し、別世界が広がっています。海中に広がる色とりどりの造形美を見に、国内外から何度も訪れる人がいるそう。干潮時は沖まで歩いて行けるため、初心者でも気軽に海の中を満喫できるのも嬉しいポイント。

10kmにもわたる天然の白い砂浜には、粗いサンゴの破片が転がっているのでマリンシューズやビーチサンダルを用意していくのがおすすめです。
(画像提供:NPO法人 夏花)
【沖縄県】ニシハマビーチ
ウミガメも泳ぐ、“波照間ブルー”の海を満喫

沖縄県・波照間島の青い海は、その特有の美しさから“波照間ブルー”と呼ばれています。中でも、「ニシハマビーチ」はまるで映画に出てくるような綺麗な白い砂浜と、流れるようなゆるやかな風、どこまでも透き通る海の色に、何も考えずにゆったりとしたくなるような雰囲気のビーチです。
シュノーケリングで海を覗けば、カラフルな熱帯魚がいっぱい!エイやウミガメが泳いでいることも。ビーチのそばにはシャワーやトイレ、休憩所などもあるので、利便性も抜群です。
夜には南十字星が見られることもある、星空の絶景スポット。シュノーケリングを楽しんだ後は満天の星を眺めるのもいいですね。
(画像提供:竹富町観光協会)
※この記事は2025年4月30日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
※掲載の価格は全て税込価格です。
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。
VG探究部
グルメ、スポーツ、旅行、結婚など様々な分野の「もうちょっと知りたい」を発信