函館朝市の全体像
函館朝市は、函館名物・海鮮丼などが食べられる食堂が集まる「どんぶり横丁市場」、朝市の原点であり生産者の直売所もある「函館朝市ひろば」、さまざまな物産店が軒を連ねる「えきに市場」、さらには、昔ながらの趣が漂う「塩干市場」などなど、合計9つのエリアで構成されています。



函館朝市の楽しみ方
美味しそうな海鮮を、見て・食べて楽しむ!
それぞれのエリアを散策していると、目に飛び込んでくるのは美味しそうな魚介類の数々。
カニやホタテをはじめ、冬から春にかけてはヤリイカがおすすめ。身がやわらかく甘みもあり、刺身にすると絶品です。
市場ならではのコミュニケーションを楽しむ!
店員さんとの会話も朝市の楽しみの一つ。
今回も、「ゲソが短いのがヤリイカだよ」と、真イカとヤリイカの見分け方を教えてくれました。
店員さんの気さくな雰囲気に、つい時間を忘れて立ち話に夢中になってしまいます。
イカ釣りを楽しむ!
そして、市場内にはアクティビティもあるんです。それが、えきに市場内にある「活いか釣堀」。
生簀の中を元気に泳ぐイカを針でひっかけて釣ります。
釣ったイカは、その場でさばいて、刺身にして提供。
新鮮なプリプリの食感を楽しむことができます。
[営業時間]6時~13時30分
[定休日]【1~6月】第3水曜【7~9月】無休【10・11月】第3水【12月】無休
[料金]1尾時価(釣り代・調理代込み)
お土産も手に入れて楽しむ!
また、おみやげには「いかそのまんま煎餅」がおすすめ。
刺身としても食べられる新鮮なイカを特製のタレに漬けこんだ後、3回にわたり手作業でプレス。
仕上げに濃縮出汁エキスを塗って2時間乾燥させるという、手間のかかった手作り煎餅です。
香ばしいイカの香りと、パリパリの食感がたまりません。
[営業時間]7時~14時
[定休日]水曜
[料金]いかそのまんま煎餅 1尾500円~
朝市のはじまり
函館朝市のはじまりは、終戦の年である1945年。函館近郊で農業を営む人々が野菜などを持ち寄り、現在のJR函館駅広場の隅で露天を開いたことからスタートしました。当時は食料不足の真っただ中。配給以外の食料を手にすることは違法行為だったので、ヤミ市としてみなされていました。
それから約10年後に現在地へ移転。野菜だけでなく、その日、陸揚げされたばかりの新鮮な魚介類を売る漁師、さらには衣料品や雑貨などを扱う商人も集い、今では約250店舗から成り立つ、一大観光スポットへと成長しました。
[住所]北海道函館市若松町9-19
[営業時間]【1~4月】6時~14時過ぎ【5~12月】5時~14時過ぎ(店舗により異なる)
[定休日]無休(店舗により異なる)
[アクセス]JR函館駅から徒歩約1分
[駐車場]約350台(朝市大駐車場・朝市第1駐車場)※函館朝市協同組合連合会推奨店にて1店舗につき2100円以上ご利用で、朝市大駐車場90分間、朝市第1駐車場60分間無料。駐車券1枚につき1回限り有効。複数店舗の合算ではサービスを受けることはできません
「函館朝市」の詳細はこちら
※この記事は2018年1月時点での情報です
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください
宮本 育
札幌在住のフリーライター。仕事柄、さまざまな土地を訪ねることが多いですが、プライベートでも時間があると、ふらりと出かけてぶらぶらするのが好き。夢は、「路線バスで行く、日本海・酒めぐりの旅」。