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2018.04.13

【北海道】気ままひとり旅におすすめのプラン9選♪地元ライターがエリア別に紹介!

近年、女性のひとり旅が増えています。
そこで、生まれも育ちも北海道、札幌在住歴24年のライターが、北海道への一人旅にうってつけのスポットや遊び方をエリア別にご紹介。
大自然の絶景はもちろんのこと、歴史的建造物からアウトドアスポーツ、スイーツなどなど、北海道ならではの楽しみ方が目白押しですよ!

記事配信:じゃらんニュース

≪目次≫
プラン1【札幌】札幌市電で街めぐり
プラン2【札幌】定山渓で贅沢グルメ&温泉
プラン3【小樽】ノスタルジックな運河散策
プラン4【ニセコ】アウトドアでストレス発散
プラン5【東川】大雪山旭岳でなごり雪観賞
プラン6【帯広】十勝スイーツをはしご&堪能
プラン7【函館】元町散策で歴史めぐり
プラン8【知床】世界自然遺産で大自然を満喫
プラン9【天売島】離島の海鳥ウトウに出遭う

プラン1【札幌】札幌市電で街めぐり

札幌市電に乗って主要観光スポットをぐるりと観光

札幌市内を観光するなら、札幌市電(路面電車)がおすすめです。

札幌市電
札幌市電

札幌市電の歴史は古く、その前身である馬車鉄道が設立されたのは1909年。当時は石材を運搬するためのものでしたが、1912年には石材の運搬に加えて旅客の運送も始め、これによりやがて市電となる基礎が作られました。

その後、1918年に当時民営にて路面電車が開通しましたが、1927年には市営化され、以後、札幌市民の移動手段として利用されています。

2015年から路線がループ化し、市内観光スポットへのアクセスがさらに便利になりました。

大通公園

大通公園
【西4丁目停】大通公園

札幌の象徴ともいえる「大通公園」。
西4丁目停から駅前通を北へ約2分歩くと、背後にさっぽろテレビ塔がそびえる、大通公園を見られます。

札幌狸小路商店街

札幌狸小路商店街
【狸小路停】札幌狸小路商店街

北海道最古の商店街「札幌狸小路商店街」は、狸小路停からすぐ。
狸小路7丁目まで散策し、西8丁目停から乗るということも可能です。

「札幌狸小路商店街」の詳細はこちら

中島公園

中島公園
【中島公園通停】中島公園

豊かな自然に囲まれた「中島公園」へのアクセスも便利です。
敷地内には、コンサートホールや人形劇場、天文台、文学館といった施設もあります。

藻岩山

札幌もいわ山ロープウェイ
【ロープウェイ入口停】札幌もいわ山ロープウェイ

ロープウェイ入口停から札幌もいわ山ロープウェイを利用し、標高531mの藻岩山へ。
ロープウェイでは中腹駅まで。そこから先はミニケーブルカーで山頂駅に向かいます。

山頂展望台からは、札幌の街並みをはじめ、日中は日本海石狩湾、増毛暑寒別岳も見ることができます。

「札幌もいわ山ロープウェイ」の詳細はこちら

札幌市資料館

札幌市資料館
【西15丁目停】札幌市資料館

西15丁目停から徒歩約6分で、歴史的建造物「札幌市資料館」があります。
1926年に建てられた札幌控訴院(裁判所)で、当時の法廷を復元した「刑事法廷展示室」が設置されています。

「札幌市資料館」の詳細はこちら

space1-15

週末の一人旅なら、ぜひこちらにも足を運んでみましょう。

space1-15
【西15丁目停】space1-15

一見、普通のマンションですが、建物内にはオーナーが集めた本を見ながらコーヒーを楽しめるカフェ、海外で買い付けたアクセサリーが並ぶ雑貨店、音楽好きの店主が営むレコード店など、さまざまなお店、工房、教室など20店舗以上が入っています。

入口はオートロックなので、入店の際は各店の部屋番号を押して呼び出しましょう。
まるで友だちのお家へ遊びに行くような、そんな楽しさがあるのもspace1-15の魅力です。

営業は午後からですが、お店によって時間が異なるので、詳細はホームページでご確認ください。

「space1-15」の詳細はこちら

■札幌市電
[営業時間]西4丁目停【外回り】始発6時25分 最終23時17分(中央図書館前行き)、【内回り】始発6時35分 最終23時25分(中央図書館行き) ※平成29年度冬ダイヤ(平成29年11月~平成30年3月)の時刻を記載
[料金]大人200円、こども100円(1乗車) ※土日祝および年末年始(12/29~1/3)限定の市電専用1日乗車券「どサンこパス」は市電車内などにて1枚360円で販売中。1枚で大人1名、こども1名が市電を1日中何回でも乗車可能
「札幌市電」の詳細はこちら

プラン2【札幌】定山渓で贅沢グルメ&温泉

料理人がもてなす食の宿「厨翠山」で贅沢な一人旅を満喫

札幌の奥座敷・定山渓。
さまざまな温泉宿が軒を連ねますが、2017年にオープンしたこちらのお宿で、贅沢なご褒美一人旅はいかがですか。

厨翠山
厨翠山
厨翠山
2階の和洋室

食べること、味わうことを大切にした、料理人たちがもてなすお宿で、女性客が一人で訪れることも少なくありません。

ここでの楽しみの一つは、広々としたカウンターでいただく夕食です。

厨翠山
20名ほどが座れる大きなカウンター

料理は、北海道各地から届く、旬の食材を使用。
カウンター席の目の前で調理し、もっとも美味しい出来たてがすぐさまテーブルに並びます。
盛り付ける器にもこだわった、贅沢な料理の数々に、おもわずため息がこぼれます。

厨翠山
料理一例
厨翠山
お凌ぎイメージ

料理の素晴らしさも感動的ですが、カウンターの向こうで、ひたすら料理と向き合う料理人たちの鮮やかな手さばきや真剣なまなざしにも、目を奪われます。

厨翠山
お客様の目の前で料理をふるまう料理人たち

しかし、食の楽しみは、夕食だけではありません。

厨翠山
ラウンジ

2階に設けたラウンジにて、夕食前はお茶と一緒にケーキなど、夕食後はお酒とともに自家製ポテトチップスやキッシュなど、翌朝は季節のフルーツなども楽しめるのです。
もちろん、ラウンジで提供されるお菓子やおつまみをはじめ、チェックイン前のウェルカムフード、客室に用意されているお茶請けも、すべて料理人による手づくり。

また、料理に使われるさまざまな種類の塩を、売店にて販売しています。
ちなみに筆者は、北海道八雲産の「万葉の詩塩」がお気に入り。
鶏肉との相性が良く、焼き鳥やチキンソテーなどを作るときに愛用しています。

厨翠山
料理で使用しているさまざまな塩を販売

贅を尽くした食でお腹を満たしたら、温泉へ。

厨翠山

檜造りの露天風呂

豊平川のせせらぎを聞きながら、季節の風を感じられる露天風呂で心も満たされます。
厨翠山は定山渓温泉街を流れる豊平川河畔の河床から自噴する3本の源泉を所有しており、それらのブレンド湯を楽しむことができます。

また、旅の思い出にこちらもおすすめです。

翠山窯
翠山窯

お宿から車で約3分の場所にある、自社工房「翠山窯」。
料理に使用されている器の一部はここで制作されており、陶芸体験も可能です。
初めての人でも丁寧に教えてくれるので気軽に挑戦できます。
【所要時間/約2時間(体験可能時間は10:00~16:00)】

翠山窯
たった一つの自分だけの器を作ってみては
■厨翠山
[住所]北海道札幌市南区定山渓温泉西3丁目4
[営業時間]チェックイン15時、チェックアウト11時
[アクセス]JR札幌駅より車で約60分
[駐車場]20台(無料)
[料金]1泊2食25500円~、陶芸体験付プラン29000円~ ※公式HP・電話予約での料金
「厨翠山」の詳細はこちら

プラン3【小樽】ノスタルジックな運河散策

風情ある「北運河」エリアで倉庫めぐり

小樽も一人旅にうってつけのエリア。
特に、北海道開拓の玄関口として発展した小樽運河の周辺は、石造りの倉庫が今も点在しており、趣のある雰囲気です。

小樽運河
小樽運河

小樽運河が完成したのは1923年。
沖に泊めた大きな船からの荷揚げを効率的に行なうため、海面を埋め立てたものです。
この小樽運河のおかげで、艀(はしけ)と呼ばれる小舟に荷物を積んで、倉庫の近くまで行けるようになりました。

その当時の面影が残るのが、「北運河」と呼ばれるエリアです。

北運河エリア
北運河エリア

ここは運河幅が当時の40mのままで、小型船などが今も係留されています。

スタートは運河プラザ(小樽市観光物産プラザ)。
この建物は旧小樽倉庫で、小樽市内にある倉庫で唯一シャチホコをかかげている珍しいものです。

そこから北へ進むと、見えてくるのが「旧大家倉庫」です。

旧大家倉庫
旧大家倉庫

石川県出身の北前船船主・大家七平によって建てられた倉庫で、穀物や雑貨が保管されていたといいます。
小樽市指定歴史的建造物にも指定されており、運河地区の石造倉庫を代表するものの一つです。

次に、右側に見えてくるのは「旧北海製罐(株)小樽工場第三倉庫」です。

旧北海製罐倉庫(株) 小樽工場 第三倉庫
旧北海製罐倉庫(株) 小樽工場 第三倉庫

旧北海製罐倉庫(株)とは、水産缶詰用の缶を製造していた鉄筋コンクリート造の工場です。
運河沿いには、1921年から1935年にかけて建てられた倉庫があり、第三倉庫もその一つ。
石造り倉庫とは雰囲気の異なる近代的な見た目で、第三倉庫は当初から荷揚げをするエレベーターなども設けられていました。

さらに北へ進み、運河の端を超えると、「旧増田倉庫」「旧広海倉庫」「旧右近倉庫」が目に入ってきます。

旧増田倉庫
旧増田倉庫

昼間も素敵ですが、運河散策路に設けた63基のガス灯がともる、夜の小樽運河も見逃せません。

■小樽運河
[住所]北海道小樽市港町
[アクセス]JR小樽駅より徒歩約8分
「小樽運河」の詳細はこちら

宮本 育   宮本 育 

札幌在住のフリーライター。仕事柄、さまざまな土地を訪ねることが多いですが、プライベートでも時間があると、ふらりと出かけてぶらぶらするのが好き。夢は、「路線バスで行く、日本海・酒めぐりの旅」。

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