エリア5. 魔女の谷
“魔女”が登場する作品の世界が広がる
ジブリ作品の中でも『魔女の宅急便』『ハウルの動く城』『アーヤと魔女』といった、魔女が登場する作品をイメージしたエリア。随所にヨーロッパらしさが感じられます。
魔女の口


魔女の谷の入口ゲート前にあるオブジェ。『アーヤと魔女』に登場する魔女、ベラ・ヤーガをイメージした顔が大きな口を開けて来園者を出迎えます。
口をくぐった先にはタイル張りの時計オブジェやすべり台、タワーが配置され、フォトスポットとしてもおすすめです。
ハウルの城

『ハウルの動く城』に登場した、生き物のような形の建物です。高さは約20mもあり、1時間に数回程度、城の一部が動いて煙を吐き出す様子は大迫力!


内部に入ると、1階は居間でカルシファーの炉や流し台、テーブル、ソフィーの部屋などがあります。2階ではハウルの寝室やハウルの衣裳部屋、ハウルのアトリエのほか、浴室やマルクルの部屋を見られますよ。
メリーゴーランド

「ジブリパーク」の乗り物遊具は魔女の谷に二つあり、“年に一度、村にやってくる移動遊園地”をイメージしています。一つ目が「メリーゴーランド」です。
屋根には『ハウルの動く城』のハウルとソフィーの装飾がされていて、乗車中は特別にアレンジされた同作品のメインテーマ「人生のメリーゴーランド」が流れます。


『魔女の宅急便』や『ハウルの動く城』、『もののけ姫』といった作品に登場する乗り物や動物・キャラクターをモチーフにした装飾は、ここでしか見られないものばかり。
混雑状況によっては、営業時間中に「のりもの券」の販売を終了する場合があるので、絶対乗りたい!という人は早めに利用しましょう。
[料金]3~12歳500円、13歳以上1000円
※荒天時運行中止
フライングマシン

もう一つの乗り物遊具が「フライングマシン」。『天空の城ラピュタ』をモチーフにした子ども向けの乗り物遊具です。中心には、ラピュタとタイガーモス号がいますよ。
利用できるのは子どもと付き添いの大人のみ。こちらも混雑時は販売終了する場合があるので早めに訪れましょう。
[対象年齢]3~12 歳 ※大人のみの利用不可。付き添いの場合のみ、子ども1名に対し大人1名利用可(有料)
[料金]1名500円
※雨天時運行中止
噴水

石を基調とした円形の広場には噴水が配置され、時間によって大きく水が跳ね上がります。隣接するデッキにはベンチが備わっているので休憩にもぴったりですよ。水が遠くへ飛び出す仕掛けがあるので探してみては?
グーチョキパン屋


『魔女の宅急便』の主人公キキと黒猫ジジが暮らしたパン屋さんでは、実際にパンを購入することができます。作品のモチーフとなったヨーロッパで日常的に親しまれる商品から、「ナポリタン(480円)」や「ういろうカヌレ(600円)」といった「ジブリパーク」オリジナル商品まで、様々な種類が販売されています。 ※パンはなくなり次第販売終了

パン屋から裏庭に回り階段を上ると、その先には魔女の修行に励むキキたちの屋根裏部屋。キキやジジが寝泊まりした部屋は小物も映画の世界そのもの!引き出しを開けてもOKなのでじっくりと見学しましょう。
ハッター帽子店



『ハウルの動く城』の主人公ソフィーが切り盛りする帽子店。2階建てで、ヨーロッパの伝統的な木造建築技法であるハーフティンバー様式が印象的です。
1階のショップではオリジナルの帽子やキャンディーなどが販売されています。中庭から建物の奥に進むと、ソフィーが帽子を製作する作業場もあります。

中庭から2階に上がると魔女や魔法にまつわる書籍がそろう書店「魔女の本棚」に行けます。『魔女の宅急便』の原作ほか、絵本や専門書など様々な本が並べられていて、実際に購入することができます。
オキノ邸


オキノ邸は、『魔女の宅急便』の主人公キキが魔女の修行に旅立つ前まで過ごした2階建ての家。家の前にある庭園では四季にちなんだ花や草が植えられています。
玄関から中に入ってすぐにあるのは、キキの母親・コキリが薬を作っている魔女の店です。1階ではほかにも客間や居間、台所が見学できます。

2階に上ると、キキの部屋や、魔女を研究している父親の書斎があります。
飛行機乗りの塔


『天空の城ラピュタ』のパズーや『魔女の宅急便』のトンボなど、ジブリ作品には空を飛ぶことに憧れる少年が登場します。飛行機乗りの塔は、そんな子ども達の家をイメージした遊び場です。
天井を見上げるとオーニソプター(羽ばたき式飛行機)が浮かんでいます。1階から2階へは小学生以下の子どものみ、梯子などで上がることができます。様々な仕掛けがあるので触ってみましょう。
魔女の家

『アーヤと魔女』の主人公、アーヤが引き取られた家。アーヤの寝室や魔女ベラ・ヤーガの作業部屋などが見学できます。


ベッドなどが置かれたアーヤの寝室はかわいい雰囲気。一方、魔女ベラ・ヤーガの作業部屋は怪しげで、ミステリアスな呪文の材料が所狭しと置かれています。
ほかにも、図書室やバスルーム、キッチンがありますよ。
ホットドッグスタンド ホット・ティン・ルーフ


黄色の外観が印象的なホットドッグスタンドではオリジナルメニュー「ネコの手ドッグ」を販売しています。
猫の手の形をしたパンは白と黒の2種から選べます。愛知県産の三河豚を使ったソーセージはアツアツでジューシー!フライドポテトやソフトドリンク、「魔女の谷のビール」 も注文できます。
空飛ぶオーブン

魔女の谷の入口近くにあるのが「ジブリパーク」の中で唯一、テーブル席で注文するレンガ造りのレストラン「空飛ぶオーブン」です。


メニューは、「ミートパイ」や「魔女の谷のシェパーズパイ」(2500円)をはじめとしたヨーロッパらしいオーブン料理に加え、「ナポリタンのキッシュ」(1850円)など「ジブリパーク」オリジナルのメニューも楽しめます。

スイーツメニューのほかオリジナルラベルの「魔女の谷のビール」(1100円)もあります。
13人の魔女団


個性的な棚に、魔女の谷にある建物やアイテムをモチーフにしたグッズ、『魔女の宅急便』『ハウルの動く城』『アーヤと魔女』をイメージした商品が並ぶショップです。

マグ 各4400円(3種)、Liberty.ポーチ 各1980円(4種)
オリジナルグッズが数多く取りそろえられており、陶磁器ブランド「ARABIA」と共同開発した食器、イギリスのブランド「LIBERTY」と共同開発したポーチ(1980円)やハンカチ(1540円)など、品質にもこだわった逸品が並びます。
お菓子や文房具もあるので、お土産探しにぜひ立ち寄りたいスポットです。
「ジブリパーク」をさらに楽しむQ&A
当日券の販売はある?

予約制のため「ジブリパーク」現地での販売はありません。「ジブリパークさんぽ券」は入場日7日前、17時からの販売です。
レストランやカフェはある?

カフェは「ジブリの大倉庫」の「カフェ 大陸横断飛行」。レストランは「魔女の谷」の「空飛ぶオーブン」があります。「魔女の谷」のテイクアウト店舗「ホットドッグスタンド ホット・ティン・ルーフ」では商品を購入後、近くのベンチなどで味わうことができます。
「ジブリパーク」外の「愛・地球博記念公園」内にはコンビニや軽食を販売する店もありますよ。
お弁当などの持ち込みはできる?
「ジブリパーク」内は飲食物の持ち込みが禁止されています(ペットボトルなど、ふた付きのものは可)。
「愛・地球博記念公園」内は食事可能な場所がたくさんあるので、天気の良い日は大芝生広場などにレジャーシートを敷いて食べるのもおすすめです。
愛・地球博記念公園内の移動方法は?
愛・地球博記念公園には無料バスが「東ルート」と「西ルート」の2ルート。「東ルート」は「ジブリパーク」のエリア間を移動でき、平日1時間2本・土日祝1時間3本が運行中です。

また、2024年3月16日(土)からは、愛・地球博記念公園の外周道路で「もののけの里」と「どんどこ森」を結ぶ「APMネコバス」が運行中。
スタジオジブリの宮崎吾朗監督監修のもと、『となりのトトロ』に登場する「ネコバス」をイメージして製作された車両です。車内のシートには毛足の長い素材が使われていて、ふわふわの触り心地。丸みを帯びた外観もかわいらしいですね。
通常の来園者が立ち入ることができない森の中を走行するので、四季折々の自然が楽しめるのも魅力です。

乗車すると、スタジオジブリの宮﨑駿監督が描き下ろしたネコバスのイラストと、鈴木敏夫プロデューサーがデザインした「APMネコバス」の題字がレイアウトされたカードがもらえます。裏面には宮崎吾朗監督がデザインしたジブリパークの地図が描かれていて、思い出になりますよ。
APMネコバス
[料金]片道 大人(中学生以上)1000円、子ども(4歳~小学生)500円
[営業時間]【平日】9時15分~16時30分【土・日・祝】8時15分~16時30分
※ジブリパークの施設ではありません。
お土産はどこで買える?どんなものがある?
主なショップは「ジブリの大倉庫」の「冒険飛行団」と、「魔女の谷」の「13人の魔女団」です。
「冒険飛行団」は全てのジブリ長編作品に関するグッズのほか、ジブリパークのオリジナル商品が豊富にそろっています。
「13人の魔女団」は「魔女の谷」をテーマにした商品が多く、『ハウルの動く城』や『魔女の宅急便』などの作品が好きな人は必見です。
愛・地球博記念公園にあるジブリ作品の世界にも注目!
実は、愛・地球博記念公園内にもジブリ作品の世界観に出合えるスポットがあるんです。公園は無料で出入り自由。
室内の遊び場「児童総合センター」や「スケートリンク」、四季折々の花が咲く「お花畑」なども楽しめるので、散歩がてら訪れてみるのもいいですよ。
猫の城遊具

『猫の恩返し』の「猫王の城」をモチーフにした小学生以下の子ども向け遊具。滑り台や迷路、ターザンロープなどが楽しめます。平日は無料(学校の長期休暇期間は有料)なのも嬉しいポイント。
稲楼門


名古屋市内にあった旧料亭の楼門を移築・復原した稲楼門(とうろうもん)。「ジブリの大倉庫」から「どんどこ森」へ向かう途中に建てられています。
『千と千尋の神隠し』に登場する「油屋」を思い出させる門を入ると「石人」のオブジェがお出迎えしてくれます。
ジブリの忘れもの


愛・地球博記念公園内に点在するベンチなどに、ジブリ作品に登場するアイテムが置かれています。
『天空の城ラピュタ』のゴーグル・鞄・ランタンや、『紅の豚』のドル袋など、どの作品のどのシーンか散策しながら探すのも楽しいですよ!
0570-089-154(ジブリパーク営業時間内)
愛知県長久手市茨ケ廻間乙1533-1 愛・地球博記念公園(モリコロパーク)内
【平日】10時~17時【土・日・祝・学校の長期休暇期間】9時~17時
火(祝日の場合は翌平日)、年末年始及びメンテナンスなど指定日
「ジブリパーク」の詳細はこちら
「ジブリパーク」のクチコミ・周辺情報はこちら
■愛・地球博記念公園
0561-64-1130
愛知県長久手市茨ケ廻間乙1533-1
【4~10月】8時~19時【11~3月】8時~18時30分 ※施設休館日は8時~17時30分
火(公園内の散策は可)
入場無料
「愛・地球博記念公園」の詳細はこちら
「愛・地球博記念公園」のクチコミ・周辺情報はこちら
■APMネコバス
「APMネコバス」の詳細はこちら
まとめ
名作アニメーションの世界にどっぷり浸れる「ジブリパーク」。見るところが多く、1日では足りないので何度も訪れたくなること間違いなしです。建物やオブジェにもこだわりがギュッと詰まっているので、作品を見てから訪れるとより楽しめますよ!
※この記事は2024年4月25日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
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じゃらん編集部
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