いつものような旅行ではなく、ちょっと特別な旅がしたい…。そんな時におすすめしたいのが「離れに宿泊できる宿」。
独立している客室はどこか別荘のようで、絶景露天風呂付き客室や、特別室、料理自慢の宿など、日常を忘れておこもりしたいときにぴったりの宿ばかり。温泉旅館やホテルでの過ごし方とは一味違った楽しみ方で、大切な人との特別な時間にゆったりと浸ることができる。
周辺の観光を楽しんで、宿に入ったらそこはもうプライベートな空間。日常の喧騒から離れ、ゆったりと湯あみを楽しんだり、二人だけ・家族だけの景色を心に刻んだり…。素敵な時間を過ごしてくださいね。
客室風呂で憩う宿
月のうさぎ【静岡県・伊東市】








細くしなやかな大名竹に覆われ、和の情緒たっぷりの小径を抜けて離れの客室へ。玄関から居間に入り、窓の外に目をやれば思わず嘆声が漏れるほどの広い芝生の庭に、湯をなみなみと注がれた温泉露天風呂。その先に大パノラマで広がる、大海原と大島の雄大な眺め。
滞在中、それが自分たちだけの空間である喜びを感じずにはいられない。川奈の海岸線にある『月のうさぎ』は離れ全8棟、すべての客室温泉露天風呂が海に面した造り。海面からおよそ130mの高台にあるため波音は遥か遠く、湯船から、客室から、海の情景に見惚れる。
信州から移築した母屋の個室食事処でいただく夕食は、伊勢エビ、鮑、キンメダイ、ふじやま和牛など伊豆周辺の豪華食材が続々と登場。牛肉は目の前で溶岩焼きにするなど、舌以外でも楽しめるよう工夫をこらしている。
離れの宿情報
[離れ客室]全8棟
[温泉風呂付き客室]8棟
[食事場所]個室食事処
[宿泊年齢条件]小学生以上
離れの宿 楓音【栃木県・那須塩原市】






塩原温泉を流れる清らかな渓流沿いに建つ。2021年春にロビー棟、大浴場、新客室の離れメゾネット3室が誕生。メゾネットは1、2階共に塩原の眺望を楽しむことができる。
客室は他にも3タイプ7室があり、いずれも独立した露天風呂と専用の庭がありプライベートな空間で気兼ねなく寛げると人気。個室ダイニングで味わう夕食は山里の宿ながら海の幸にもこだわる山海創作料理を提供。A5ランクとちぎ和牛をはじめとした旬の地元食材を使用した料理が並ぶ。
ロビーにはフリードリンクコーナーがあり、夕食後21時より生ビールやワイン・地酒などのアルコールが楽しめる。コーヒー、ソフトドリンク、アイスなどは随時無料なのもうれしいサービス。客室にも持ち帰り楽しめるところが、離れで過ごす夜の時間に彩りを添えてくれる。
離れの宿情報
[離れ客室数]全10室
[温泉風呂付き客室]10室
[食事場所]個室食事処
[宿泊年齢条件]なし
草屋根の宿 龍のひげ/別邸ゆむた【大分県・由布市】








地元で愛されている由布岳は、観光客もその眺めを楽しみに訪れるため、宿から由布岳が見えることが自慢のひとつに。敷地内にあるのは、離れ5棟の「龍のひげ」と、1棟のフォレストヴィラに5室が入った「別邸ゆむた」。いずれの客室からも由布岳が望めるだけでなく、離れの中には湯船に浸かりながらその姿を目にできるプレミアムスイートも。
絶景を独占できる、湯布院でも限られた空間だ。客室は和モダンや民芸調などすべて異なるデザインから好みで選べる仕組み。チェックイン後は基本的にスタッフの入室はなし。森と一体化した客室で、プライベートな時間を存分に楽しみたい。
離れの宿情報(龍のひげ)
[離れ客室数]全5室
[温泉風呂付き客室]5室
[食事場所]個室食事処
[宿泊年齢条件]10歳以上
天河山荘【熊本県・南小国町】




県道を離れ、細い山道を辿った先に現れる、隠れ家のような一軒宿。森に点在する離れは二間続きで、古民家風の落ち着いた空間だ。何よりも目を引くのは内湯の大きさ。大人4~5人が湯船に浸かり、足を伸ばしても余りある広さに驚く。
特別室「瑠璃」のお風呂も独創的。こちらは大露天風呂とジャグジー付きのお風呂で温泉を満喫できる。温泉プラスアルファの心地よさに疲れた体が癒やされていく。
「瑠璃」以外のスタンダードルームは内湯しかないかわりに、高台に2つの展望貸切風呂を用意。アクセスは小さなケーブルカーにて。部屋にこもったり、外の風を感じたりするうち、時間はまたたく間に過ぎていく。
離れの宿情報
[離れ客室数]全7室
[温泉風呂付き客室]7室
[食事場所]個室食事処
[宿泊年齢条件]12歳以下不可
美食に酔いしれる宿
別亭やえ野【群馬県・みなかみ町】











到着するとエントランスでスタッフがにこやかに出迎えてくれる。そのまま渡り廊下を歩き、客室の中へ。宿の入り口にフロントはなく、ルームチェックインというシステム。奥利根の大自然に抱かれた環境で離れがわずか4室、プライベートを重視した、別荘感覚で泊まれる宿だ。
館内のパブリックスペースは、エスプレッソマシーンが置かれたラウンジのみ。そのため、食事は朝夕ともに客室まで運ばれてくる。厨房を任されているのは、金川進料理長。銀座の老舗料亭で積んだ経験を糧に、独自の解釈を施した月替わりの懐石料理で勝負する。独自の解釈とは、地元食材を巧みに取り込むこと。
春の山菜、秋のきのこ、冬の根菜など奥利根周辺は食材の宝庫。県内に目を広げれば、希少な増田牛をはじめブランド肉の生産も盛んだ。食べることで旬を知り、訪れた土地を体感する。そんな一期一会の山の味覚が、滞在したゲストを魅了している。
離れの宿情報
[離れ客室数]全4室
[温泉風呂付き客室]4室
[食事場所]客室
[宿泊年齢条件]なし
じゃらん編集部
こんにちは、じゃらん編集部です。 旅のプロである私たちが「ど~しても教えたい旅行ネタ」を みなさんにお届けします。「あっ!」と驚く地元ネタから、 現地で動けるお役立ちネタまで、幅広く紹介しますよ。