5.日光金谷ホテル【栃木県・日光】
要人の舌を魅了してきたクラシックホテルが誇る名物。

ニジマスは川魚特有の臭みを消すため日本酒でフランベ。ソースはバターと醤油、砂糖を使用し、コクと旨みがたっぷり。こんがり香ばしい皮とふんわりした身の調和も秀逸だ。





明治時代が始まったばかりの1873年に創業、現存するリゾートホテルでは日本最古となる「日光金谷ホテル」。避暑や観光の拠点として、重要な役割を果たしてきました。
日光はフライフィッシングの聖地とも言われ、春になると各地から釣り好きが集まってきます。その元になったのが、明治の頃、この地に滞在した外国人が釣りを楽しむために放流したニジマスです。そのニジマスを使い、初代料理長が考案したのが「日光虹鱒のソテー 金谷風」。フランス料理ではあるものの、当時は海外の食材が手に入りにくかったため、苦心のすえ和の調味料を駆使してアレンジしました。そうして生まれた醤油とバターが香る独自のソースは評判となり、多くの要人を唸らせてきました。時代を経ても色褪せることなく、今日まで大切に受け継がれています。
[TEL]0288-54-0007
[住所]栃木県日光市上鉢石町1300
[料金]1泊2食付き1万9300円~
[アクセス]日光宇都宮道路日光ICより5分
「日光金谷ホテル」の詳細はこちら
6.海のごちそう WATANABE【静岡県・伊豆高原】
友人の家に招かれたように気取らず味わう本格フレンチ。

南伊豆産の天然黒鮑をシンプルに蒸してから、表面を香ばしくバター焼きに。裏ごしした鮑の肝と焦がしバターを合わせたソースが、鮑のおいしさをさらに引き立ててくれる。





フランス料理は好きだけど、堅苦しい雰囲気はちょっと苦手!そんな人にぴったりなのが、「海のごちそう WATANABE」。オーナー夫妻が温かくゲストをもてなす、伊豆高原の小さな宿です。
キッチンに立つのはご主人の渡邊達也さん。都内のフレンチレストランや伊豆のオーベルジュで料理長を歴任後、2015年に独立した。思い描いたのは、本格的な料理を気兼ねなく食べてもらえる宿にすること。だからダイニングはカジュアルな装いでまとめ、友人の家に招かれたような雰囲気を演出します。
食材は、伊豆ならではの魚介が主役です。初夏になれば旬を迎える天然黒鮑もメニューに加えます。素材に手を入れ過ぎず、シンプルに仕上げるのが信条です。コース全体で「海のごちそう」を堪能しましょう。
[TEL]0557-54-1055
[住所]静岡県伊東市八幡野1276-26
[料金]1泊2食付き1万5580円~
[アクセス]東名沼津ICより1時間
「海のごちそう WATANABE」の詳細はこちら
※この記事は2019年2月時点での情報です
じゃらん編集部
こんにちは、じゃらん編集部です。 旅のプロである私たちが「ど~しても教えたい旅行ネタ」を みなさんにお届けします。「あっ!」と驚く地元ネタから、 現地で動けるお役立ちネタまで、幅広く紹介しますよ。