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2019.07.26

北海道旅行はどこへ行く?おすすめ観光地8選!絶対外せない絶景・グルメ・体験を紹介

色彩溢れる美しい季節、北海道のベストシーズンが到来!一口に北海道旅行と言っても、あまりに広く見どころが数えきれないほどあって、迷ってしまいそうですよね。

小樽や函館のフォトジェニックな街並み探訪の旅に出かけたい!知床や利尻島・礼文島にある手つかずの自然に飛び込んでみるのも素敵。
ニセコや十勝の広い大地でアクティブな体験にチャレンジするのもいいし、富良野・美瑛に広がる花畑の絶景を飽きるまで眺めるのも贅沢!札幌でひたすら北海道のグルメ道に邁進する旅も楽しそう!
そんな北海道の各地を巡る旅で、必ず押さえておきたい観光スポットをセレクト!各地の取材レポートとともに、おすすめのモデルコースや旅の回り方、北海道旅行の押さえておきたいポイントをご紹介します。
この夏は北の大地を旅してみませんか?

記事配信:じゃらんニュース

<目次>
■小樽 運河の街のフォトジェニック探訪
■ニセコ 羊蹄山麓の大自然を旅する休日
■利尻島・礼文島 離島の色彩をめぐる旅
■札幌 道内屈指のグルメ街で名物食い倒れの旅
■知床 大自然を目指して最果ての世界遺産へ
■トマム・十勝 雲海を眺め、草原を駆ける
■富良野・美瑛 憧れの風景を求めて
■函館 異国情緒溢れる街の歴史建築巡り
北海道旅行お役立ちインフォメーション

1.小樽 運河の街の初夏を撮る、フォトジェニック探訪。

小樽

1日目は詩情豊かな街並みを散策
明治以降、物資運搬や交易の拠点として発展を遂げた小樽。石造りの倉庫や銀行など、当時の重厚な建築物が各所に残る街並みには、得も言われぬ詩情が漂います。他所にはない風景を求めて、最初にこの地を訪れたのは遠い学生時代でした。季節は冬。ガス灯に照らされた雪化粧の「小樽運河」はメルヘン絵本のごとく幻想的で、夢心地に浸ったことを覚えています。このたび数十年ぶりに再訪を思い立ち、雪の下の景色を見てみたいと、初夏に足を運んでみました。

久方ぶりに降り立った小樽の街は、記憶と異なる彩りをまとっていました。「北のウォール街」では瀟洒な銀行建築が青空に映え、「小樽運河」沿いには倉庫に這う蔦や花壇に咲く花々、背景の山の緑など色彩が溢れています。かくも華やかな街並みだったとは――。カメラ素人の自分でも作品になるような写真が撮れそうで、夢中になってシャッターを切りました。散策途中で見つけた美麗なソフトクリームも被写体になります。かつて街の繁栄を牽引した鉄道跡では、追憶を守るような穏やかな風景に心が揺さぶられます。この街では、カメラをしまう暇がありません。

小樽
「旧三井銀行小樽支店」。現在は「小樽芸術村」の1施設として営業している
小樽
2003年から金融資料館として公開されている「日本銀行旧小樽支店」
小樽
夜の運河沿いでは、散策路に並ぶ63基のガス灯が灯り、幻想的な風景を織り成す
水面に映る倉庫群もフォトジェニック。改装を加え、レストランとして営業している施設もある
小樽
色とりどりのエディブルフラワーが目に鮮やか。濃厚なソフトにシャキシャキする食感が新鮮
小樽
小樽運河の観光案内所から徒歩約2分の場所にある
小樽
ピアノの生演奏は月~金の平日、14時・15時・16時から各30分間の開催
小樽
小樽ビール「ドンケル」と小樽ワイナリービール「へレス」のセット
小樽
ニシンなど貨物運搬用トロッコのレールが今も残されている
小樽
小樽軟石を使用した重厚感溢れる建物。館内にはガラスショップや地酒ショップも
小樽
夏が旬のウニをはじめ、北海道を代表する食材が詰まった「匠(たくみ)」

2日目は日本ウイスキーの聖地へ
ガラス工房やギャラリーが数多く点在し、ガラスの街として知られる小樽。その歴史は明治~昭和初期、ニシン漁に使用するガラスの浮き玉や、家庭に欠かせない石油ランプの製造から始まりました。電気が普及した現代では見かけることがなくなった石油ランプですが、その灯りだけで営業する喫茶ホールがあるといいます。手がけているのは明治創業の老舗ガラス店です。その由緒に魅かれ、訪ねてみることにしました。

目的の喫茶ホールを有する「北一硝子三号館」は、明治期に漁業用倉庫として建てられた木骨石張の建物です。どっしりと重厚な外観にこれまたカメラを向けたくなります。天井の高いホールへ足を踏み入れると、167個の石油ランプがきらめく、時間が止まったような空間が広がっていました。ゆらゆらと輝くランプの灯りに心を酔わせながら、小樽ビールで至福の一服。開店時間に訪れれば、点灯作業を見学できるとか。次回はその時間を狙って来ようと密かに決意しました。

店を出ると黄昏時が迫っていました。運河のガス灯もまもなく灯り始める頃です。夕食前にもうひと撮影を試みようと道を急ぎました。

小樽
石造りのキルン塔(第一乾燥棟)
小樽
ウイスキーが眠る貯蔵庫。予約不要、ガイドなしで自由に見学する「フリーの蒸溜所見学」もある

小樽への旅 1泊2日モデルプラン

>>モデルプラン詳細はこちらもご覧ください
〈1日目〉
JR小樽駅
↓徒歩で10分
北のウォール街
↓徒歩で5分
小樽運河
↓徒歩で2分
NATURAL HONEY
↓徒歩で5分
旧国鉄手宮線
↓徒歩で15分
北一硝子三号館 北一ホール
↓徒歩で15分
おたる政寿司 本店

宿へ
〈2日目〉
JR小樽駅
↓電車で25分
JR余市駅
↓徒歩で5分
ニッカウヰスキー余市蒸溜所

小樽へのアクセス

車:新千歳空港より道央道を経由して、小樽市街地まで車で1時間15分
電車:JR新千歳空港駅より小樽駅までJR快速エアポートで1時間10分

小樽のまわり方
小樽運河や北のウォール街など主要観光スポットは徒歩でまわれる近さ。美しい街並みを楽しみながらマイペースに散策したい。小樽ガラスやオルゴールなど、お土産を探すなら堺町通りへ。

2.ニセコ 羊蹄山麓の大自然を旅する休日。

ニセコ

1泊2日の旅
均整のとれた美しい佇まいから、「蝦夷富士」の異名を持つ羊蹄山。その麓に畑や牧草地がのびやかに広がる風景は、まるで一枚の絵画のようです。草原の風にあたりながら馬上から眺める雄大な景色に、心が満たされていくのを感じます。

上質なパウダースノーを目当てに、冬季は世界中からスキーヤーが押し寄せるリゾート地・ニセコ。雪が解けると大地は鮮やかな緑に染まり、街はゆったりと緩やかな時間を取り戻すといいます。そんな話を耳にして、夏に計画した今回の旅。都会の暑さや喧騒から逃れ、じっくりと自然の美しさに浸りたいです。同行する友人とも想いが一致し、数あるネイチャーアクティビティの中から乗馬を選び出したのでした。

初心者ながら外乗に出られたのは、馬場での丁寧なレッスンの賜物です。馬と呼吸を合わせて広大なフィールドをゆけば、風になるような開放感に陶然たる心地です。別天地の展望が待ち受ける丘の上では、草原の海をたゆたい、自然と自分との境界線が薄れていくような感覚を知ります。秘密にしておきたい――。そんな旅先を、ついに見つけてしまったようです。

ニセコ
ただ乗るだけではなく、自分で馬を操作できるようになるためのレッスンを提供。馬場内で速足も練習する
ニセコ
丘を越えたら、今度は森の中へ
ニセコ
大きな岩の看板が目印。優しい瞳の8頭の馬が迎えてくれる
ニセコ
「季節の野菜」は採れたての素材にこだわった季節替わりの野菜料理
ニセコ
地元産の旬野菜が共演する「前菜」は目と舌の両方で楽しめる一品
ニセコ
緑に囲まれたダイニングでは、ガラス窓から厨房の様子を伺うこともできる
ニセコ
開放感溢れる露天風呂で心洗われるひと時を。無料休憩室や1室2100円の和室もある

ニセコ 1泊2日モデルプラン

〈1日目〉
新千歳空港
↓車で2時間20分
ニセコの宿へ

〈2日目〉
K2ステーブル
↓車で15分
レストラン マッカリーナ
↓車で1分
真狩村温泉保養センター(まっかり温泉)

ニセコへのアクセス

車:新千歳空港よりニセコエリアまで車で2時間20分
電車:JR新千歳空港駅よりJR快速エアポートで小樽駅まで1時間10分、JR函館本線に乗り換えてニセコ駅まで1時間30分

ニセコのまわり方

エリア内を路線バスが運行しているが本数は少ない。時間を気にせず自由に動きまわるなら、新千歳空港周辺などからレンタカーの利用がおすすめ。運転を避けたい場合はタクシーが便利。

じゃらん編集部  じゃらん編集部

こんにちは、じゃらん編集部です。 旅のプロである私たちが「ど~しても教えたい旅行ネタ」を みなさんにお届けします。「あっ!」と驚く地元ネタから、 現地で動けるお役立ちネタまで、幅広く紹介しますよ。

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