2015.10.21

ぶどうの種類、おいしいぶどうの見分け方は？ぶどう狩りを本気で楽しむ方法はコレ！（ぶどうのアレンジレシピ付）

秋です！食欲の増す時期ですね。気温も涼しくなり、いろいろなおいしいものが旬を迎え、味覚狩りにもピッタリな季節です。そろそろぶどう狩り…と考えている方も多いのではないでしょうか？

たわわに実った完熟ぶどうが食べられるのはわざわざ出向いた人の特権です。この何とも秋らしい「ぶどう狩り」を素晴らしいものにするために、春にはいちご狩り、夏には潮干狩り、秋はぶどう狩り、芋ほり、冬前にみかん狩り…と四季折々の旬の味覚を狩りまくっている味覚狩りの鬼鳥井が伝授したいと思います。

記事配信：じゃらんニュース

ぶどうの品種、世界には5000種以上！？

本気のぶどう狩りは、まず狩る前にターゲットを知らねば始まりません。ターゲットを知ること食べた時の満足度も倍増です。

そもそもぶどうは紀元前3000年～4000年も前からある果物で、日本へは奈良時代に中国から伝わったと言われている歴史のある果物です。

果物の中では世界で最も多く栽培されており、現在日本で栽培されているだけでも40種類以上あると言われています。

ちなみに全国で一番多いのがおなじみの「巨峰」で、次いで「デラウェア」、「ピオーネ」と続きます。他にも果皮が緑の「シャインマスカット」や「ハニーシードレス」など、皮の色だけでなく味、香り、種のないものや皮ごと食べられるものなどさまざまあり、食べ比べが楽しい果物です。農園に行く前に何の品種があるのかチェックしてみるのもいいと思います。

また、ぶどうには果糖、つまりブドウ糖がたっぷり含まれています。ブドウ糖は体内で素早くエネルギーに変換されるので体力回復にも効果的と言われています。その他食物繊維や鉄分、皮にはポリフェノールの一種であるアントシアニンが含まれ、細胞の老化を防ぐということで体にもとってもおいしい食べ物なのです。

ぶどう狩りの時知っておきたい、おいしいぶどうの見分け方。

さて、いよいよおいしいぶどうの見分けかかたについて、ぶどう狩り組合いの方に聞いてみたところ大きく４つのポイントがあります。

（1）色が濃いものを選べ！

まずはざっとぶどうを見渡して、皮の色の濃いものを選びましょう。袋がかかっている場合でものぞき窓からちゃんとチェックしましょう！

（2）ぶどうちゃんのポジションをチェック！

明るく風通しの良いところにあるぶどうの方がおいしく育っているのでそこも気を付けましょう。

（3）欲張って大きいのを狩るのは間違い！

大房のものよりも小房のものの方が糖度が高いそうなのでこぶりなものを狙うのが◎。

（4）完熟の目安には枝の色を見よ！

ハサミを入れる際には房の付け根の枝をチェック。枝が茶色くなっているのが完熟の証です。

こうして見つけた最高のコンディションのぶどう、１房の中でも房の上の方が糖度が高い。仲間内で分け合う時にこの豆知識を公開するか一人心にしまっておくかはお任せします。

皮をむけばまるで宝石のような至高の一粒。最高のぶどう時間を心行くまで楽しみましょう。

お持ち帰りぶどうの保存方法。

園内では食べ放題でお持ち帰りは量売りというシステムのところが多いぶどう狩り。では、お持ち帰りぶどうはどうやって保存するのが良いのでしょうか。

こちらも農園の方に聞いたところ、新聞紙に包んで冷蔵庫へ入れれば1週間は大丈夫なのだそう。皮の表面の白い粉（ブルーム）は鮮度を保つ役割があるので食べる直前まで洗い流さないよう注意しましょう。

いっぱい持って帰ってしまってなかなか食べきれない時は冷凍保存がおすすめです。私の場合は洗って房から外し、保存袋に入れて冷凍庫へ。食べる時は完全に解凍せず半分凍ったままお口へ…皮もツルッと剥け、まるでシャーベットのようにシャリッとした食感です。

おいしく完食！ぶどうのアレンジレシピ

そのまま食べるのも飽きてきたな…という時はちょっとアレンジして食べるのもおすすめです。簡単なアレンジレシピを２つ紹介します。

★ぶどうのレンチンコンポート
【材料】
ぶどう（種なし）　…1房（約300g）
砂糖　…60g
レモン汁　…小さじ1
水　…200cc

【作り方】
（1）耐熱ボウルに水、砂糖、レモン汁を入れ、電子レンジで約3分30秒加熱する。
（2）ぶどうを皮つきのまま加えてふんわりとラップをかけ約1分30秒加熱し、ぶどうの上下を返して再びふんわりとラップをかけ、さらに約1分30秒加熱する。
（3）レンジから出したらキッチンペーパーで落し蓋をして冷ます。粗熱がとれたら皮をむいてシロップの入ったボウルに戻す。
（4）（3）を冷蔵庫で3時間以上しっかり冷やして完成。

★簡単ぶどうゼリー
【材料】5個分
ぶどう　…25粒
ゼラチン　…5g
レモン汁　…小さじ1
グラニュー糖　…60g
水　…260cc

【作り方】
（1）耐熱容器に水160ccを入れ、グラニュー糖を加えレンジで約2分。その中にゼラチンを入れ溶かす。
（2）（1）にレモン汁と水100ccを加えて混ぜ、氷水を入れた大きめのボールに容器の底をつけてしっかり粗熱を取る。
（3）皮をむいたぶどうをカップに入れ、その上から（2）を流し込み、冷蔵庫で冷やし固めたら完成。