2019.08.06

【川越まつり2019】日程や見どころ、川越グルメ紹介も！和の町並みに山車が映える

「川越まつり」は、江戸時代から伝わる埼玉の代表的なお祭り。豪華絢爛な山車が、蔵造りの町並みなどを練り歩きます。

歴史ある「川越まつり」とはどんなお祭りなのか、2019年の日程や見どころを徹底レポート。
さらに、夜まで楽しみたいお祭りの休憩にぴったりな、おしゃれなカフェや甘味処などの川越グルメもご紹介しちゃいます！
記事配信：じゃらんニュース

＜目次＞
■川越ってこんな町
■川越まつりってどんなお祭り？
■川越まつりの開催日程・場所
■川越まつりの見どころは？
■休憩におすすめ！おしゃれカフェや甘味処など

川越ってこんな町

江戸ゆかりの古い町並みが魅力！レトロ気分を味わえるのが楽しい

都心から電車で約30分、埼玉県南西部に位置する川越市は、江戸時代に幕府の重臣たちが藩主となった城下町。新河岸川の舟運などを通じて江戸との交流が盛んにあり、江戸のように栄えたことから「小江戸川越」と呼ばれていました。

その名残により、川越城本丸御殿や喜多院をはじめとする歴史的建造物が数多く現存。なかでも、蔵造りの町並みや時の鐘は、江戸の面影を今なお残しています。

菓子屋横丁や大正浪漫夢通りなど、エリアによって趣が異なるのも川越の魅力です。東京近郊でありながら、歴史が色濃く残る、レトロな町並みをぜひ散策してみてください！

川越まつりってどんなお祭り？

川越まつりは、毎年10月の第3土曜・日曜の2日間にわたって行われる、370年以上の伝統ある祭礼です。

江戸時代の慶安元年（1648年）に、藩主、松平信綱が川越氷川神社に祭礼用具を寄進したことがはじまりと言われています。当時、江戸との交流が深かったことから、江戸の天下祭（神田明神の神田祭、日枝神社の山王祭）の影響を強く受け、豪華絢爛な山車が曳き回されるようになりました。

川越オリジナルの特色を加えながら発展。現在は江戸の天下祭の様相を今に伝えるものとして知られており、例年100万人近くの見物客が訪れる盛大なお祭りです。

川越まつりの開催日程・場所

【開催日】
2019年10月19日（土）、10月20日（日）

【開催場所】
川越駅周辺、川越市役所、川越氷川神社など

【最寄り駅】
西武新宿線「本川越駅」、JR・東武東上線「川越駅」、東武東上線「川越市駅」

川越まつりの見どころは？

1．創意を凝らした、豪華な装飾の山車

川越まつりといえば、なんと言っても山車に特徴があり、高さ8～9m、重量5~6トンほどになる大きさに驚かされます。

構造は江戸型の山車が発展したもので、台座の上に二重の鉾（ほこ）が組まれ、最上段には神話や英雄などをモチーフにした御神像の人形が乗っています。

鉾の上層部分と人形は上下に動くようになっているほか、多くの山車は台座の上で360度水平回転する回り舞台式となっています。

29台ある山車は町内ごとに意匠が異なっており、人形は仲秀英、原舟月といった江戸人形師の名人によるものが多くあります。多彩な山車を見比べるのも川越まつりの楽しみ方のひとつです。

2019年の川越まつりには18台の山車が登場予定です。

★宵山の山車揃い
初日の18:00から、川越駅前、本川越駅前など市内18箇所に山車が飾り置きされます。提灯にあかりが灯る風情ある光景で、美しい山車をじっくり見ることができます。

2．祭りに華をそえる「お囃子」など伝統芸能を堪能！

川越まつりのお囃子は、文化・文政時代の江戸の葛西囃子を源流に、大きく3つの流派に分かれ、川越オリジナルの改良を重ねながら受け継がれてきたものです。そんなお囃子にも注目すると、お祭り気分が一層盛り上がります。

小さな舞台で天狗やひょっとこなどの面をつけて舞う「居囃子（いばやし）」も市内の随所に登場するので、山車の行列とあわせて楽しんでくださいね。

初日の18:20（予定）から行われる「鳶のはしご乗り」も見逃せない催しのひとつ。蔵造りの町並みを舞台に、鳶職人がはしご乗りを披露します。次々に展開される技に魅了されること間違いなしです。

3．お囃子のリズムにあわせて楽しむ、昼の「山車巡行」

2019年の川越まつりは、令和元年の奉祝行事として開催されます。なかでも、昼の「山車巡行」は目玉となる催しです。

★令和元年奉祝　山車巡行
2日目の13:30～16:00（予定）に、市役所前→札の辻→本川越→通町の各交差点を結んで、山車が巡行します。

笛、太鼓、鉦（かね）などのお囃子とともに、男装した女性の手古舞（てこまい）、現場を取りしきる宰領（さいりょう）、山車をひっぱる曳き手、そして豪華な山車の行列が行き交います。1箇所で、多くの山車を見ることができる絶好のチャンスです。

4．夜の「曵（ひ）っかわせ」で盛り上がりの絶頂を体感！

川越まつりの最大の見どころのひとつは、「曵（ひ）っかわせ」。
交差点などで他町の山車に出合うと、正面を向き合わせ、お囃子の競演を行います。これは勝ち負けを競うのではなく、山車同士の挨拶がはじまりと言われています。

特に、最高潮の盛り上がりを見せる、夜の「曵（ひ）っかわせ」は必見です。
10/19（土）と10/20（日）の両日、日が暮れて提灯が灯ると、いよいよ祭りのクライマックスを飾る、夜の「曵（ひ）っかわせ」がスタート！

中央通りや本川越駅前などの交差点で、2台、3台と、向かい合う数台の山車。高く振り上げられる提灯とともにどんどん高まる囃子のリズム、掛け声の競演が見られます。

それぞれの山車が熱気につつまれる川越まつりの代表的なシーンは圧倒的な迫力があり、心が揺さぶられますよ！

【スケジュール詳細】
★2019年10月19日（土）
神幸祭：13:00川越氷川神社出御、14:00頃市役所前、14:30頃川越氷川神社還御
宵山の山車揃い：18:00～19:00頃　市内各所
鳶のはしご乗り：18:20頃（予定）　埼玉りそな銀行前
曳（ひ）っかわせ：19:00～21:00頃　市内各所

★2019年10月20日（日）
令和元年奉祝　山車巡行：13:30～16:00頃　市役所前→札の辻→本川越→通町→市役所前と各交差点の間
曳（ひ）っかわせ：18:30～21:00頃　市内各所

休憩におすすめ！おしゃれカフェや甘味処など

昼から夜まで1日楽しみたい川越まつり。せっかくなら、川越ならではのグルメを味わいたいもの。ぜひ立ち寄ってみたい、休憩におすすめのスポットをご紹介します。

むすびcafe

川越氷川神社でお清めしたお米や素材を使ったメニューでご利益アップ

川越の総鎮守「川越氷川神社」にある「むすびcafe」。お店入り口の取手は、嵐で倒れたご神木で作られたものなんだとか。店内の座卓の席にも大鳥居と同じ用材を使用するなど、清々しい空間が広がります。

メニュー素材の一部は、縁結びや家族の神様として信仰される川越氷川神社の神前でお清めされたものを使用し「結びの神様の力が皆様に届きます様に」と願いが込められているんですよ。

神社にある「一年安泰みくじ」「あい鯛みくじ」にちなんだむすびcafeオリジナル豆皿なども販売しているのでお土産選びも♪

蕎麦・甘味　クマ甚（じん）

蕎麦＆甘味でお腹を満たしてお祭りを楽しんで

菓子屋横丁にある「蕎麦・甘味　クマ甚（じん）」は厳選したこだわりの国産素材を使用した手打ち蕎麦と、手づくり甘味でもてなすお店。利尻昆布や枕崎産かつお節でとった出汁つゆで頂くさっぱりとしたお蕎麦は、お祭り前後の腹ごしらえにぴったり。

お店オリジナルのクマ型最中を使ったアイス最中やぜんざいは、かわいらしさだけでなく、北海道大納言小豆を使用した自家製あんこ、もち米100％の最中を使うなど、素材や作り方も本格的！

店内はテーブル席、カウンター席などがありゆったりと過ごせるので、散策合間の休憩にもおすすめです。

lightning cafe

身体にやさしいメニュー充実にほっこり♪癒しの時間を過ごして

時の鐘近く、ビルの2階にある「lightning cafe」は、国内産、無農薬など食材にこだわったメニューが豊富なカフェ。

圧力鍋で炊き上げ、3日間発酵させた長岡式酵素玄米の料理や、河越抹茶やさつま芋など川越名物の食材を使ったスイーツも味わえるので、お祭り前後の腹ごしらえはもちろん、合間の休憩にもおすすめです。

身体にやさしく、見た目も楽しい料理やスイーツを頂いたら、きっと疲れが和らぐはず。ゆったりとしたつくりの店内は居心地がよく、リラックスした時間を過ごせますよ！

まとめ

江戸情緒にプラスしてダイナミックさを感じられる川越まつり。昼と夜ではお祭りの雰囲気が異なるので、どちらの表情も存分に楽しんでくださいね！夜は肌寒くなりがちなので、羽織れるものを持参するなど防寒対策もお忘れなく。

※この記事は2019年7月時点での情報です
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください

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