古き良き道後の高台、黒川紀章による近代和風の粋に浸る。
文豪・夏目漱石や正岡子規らも通った共同浴場、道後温泉本館から坂を上っていくと、軍艦のようなコンクリート打ちっ放しの建物が見えてくる。現代建築の巨匠、黒川紀章が設計を手掛けた「道後舘」だ。玄関をくぐると、蔵屋敷を想見したというロビー。吹き抜けから落ちる滝と流れ出る小川…。一歩足を踏み入れた瞬間に、和と洋、江戸時代の情緒と現代感覚が共生した、黒川紀章の世界に誘われる。


だが、「道後舘」の魅力は優れたデザイン空間だけではない。例えば大浴場。道後屈指の規模ながら、湯は加水せずに道後温泉からの引き湯100%。あつ湯、ぬる湯、露天風呂、サウナなど、7種類を用意し、ゲストは湯浴みを存分に楽しめる。バスタオルは何枚でも利用でき、充実したアメニティや無料のマッサージチェア、天然水やお茶のサービスなど、居心地への配慮は実に細かい。随所に息づくもてなしの心こそ、道後温泉を代表する名宿の真髄だ。





<温泉DATA>
[泉質]アルカリ性単純温泉
循環式
加温あり(温度調節のため)
加水なし
■道後舘(どうごかん)
[TEL]089-941-7777
[住所]愛媛県松山市道後多幸町7-26
[料金]1泊2食2万2150円~
[アクセス]【電車】JR松山駅より市電30分、道後温泉駅より徒歩5分【車】松山道松山ICより25分
「道後舘」の詳細はこちら
[TEL]089-941-7777
[住所]愛媛県松山市道後多幸町7-26
[料金]1泊2食2万2150円~
[アクセス]【電車】JR松山駅より市電30分、道後温泉駅より徒歩5分【車】松山道松山ICより25分
「道後舘」の詳細はこちら
じゃらん編集部
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