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2020.01.24

本屋「文喫」のスタッフが厳選!読んだら“旅に出たくなる本”13選

今年もどこにでかけようかと旅行の計画を立てている人も多いのではないでしょうか?行きたいところがたくさんあって迷う!どこかに行きたいけど、行き先で悩んでいる!そんな人はぜひ、この記事を読んでみてください。

今回は、六本木にある書店「文喫」のスタッフさんに“読んだら旅に出たくなる本”を選んでもらいました♪(じゃらんなので“国内旅行”限定でお願いしました)
「文喫」は入場料が必要な本屋さんとして話題ですが、「本と出会うための本屋」がテーマで約3万冊の本が揃っているんですよ。その中から本のプロであるスタッフさんが厳選した書籍なので、読んだらきっと旅に出たくなるはず!

おでかけ先を探すときの参考はもちろん、旅行のお供として本を持参するのもいいですね。

記事配信:じゃらんニュース

おじさん図鑑

おじさん図鑑/「文喫」スタッフが厳選!
『おじさん図鑑』なかむらるみ 小学館

スタッフさんのコメント
「所変われば、生息するおじさんの特徴も変わってくる。知らない土地で町ゆくおじさんを眺めるだけのゆるい旅があってもいい。あなたがぐっとくるのはどのタイプのおじさん?本書を片手におじさん採集に出かけよう。」

夏子の冒険

夏子の冒険/「文喫」スタッフが厳選!
『夏子の冒険』三島 由紀夫 KADOKAWA/角川文庫

スタッフさんのコメント
「冒険の舞台は北海道。〈都会〉と対比して語られる〈北海道〉は、海や山、風が美しく描かれ、隆々とした自然にあふれている。読者は最初から最後まで、夏子の圧倒的な魅力に翻弄される。夏子のように〈情熱〉だけを手掛かりに、都会を抜け出して冒険がしたくなる。」

※カバーの絵柄は(株)かまわぬの風呂敷を使用しています。

上方落語史観

上方落語史観/「文喫」スタッフが厳選!
『上方落語史観』高島幸次 140B

スタッフさんのコメント
「歴史を知ると見えてくる新たな笑い。落語が好きな人にも、これから好きになる予定の人にも、是非読んでもらいたい一冊。落語を聴きながら、「上方落語・名場面と名所MAP」と共に大阪・京都を歩いてみる。そして寄席に行き、上方落語を堪能する旅はいかがだろう。」

EKIBEN

「文喫」スタッフが厳選!
『EKIBEN』戸村亜紀 IBCパブリッシング

スタッフさんのコメント
「電車の中で食べるお弁当は何故こんなにも美味しいのだろう。外国では、これほど地域性のあるお弁当は少ないようだが、ほとんどの日本人は、この「旅先の駅弁」を経験しているのではないだろうか。自分の推し弁を考えながら読んでみてもらいたい。」

ちんちん電車

ちんちん電車/「文喫」スタッフが厳選!
『ちんちん電車』獅子文六 河出文庫

スタッフさんのコメント
「在りし日のちんちん電車の姿を知る人はもう少なくなってきているけれど、この本を読むと、きっと誰もがかつての東京の情景を思い浮かべ、懐かしい気持ちになるだろう。週末にふらりと、各駅停車の旅に出かけるのも悪くないなと思う。」

私の作る郷土料理

私の作る郷土料理/「文喫」スタッフが厳選!
『私の作る郷土料理』ふるさとごはん会 マガジンハウス

スタッフさんのおすすめコメント
「関西人同士の集まりで、東京にいるとソース不足になるよね、と話したことがある。そういえば東京へ来てから久しくお好み焼きを食べていない。どうしても忘れられない故郷の料理が、誰しもあるだろう。まだ知らぬ、誰かの忘れられない味を目指して旅をするのも趣があっていい。」

用事のない旅

用事のない旅/「文喫」スタッフが厳選!
『用事のない旅』森まゆみ 産業編集センター

スタッフさんのコメント
「知らない町で電車を降りるぐらいの感覚で、無計画に旅ができたら面白いのにと思いこそすれ、なかなかできない。ふらりと国内旅行に出かけ、ガイドブックを持たず感性の赴くままに町を歩く。森まゆみ流、ひとり旅の楽しみ方に憧れる。」

ドライブイン探訪

ドライブイン探訪/「文喫」スタッフが厳選!
『ドライブイン探訪』橋本倫史 筑摩書房

スタッフさんのコメント
「旅先のロードサイドで見かけても、ハンドルを左に切ろうか考えているうちに通り過ぎてしまう。衰退してゆくドライブインを、何度も丁寧に取材を重ね、店舗の歴史やそこで働く店主の思いを深く綴っている。どこか懐かしく、郷愁を感じる傑作ノンフィクション。今度は必ずドライブインに寄りたいと感じさせてくれる。」

暗渠マニアック!

暗渠マニアック!/「文喫」スタッフが厳選!
『暗渠マニアック!』吉村生・高山英男 柏書房

スタッフさんのコメント
「退屈な駅までの道も、目的を持って歩けばまったく違う景色が見えてくる。川の跡、コンクリートで閉ざされた水の流れ。暗渠を見つけるためのヒントがこの本の中にある。アスファルトの下を流れる都会の水の行方を追って、小旅行へ。暗渠を探す俯きがちな旅。」

岡山おもしろウオッチング

岡山おもしろウオッチング/「文喫」スタッフが厳選!
『岡山おもしろウオッチング』おかやま路上観察学会 編 日本文教出版

スタッフさんのコメント
「岡山の風景の中にある「なんかいい」を集めた一冊。道端の芸術、見逃していないですか?岡山のがらんどうな街並みはトマソンの宝庫。学会員の視点がそれそれ違うのも面白い。路上観察学会のパロディながら完成度は高く、岡山の魅力と共にたくさんの方に知ってほしい本。」

逃亡派

逃亡派/「文喫」スタッフが厳選!
『逃亡派』オルガ・トカルチュク(小椋彩 訳) 白水社

スタッフさんのコメント
「旅と移動についてのエッセイと、さまざまな物語の断片が交錯し溶け合う。彼女の言う「旅」は単純な身体の空間移動だけではなく、物体・歴史・文明・進化の道筋を辿ること、私が私を旅することだった。旅は人生で、人は生きる限り旅を続ける。この本を読んでいる間もきっとそう。ノーベル文学賞受賞作家の紀行文学。」

日本ぶらりぶらり

日本ぶらりぶらり/「文喫」スタッフが厳選!
『日本ぶらりぶらり』山下清 筑摩書房

スタッフさんのコメント
「裸の大将こと山下清は、放浪の虫が疼くと旅に出たという。周囲の人に何度連れ戻されても、彼は旅することをやめなかった。この日記には、日本全国を巡るなかで出会ったものや人々の様子が、彼の独特な言葉で綴られている。その視点は実に愉快で、読めばクスリと笑ってしまう。自由気ままに旅をすることは、案外難しくないのかもしれない。」

ムーン・パレス

ムーン・パレス/「文喫」スタッフが厳選!
『ムーン・パレス』ポール・オースター、柴田元幸 訳 新潮社

スタッフさんのコメント
「青年には父も母もいなかった。1966年の冬、彼は唯一の血縁であった叔父を失う。アパートを出て公園で暮らすギリギリの生活の中、彼を救ってくれたのは「たまたま出会った人々」だった。旅に出る。知らない誰かに出会う。偶然を、何かそれ以上のもののように思わせてくれる小説。」

まとめ

今回、本を選んでくれたのは六本木にある本屋「文喫」のスタッフさんたちです。
本を読みたいけど、3万冊もあったら迷ってしまう…
興味あるジャンルは決まってるけど、探すのは大変…
そんな時に、ぜひ利用してほしいのが文喫の“選書サービス”(1000円)です!

来店する3日前までに電話か、お店の受付で選書サービスを利用したいことを伝えると30分ほどかけて、どんな本が読みたいのかヒアリングしてくれます。すると後日「文喫」を訪問した時におすすめ本を10冊ほど紹介してもらえるんです!なんてステキなサービス♪

○○に旅行したい、コーヒーについて勉強したい、建築の本を読みまくりたい!などなんでも相談してみてくださいね。
※入場料を支払って文喫を利用する方が前提となります

文喫 六本木
[TEL]03-6438-9120
[住所]東京都港区六本木6-1-20 六本木電気ビル1階
[営業時間]9時~23時(L.O.22時30分)
[定休日]不定休
[入場料]平日1500円 ※平日19時以降は1000円、休日1800円
[アクセス]東京メトロ 六本木駅より徒歩1分
「文喫」の詳細はこちら

※記事内の表記はすべて税別価格です

※この記事は2020年1月時点での情報です

\「文喫」の魅力を紹介している記事はこちら/
https://www.jalan.net/news/article/391179/

二宮知子  二宮知子

新しいものとカフェラテとお酒が大好きな編集者。おしゃれカフェをめぐるのが休日の楽しみ。ゆるキャラが好きすぎて、旅先で探さずにはいられません。知らないご当地キャラに出会うとテンションがあがります。

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