石川県・金沢の名物が味わえるおすすめのお店を紹介します。
日本海で獲れる新鮮な魚を使った「寿司」や、B級グルメとして知られる「金沢カレー」、地元の人から愛されている「ハントンライス」、金箔の街・金沢ならではのスイーツ「金箔ソフトクリーム」など、金沢を訪れたら味わいたいご当地グルメをセレクトしました。お気に入りを見つけて、旅の計画を立ててみてくださいね。
金沢カレー
大きなロースカツとキャベツがのった濃い目のカレー

ソースがかけられたボリューム満点のロースカツ、濃厚でとろみのあるルー、付け合わせのキャベツの千切りが特徴の「金沢カレー」。
タマネギをあめ色になるまでしっかり炒めることで、カレールーに香ばしさと深みのある味わいが生まれるのだとか。甘辛でこってりとしたルーとロースカツの相性はバッチリです。
チャンピオンカレー 県庁前店
旨味がギュっと詰まったカレールーをサクサク豚カツと一緒に食べる


前身の洋食店から味を守り続け、今では県民から“チャンカレ”の愛称で呼ばれている「チャンピオンカレー」。香辛料の風味を残すため、加熱時間や火加減にこだわっているというカレーソースが食欲をそそります。
来店者のおよそ7割が注文する看板メニューが、「Lカツカレー」。サイズは3種類あり、ミニはご飯180gで930円、レギュラーはご飯300gで980円、ジャンボはご飯450gで1080円となっています。厚みのあるアメリカンポークのカツは、食べ応え抜群です。
石川県金沢市西都2-160
11時~21時30分
お盆、年末年始
金沢駅よりバスで約20分/北陸道金沢西ICより約15分
あり(無料)
「チャンピオンカレー 県庁前店」の詳細はこちら
(画像提供:チャンピオンカレー)
ハントンライス
オムライスと白身魚のコラボレーション

「ハントンライス」は、ケチャップで味付けしたバターライスの上に薄焼き卵と白身魚のフライをのせ、上からタルタルソースとケチャップをかけた金沢の郷土料理。オムライスのような料理で、大人だけでなく子どもにも好かれる庶民派グルメです。
お店によって、フライに使っている魚が違っていたり、エビフライやカキフライがのっていたりとトッピングがアレンジされていることもあります。
グリルオーツカ
レトロな雰囲気の洋食店で味わう、ボリューム満点ハントンライス


1957年創業の「グリルオーツカ」は、昔懐かしい洋食屋の雰囲気で地元の人たちから愛されているお店。老若男女関係なく、様々な人たちが足を運びます。「ハントンライス」をはじめ、ハンバーグ、エビフライなど、洋食メニューがたくさんあるのが特徴です。
「ハントンライス」(1200円)は、具材のないシンプルなケチャップライスの上に、薄焼き卵と小エビのフライ、カジキマグロのフライがのっていて食べ応えがあります。あっさり仕上げた自家製タルタルソースが味の決め手です。
石川県金沢市片町2-9-15
【ランチ】11時~15時20分(LO14時45分)【ディナー】17時~20時30分(LO19時50分)
水(祝日の場合は営業)※不定休あり
金沢駅よりバスで約10分/北陸道金沢東ICより約20分
なし
「グリルオーツカ」の詳細はこちら
「グリルオーツカ」の口コミ・周辺情報はこちら
(画像提供:グリルオーツカ)
回転寿司
日本海で獲れた新鮮な海の幸を堪能

上品な旨味がたまらない「のどぐろ」や、ぷりぷりの食感と甘さが魅力の「ガスエビ」といった、新鮮な魚を味わえる金沢。市内には回転寿司店が点在しています。
レーン上に回る寿司ではなく、机の上で注文し握りたてを食べるのが金沢の回転寿司のスタイルです。
金沢まいもん寿司 本店
石川県内の漁港から仕入れた新鮮な素材で握る寿司は絶品


石川県産の地酒やおつまみ、デザートまで揃う回転寿司店「金沢まいもん寿司 本店」。金沢港や能登の各漁港から1日に数回鮮魚を仕入れており、いつでも新鮮な寿司を食べられます。
寿司には、少し甘めの旨口醤油「金沢大野醤油」を付けて味わうのがおすすめです。イチオシは「本日の金沢百万石握り」(内容・価格は日替わり)。のどぐろなどの白身魚やバイ貝といった貝類は、能登塩をつけて食べると素材本来の旨味甘みをより感じられますよ。
石川県金沢市駅西新町3-20-7
11時~21時30分(LO21時)
不定
金沢駅よりタクシーで約15分/北陸道金沢東ICより約10分
あり(無料)
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(画像提供:金沢まいもん寿司)
加賀麩
加賀料理にも多く用いられる、もちっと食感がクセになる麩

古くより保存食として重宝され、今では金沢の食文化を支える存在となった「加賀麩」。
煮物・お吸い物・揚げ物・酢の物をはじめ、伝統的な加賀料理の一つ「治部煮」にも用いられています。「生麩」や「すだれ麩」など、種類によって形状や食感が異なり、料理の仕方は自由自在。弾力が強くもちもちとしています。
お菓子にも使われることがあるそうですよ。
FUMUROYA CAFE 香林坊大和店
小皿料理やデザートで、加賀麩を味わい尽くす


加賀麩の老舗「不室屋」が手掛ける「FUMUROYA CAFE」は、麩を多彩に使用した甘味や食事が食べられる和カフェです。
イチオシメニューは、食事の「加賀麩とりどり膳」(2400円)。お膳に並んだ小皿料理全てに加賀麩が使われており、麩の奥深さを堪能できます。
その他、華やかな見た目と、ふわりつるりとした新食感の「くるま麩のフレンチトースト」(1520円)や、焼麩や生麩が一度に楽しめる「不室屋パフェ」(1430円)といったデザートも充実しています。
石川県金沢市香林坊1-1-1 大和香林坊店5階
10時~19時(LO18時)
施設に準ずる
金沢駅よりバスで約10分/北陸道金沢西ICより約14分
あり(有料)
「FUMUROYA CAFE 香林坊大和店」の詳細はこちら
(画像提供:FUMUROYA CAFE 香林坊大和店)
かぶら寿し
寒ブリを使った金沢の冬の味覚

「かぶら寿し」は、かぶの間に寒ブリを挟み、糀で漬け込んで発酵させた、冬に食べられる金沢の伝統料理で、正月や祝い事などにもかかせません。
かぶの別名“かぶら”からこの名前が付いたそう。乳酸発酵による豊かな風味とまろやかな味が特徴で、おつまみにもぴったりですよ。
四十萬谷本舗 百番街あんと店
米糀でじっくり漬け込んだ深い味がクセになる


味噌漬けや大根寿しなどの発酵食品を中心に販売している「四十萬谷本舗」。
「金城かぶら寿し」(約2枚250g、2160円)は、観光客に喜ばれるお土産の定番商品です。金沢や能登でつくられた青首かぶらを塩漬けにし、その間に塩漬けした鰤を挟み込み、さらに糀でゆっくり時間をかけて漬け込んでいるそう。例年11月1日頃から3月末頃までの期間限定で販売されています。
夏季は、特製の糀に漬け込んだ「金城かぶら寿し 夏糀」(約2枚250g、2160円)が登場。冬はまろやか、夏はすっきりとした味わいが堪能できます。
石川県金沢市木ノ新保町1-1 金沢駅百番街あんと内
8時30分~20時
施設に準ずる
金沢駅直結/北陸道金沢東ICより約21分
あり(有料)※金沢百番街の駐車場を利用
「四十萬谷本舗 百番街あんと店」の詳細はこちら
(画像提供:四十萬谷本舗)
金沢おでん
加賀野菜や海の幸など、金沢の食材を使った具材が魅力

「金沢おでん」の具材には、加賀野菜の一つである源助大根、日本海の恵みを感じられるバイ貝・カニ面、その他、くるま麩・ふかし・赤巻といった、地元の食材が多く使われています。
出汁は、ほのかな甘みが感じられるあっさりとした味わいです。お店によって出汁の風味が異なるため、食べ比べするのも面白いですね。
金澤おでん 赤玉本店
創業から足し続けたお店自慢の出汁が美味しさの秘密


1927年の創業以来、毎日欠かさず継ぎ足し続けてきたという秘伝の出汁が自慢の「金澤おでん 赤玉本店」。昆布と煮干しから取った基本の白出汁と、醤油を加えた黒出汁を具材によって使い分けています。
選べるおでんの具材は常時40種以上。平日のランチは、大根・くるま麩・玉子・赤巻の4種類の具に、ご飯や小鉢、味噌汁がセットになった「平日限定おでん定食」(1000円※平日12時~14時30分)がおすすめです。金沢おでんの美味しさを存分に感じられます。
石川県金沢市片町2-21‐2
【火~金】12時~22時(LO21時30分)【土】12時~15時、16時~22時(LO21時30分)【日・祝】12時~15時、16時~21時(LO20時30分)
月(祝日の場合は営業)
金沢駅よりバスで約20分/北陸道金沢東ICより約20分
なし
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(画像提供:金澤おでん 赤玉本店)
加賀野菜
古くから引き継がれてきた、金沢が誇るブランド野菜

「加賀野菜」とは、「金沢市農産物ブランド協会」に認められた野菜のこと。加賀れんこん・金時草・源助だいこんといった15品目が認定されています。
金沢周辺には、懐石や寿司などの高級料理店からスイーツ店まで、「加賀野菜」を使った幅広いジャンルの飲食店が点在。地元の人や観光客に親しまれています。
季節料理と和み酒 十二の月
加賀野菜や日本海の恵みを心行くまで堪能

金沢市の繁華街、片町交差点から歩いて2分の距離に位置する「季節料理と和み酒 十二の月」は、地元・金沢の特産品を使ったコース料理が味わえる和食料理店です。
旬の食材や郷土料理を余すことなく堪能するなら、「美味いもん尽くしコース」(12000円)がおすすめ。香箱蟹・のどぐろといった海の幸、能登牛ステーキの他、加賀野菜の一つである加賀れんこんを使った蒸物など、贅沢なラインナップです。季節によって内容が異なり、旬の味を謳歌できるよう工夫されています。
石川県金沢市片町2-23-12 中央コアビル1階
17時30分~23時(LO22時)
日(連休の場合は最終日)
金沢駅よりバスで約10分/北陸道金沢東ICより約21分
なし
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(画像提供:季節料理と和み酒 十二の月)
和スイーツ
昔ながらと新しいものが融合した、金沢ならではのスイーツ

クリームあんみつやモナカアイス、抹茶ケーキといった、洋と和の要素を掛け合わせた「和スイーツ」。伝統を守りつつ、新しいものにチャレンジする気風を持つ金沢らしく、老舗の和菓子屋さんでも「和スイーツ」を提供するお店が何店舗かあります。
古くより茶の湯が生活になじんでいたことから、抹茶やほうじ茶を使ったスイーツが多いのも特徴です。
茶房 やなぎ庵
風情漂う景観を眺めながら、こだわりの和スイーツに舌鼓


工芸品のアートギャラリー「金澤しつらえ」内に位置する「茶房 やなぎ庵」は、正面に柳がそよぎ、歴史ある街並みを眺めながらお茶を味わえます。
抹茶やパフェなどの定番メニューのほかにも、期間限定メニューも用意されており、中でもイチオシは「金箔あんみつ」(1600円)。ほどよい甘さが絶妙な専門店特製のあんこと寒天は相性も抜群で、目の前で金箔を一枚のせてもらえる瞬間は撮影必須です。
石川県金沢市東山1-13-24
10時~17時(LO16時30分)
木(祝日の場合は営業)
金沢駅よりバスで約10分/北陸道金沢東ICより約18分
なし
「茶房 やなぎ庵」の詳細はこちら
(画像提供:茶房 やなぎ庵)
金箔ソフトクリーム
金箔が一枚のったソフトクリームは写真映え間違いなし

伝統工芸士が時間をかけて丁寧につくった金箔を、ソフトクリームに一枚のせた見た目も豪華な「金箔ソフトクリーム」。
元々は北陸新幹線開通時の限定品だったそうですが、インパクトのある見た目が大きな反響を呼び、今では金沢の代表的なスイーツと言えるほどの存在になりました。
箔一 東山店
金箔が丸々一枚のったフォトジェニックなソフトクリーム


金沢の観光地・ひがし茶屋街の一角に佇む「箔一 東山店」。銭湯だった面影を残す開放的な店内には、金箔を使った商品やお土産が並んでいます。
自慢の商品は、金箔が一枚ふわっとのせられた「金箔のかがやきソフトクリーム」(980円)。見た目の豪華さだけではなく、濃いミルクの味わいが風味豊かな一品です。
また、季節ごとにアレンジされた期間限定の金箔ソフトが登場。春には桜のチョコレートが付いた桜バージョンが食べられます。
(画像提供:箔一)
金箔カステラ
散りばめられた金粉が美しい贅沢なカステラ

金沢の金箔づくりは、安土・桃山時代から始まったとされている伝統産業。そんな金箔の街ならではの和スイーツ「金箔カステラ」は、上品な味が魅力的です。
カステラにきらびやかな金粉の輝きが華を添えており、贈り物にもぴったりな一品。ちょっと贅沢をしたいティータイムにもいいですね。
烏鶏庵 東山店
写真映えする良質な卵を使用した金箔カステラ


観光客で賑わうひがし茶屋街の入り口付近に店を構える「烏鶏庵(うけいあん)東山店」。金沢の直営農場で飼育されている烏骨鶏の卵を使ったバームクーヘン・プリン・アイスなどが購入できます。
看板商品は、烏骨鶏の卵をふんだんに使用した深い味わいのカステラ上に、キラキラ光る金箔がかけられた「烏骨鶏かすていら(金箔)」(1814円)。上品な甘さときめ細やかな生地のしっとりとした口当たりがたまりません。
(画像提供:烏鶏庵 東山店)
※この記事は2024年9月13日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
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じゃらん編集部
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