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2020.08.28

大阪城の楽しみ方を徹底ガイド!天守閣などの見どころからランチ情報・料金まで

大阪のシンボル・大阪城の見どころをたっぷり紹介します。
大阪を代表する観光スポットであり、桜の名所としても知られる大阪城公園。

敷地内には大阪城ホールや野球場もあるほか、2017年には複合施設「ジョー・テラス・オオサカ」や「ミライザ大阪城」がオープンするなど、大阪の新たな注目スポットに!

そんな大阪城の基本情報から、公園内の見どころ、桜やイルミネーションの情報まで紹介します!

記事配信:じゃらんニュース

大阪城公園までのアクセス

新大阪駅からも約30分

広大な敷地を誇る大阪城公園は、囲うように地下鉄・JR・京阪の電車が走っており、様々な駅からアクセスできるのが特徴。むしろ最寄駅が多くて、どこから行くのがいいのか迷ってしまうくらい。

旅行者には乗り換え便利なJR大阪環状線「大阪城公園」駅や、大阪城の玄関口である大手門から入る「谷町四丁目」駅(大阪メトロ谷町線/中央線)の利用がおすすめです。

大阪城公園
大阪城公園MAP

新幹線が発着する「新大阪」駅から行く場合は、まず大阪メトロ「御堂筋線」に乗って、5つ目の「本町」駅で「中央線」に乗換え、隣の「谷町四丁目」駅で下車。

9番出口を出るとNHK大阪放送局と大阪歴史博物館の裏手につきますので、左斜め前の高床式倉庫がある方向へ。道路側に出て、交差点を渡れば大阪城公園に入れます。新大阪駅からは30分程度で到着できるはずです。

大阪城公園の見どころ

大阪の街を一望できる大阪城天守閣

大阪城天守閣

大阪城(大坂城)の歴史を少し振り返ってみると、豊臣秀吉が天下統一の本拠地を大阪とし、大阪城の築城に着手したのは天正11年(1583年)のこと。その規模は現在の大阪城公園の約4~5倍で、本丸中央には金色に輝く天守。その巨大さや豪華さは当時並ぶものがないほどだったといいます。

しかし、その天守は1615年の大坂夏の陣で落城し、徳川幕府が再築した2代目天守も落雷で焼失。その後、昭和6年(1931年)に当時の市長の提案と市民の寄付金で復興されたのが、現在の3代目となる天守閣。

なんと寄付金はたった半年で目標額の150万円が集まったそう!市民の熱い想いでできあがった天守閣なんですね。現在の天守閣は5層8階建てで、高さは約55メートル。

内部は歴史博物館となっており、注目は3階にある黄金の茶室。歴史の授業でも学んだ有名な茶室が原寸大で推定復元されており、秀吉が生きた絢爛豪華な時代を感じることができます。

そして、8階の展望台からの眺めも必見! 大阪城公園と大阪の街を一望できますので、天下人 秀吉の気持ちになって見渡してみてはいかがでしょうか。大阪駅周辺のビルやあべのハルカスはもちろん、天気の良い日は奈良県の生駒山(いこまやま)や信貴山(しぎさん)、兵庫県の六甲山(ろっこうさん)まで見渡せます。

大阪城公園といえば桜の名所

大阪城公園

大阪屈指の桜スポットである大阪城公園。毎年大勢の花見客でにぎわいます。
中でも「西の丸庭園」にはソメイヨシノを中心に約300本の桜が植えられており、例年ではライトアップされた夜桜を楽しむこともできます。

ちなみに大阪府の「桜の標準木」も西の丸庭園の中に設置されており、この木の咲き具合で大阪府の桜の開花宣言が行われます。
広大な敷地を誇る大阪城公園。お堀の水面に映りこむのを眺めたり、桜の下で散歩やランニングをしたりと様々な楽しみ方ができるのも魅力です。

大阪城公園
大阪城公園

「森ノ宮」駅から向かう際に通る「玉造口」には、遅咲きの八重桜が植えられていますので、シーズンの最後まで楽しむことができます。

大阪城公園

大阪城公園のまわり方(モデルコース)

まずは天守閣に登ろう!

大阪城公園

東京ドーム23個分の広さをほこる大阪城公園。最寄駅から天守閣に向かうだけでも、20分ほど歩きます。途中、上り坂や階段も多いので、歩きやすい格好がおすすめ!

天守閣を見学するための所要時間は1時間ほど。普段はさまざまな特別展示やイベント、戦国武将の兜や陣羽織を身につけて写真撮影できる試着体験なども行っていますので、ぜひホームページもチェックしてみてください。(新型コロナウイルス感染症の影響により、兜・陣羽織の試着体験を休止しています。)

城内を散策して歴史を感じよう!

天守閣の周辺を含めた城内には歴史的な史跡がたくさんありますので、ぜひじっくり散策してみてください。写真を撮りながらゆっくり回るとさらに1時間半ほどかかりますので、天守閣と合わせて全体で2時間半ほどみておくと良いかもしれません。敷地が広いので、ガイドさんに案内してもらうのもおすすめ!

見どころをいくつか紹介すると、まず本丸東面にある石垣(本丸東石垣)。約34メートルという日本有数の高さを誇り、お堀の反対側からの眺めは絶好の撮影スポット。江戸時代の築城名人が作ったもので、今でもしっかりと残っています。

大阪城の内壕を約20分間で巡り、石垣と天守閣を水面から見られる観光船「大阪城御座船」もあります(大人1500円。運行期間や営業時間についてはホームページをご確認ください。

大阪城御座船

大阪城は巨石でも有名。城内で一番大きい「蛸石(たこいし)」は、高さ5.5メートル、横幅11.7メートル。重さは100トンを超えるとか。人が前に立つとその大きさがよくわかりますね。桜門を入ってすぐ正面にあります。

「蛸石」の名前の由来は、諸説ありますが、左の方にタコが寝ているようなシミがあるからだそう。このような巨石が大阪城内にはゴロゴロありますので、散策しながら探してみるのも楽しいのではないでしょうか。

大阪城

江戸時代に落雷で天守閣が焼失した際にも焼けずに残った「金明水井戸屋形(きんめいすいいどやかた)」、江戸時代に金庫として使われていた生子壁(なまこかべ)が特徴の「金蔵(きんぞう)」、5基の櫓など、大阪城には13箇所の重要文化財がありますので、ゆっくり歴史を感じながら巡ってみてください。

大阪城公園

大阪城公園内のランチやショッピングスポット

天守閣を間近に食事が楽しめる「ミライザ大阪城」

2017年に誕生した「ミライザ大阪城」は、築86年の歴史的建造物である「旧第四師団司令部庁舎」(もと大阪市立博物館)を改装した複合施設。

大阪城公園

2、3階、屋上ルーフトップは、新たな大阪のランドマークとして「THE LANDMARK SQUARE OSAKA」が誕生し、大阪城天守閣を間近に見ながら食事を楽しむことができます。

1階の大阪城「本陣」は、ここでしか買えない大阪城限定のグッズやTシャツ、お土産菓子などがずらり。飲食ブースでは、抹茶スイーツや変わり種抹茶ビール、ソフトクリームなども扱っています。

■ミライザ大阪城
[住所]大阪府大阪市中央区大阪城1-1 ミライザ大阪城
[営業時間]各店舗による
[定休日]各店舗による
[アクセス]大阪城公園と同様(下記参照)
「ミライザ大阪城」の詳細はこちら

BBQや展望カフェが楽しめる最上階がおすすめ

BLUE BIRDS ROOFTOP TERRACE

「THE LANDMARK SQUARE OSAKA」の屋上にあるのが、 “ブルーバーズ ルーフトップテラス”。春~秋ではテラスBBQを楽しむことができ、秋~冬では展望カフェを楽しめるレストランです。

すぐ目の前には大阪城天守閣、回りを見渡せば、遠くまで広がる大阪城公園の緑と、大阪の街のパノラマビューをお楽しみいただける贅沢なロケーション。

国産牛サーロイン等を含むお肉をしっかり楽しむBBQプラン(4,980円~)、オマール海老やタラバ蟹等贅沢な海鮮メニューを味わうBBQプラン(5,980円~)など、大人なBBQを楽しんでみては。

秋~冬の展望カフェでは、オリジナルカクテルやオリジナルスイーツも多数取り揃え、季節限定のイベントなども開催しています。

BLUE BIRDS ROOFTOP TERRACE
■BLUE BIRDS ROOFTOP TERRACE(ブルーバーズ ルーフトップテラス)
[住所]大阪府大阪市中央区大阪城1-1 ミライザ大阪城内 ザ ランドマークスクエア オオサカ 最上階
[営業時間]11:00~21:00(最終入店19:00)※2020年8月時点の営業時間です。新型コロナウイルス感染症の影響に伴い営業時間が変更になる場合がございます。詳細は公式HPよりご確認下さい。
[定休日]無し
[アクセス]大阪城公園と同様(下記参照)
「BLUE BIRDS ROOFTOP TERRACE」の詳細はこちら

城下町をイメージした「ジョー・テラス・オオサカ」

「大阪城公園」駅を降りてすぐの場所にあるのが、同じく2017年に誕生した複合施設「ジョー・テラス・オオサカ」。さまざまなカフェやレストランなどが軒を連ね、観光客の方はもちろん、すぐ近くにある大阪城ホールの利用者や近隣の方にとっても便利なスポットになっています。

カフェやパンケーキ、ラーメン、お好み焼き、たこ焼きなど、手軽に食事を楽しめるお店が多いのが特徴。中には着物や浴衣のレンタルができるお店もあり、そのまま大阪城内の散策もできます!

■ジョー・テラス・オオサカ
[住所]大阪府大阪市中央区大阪城3-1 大阪城公園内
[営業時間]店舗による
[定休日]店舗による
[アクセス]大阪城公園と同様(下記参照)
「ジョー・テラス・オオサカ」の詳細はこちら

夜のライトアップ情報

大阪城天守閣は毎日24時までライトアップ

大阪城では毎日日没から24時までライトアップされ、大阪の街にその姿を映し出しています。特に桜の季節は、その向こうに見える大阪城とのコラボレーションが幻想的な美しさです。

大阪城公園

森ノ宮噴水エリアには、1年を通じて公園に咲く花や樹木が楽しめる「ボタニカルショーケース」があり、春夏秋冬で木々をライトアップする「ボタニカル夜さんぽ」を開催しています。

無料で楽しめますので、夜のお散歩におすすめ。ライトアップの時間など詳細はホームページをご確認ください。

大阪城公園
■大阪城天守閣
[住所]大阪府大阪市中央区大阪城1-1
[営業時間]9時~17時(入館は閉館の30分前まで)※桜シーズン、ゴールデンウィーク、夏休みは開館時間を延長します
[休館日]12月28日から翌年1月1日
[アクセス]【車】神戸方面から:阪神高速 13号東大阪線 法円坂出口、東大阪方面から:阪神高速 13号東大阪線 森之宮出口
【電車】大阪メトロ 谷町線「谷町4丁目駅」1-B番出口、「天満橋駅」3番出口、大阪メトロ 中央線「谷町4丁目駅」9番出口、「森ノ宮駅」1番出口・3-B番出口、大阪メトロ 長堀鶴見緑地線「森ノ宮駅」3-B出口、「大阪ビジネスパーク駅」1番出口、JR大阪環状線「森ノ宮駅」「大阪城公園駅」、JR東西線「大阪城北詰駅」、京阪電車「天満橋駅」
[駐車場]あり(大阪城公園駅前駐車場、森ノ宮駐車場)
基本料金(午前8時~午後10時)1時間350円
夜間料金(午後10時~翌日午前8時)1時間150円
[料金]大人600円、中学生以下無料※中学生は、要証明(生徒手帳など)
「大阪城天守閣」の詳細はこちら
「大阪城天守閣」の口コミ・周辺情報はこちら
「大阪城公園」の詳細はこちら
「大阪城公園」の口コミ・周辺情報はこちら

※この記事は2020年8月時点での情報です
※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため予定が変更になる可能性があります
※掲載の価格は全て税込価格です
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください
※旅行・お出かけの際は、安全、体調に十分に配慮しましょう。お出かけの際は公式ホームページなどで最新の情報をご確認ください。

Akiko  Akiko

美味しいものを求めて、国内外を旅するライター。最近は山登りも始めるも、何よりの楽しみは下山後のビールと温泉。

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