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2014.01.31

絶景!全国「崖」4選。サスペンスドラマに登場しそうな断崖絶壁

サスペンスドラマのクライマックスと言えば、犯人の自供シーン。断崖に立つ犯人が海をみながら、「ふっ、そうだ、俺が殺した…」と自供するシーンです。

どんなに往生際の悪い犯人でも、崖に立てば穏やかに胸の内を吐露(とろ)しだす理由とは何なのでしょう…

断崖絶壁で、目の前は海。もうどこにも逃げ場は無い。そう観念して白状するのでしょうか?

それとも海風に吹かれながら、地の果てに立ち尽くすことで、ある種の悟りを開き、ただただ素直な気持ちになれるのでしょうか…

いずれにしても、崖には犯人に自供させるパワーがあることは確かであり、滝のマイナスイオンもビックリの効果があるようです。

これを何イオンと呼ぶのかは知りませんし、そもそもそれが存在するのかどうかも定かでは無いですし、お前が言い出したことだろうと言われてしまっては立つ瀬がなく、まさしく崖っぷちになるわけです。

上手いこと言えたところで、今回はサスペンスドラマに登場しそうな崖をご紹介したいと思います。

記事配信:じゃらんニュース

1. 福井「東尋坊」

崖界の絶対王者

東尋坊
東尋坊 観光遊覧船

もし崖界があるとすれば絶対王者確実!日本で一番有名な崖こと福井県の「東尋坊」(とうじんぼう)からご紹介します。

坊とつくから甘ちゃんなんだろう?とか言ってると怪我をします。海食によってゴッツゴツに削られた、高さ約25mの岩壁が約1kmも続いています。もちろん足元もゴッツゴツです。

これほどの規模を持つものは世界でも珍しいそうで、国の天然記念物及び名勝に指定されています。

さらにこの東尋坊は、遊歩道を散策しながら断崖を覗きこむことが出来るだけでなく、観光遊覧船も運行しており、海上から眺めることも可能となっています。

■東尋坊
[住所]福井県坂井市三国町安島
「東尋坊」の詳細はこちら

2. 和歌山「三段壁」

足がすくむほどの迫力

三段壁

続いての崖は、近畿屈指の温泉リゾートである南紀白浜の「三段壁」(さんだんべき)です。
名前の由来は、その昔、漁師たちが魚の群れなどを見張る場所「見壇」(みだん)が三段に転じたことが始まりとされています。

その由来が本当かどうかは別として、三段の名に恥じない高さを誇ります。崖の高さは50mあり、展望台から眺めると足がすくむほどの迫力です。

また、崖下の「三段壁洞窟」は、源平合戦で知られる熊野水軍の隠し洞窟だったと伝えられ、地下36mまでエレベーターで下り、神秘的な洞窟を観覧することが可能です。ただし、波の荒い日は危険なため閉鎖されるので注意です。

■三段壁
[住所]和歌山県西牟婁郡白浜町2927-52
「三段壁」の詳細はこちら

3. 島根「摩天崖・知夫赤壁」

崖の名勝地

隠岐の島
摩天崖
知夫赤壁

次にご紹介する崖は島根県・隠岐の島から。なんと、隠岐の島には崖の名勝地が2つもあります。
まずは、隠岐諸島の西ノ島北西部に位置する国賀海岸の「摩天崖」(まてんがい)。

高さ257mの摩天崖は国内最大級の海崖(かいがい)として知られ、同海岸の中心的存在となっています。
定期観光バスと観光船でも楽しむことができますが、波が高いと観光船は欠航となります。波高い = 欠航。これ崖の方程式らしいです。

隠岐の島でもう1つの崖は、隠岐諸島の知夫里島南西に位置する知夫赤壁(ちぶせきへき)です。文字通り赤褐色の岩肌が時刻とともに色を変化させ、特に夕日を受けた赤壁が美しく、隠岐屈指の名所となっています。

■摩天崖
[住所]島根県隠岐郡西ノ島町浦郷
「摩天崖」の詳細はこちら

4. 鹿児島「鹿島断崖」

ウミネコ餌付け体験もできる!

鹿島断崖
餌付け体験
※画像はイメージです。

断崖の上には展望台があり、崖を見下ろすことができます。ここはウミネコの繁殖地としても有名で、崖のまわりには無数のウミネコが飛び交っていて、観光船から餌付け体験をすることも可能です。

最後にご紹介するのは、鹿児島県・下甑島(しもこしきじま)北端にある「鹿島断崖」。高さ200mの断崖で、御物瀬(ごもつせ)・鶴穴などさまざまな名前が付いた奇岩や大岩が点在しています。横縞模様の層を持ち、荒々しい景観に目を奪われること必至です。

ちなみに、漫画「Dr.コトー診療所」の舞台である古志木島は、この下甑島がモデルとなっています。

■鹿島断崖
[住所]鹿児島県薩摩川内市鹿島町藺牟田
「鹿島断崖」の詳細はこちら

いかがでしたか? 日本各地のサスペンスドラマに登場しそうな崖をご紹介致しました。どの崖も絶景として観光スポットになっています。

崖はサスペンスドラマだけのものじゃ無いと思い知らされた気分です。
素直な気持ちになりたいのは犯人だけじゃない。みんな人それぞれ、言えない痛みを抱えて生きてるってことです。

自供することが無くても、人間本来の素直な気持ちに立ち返りたいと思う方は、ぜひ今回ご紹介した崖を訪れてみてはいかがですか?

まさと

ライターのまさとです。旅に関する名言をひとつ。 「今から20年後、君はやったことよりもやらなかったことにより後悔するだろう。 ゆえに、もやいを解き放て。安全な港から船を出せ。貿易風を帆に捕らえよ。 探検せよ。夢を見よ。発見せよ」 人生という旅もかくありたいものです。

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