京都有数の観光地である嵐山の「嵯峨野トロッコ列車」は、新緑や紅葉など嵯峨野地区の四季折々の風情を満喫できる観光列車です。
この記事では、車窓から見える保津峡の絶景をはじめ、実際にトロッコ列車に乗って感じた魅力や楽しみ方を紹介!トロッコ嵯峨駅へのアクセス、乗車券の購入・予約方法についても解説します。
嵯峨野トロッコ列車とは
京都観光で行きたいエリアの一つである嵐山。その嵐山と亀岡を結ぶ観光列車が「嵯峨野トロッコ列車」です。
トロッコ嵯峨駅からトロッコ亀岡駅までの乗車時間は約25分。春は美しい桜、夏は新緑と川のせせらぎ、秋は艶やかな紅葉、冬は雪景色と、四季折々の保津川渓谷の絶景を満喫できます。
どこから乗れるの?
乗車駅はトロッコ嵯峨駅、トロッコ嵐山駅、トロッコ保津峡駅、トロッコ亀岡駅の4つ。
JR京都駅から向かうならトロッコ嵯峨駅が便利です。JR京都駅から嵯峨嵐山駅までは嵯峨野線で快速約11分、普通約17分でアクセスでき、駅を降りるとすぐ隣がトロッコ嵯峨駅です。
列車は単線を往復して運行。どの駅から乗車しても片道料金は変わりません。終点のトロッコ亀岡駅からはそのまま再度トロッコ列車に乗り嵐山方面に戻れます。
おすすめの車両は?
「嵯峨野トロッコ列車」は機関車と5両編成で構成されていますが、おすすめは5号車の「リッチ号」。窓ガラスがない車両で、保津峡の絶景をよりダイレクトに楽しめます。
椅子の横は柵になっており、心地よい風が吹き抜けてなんとも爽快!屋根はシースルー仕様で、光のシャワーが降り注ぎます。
写真でもわかる通りガラスの屋根は設置されていますが、横の窓ガラスがないため、雨天時には雨に濡れる可能性があります。チケットの予約の際には注意しましょう。
【体験レポ】いざ出発!車窓から見える絶景を満喫
電車に乗り込み、いよいよ出発です。走り始めは街中や森の中を抜けていき、まだ保津川を見ることができません。
しばらく走ると視界が開けて川が見えてきました!車内も「おぉ~」という感じで、盛り上がります。
進行方向により現れる景色が異なりますが、左右どちらの座席からも保津川を見ることができます。また絶景ポイントでは車内にアナウンスが流れ、速度を落として運転してくれます。
雄大な保津峡の風景は癒し度満点。
全長7.3kmの路線には8つのトンネルがあり、中に入ると周りは真っ暗で探検隊のような気分になります。トンネル内は夏でもひんやりして涼しいくらいです。
途中のトロッコ保津峡駅では、可愛いたぬきの置物が出迎えてくれます。
トロッコ亀岡駅に近づくにつれて緑が深まり、目の前のダイナミックな絶景に、思わずため息をついてしまいます。
トロッコ亀岡駅に到着し、電車の旅はここで終了。多彩な景色が楽しめ、25分があっという間に感じられました。
秋の紅葉シーズンはライトアップも実施
体験レポで乗車したのは夏の時期で新緑がなんとも美しい季節でしたが、秋もおすすめ。
秋には色づく紅葉のトンネルを抜けて走るトロッコの旅が待っています。ゴトゴトとゆっくり走るからこそ景色をじっくり見られる贅沢なひと時です。
さらに10月中旬から12月下旬の16時30分頃からは沿線がライトアップされ、保津川渓谷の幻想的な風景を見ることができます。
乗車券の購入や予約方法について
乗車日1カ月前の午前0時より予約可能です。紅葉の時期などは満員になることもあるので、予約や事前購入を活用しましょう。リッチ号を指定しての予約も可能です。
[窓口で購入]
トロッコ保津峡駅を除くトロッコ列車各駅の窓口で購入可能。当日分の乗車券のみを先着順で販売しています。
嵯峨野トロッコ列車公式ホームページの「乗車券予約はこちら」から、専用サイトで予約・購入できます。
京都府京都市右京区嵯峨天竜寺車道町
日により変動(運行スケジュールはHPを要確認)
冬期運休12月30日~2月末日、他不定(運行スケジュールはHPを要確認)
【大人】880円【小児】440円※乗車区間にかかわらず均一
【トロッコ嵯峨駅】嵯峨嵐山駅より徒歩1分【トロッコ亀岡駅】京都縦貫道篠ICより約10分
【トロッコ嵯峨駅】なし【トロッコ亀岡駅】あり(有料)
「嵯峨野トロッコ列車」の詳細はこちら
「嵯峨野トロッコ列車」の口コミ・周辺情報はこちら
まとめ
京都といえばお寺や神社だけでなく、豊かな自然も見どころです。レトロでクラシカルなトロッコ列車でゆっくり走行しながら、四季折々の風景を堪能するのもおすすめ。秋のライトアップや冬のストーブ列車の運行など特別な体験をすることもできるので、ぜひ足を運んでみてくださいね。
※この記事は2024年9月27日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
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