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2020.11.19

【東北】老舗の温泉旅館おすすめ10選!自慢の湯とレトロな空間を堪能<2020>

乳頭温泉郷 鶴の湯温泉【秋田県仙北市】

重厚感とノスタルジーを全身で堪能できる秘湯。

鶴の湯温泉
江戸時代にタイムスリップしたような風景
鶴の湯温泉
テレビや冷蔵庫もなく、静かにゆったりと時間が流れる
鶴の湯温泉
夕食は山菜などの滋味深い料理。郷土料理の山の芋鍋も絶品
鶴の湯温泉
本陣では客室の囲炉裏を囲んで夕食をいただける
鶴の湯温泉
明かりを灯したかまくらが幻想的な雰囲気に

宿泊棟は「本陣」のほか、「新本陣」、「1・2号館」などがあり、それぞれ異なる趣がある。「本陣」は茅葺き屋根に囲炉裏、室内を照らすランプなど、随所から歴史を感じることができる特別な空間だ。

泉質自慢

[開湯]1638年
[泉質]含硫黄-ナトリウム-塩化物-炭酸水素塩泉
[かけ流し(加水)]
4種類の源泉があり、露天、内湯、打たせ湯で楽しめる。

歴史自慢

[築]140年
[創業]1701年
「本陣」は350年以上前、藩主の護衛が詰めた建物をそのまま保存したもの。

■乳頭温泉郷 鶴の湯温泉
[TEL]0187-46-2139
[住所]秋田県仙北市田沢湖田沢字先達沢国有林50
[アクセス]【電車】JR田沢湖駅より羽後交通バスで35分、アルパこまくさより無料送迎バスを利用【車】東北道盛岡ICより2時間
[駐車場]80台
「乳頭温泉郷 鶴の湯温泉」の詳細はこちら

鉛温泉 藤三旅館【岩手県花巻市】

珍しい立ち湯も魅力の文人ゆかりの宿。

藤三旅館
物語に登場しそうな美しく風情のある外観
藤三旅館
深さ平均1.25mの立ち湯混浴風呂
藤三旅館
藤三旅館
戦前から多くの客が心身を休めてきた
藤三旅館
地元の山の幸、三陸の海の幸が彩り豊かに並ぶ

江戸時代に創業した歴史ある一軒宿で、宮沢賢治の童話にも「鉛の湯」とその名が登場する。荘厳な外観の本館は総ケヤキ造りの3階建て。文人ゆかりの客室も宿泊可能だ。夕食は花巻産ブランド豚の鍋や山海の幸に舌鼓。

泉質自慢

[開湯]600年
[泉質]アルカリ性単純高温泉
[源泉100%かけ流し]
湯量豊富で、4カ所の風呂はすべて加水・加温なしの源泉100%かけ流しだ。

歴史自慢

[築]79年(1941年建築)の総ケヤキ造り
[創業]天保12年(1841年)、1942年に株式会社へ
田宮虎彦が長期滞在して書き上げた、宿が舞台の小説がある。

■鉛温泉 藤三(ふじさん)旅館
[TEL]0198-25-2311
[住所]岩手県花巻市鉛字中平75-1
[アクセス]【電車】JR新花巻駅、花巻駅よりシャトルバスあり【車】東北道花巻南ICより20分
[駐車場]80台
「鉛温泉 藤三旅館」の詳細はこちら

千二百年の湯めぐり大沢温泉 賢治ゆかりの自炊部「湯治屋」【岩手県花巻市】

宮沢賢治が愛した湯を懐かしい湯治スタイルで。

「湯治屋」
あたたかな明かりに浮かぶ外観に郷愁を感じる
「湯治屋」
古いモノクロ写真に写る本館。玄関や欄干の形など今も変わらぬ姿をのぞかせる
「湯治屋」
木製の看板や引き戸、裸電球など、昔ながらの姿を色濃く残す玄関に期待が高まる
「湯治屋」
レトロな趣を感じることができる内湯「薬師の湯」
「湯治屋」
豊沢川をそばに見下ろす女性用露天風呂かわべの湯(冬季入浴不可の場合あり)
「湯治屋」
年代ものの掲示物や調度品にも注目
「湯治屋」
帳場横の待合室。湯上がりの待ち合わせは畳でのんびり
「湯治屋」
コタツでほっとひと息。心身共にゆったりと寛げる
「湯治屋」
地元産のそば粉を使った十割そばは食事処で味わえる

【自炊にもチャレンジ】
広い共同炊事場には調理器具や食器などが揃い、売店では調味料なども販売。昔ながらの湯治気分を気軽に楽しめる

「湯治屋」
「湯治屋」

昔ながらの湯治場風情を存分に堪能できると評判の湯宿。素泊まりが基本で、自炊と食事処の利用を好みで組み合わせていく。建物は築210年以上の歴史があり、廊下を歩けばギシッときしむ音が鳴るのも味わい深い。温泉は内湯、露天風呂が4カ所あり、湯めぐりも楽しめる。

泉質自慢

[開湯]820年頃
[泉質]アルカリ性単純温泉
[源泉100%かけ流し]
何度でも入れる優しい泉質で湯めぐりにもぴったり。体の芯から温まると評判。

歴史自慢

[築]一部210年以上
[創業]詳細不明、株式会社としての設立は1953年
江戸時代には南部藩主が、昭和初期には宮沢賢治や高村光太郎らが湯浴みに訪れた。

■千二百年の湯めぐり大沢温泉 賢治ゆかりの自炊部「湯治屋」
[TEL]0198-25-2315
[住所]岩手県花巻市湯口字大沢181
[アクセス]【電車】JR新花巻駅より無料シャトルバスあり【車】東北道花巻南ICより15分
[駐車場]100台
「千二百年の湯めぐり大沢温泉 賢治ゆかりの自炊部「湯治屋」」の詳細はこちら

大鰐温泉 ヤマニ仙遊館【青森県大鰐町】

文人たちがかつて寛いだ明治モダンな湯宿。

ヤマニ仙遊館
古くから変わらぬ佇まい。太宰治や歴史的著名人たちが眺めた景色がここにある
ヤマニ仙遊館
赤いじゅうたんを敷いた階段などモダンな趣も随所に感じられる
ヤマニ仙遊館
今も昔も、客室から平川を望む
ヤマニ仙遊館
タイル張りの小ぢんまりとした内湯
ヤマニ仙遊館
土蔵のレストランはアンティークの調度品が満載
ヤマニ仙遊館
レストランの2階は太宰治の資料展示スペース
ヤマニ仙遊館
1851年の温泉番付。行司に大鰐温泉の名がある
ヤマニ仙遊館
風格のある床の間が目を引く文化財棟の客室
ヤマニ仙遊館
温泉もやしを使った郷土料理の帆立の貝味噌焼き
ヤマニ仙遊館
地元の「お母さん」たちによる朝食も評判だ

明治初期の創業で、太宰治や田山花袋などの文人、画家など多くの著名人が訪れた歴史をもつ。築123年の文化財棟客室は、往時の造りのまま。夕食は文化財である土蔵のレストランで。大鰐の古い写真も展示しており、歴史に思いを馳せながら過ごせる。

泉質自慢

[開湯]830年
[泉質]低張性弱アルカリ性高温泉
[源泉100%かけ流し(加水の場合あり)]
湯上がり後の肌がサラリと感じられる美肌の湯。源泉の温度が高い場合のみ加水。

歴史自慢

[文化財棟築]123年
[創業]1872年(公表)
1897年に建てられた文化財棟と土蔵は登録有形文化財になっている。

■大鰐(おおわに)温泉 ヤマニ仙遊館
[TEL]0172-48-3171
[住所]青森県南津軽郡大鰐町蔵館村岡47-1
[アクセス]【電車】JR大鰐温泉駅より徒歩10分【車】東北道大鰐弘前ICより10分
[駐車場]10台
「大鰐温泉 ヤマニ仙遊館」の詳細はこちら

飯塚旅館【青森県黒石市】

素朴な中に粋をちりばめた大正ロマンな空間に浸る。

飯塚旅館
2階建てだが天井が高くどっしりとした構え
飯塚旅館
凝った装飾と書体から粋を感じる看板
飯塚旅館
壁の質感や天井の風合いが何とも落ち着く
飯塚旅館
温湯こけし発祥の地でこけし灯ろうが並ぶ
飯塚旅館
小ぢんまりとしたヒノキ風呂も風情が漂う
飯塚旅館
夕食は川魚や山菜などを使い、素朴だが手間暇かけた料理がずらり

400年以上の歴史をもつ温湯温泉にある、1914年に建てられた伝統的な木造建築。客室の窓のすりガラスや鍵など随所にレトロな趣を残す。夕暮れから灯る玄関のこけし灯ろうも風情がある。

泉質自慢

[開湯]1600年頃
[泉質]ナトリウム-塩化物泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
[源泉100%かけ流し]
肌に優しくなじむ湯で、体が長い時間ポカポカしている。

歴史自慢

[築]106年
[創業]1820年頃
宿周辺にもレトロスポットが点在しているので散策もおすすめだ。

■飯塚旅館
[TEL]0172-54-8303
[住所]青森県黒石市温湯鶴泉60
[アクセス]【電車】JR黒石駅より弘南バスで20分、上温湯より徒歩すぐ【車】東北道黒石ICより10分
[駐車場]12台
「飯塚旅館」の詳細はこちら

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