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2023.05.11

【2023】東京の絶品「どら焼き」3選!老舗から定番のお店まで実食レポート

多彩な和スイーツの中でも、定番人気の「どら焼き」。カステラのようなふんわりした生地に餡をはさむどら焼きは、シンプルながら優しい甘さでほっと和める味わい。

最近のビジュアル系スイーツのブームにも負けず、世代を問わず長く愛され続ける秘密は、店ごとに生地や餡に工夫を凝らし、それぞれ個性ある味わいになっているから。

自宅でのおやつにぴったりなことはもちろん、お土産にも喜ばれるどら焼き。数ある和菓子店の中から、都内にあるどら焼きの老舗や、行列のできる人気店を編集部で厳選。実食レポートを紹介します。

※この記事は2023年4月時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。

【上野】うさぎや

自家製つぶ餡の口溶けの良さが秀逸

うさぎや
どらやき1個240円

東京のどら焼きで屈指の人気店「うさぎや」。

レンゲの蜂蜜入りのもっちりとした生地は、ふんわりとしていながらも歯切れが良く、優しい甘さ。焼き目の香ばしさも加わって、直径約10cmと大振りながら、いくつでも食べられそうな軽さです。

生地にサンドしたつぶ餡は、十勝産の小豆をじっくり炊き上げたもの。つぶ餡とは思えない口溶けの良さで、小豆の皮が口の中に残らず、飲み込んだあとも小豆本来の風味の余韻が感じられます。

消費期限は2日間ですが、当日食べるのがオススメ。その場で一つ味わうのが最高です。餡は十勝産小豆のつぶ餡と白インゲン豆の白あんの2種。生地が甘めなので餡は甘さが控えめ。重すぎず、軽すぎずの甘さ加減で、生地とのバランスが絶妙です。

うさぎや

うさぎやの創業は1913(大正2)年。店名のうさぎやは、初代が卯年生まれであったことによるのだとか。どら焼きのほか、うさぎ型の焦がしの皮に、蜜漬けした大納言を少し加えたこし餡入りの「喜作最中(1個120円)」も人気。

近くにカフェはあるものの、支店はなく、ここでしか買えないという希少価値も加わって、行列の人気店になっています。

■うさぎや
東京都台東区上野1-10-10
9時~18時(※16時以降は要予約)

どらやき240円、喜作最中120円
JR 御徒町駅より徒歩5分
「うさぎや」の詳細はこちら
「うさぎや」の口コミ・周辺情報はこちら

【自由が丘】黒船 自由が丘本店

しなやかな生地も小豆の風味が生きる餡も上品

黒船 自由が丘本店
黒船どらやき1個250円

カステラで知られる黒船のもう一つの人気商品がどらやきです。北海道産小豆をこだわりの水で素材の持ち味、つぶ感をいかして炊き上げた餡を、丁寧に手焼きする黒糖入りのもちっとしなやかな生地で包んでいます。

口の中で餡と生地が溶け合って、黒糖の豊かな風味、餡の上品な甘さが広がり幸福感に包まれます。小振りなサイズで食べやすく、あとを引く美味しさ。モダンなパッケージはお土産にも喜ばれそうですね。

定番のつぶ餡、白あんの「珠貴(たまき/324円)」のほか、檸檬など季節の味わいもあるので、訪れるたびに新しい美味しさに出会えるのも魅力です。

黒船 自由が丘本店

モノトーンを基調としたモダンな店舗は自由が丘の街並みと調和。工房が併設されているので、看板の「黒船カステラ(1本1404円)」をはじめ、どらやきも出来たてが販売されています。

2階「cafe COCOOCEN」では、素材にこだわったお菓子やかき氷、月替わりのランチメニューを美味しいお茶やコーヒーとともに味わうことができます。
※かき氷は6月からの提供

■黒船 自由が丘本店
東京都目黒区自由が丘1-24-11
10時~18時
不定休
【電車】東急電鉄 自由が丘駅より徒歩6分
【物販(1階)】2900円~3000円、【喫茶(2階 カフェコクセン)】1200円
「黒船 自由が丘本店」の詳細はこちら

【人形町】清寿軒

大粒のつぶ餡がずっしり!あんこ好きにはたまらない

清寿軒
大判どら焼き1個270円、小判どら焼き1個250円

東京のどら焼きで忘れてはならないのが「清寿軒」。どら焼きには「大判」「小判」の2種があり、大判は2枚の生地でつぶ餡をサンドする一般的なスタイルですが、小判は1枚の生地で餡をくるむスタイルです。

大きな特徴はそのつぶ餡の量!北海道産の小豆をじっくり4~5時間かけて炊き上げるつぶ餡は、時代にあわせて創業当時より甘さを控えめにしているものの、持つとずっしりと重く感じられるほどのボリューム。小判にも、生地からはみ出すほどのつぶ餡が入っています。

高温で香ばしく焼き上げた生地は気泡が細かく、しっとりしなやかで、餡とのバランスが抜群。「大福帳」と記された筆書きの箱も趣があります。

清寿軒

江戸時代に1818(文化元)年に創業した「清寿軒」は、現在七代目がその暖簾を守っています。2017年に移転した新店舗はガラス張りの明るい雰囲気。七代目が考案した「栗まんじゅう(270円)」も人気です。

どら焼きは午前、午後の2回販売していますがすぐに売り切れてしまうので、販売中の看板が出ていたら、迷わず購入がオススメです。

■清寿軒(せいじゅけん)
東京都中央区日本橋堀留町1-4-16
9時~17時
土・日・祝
1000円
【電車】東京メトロ 人形町駅より徒歩5分、東京メトロ 三越前駅より徒歩7分
「清寿軒」の詳細はこちら
「清寿軒」の口コミ・周辺情報はこちら

※この記事は2023年4月にじゃらん編集部が更新しました。
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。
※掲載の価格は全て税込価格です。

中林 貴美子  中林 貴美子

旅のライター歴=じゃらんライター歴20余年。2人の子どもを育てつつ、西へ東へ取材行脚の日々。観光地と観光地のはざまにあるのどかな里山風景やそこで暮らす地元の人との触れあいが好き。食いしん坊が幸いしてご当地グルメや道の駅グルメ関連も多数。

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