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ベイクドチーズケーキにレアチーズケーキ、ニューヨーク風にバスク風など、多彩で奥が深いチーズケーキの世界。今回は、京都にあるカフェや喫茶店、チーズケーキ専門店の中から、チーズの芳醇な風味を堪能できる“一度は食べたい”逸品を紹介します。店内のカフェ情報のほか、テイクアウト・お取り寄せのデータも掲載しています。店で味わうもよし、お土産として家でじっくり楽しむもよし、お店選びの参考にしてみてくださいね。

【鞍馬口駅】さらさ西陣

元銭湯のレトロ空間で味わう、季節の濃厚チーズケーキ

もともとは銭湯「藤ノ森湯」として使われていた築約100年の建物をリノベーション。色鮮やかなマジョリカタイルや柱がそのまま残されたノスタルジックな店内で、手作りの食事メニューや近くの工房から届く上質なスイーツを味わえます。

こちらのチーズケーキは、キャラメルやほうじ茶、いちごなど季節によってフレーバーが変わるのが特徴。生地にはこだわりのクリームチーズがたっぷりと使用され、豊かな風味が際立ちます。また、ねっとりと舌に絡みつくような食感も楽しいポイントです。

ケーキとドリンク1杯がセットになった「ケーキセット」は1250円。姉妹店「CLAMP COFFEE SARASA」の自家焙煎豆を使ったコーヒーや、紅茶、チャイなど好きなドリンクをオーダー可能です。

【出町柳駅】茂庵

緑に包まれた山頂カフェで旬のフレーバーを堪能

左京区・吉田山の山頂に佇む、大正時代の木造建築を活かしたレトロカフェ。豊かな自然に囲まれた空間で、如意ヶ岳の「大文字」や京都市街を一望しながら至福のティータイムを過ごせます。

カフェメニューの1つ「ベイクドチーズケーキ」は、季節ごとにかぼちゃ、抹茶、いちごなど旬の食材を使った味が登場。しっとりと焼き上げた生地はクリームチーズの香りが豊かで、素朴かつ優しい味わいを楽しめます。またお得なドリンクセット（1100円）では、グアテマラ産ブルーレイクなどこだわりの豆を使ったコーヒー、200年以上の歴史を持つドイツ・ロンネフェルト社の茶葉を使った紅茶などから飲みものを選ぶことができます。

入店は予約優先のため、電話やホームページのフォームからの事前予約がおすすめです。吉田山の麓からは徒歩15分ほどかかるので、軽い散策がてらお店を目指しましょう。

【京都市役所前駅】FORTUNE GARDEN KYOTO

築98年の洋館で口溶け抜群の本格バスクチーズケーキを味わう

1927年竣工の島津製作所の旧本社ビルをリノベーションしたレストラン。平日限定で食事やカフェメニューを楽しむことができます。

名物の「バスク風チーズケーキ」は、パティシエがスペイン・バスク地方で食べたチーズケーキを忠実に再現したものだとか。たっぷりのクリームチーズを使用しつつ、薄力粉やコーンスターチを少量に抑えることで、滑らかな食感と口溶けの良さが際立つ一品です。また、生地に適量加えられたレモン汁も、後味に爽やかな酸味を添えてくれます。

直径12cmのホールサイズ（3200円）のテイクアウトも可能。焼き立てを即冷凍する独自の保存方法で、自宅でも濃厚な味わいをそのまま体感できるので、お土産にもおすすめです。

店内には、歴史ある洋館ならではの重厚かつスタイリッシュな雰囲気が流れています。手入れの行き届いた中庭を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごしてみてください。

【烏丸御池駅】京・菓る茶cafe

絵本の世界から飛び出てきたかようなフォルムがキュート！

京町家を改修して営業を行う古民家風カフェ。1階はショップ、2階には中庭が見えるカフェスペースが併設されています。

看板メニューの「口福のチーズケーキ」は、まるで漫画やアニメに出てくるかのような三角形の可愛いフォルム。光沢感のある外側には北海道産クリームチーズにマスカルポーネ、リコッタをミックスしたチーズムースが使用され、内側にふんわり食感のスフレチーズが閉じ込められています。穴からはチョコレートでできたネズミが顔を覗かせていますが、表情はチョコペンで一匹ずつ丁寧に手描きされているそうで、思わず写真に収めたくなるほどのキュートさです。

プレーンのほか「ショコラ」（590円）、「いちご」、「抹茶」（600円）と全部で4つの味をラインナップ。いくつか注文すれば、よりカラフルな写真を撮影することができそうです。

【烏丸御池駅】松之助 京都本店

料理研究家がほれ込んだ、本場ニューヨークの味を京都で味わう

“アップルパイのゴッドマザー”と称される料理研究家・平野顕子さんがプロデュースを行うパイやケーキの専門店。アメリカ留学時代に恩師であるシャロル・ジーン氏から平野さんが学んだ、自然素材をふんだんに取り入れた優しい味わいの焼き菓子が店頭に並びます。

本場仕込みのレシピで作る「ニューヨーク・チーズケーキ」は、しっとり重厚感のある生地がポイント。口の中にクリームチーズの深みのある風味が広がり、その後に続く滑らかにとろけていくような繊細な口溶けが印象的です。プレーンチーズケーキのほか、生地に自家製キャラメルを練り込んだ「キャラメル・ニューヨーク・チーズケーキ」（600円）も人気です。

店内は静かでスタイリッシュな雰囲気。ショーケースの手前にはイートインができるテーブル席が備えられています。エスプレッソ（400円）やレモネード（700円）など幅広く揃ったドリンクメニューとともに、絶品チーズケーキを味わってみましょう。

【三条駅】喫茶葦島

ヘルシーな米粉のチーズケーキは自家焙煎コーヒーと相性抜群

一杯ずつ丁寧にハンドドリップされた自家焙煎珈琲を楽しめる、落ち着いた雰囲気の喫茶店です。看板メニューはグルテンフリーの「三条チーズケーキ」。米粉をはじめ国産の高品質な原料のみが使用されていて、口の中にチーズの芳醇な香りが広がります。溶けるような滑らかな舌触りも魅力で、中深煎りの「葦島ブレンド」をはじめ自慢のコーヒーとも相性ぴったりです。

また、ベルギー産クリームチーズを贅沢に使用した「しとろりチーズケーキ」もおすすめ。中はクリームブリュレのように半レアで、名前通りのしっとりトロリとした食感です。さらにフローズン状態から溶けるまでの食感の変化が楽しい「贅沢チーズケーキ プレーン」（単品1010円）も名物メニューの一つとなっています。なお紹介したケーキメニューは、コーヒーなどのドリンクとセット注文すると各300円割引になるのでおすすめですよ。

【東山駅】フロマージェリー アルモニー

チーズごとの特徴を生かした“大人のケーキ”を味わって

世界中から厳選したチーズとこだわりチーズケーキが自慢の、チーズとチーズケーキの専門店です。一番人気のメニュー「ゴルゴンゾーラのチーズケーキ」は、イタリアを代表するブルーチーズをふんだんに使用。ゴルゴンゾーラチーズの塩味と香りを活かしつつ、クリームチーズとのバランスを細かく調整することで、奥行きのある味わいと風味が実現されています。そのほか、クリーミーなマスカルポーネやオランダ産ゴーダなど、素材ごとの良さが見事に表現された5種類のチーズケーキもラインナップしています。

内容おまかせのチーズ4種にハーフサイズのチーズケーキがセットになった「チーズプレート」もおすすめですよ。店内には8席のカウンター席があり、丁寧に作られたスイーツをドイツ・ロンネフェルト社の紅茶などと合わせて楽しむことができます。

【京都河原町駅】フランソア喫茶室

とろけるレアチーズを登録有形文化財のクラシカルな空間で味わう

90年以上の歴史を持つ老舗喫茶店。当時憧れる人が多かったという豪華客船がイメージされた店内では、赤いビロード張りのチェアやステンドグラスからの陽光が、クラシカルで重厚な雰囲気を醸し出します。
そんな同店の看板メニューが「レアチーズケーキ」です。スポンジ生地の上に、デンマーク産クリームチーズを使ったレアチーズがたっぷり。チーズ本来の芳醇な風味を楽しむことができ、上品にトッピングされたブルーベリーソースの酸味がほどよいアクセントになっています。甘さは控えめで、生クリームと無糖練乳が入った名物コーヒー「セミウインナコーヒー」（700円）との相性も抜群です。

来店の際は混雑するティータイムをできるだけ避けて、午前中や夕方遅めの時間帯に訪問するのがおすすめですよ。

【京都河原町駅】喫茶 百景

夜カフェにもぴったり。3種のチーズを使った濃厚ケーキ

京都の台所・錦市場から1本入った通りに佇む静かなカフェ。ティータイムはもちろん、深夜1時まで営業の夜カフェスポットとしても利用できます。

自家製の「チーズケーキ」はクリームチーズをベースに3種類のチーズを組み合わせ、濃厚なコクと軽やかな後味が見事に両立されています。ぷるぷるとしたレアチーズクリームと香ばしいビスケット生地が織りなす食感のコントラストもポイントです。

レトロビルの風合いを生かしつつ、アンティークの家具や個性的な照明をセンス良く配置した心地よい空間で、煎り具合を好みで選べる「百景ブレンド」（700円）などのコーヒーとともに、絶品ケーキを一緒に味わってみてください。

【烏丸駅】パパジョンズ 六角店

約35年にわたり愛され続ける王道のNYスタイル

2025年10月で35周年を迎えた老舗のチーズケーキ専門店。ニューヨーク出身のオーナーが、家庭の味をそのまま再現したという本場・アメリカンスタイルの「ニューヨークチーズケーキ」を楽しめます。

最大の特長は、濃厚でクリーミーな味わいと滑らかな口当たり。クリームチーズをふんだんに使用し、卵を入れるタイミングなど風味を損ねないためのこだわりが細部にまで込められています。口に入れると、舌の上で深いコクとリッチな余韻がふわりと広がります。また上品で控えめな甘さも、大人から子どもまで幅広い世代に親しまれてきた大きな理由の1つでしょう。

「木と土と光」をコンセプトとした温かみのある店内でのイートインのほか、お土産としてテイクアウトすることも可能です。

【祇園四条駅】洋菓子ぎをんさかい

和の要素をふんだんに取り入れた、目にも楽しいレアチーズ

情緒満点の祇園・花見小路に位置し、京都の文化を表現した多彩なスイーツを提供するパティスリー。2024年春の発売より話題を集めているのが、和洋を見事に融合させたチーズケーキ「壽-ことほぎ-」です。ほろ苦いベルガモットジュレとはちみつクリームをレアチーズクリームで包み込み、上には水引をイメージした紅白のチョコと柚子の白あんをトッピング。土台となるサブレ生地は白味噌と煎り白ごまが練り込まれていて、香ばしい風味が上品な甘みをさらに引き立ててくれます。

店内には落ち着いた雰囲気が漂い、2階のカフェスペースでは店自慢のスイーツをゆっくり堪能できます。またケーキは持ち帰りも可能で、手土産やギフトとしても最適です。

まとめ

全部で11のお店を紹介しましたが、素材や製法、スタイルなどどれも個性的なチーズケーキばかり。京都市内に点在する観光名所を巡りつつ、自分だけのお気に入りの味を、ぜひ探してみてくださいね。

※この記事は2025年12月8日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。
※掲載の価格は全て税込価格です。

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