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2022.02.24

瀬戸内海で観光・島旅を楽しむ!絶景スポット&瀬戸内グルメ15選

瀬戸内海で観光を楽しむならどんな旅がおすすめ?

瀬戸内は、尾道や小豆島など定番スポットの多いエリア。フェリーを駆使してアートの島々を巡る島旅も楽しそう。風光明媚で、広い範囲が国立公園に指定されています。

この記事では瀬戸内海のおすすめ観光スポットやグルメをご紹介します。
※この記事は2022年2月15日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。
記事配信:じゃらんニュース

瀬戸内海とは

(製作:じゃらん)
(製作:じゃらん)

瀬戸内海は、本州・四国・九州に囲まれた海です。全部で11の府県に面し、沿岸には約3000万人もの人たちが住んでいます。

瀬戸内海と呼ばれ始めたのは明治時代に入ってから。「瀬戸」とは、古い時代の日本語で「狭い門、場所」といった意味で、海峡を意味しています。

そのため“○○瀬戸”という名前が付く場所は青森から鹿児島までありますが、島の多い瀬戸内海には多く、「音戸の瀬戸」「船折(ふなおり)瀬戸」など、たくさんあります。

「内海」は、明治維新のころ、日本を訪れた欧米の学者や旅行家が“インランド・シー”と呼んで風光明媚さを称えたのが由来だとか。

(画像提供:写真AC)
(画像提供:写真AC)

727もの島が浮かび、そのうち有人島は150ぐらいです。ごく小さな岩まで入れると2000を超すとも。

なぜこんなに島があるかというと、比較的浅い海だから。今より海面が約130m低かった氷河期はほとんど陸地でした。今見えている島は、山のてっぺんなのです。

平均水深は約38m。日本海の1700m、地中海の1400mなどと比べても浅めです。この浅さと、狭い海峡、3カ所からの水の出入りのせいで、場所によっては川のようにザーザーと早い潮の流れを見ることができます。

島の多い愛媛~広島エリアでは、大潮の日の干満差が最大で約4mにもなります。東京湾や伊勢湾で最大2m~2.7mぐらい。このエリアが大きいのは、複雑な地形のせいで、水の動きが共振するからなのだとか。

瀬戸内海は常に船の通り道であり、人の暮らしに密着した海でした。現在では多くの部分が瀬戸内海国立公園に制定されていて、たくさんの観光地があるエリアです。

(画像提供:写真AC)
(画像提供:写真AC)

さてここからは、瀬戸内海のおすすめ観光スポット&グルメをご紹介します。

【兵庫~徳島エリア】おすすめ観光スポット&グルメ

兵庫~徳島エリアの特徴は、瀬戸内海最大の島・淡路島があること。狭い海峡が渦潮をつくり、独特の景観をつくり出しています。

明石海峡大橋・大鳴門橋があってアクセスも良く、宿泊もしやすいエリアです。

成ヶ島・成山展望台<兵庫県>

(画像提供:(公社)ひょうご観光本部)
(画像提供:(公社)ひょうご観光本部)

淡路島と和歌山県との間の紀淡(きたん)海峡にある細長い島です。細長い部分は砂州(さす)で、「淡路橋立」とも呼ばれています。

砂州には貴重な植生物が自生していて、自然の宝庫となっています。

淡路島から成ヶ島へは渡船が出ていて(運航日に注意)、島の自然を堪能できます。成山にある展望台からの眺めは絶景!

■成ヶ島・成山展望台
[住所]兵庫県洲本市由良町由良
[営業時間]【成ヶ島渡船】金曜~月曜の9時~17時に運航(1時間に1本)※冬期は16時まで
[定休日]火曜~木曜運休(祝日の場合運航)、臨時運休あり
[料金]【生石桟橋~成ヶ島桟橋】大人往復500円、小学生以下300円【由良支所北桟橋~成ヶ島桟橋】同300円、200円
[アクセス]【車】神戸淡路鳴門自動車道洲本ICよりR28、県道76号経由で約30分
[駐車場]あり(無料)
「成ヶ島・成山展望台」の詳細はこちら
「成ヶ島・成山展望台」の口コミ・周辺情報はこちら

道の駅あわじ 松帆アンカレイジパーク<兵庫県>

(画像提供:写真AC)
(画像提供:写真AC)

松帆アンカレイジパークは、明石海峡大橋の淡路島側にある公園です。橋を真下から眺めることができ、その巨大さを体感できるビュースポットとなっています。

公園内に「道の駅あわじ」があり、淡路島の食材を使った海鮮丼や、淡路牛バーガーなどが味わえます。気軽に瀬戸内旅を楽しめるドライブスポットです。

■道の駅あわじ 松帆アンカレイジパーク
[住所]兵庫県淡路市岩屋1873-1
[営業時間]【平日】9時30分~17時30分 ※12~2月は17時まで【土日祝】9時~17時30分 レストラン11時~17時30分(LO17時)
[定休日]不定
[アクセス]神戸淡路鳴門道淡路ICより3分
[駐車場]あり(無料)
「道の駅あわじ 松帆アンカレイジパーク」の詳細はこちら
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鳴門の渦潮<徳島県>

(画像提供:写真AC)
(画像提供:写真AC)

徳島県と淡路島の間にある鳴門海峡は、幅約1.3km。この狭い海峡を、潮の満ち引きに合わせて大量の海水が行き来する時にできるのが「鳴門の渦潮」です。

ゴーゴーと音を立てる姿はド迫力!渦潮を間近に見られる船が出ていて、春と秋の大潮時には直径20m、潮流20km/hにもなるという渦潮にグングン接近してくれます。

「うずしお観潮船」と「うずしお汽船」の2社があり、船のタイプも数種類あるので、公式サイトをチェックしてみてくださいね。渦潮が見やすい日のカレンダーなどもあります。

■鳴門の渦潮
[住所]徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦
[営業時間]観潮船8時~16時ごろ ※出航時間は潮位により毎日変動します。詳細は公式サイト等でご確認ください
[料金]観潮船大人1600円~2400円、小学生以下半額 ※乗船する船により変化
[アクセス]【車】神戸淡路鳴門自動車道鳴門北ICより県道11号経由で約3分
[駐車場]あり(無料)
「うずしお観潮船」の詳細はこちら
「うずしお汽船」の詳細はこちら

鳴ちゅるうどん<徳島県>

(画像提供:(一財)徳島県観光協会)
(画像提供:(一財)徳島県観光協会)

鳴門の渦潮を見たら、ご当地グルメを食べたいところ。ここ鳴門には昔から地元の人に愛されてきた個性派うどんがあるのです。その名も「鳴ちゅるうどん」。

ふんわりと柔らかく、太さも不揃いの麺に、黄金色のあっさりダシ。食欲がないときでもちゅるっと完食してしまう優しい味わいから名付けられたとか。下のサイトからお店の一覧をチェックしてみて。

■鳴ちゅるうどん
[住所]徳島県鳴門市
「鳴ちゅるうどん」の詳細はこちら

鳴門っ娘(なるとっこ)<徳島県>

(撮影:じゃらん)
(撮影:じゃらん)

パッと見は人差し指ほどのサイズのかわいいサツマイモ。実はこれ、阿波和三盆と、鳴門名物のサツマイモ「なると金時」で作った、精巧な和菓子なのです。

職人さんの手により一つひとつ手作りされていて、しっとりと優しい甘さ。皮の部分は紫芋の粉をまぶして表現しているのだとか。鳴門土産におひとつどうぞ。

■鳴門っ娘
[取扱い店舗]鳳月坊(徳島県鳴門市撫養町小桑島字前浜84)、徳島県物産協会(阿波おどり会館)、徳島空港など
「鳴門っ娘」の詳細はこちら

【岡山~香川エリア】おすすめ観光スポット&グルメ

岡山~香川エリアの最大の特徴は、JRでも渡れる瀬戸大橋。JR高松駅は高松港のすぐそばにあるので船旅にも連絡しやすく、小豆島などへ行く場合も便利です。

黒島ヴィーナスロード<岡山県>

(画像提供:(公社)岡山県観光連盟)
(画像提供:(公社)岡山県観光連盟)

瀬戸内海には、干潮時にだけ現れる砂の道がたくさんあります。ただ最近は、周辺の開発や潮の流れの変化などで、ほとんどいつでも道がある…という場合も。

この黒島ヴィーナスロードは離島にあり、太古の自然そのままの雰囲気。3つの島が弓形につながる光景は自然の神秘を感じさせてくれます。

岡山県・牛窓(うしまど)のリゾートホテル「ホテルリマーニ」から船で渡ることが可能。ホテルリマーニの公式サイトで渡れる日や時間帯を確認できます。

(画像提供:(公社)岡山県観光連盟)
(画像提供:(公社)岡山県観光連盟)
■黒島ヴィーナスロード
[住所]岡山県瀬戸内市牛窓町牛窓
[営業時間]渡れる日付、時間帯はホテルリマーニHPの「アクティビティ」をご確認ください
[料金]【4~11月】大人2500円、小学生1500円、4歳~未就学児550円、0~3歳無料(所要時間約60分)【12~3月】大人2200円、小学生1100円、4歳~未就学児550円、0~3歳無料(所要時間約40分) ※大人2名以上より出航、要予約
[アクセス]【車】岡山ブルーライン邑久ICより県道39号経由でホテルリマーニまで約15分
[駐車場]あり(無料)
「黒島ヴィーナスロード」の詳細はこちら

父母ヶ浜(ちちぶがはま)<香川県>

(画像提供:写真AC)
(画像提供:写真AC)

ウユニ塩湖のような写真が撮れるスポットとしてSNSで知られるようになった「父母ヶ浜」。遠浅で干潮時には500mも潮が引き、潮だまりが水鏡になって空を映し出します。

西向きのビーチなので、日没前後の「マジックアワー」がおすすめ。風がない日の方が美しく反射してくれます。水面ギリギリにカメラやスマホを構えてパチリ!

潮だまりを超えて歩くので、夏場ならサンダル、寒い時期は長靴が必須。足洗い場もあります。公式サイトにはおすすめ時間帯カレンダーや撮り方指南も!

(画像提供:写真AC)
(画像提供:写真AC)
■父母ヶ浜
[住所]香川県三豊市仁尾町仁尾乙203-3
[営業時間]観賞自由
[アクセス]【車】高松道さぬき豊中ICより県道35号、同271号経由で約15分
[駐車場]無料駐車場と、事前WEB予約できる有料パーキング(ドリンクチケット2枚付)あり。詳細は公式サイトをご参照ください
「父母ヶ浜」の詳細はこちら
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屋島三大展望台<香川県>

(画像提供:(公社)香川県観光協会)
(画像提供:(公社)香川県観光協会)

源平合戦の古戦場にもなった屋島。海に張り出した溶岩台地で、標高約290mから海を見渡す絶景スポットです。「屋島スカイウェイ」を通って車で行くことが可能。

おすすめのビューポイントが、獅子の霊巌(ししのれいがん)、談古嶺(だんこれい)、遊鶴亭(ゆうかくてい)の3つの展望台。瀬戸内海の多島美が箱庭のように楽しめます。

(画像提供:(公社)香川県観光協会)
(画像提供:(公社)香川県観光協会)
■屋島三大展望台
[住所]香川県高松市屋島中町~屋島山上
[営業時間]屋島スカイウェイ通行可能時間6時30分~22時
[料金]屋島スカイウェイ通行無料
[アクセス]【車】高松道高松中央ICより県道43号、R11経由で15分
[駐車場]あり(1回300円)
「屋島三大展望台」の詳細はこちら

小豆島オリーブ公園<香川県>

(撮影:じゃらん)
(撮影:じゃらん)

温暖で雨の少ない気候が地中海に似ていることから、オリーブ栽培の盛んな小豆島。「小豆島オリーブ公園」は、2000本ものオリーブ畑を持つ、道の駅を兼ねた公園です。

栽培の歴史に触れることができるオリーブ記念館のほか、オリーブのお土産を購入できる雑貨店、温泉施設、宿泊施設なども。丘の上の風車は絶好の撮影スポットです。

■小豆島オリーブ公園
[住所]香川県小豆島町西村甲1941-1
[営業時間]8時30分~17時
[定休日]無休
[料金]入園無料
[アクセス]【車】土庄港よりR436経由で約25分
[駐車場]あり(無料)
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小豆島のひしお丼<香川県>

(画像提供:小豆島観光協会)
(画像提供:小豆島観光協会)

小豆島の名物グルメといえばこの「ひしお丼」。400年の醤油造りの伝統を活かして考案されたご当地グルメです。

ひしお丼には、1.小豆島の「醤の郷(ひしおのさと)」で作られた醤油やもろみを使う 2.小豆島の魚介、野菜、オリーブなどを使う 3.箸休めにはオリーブか佃煮を使う…という3つの条件があり、この3つをクリアして、初めてひしお丼と名乗れるのだとか。

小豆島オリーブ公園内の食事処や、二十四の瞳映画村など、島内の数カ所のお店がそれぞれ独自の味を競っています。ご当地食材てんこ盛りのグルメ、ぜひ味わってみて。

■小豆島のひしお丼
[食べられる場所]小豆島オリーブ公園、二十四の瞳映画村など
「小豆島のひしお丼」の詳細はこちら

【広島~愛媛エリア】おすすめ観光スポット&グルメ

島が多い広島~愛媛エリアでは、瀬戸内海らしい「多島美」の景観が楽しめます。自転車や徒歩でも渡れるしまなみ海道があり、のんびり旅にもおすすめです。

千光寺公園<広島県>

(画像提供:(一社)尾道観光協会)
(画像提供:(一社)尾道観光協会)

海に面した坂の街・尾道。古くから造船の町でもあり、また、しまなみ海道の本州側の起点にもなっています。

町を一望するには、標高144.2mの千光寺公園がぴったり。箱庭のような街並みと、まるで川のようにも見える尾道水道を眺めることができます。

千光寺公園までは徒歩でも車でも上がることができますが、ロープウェイがおすすめ。千光寺の玉の岩(烏帽子岩)の間近に迫ります。片道だけ利用するのも割とポピュラー。

(画像提供:(一社)尾道観光協会)
(画像提供:(一社)尾道観光協会)
■千光寺公園
[住所]広島県尾道市西土堂町19-1
[営業時間]公園24時間開放、千光寺山ロープウェイ9時~17時15分(15分おきに運行)
[定休日]無休
[料金]千光寺山ロープウェイ【片道】大人500円、小学生以下250円【往復】大人700円、小学生以下350円※2022年4月1日より料金改定
[アクセス]【電車】JR山陽本線尾道駅よりロープウェイ山麓駅まで徒歩約20分【車】山陽道尾道ICよりR184経由で約20分
[駐車場]千光寺公園あり(無料)
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尾道プリン<広島県>

(撮影:じゃらん)
(撮影:じゃらん)

さくっと食べられるご当地グルメ「尾道プリン」。JR尾道駅南口を出て国道沿いを歩いて行くと、すぐに黄色とオレンジの日よけテントが見えてくるはず。

赤いネコのイラストが描かれた牛乳瓶と、昔懐かしの醤油入れがセット。フタを開けて一口食べれば濃厚な味わい!醤油入れの自家製レモンソースをかけると、一転してさっぱりした味わいに。

夕方以降だと売り切れのことも多いので、早めにゲットがおすすめです。

(撮影:じゃらん)
(撮影:じゃらん)
■尾道プリン
[住所]広島県尾道市東御所町3-1(おやつとやまねこ)
[営業時間]10時~19時(売切れ次第閉店)
[定休日]月曜(祝日の場合翌日)
[料金]尾道プリン378円~など
[アクセス]【電車】JR山陽本線尾道駅より徒歩約2分【車】山陽道尾道ICよりR184経由で約20分
[駐車場]周辺有料駐車場を利用
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高見山展望台<広島県>

(画像提供:(一社)尾道観光協会)
(画像提供:(一社)尾道観光協会)

尾道水道を挟んで、向かいに浮かぶ島が向島(むかいしま)。高速道路である「しまなみ海道」が通っていますが、この島までなら、無料の尾道大橋を利用して渡れます。

また渡し船も出ていて、しまなみ海道を走るサイクリストは、向島まではこちらを利用することが多いです(片道4分、大人100円、自転車10円)。

そんな向島の絶景スポットが、標高283mの高見山。展望台があり、大パノラマビューを堪能できます。夜景や、春の桜、秋の紅葉もきれいです。

(画像提供:(一社)尾道観光協会)
(画像提供:(一社)尾道観光協会)
■高見山展望台
[住所]広島県尾道市向島町
[アクセス]【車】西瀬戸自動車道(しまなみ海道)向島ICよりR317、県道376号経由で約10分
[駐車場]あり(無料)
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はっさく大福<広島県>

(画像提供:(一社)広島県観光連盟)
(画像提供:(一社)広島県観光連盟)

酸味と苦みがさわやかなハッサクは、江戸時代、現在の尾道市・因島(いんのしま)で原木が発見されたのが栽培の始まりだとか。

そのため因島やその周辺では、ミカン大福ならぬ「はっさく大福」を多くのお菓子屋さんが作っています。そのうちの一つ「はっさく屋」では、お餅にもみかんの皮を蒸して練り込み、香り高いお菓子に仕上げています。

ハッサクの食感と果汁の酸味、餡の甘みが奏でる絶妙なハーモニー。いろんなはっさく大福を食べ比べるのも楽しいかも。

ゆめしま海道<愛媛県>

(撮影:じゃらん)
(撮影:じゃらん)

広島~愛媛エリアには、しまなみ海道にちなんで名付けられたルートが、全部で7カ所もあります。本州~四国間を渡れるわけではないのですが、バイクツーリングやサイクリングなどの好スポットになっています。

そのうちの一つ「ゆめしま海道」が、2022年3月20日(日)に三つ目の橋・岩城橋(いわぎばし)が架かることで完成!離島の町・愛媛県上島町(かみじまちょう)内の4島を結ぶルートです。

上島町自体はどことも陸続きではなく、しまなみ海道途中の因島からフェリーで3~5分で行くことができます。

上島町は信号が一つもなく、環境の良さから海水浴客やサイクリストの穴場になっている島々。桜の名所や、スパリゾートもあります。ぜひ一度訪ねてみて。

■ゆめしま海道
[住所]愛媛県上島町
[アクセス]【車】西瀬戸自動車道(しまなみ海道)因島北ICより県道367号、R317、県道120号経由で土生(はぶ)港へ。上島町生名島(いきなじま)へは長崎桟橋発のフェリー利用、上島町岩城島へは中央桟橋発のフェリー利用
「ゆめしま海道」の詳細はこちら

瀬戸内海の旅は何泊必要?どこに泊まる?

(撮影:じゃらん)
(撮影:じゃらん)

瀬戸内海は東西450kmにもおよびます。旅行するなら、上の3エリアのどれか一つにしぼって計画を練るのがおすすめ。

一つのエリアの中で、巡りたい目的地やテーマを決めて、そこから逆算して計画しましょう。そのとき頭に入れておくとよいのが、「島(離島)にも良いホテルがたくさんある」ということ。

市街地に戻ってビジホを探すのも一つの手ですが、島で良い宿を探せれば、目的地と目的地を結ぶちょうど良いアンカーポイントになるはずです。

では、それぞれのエリアのポイントを押さえておきましょう。

●兵庫~徳島エリア
比較的アクセスが良く、関西エリア起点なら1泊2日でも十分まわれるエリアです。

淡路島は広いので車で移動した方が便利。ピンポイントで巡っていくなら神戸三ノ宮バスターミナルやJR大阪駅、JR徳島駅から、高速バスを利用できるスポットもあります。

徳島県鳴門市には海沿いにリゾートホテルも多く、まずはそこまで移動して、鳴門を拠点に行きたいところへ足を伸ばすのも一つの手です。

●岡山~香川エリア

(撮影:じゃらん)
(撮影:じゃらん)

公共交通機関で行きやすいエリア。高松市を拠点にすれば、直島・男木島・女木島・小豆島・豊島といった「アートの島々」へもフェリーが出ています。

ただ、ダイヤの連絡や、徒歩オンリーの島などで、1日に回れるのは1~2島と考えておいた方がいいでしょう。最低2泊3日はほしいところです。

小豆島は瀬戸内海で2番目の大きさなので車が必須。そもそも小豆島や豊島が目的地なら神戸や岡山側からのアクセスが便利。また、岡山県瀬戸内市の牛窓エリアはリゾート地としても魅力的です。

小豆島はリゾートホテルが多く、宿泊しやすい島。直島、豊島、男木島などでも宿泊可能です。後者は全体の宿泊キャパは大きくないので、早めに予約するようにしましょう。

●広島~愛媛エリア

(画像提供:写真AC)
(画像提供:写真AC)

しまなみ海道の起点である広島県尾道市や、愛媛県今治市には見どころも多く、ホテルなどの宿泊も選択肢が多いエリアです。

途中の島々にも宿泊施設はありますが、「リゾート」「民宿」など目的特化型が多いので、旅行の目的に合った宿を利用するスタンスがよいでしょう。

しまなみ海道は、自転車や、125cc以下のバイクなどでのんびり旅をしている人も多いところ。個性的な旅人たちと出会えるかも。

瀬戸内海は広く、今回取り上げられなかった山口、北九州、大分、和歌山にも魅力的なスポットが数え切れないほどあります。ぜひ一度“瀬戸内旅”に出かけてみてください。

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ミキティ山田  ミキティ山田

旬な話題を求めて、いろいろな場所を取材・撮影する調査員。分厚い牛乳瓶メガネに隠したキュートな眼差しでネタをゲッチュー。得意技は自転車をかついで階段を登ること。ただしメガネのせいでよく転びます。

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