古くより城下町として栄えてきた金沢は、日本三大和菓子処の一つとされており、街中に名店がずらり。1世帯が和菓子にかける金額も、なんと金沢市が全国1位(※)という、生粋の和菓子大好き都市なのです。
そんな和菓子の聖地・金沢で味わいたい、魅力あふれるお店を23軒ご紹介します。上生菓子や伝統の銘菓で著名な老舗から、話題の甘味処や和カフェまで幅広く網羅!あなた好みの1軒がきっと見つかるはず。
(※2019年総務省統計局調べ)
https://www.stat.go.jp/data/kakei/tsushin/pdf/2019_06.pdf
まめや金澤萬久 本店
加賀が誇る金箔輝く、黄金のカステラを求めて。
2009年、元々銀行であった歴史的建造物を活かした店舗で誕生したのが「まめや金澤萬久」。“BANK(銀行)”にゆかりがあるから、お店の名前も“萬久(ばんきゅう)”とは、実に遊び心あふれるネーミングです。
豆にこだわった甘納豆や炒り豆と並んで、異彩な輝きを放つのが「金かすてら」。ふんわり柔らかなカステラに、薄い金箔を貼り付ける作業は和菓子職人にとっても至難の業なのだそう。金箔作りに300年以上の歴史を持つ金沢ならではの、豪勢で縁起の良いお菓子は贈り物にもぴったり。きらりと輝く黄金のカステラは、包みを開けると、わぁっ!と歓声が上がること間違いなしです。
076-258-3366
石川県⾦沢市岩出町ハ50-1ぶどうの⽊本店敷地内
9時30分~18時
不定
【電車】JR 森本駅より徒歩15分 【車】北陸自動車道金沢森本ICより3分
140台
「まめや金澤萬久 本店」の詳細はこちら
加藤晧陽堂
日本画さながらの美しい干菓子が揃う。
地元金沢で伝統的な和菓子づくりに定評のある「加藤晧陽堂」の名物は、手のひらサイズのおせんべいに、季節ごとの絵柄を色鮮やかに描いた「加賀志きし」。日本画家が描いた絵画から書き起こしたその絵柄は、実に2000種類を超えるのだそう!
可愛いものが好きな方へのお土産としておすすめしたいのは、もう一つの看板商品「うちわ煎餅」。うるち米を軽く焼き上げたおせんべいに、持ち手をつけて花鳥風月を描いた、優しい甘さのうちわ型のお菓子。大人が見ても、つい手にとってあおいでみたくなるお茶目な一品です。
076-231-3053
石川県金沢市二口町ニ94-1
9時~17時
月曜、木曜
【電車】JR 金沢駅より徒歩15分 【車】北陸自動車道金沢西ICより10分
2台
「加藤晧陽堂」の詳細はこちら
和菓子処 中越本店
温州みかんがそのまま和菓子に!驚き詰まった手作りの味。
一年を通して和菓子が身近な金沢の人々に、ほっと心和むお菓子を届けたい、という想いのもと、心を込めた手作りの和菓子を作り続けている「和菓子処 中越」。
温州みかんを丸ごと1個使った「丸ごとみかん大福」は、みかんの果実感があふれる人気の一品。みかんを包む白あんと柔らかな羽二重餅にも、和菓子屋さんならではのこだわりが詰まっています。
他に能登産のブルーベリーやりんごを使った大福もあるので、大福好きなら全部まとめて食べ比べしたくなるはず!
076-267-1893
石川県金沢市畝田東2丁目218
10時~17時
水曜
【電車】JR 金沢駅より北陸鉄道バス「畝田東三丁目停」までバスで17分、バス停より徒歩4分 【車】北陸自動車道金沢西ICより15分
1台
「和菓子処 中越本店」の詳細はこちら
石川屋本舗 本店
昔ながらの製法で、あたたかみのあるお菓子を生み出す。
天保年間(1833年~1840年)に創業された「石川屋本舗」には、機械化による大量生産はせず、できる限り手作りの味にこだわった和菓子が並びます。あんに使う小豆は北海道産にこだわり、毎年いくつかの畑の小豆を試して納得のいくものだけを仕入れているのだそう。
こちらのお店の定番商品である「ちび梅」は、白あんの中に梅肉を練り込んだ、上品な甘酸っぱさが人気のお菓子。ころんと丸めたあんの上に、しその葉が乗った見た目はまるで本物の梅干しのよう!
076-268-1120
石川県金沢市示野町西22
9時~16時
水曜、1月1日
【電車】JR 金沢駅よりタクシー15分 【車】北陸自動車道金沢西ICより10分
なし
「石川屋本舗 本店」の詳細はこちら
菓匠まつ井
加賀友禅の美しさを和菓子で伝える、美と品格を備えた菓子舗。
「菓匠まつ井」のお菓子は、どれも加賀百万石の豊かな文化と歴史を題材にしたもの。中でも一層優美な印象の「友禅ころも」は、伝統の加賀友禅をイメージして作られた生菓子です。薄く伸びた羽二重餅から、淡く紅色に染められた白味噌あんがほんのり透けていて、上に重ねた金箔が上品な華やぎを添えています。
金沢金箔を使った「金箔羊羹」など、他のお店では見かけない豪華絢爛な見た目の和菓子も揃っているため、華やかなものが好きな方へのお土産探しにもおすすめの一軒です。
ル・コタンタン金沢
金沢銘菓きんつばを現代風に大胆アレンジ!
金沢を代表する銘菓といえば、きんつば。そこにフランス産の手づくり発酵バターを加えて、まるで洋菓子のような風味豊かな焼き菓子にアレンジしたのが「きんつばビスキィ」。紅白の水引がデザインされた、お重のような外箱もモダンでおしゃれ!
他にも、フランスの伝統菓子に大納言小豆を乗せた「大納言ウィークエンド」など、金沢らしさとトレンド感、どちらも押さえたお菓子が手に入ります。日頃は洋菓子派だけれど、せっかく金沢に来たら和菓子も味わってみたい…そんな方にも手に取りやすい、和洋折衷スイーツを求めるならこちらへ。
076-208-4077
石川県金沢市木ノ新保町1-1 金沢百番街あんと内
8時30分~20時
「金沢百番街」に準じる
【電車】JR 金沢駅構内 【車】北陸自動車道金沢東ICより18分
「金沢百番街」提携駐車場あり(購入2160円以上でタイムズ金沢駅屋上1時間半無料、ほか)
「ル・コタンタン金沢」の詳細はこちら
カフェ加賀麩不室屋
お麩のイメージがガラリと変わる!伝統の加賀麩をスイーツで。
加賀藩の御城下・金澤尾張町で、創業以来150年以上にわたって伝統の加賀麩をつくり続けてきた「加賀麩不室屋」が手がけるカフェ。こちらの店舗では、麩の味わいを生かしたスイーツやお料理が豊富に揃い、バラエティに富んだ加賀麩の美味しさをさまざまなアレンジで堪能することができます。
麩そのものの食感や味わいを楽しみたいなら、「麩あんみつ」がおすすめ。もちもちつるんとした「しら玉生麩」を味わうために作られた特製あんみつは、天然の天草から作る昔ながらの寒天と、お店自慢の「生麩まんじゅう」にも使用されているサラリと口どけの良いこしあんで品よく仕上げられています。
こちらのカフェで味わえる加賀麩や生麩まんじゅうは、同じく「金沢百番街」にある店舗「加賀麩不室屋 金沢百番街店」で購入できるので、お気に入りの味をお土産にすることもできます。
076-235-2322
石川県金沢市木ノ新保町7-1-1 JR金沢駅構内 金沢百番街・あんと 西 百番キッチン1F
9時~21時(LO 20時)
「金沢百番街」に準じる
【電車】JR 金沢駅構内 【車】北陸自動車道金沢西ICより15分
「金沢百番街」提携駐車場あり(購入2160円以上でタイムズ金沢駅屋上1時間半無料、ほか)
「カフェ加賀麩不室屋」の詳細はこちら
あめの俵屋 本店
穀物生まれの優しい甘さに癒されて。
金沢で190余年、創業時から変わらない飴を作り続けている「あめの俵屋」。
こちらの「じろあめ」は、米と大麦のみで作った水飴。砂糖とはちがう、穀物の優しい甘みはこの飴ならではのもの。そのままお菓子感覚で食べるだけでなく、日々のお料理の隠し味として使ったり、お菓子づくりに使ったりするのもおすすめです。あっさりとした甘みに、とろりと柔らかな食感が重なる、どこか懐かしい味わいです。
076-252-2079
石川県金沢市小橋町2-4
【月曜~土曜】9時~17時30分 【日曜】9時~17時
不定
【電車】JR 金沢駅より徒歩20分 【車】北陸自動車道金沢東ICより10分
2台
「あめの俵屋 本店」の詳細はこちら
きんつば 中田屋 東山店
きんつば一筋、85年。艶やかな粒あんは伝統の賜物。
ふっくら柔らかく焚き上げた粒あんに、薄い生地をつけて一面ずつ焼き上げた和菓子が、きんつば。その専門店として、85年以上の歴史を持つ「きんつば 中田屋」です。
きんつばの命とも言える粒あんには、北海道産の大納言小豆を使用。きんつばを半分に割ったときに見える小豆の艶やかな見た目にもこだわり、大粒の小豆の形を崩さないよう、時間をかけて職人さんがじっくりと焚き上げていきます。上品なあんの甘さに、薄焼きの衣がなじむよう、丁寧に焼き上げたら出来上がり。心のこもった優しい味わいを楽しんで。
076-252-1048
石川県金沢市東山3-4-30
9時~17時
1月1日・2日
【電車】JR 金沢駅より城下まち金沢周遊バス「森山一丁目停」まで7分、バス停より徒歩4分 【車】北陸自動車道金沢東ICより15分
なし
「きんつば 中田屋 東山店」の詳細はこちら
菓舗 KazuNakashima
大福の中に、フルーツがゴロリ!旬の味覚を贅沢に包み込む。
『老舗4代目が手がける和菓子への挑戦!』がテーマの新進気鋭の和菓子店。SNSから人気に火がついたこちらの名物は、季節の果物を使用した大ぶりのフルーツ大福。大福の中に包まれる果物は、季節ごとに変わるため、いつ訪れてもその時期の旬の味が楽しめます。
昔ながらの蔵を使った店内で和菓子をいただくと、はるか昔にタイムスリップしたような感覚に!マスカルポーネチーズやブルーチーズを使用したお酒との相性抜群な上生菓子も揃っており、甘党でも辛党でも、きっと気に入る一品が見つかるはずです。テイクアウトもOKなので、金沢滞在の時間が限られている時にも立ち寄りやすいスポットです。
076-252-5280
石川県金沢市東山1-7-6
10時~18時
木曜(祝日の場合営業)
【電車】JR 金沢駅より北陸鉄道バス金沢大学附属病院行「橋場町1・2・5停」までバスで7分、バス停より徒歩5分 【車】北陸自動車道金沢東ICより15分
なし
「菓舗 KazuNakashima」の詳細はこちら
金澤福うさぎ かなざわはこまち本店
ぴょんぴょん、心も跳ねるよう!優しくかわいいうさぎスイーツ。
お店の名前を冠したこちらの名物が、「福うさぎ」です。愛らしいうさぎの形をした小さな蒸し饅頭で、全5種類。それぞれ色も風味も異なり、五郎島金時や能登大納言、棒茶、能登産かぼちゃ、石川県産ゆずなど、金沢の名産品を中心とした素材を使ったあんが包まれています。
ほのかな色合いとあんの甘さ、山芋入りのもちもちふんわりとした生地の食感が重なって、心まで跳ねるようなおやつタイムを演出してくれますよ。
076-225-8200
石川県金沢市袋町1-1かなざわはこまち1F
10時~18時(当面の間、短縮営業中)
不定
【電車】JR 金沢駅から徒歩10分 【車】北陸自動車道金沢東ICから20分
あり(30分無料、以降30分ごと200円)
「金澤福うさぎ かなざわはこまち本店」の詳細はこちら
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