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2022.05.31

愛媛満喫プラン!歴史と文学に触れる温泉&ご当地グルメ堪能モデルコース<2022>

瀬戸内海に面した風光明媚な場所で、みかんをはじめとする柑橘類の生産が盛んなことでも知られています。代表的な観光地は「日本最古の温泉」とされる松山市の道後温泉で、歴史的な観光スポットも見逃せません。

まず1日目は江戸時代の天守が今も残る名城「松山城」へ。周辺で文学ミュージアムの観光やソウルフードの鍋焼うどんを味わう街ナカ散策を楽しんだら、道後温泉に宿泊して外湯めぐりで名湯を存分に。夕食では瀬戸内の海の幸をふんだんに使った料理が堪能できます。

2日目はお隣りの今治市に移動して、ご当地グルメの「焼豚玉子飯」でランチ。水城として知られる「今治城」や、タオルとアートが融合した珍しい施設も観光できるおすすめルートです。

※この記事は2022年2月4日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。

記事配信:じゃらんニュース

愛媛満喫!1泊2日おすすめモデルコース概要

【1日目】JR松山駅→松山城→ことり→坂の上の雲ミュージアム→道後温泉本館
【2日目】白楽天 今治本店→今治城→タオル美術館

愛媛の1泊2日モデルコース【1日目】

松山城

貴重な天守は松山のランドマーク。大パノラマも楽しめる!

松山城
松山城

江戸時代以前に建造された天守が残る「現存12天守」で、日本に12カ所しか残っていない城郭のひとつです。他にも櫓や門、塀など21棟が重要文化財に指定され「登り石垣」という全国的にも珍しい石垣も。城ファンなら1日いても飽きないほどの観光名所となっています。

松山市の中心部である標高132mの城山(勝山)山頂に本丸があり、徒歩でも登ることができますがロープウェイやリフトを利用するのが一般的。天守は内部を見学することもでき、最上層からは松山市街や瀬戸内海などを360度の大パノラマで見渡すことができます。VRで合戦や松山城の秘密など4種類のコンテンツが無料で楽しめるブースや、江戸時代に下見板の裏へ墨で落書きされた侍の似顔絵なども見逃せません。

■松山城
[住所]愛媛県松山市大街道3-2-46
[営業時間]ロープウェイ・リフト8時30分~17時、天守9時~17時(最終受付16時30分)※季節により変更あり
[定休日]なし(天守のみ12月第3水)
[料金]ロープウェイ・リフト往復運賃:中学生以上520円、小学生260円、天守観覧料:中学生以上520円、小学生160円
[駐車場]10台(2時間420円、以降30分100円)
[アクセス]【電車】伊予鉄道大街道電停より徒歩5分 【車】松山道松山ICより25分でロープウェイ乗り場

↓ 車で10分

ことり

松山のソウルフードはアルミ鍋で熱々のまま!

ことり
ことり
ことり

昭和24(1949)年の創業以来、ずっと同じスタイルで営業していて「鍋焼うどん」は今や松山を代表する名物グルメに。繁華街の路地にひっそりと佇み、知らなければ通り過ぎてしまうような店構えも昔のままで、店内にもノスタルジックな昭和の雰囲気が漂っています。

メニューは鍋焼きうどんといなり寿司だけ。迷う間もなくすぐにアルミ鍋に入った鍋焼きうどんが提供され、引き換えにテーブルで代金を払うのも特徴です。鍋の蓋を取るとイリコや利尻昆布などからとる出汁のいい香りが広がり、具には玉子焼きのようなかまぼこや牛肉、なると、油揚げやネギなど。甘めの出汁と柔らかいうどんは昔懐かしい、心も温かくなる味わいです。熱々なので、猫舌の人はアルミ鍋の蓋を皿代わりに使うのがご当地流。

■ことり
[住所]愛媛県松山市湊町3-7-2
[営業時間]10時~14時(売り切れ次第終了)
[定休日]水(臨時休業あり)
[料金]鍋焼うどん650円
[駐車場]なし(周辺に有料駐車場あり)
[アクセス]【電車】伊予鉄道松山市駅より徒歩7分【車】松山道松山ICより20分

↓ 徒歩で10分

坂の上の雲ミュージアム

司馬遼太郎の小説『坂の上の雲』の世界を紹介。

坂の上の雲ミュージアム
坂の上の雲ミュージアム
坂の上の雲ミュージアム

松山出身の秋山好古、真之兄弟と正岡子規の3人の生涯を描いた司馬遼太郎の『坂の上の雲』。数多くの歴史小説を世に送り出した司馬遼太郎の代表的な作品で、TVドラマとしても放送されました。

三角形を重ねたような建物は地上4階建てで、城山の緑をさえぎらない自然に配慮した構造。館内には小説の登場人物にゆかりの品や明治時代に関わる資料や書籍などが展示され、近代国家へと歩み始めた明治日本の特徴を映像で紹介するブースもあります。2階にはテイクアウトのカフェもあり、タルトや坊っちゃん団子などの松山銘菓とドリンクがセットになった「ミュージアムセット(450円)」が人気で、小説『坂の上の雲』の3人の主人公がイラストになったカップもおしゃれ。

ミュージアムは松山全体を屋根のない博物館とする『坂の上の雲』フィールドミュージアム構想の中核施設なので、松山観光の楽しさが倍増する要素も満載です。

■坂の上の雲ミュージアム
[住所]愛媛県松山市一番町3-20
[営業時間]9時~18時30分(最終入館18時)
[定休日]月(休日の場合は開館、ほか臨時閉館あり)
[観覧料]一般400円、65歳以上・高校生200円
[駐車場]なし/車椅子使用者の駐車場5台(周辺に有料駐車場あり)
[アクセス]【電車】伊予鉄道大街道電停より徒歩2分【車】松山道松山ICより20分

↓ 車で7分

道後温泉本館

保存修理工事中も入浴可能。外湯めぐりもぜひ!

道後温泉本館
道後温泉本館
道後温泉本館

築120年を超す木造3階建ての公衆浴場で、重要文化財にも指定される道後温泉のシンボル。歴史ある姿を次代に受け継ぐために2019年から大規模な保存修理工事中で、当面は2階以上は休館して1階の「霊の湯」のみ営業を行っています。

工事中も外を覆う本館素屋根テント膜をアートでドレスアップするなど、観光スポットとしての魅力は健在。南側に位置する冠山の「空の散歩道」からは足湯に浸かって全容を眺めることもできます。

周辺には飛鳥時代の建築様式を取り入れた別館の「飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)」や、市民の湯としても親しまれている「椿の湯」もあるので、外湯めぐりを楽しむのもおすすめ。いずれも源泉100%の湯を掛け流しで日本最古と呼ばれる名湯の一つを満喫できます。

■道後温泉本館
[住所]愛媛県松山市道後湯之町5-6
[営業時間]6時~23時(最終受付22時30分)
[定休日]なし(12月に1回臨時休館あり)
[入浴料]12歳以上420円、2歳以上160円
[駐車場]100台(30分100円/施設利用で1時間無料)
[アクセス]【電車】伊予鉄道道後温泉駅より徒歩5分【車】松山道松山ICより30分 

 

愛媛の1泊2日モデルコース【2日目】

白楽天 今治本店

シンプルなのに美味しい今治グルメの代表格!

白楽天 今治本店
白楽天 今治本店
白楽天 今治本店

温かいご飯の上に焼豚と半熟目玉焼きをのせて、タレをかけただけのシンプルな丼。元々は今治市内にあった中華料理店のまかない料理で、閉店後に独立した料理人がそのままメニュー化したことで徐々に広まり、今では今治のみならず全国に知られる名物グルメになっています。

その真似できそうでできない元祖の味を受け継ぐ人気店で、独特の甘辛い秘伝のタレが自慢。まずは玉子の黄身を崩さないように半分に切り、黄身を崩してぐちゃぐちゃに混ぜたら口に。豪快に食べるのが今治スタイルで、焼豚・玉子・ご飯・タレが渾然一体となった絶妙な味わいはクセになる美味しさです。

家庭でも手軽に同じ味が再現できる特製ダレ(920円)も販売されているので、お土産にぜひ。

■白楽天 今治本店
[住所]愛媛県今治市常盤町4-1-19
[営業時間]11時~15時(LO14時30分)、17時~22時(LO21時30分)
[定休日]火、年末年始
[料金]焼豚玉子飯825円
[駐車場]15台(無料)
[アクセス]【電車】JR今治駅より徒歩6分【車】西瀬戸道(瀬戸内しまなみ海道)今治北ICより10分 

↓ 車で5分

今治城

築城の名手による日本屈指の水城で、堀の水は海水。

今治城
今治城

海岸に城を築き、四角形を基調とする斬新で珍しい構造は、戦国武将で築城の名人とも呼ばれた藤堂高虎が手掛けたもの。随所で卓越した築城技術を見ることができ「日本三大水城」や「日本百名城」にも選ばれています。

幅が50m~70mもある大きな内堀は海と水路でつがなっていて、潮の満ち引きで水位が変わり、海の魚が回遊することも。砂地の上に自然石を積み上げた高い石垣も特徴で、これも一見の価値あり。復元された天守は甲冑や刀剣、江戸時代の城絵図などを展示する博物館になっていて、最上階の展望台からは瀬戸内海の絶景を見渡すことができます。

日没30分後から22時まではライトアップされ、昼間とは違った幻想的な姿を見ることができます。春は桜の名所としても知られています。

■今治城
[住所]愛媛県今治市通町3-1-3
[営業時間]9時~17時
[定休日]12月29〜31日
[料金]観覧料 一般520円、学生260円(高校生以下または18歳未満無料)
[駐車場]56台(1時間100円)
[アクセス]【電車】JR今治駅よりバスで9分、今治城前バス停よりすぐ【車】西瀬戸道(瀬戸内しまなみ海道)今治北ICより15分 

↓ 車で25分

タオル美術館

カラフルなタオルアートを展示。お土産も充実!

タオル美術館
タオル美術館
タオル美術館

ギャラリーにはタオルでできた作品がいっぱい。タオルの製造工程も見学することができ、今治産のタオルの品質の高さを知ることができます。タオル製織に使われる「チーズ巻糸」を約200色に染めて1800本で覆った壁は人気の撮影スポットで、他にも幅が40mもある「ムーミンのタオル」や絵画のようなキルト作品、ミニシアターなど見どころが盛りだくさん。

入館料不要のエリアには四季の花に彩られるヨーロピアンガーデンやカフェもあり、ショップには自社ブランドのタオルや雑貨が豊富に揃っています。タオル工房では購入したタオルに文字を刺しゅうすることもできるので、お土産やプレゼントにオリジナルタオルを作ってみては。

■タオル美術館
[住所]愛媛県今治市朝倉上甲2930
[営業時間]9時30分~18時(ギャラリー~17時30分)
[定休日]なし(冬季休業あり)
[料金]ギャラリー入館料一般800円、中高生600円、小学生400円
[駐車場]250台(無料)
[アクセス]【車】西瀬戸道(瀬戸内しまなみ海道)今治ICより18分

※掲載の価格は全て税込み価格です。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、お住まいやお出かけされる都道府県の要請をご確認の上、感染拡大防止に充分ご配慮いただくようお願いいたします。

じゃらん編集部  じゃらん編集部

こんにちは、じゃらん編集部です。 旅のプロである私たちが「ど~しても教えたい旅行ネタ」を みなさんにお届けします。「あっ!」と驚く地元ネタから、 現地で動けるお役立ちネタまで、幅広く紹介しますよ。

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