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2023.01.29

雲海が見える「赤倉観光ホテル」5つの魅力を紹介!おすすめの部屋やレストラン情報も


新潟県西部。日本百名山にも数えられる妙高山(みょうこうさん)の麓にある「赤倉観光ホテル」をご存知ですか?1937(昭和12)年の開業以来、多くの賓客や要人も訪れた同ホテルは、日本の高原リゾートの草分け的存在といわれています。

積み重ねた歴史や、大自然を五感で楽しめる快適な客室など、「赤倉観光ホテル」の魅力を5つに分けてご紹介します。

※この記事は2023年1月13日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。

記事配信:じゃらんニュース

「赤倉観光ホテル」は日本の高原リゾートの草分け的存在

赤倉観光ホテル
高原リゾートや温泉が楽しめる妙高山の東麓というロケーション
赤倉観光ホテル
窓の外に信越の壮大な自然が広がるラウンジ。宿泊者はコーヒーやワインなどの飲み物がフリー(14時~17時※時期により変更あり)
赤倉観光ホテル
クラシカルな調度品が置かれたライブラリーでは「赤倉観光ホテル」の歴史を感じながら過ごすことができます

ホテルが建つのは妙高山の麓、標高1000mの地。創業者の大倉喜七郎は現在の帝国ホテルとホテルオークラの礎を築き上げた人物で、長野県の「上高地帝国ホテル」、静岡県の「川奈ホテル」に次いで、「赤倉観光ホテル」を開業しました。

2454mの妙高山や長野県の野尻湖を一望する壮大な景色、海外の賓客に恥じぬようにと細部までこだわり抜かれた建築、旬の食材を生かした料理や湯量豊富な温泉など、その魅力も多彩。開業から80年以上を経た今でもなお、“一度は泊まりたい憧れのホテル”として、多くの人を惹きつけています。

魅力1.パノラマビューが楽しめる多彩な客室

「本館」、「SPA&SUITE棟」、「プレミアム棟」に個性的な客室をラインナップ

赤倉観光ホテル
「本館」で最も眺望の良い、野尻湖側の「コーナーツイン」
赤倉観光ホテル
リゾートホテルでは珍しい「シングル」タイプ(本館・妙高山側)

「赤倉観光ホテル」の客室を一言で表現するならば、“大自然を愛でるためにデザインされた空間”。和室、洋室ともゆとりのスペースが確保された「本館」、デッキテラスや露天風呂を備え、ワンランク上の滞在が叶う「SPA&SUITE棟」や「プレミアム棟」の客室など全76室を持ち、客室によって少しずつ眺望が異なります。

赤倉観光ホテル
「本館」の「デラックスダブル」。リビングスペースにはデイベッドやカウチソファ、ロッキングチェアも

「本館」には一般客室よりも広い「デラックスルーム」が3タイプ用意されています。大きな窓からパノラマの景色を楽しめるほか、贅沢な造りのバスルームがあるのも魅力です。
※温泉ではありません

赤倉観光ホテル
「SPA&SUITE棟」の客室一例。客室の広さは本館の約2倍

「SPA&SUITE棟」には3タイプの「温泉露天風呂付きテラスルーム」を備えています。開放的なデッキテラスからは遠く野尻湖まで一望。プライベートな空間で温泉に浸かり、絶景を気ままに楽しめるなんてこの上ない贅沢ですね…!

赤倉観光ホテル
「プレミアム棟」P4タイプの客室。露天風呂には少しぬるめのお風呂も併設されています

「プレミアム棟」も「SPA&SUITE棟」同様、「温泉露天風呂付テラスルーム」がメインですが、その広さや設備は同ホテルの最上級。開放的なテラスから壮大な自然美を観賞できるのが大きな魅力です。

※「プレミアム棟」のシングルルームはシャワーのみ、眺望なし

「本館」、「SPA&SUITE棟」、「プレミアム棟」いずれも、客室や季節によっては眺望が望めない場合があるので、予約時に確認することをおすすめします。特に本館の妙高山側の客室は、積雪によって景色が見えない場合があるのでご注意を。

魅力2.雲海が楽しめる

まるで雲の上にいるかのような神秘的な体験

赤倉観光ホテル
パブリックスペースの「アクア テラス」から眺める雲海

「赤倉観光ホテル」は雲海が見られるホテルとしても知られています。出現率の高いベストシーズンは梅雨時期と秋~初冬。前日からの湿度が十分にあり、夜の間にグッと気温が下がるなどの気象条件が揃えば、翌朝~午前中の早い時間に幻想的な景色に出会える場合があります。

「SPA&SUITE棟」や「プレミアム棟」の「温泉露天風呂付客室」なら、温泉に浸かりながら雲海を眺められることも。一生の思い出に残る体験になりそうですね。

魅力3.充実のレストラン

山の幸と海の幸。それぞれの旬をこだわりの料理で味わう

赤倉観光ホテル
美食とサービスでホテルの歴史を体現する「メインダイニングルーム ソルビエ」
赤倉観光ホテル
開業以来受け継がれてきた「メインダイニングルーム ソルビエ」のフランス料理(写真は一例)

「メインダイニングルーム ソルビエ」は伝統を守り続ける格調高いレストラン。選び抜かれた食材を生かし、本格フレンチを提供しています。

赤倉観光ホテル
水盤越しに素晴らしい景色が広がる「アクア ダイニング」
赤倉観光ホテル
「アクアダイニング」のディナーは土地の味覚を生かした洋食創作コース(写真は一例)

また、2016年に「プレミアム棟」の最上階に完成し、館内のレストランとしては最も新しい「アクア ダイニング」は、まさに天空のレストランと呼ぶのにふさわしい特別な場所。水盤の向こうに山の稜線が連なり、ため息が出るような美しい景色が広がっています。

赤倉観光ホテル
「旬菜ダイニング 白樺」ではしゃぶしゃぶも提供(写真は一例)
赤倉観光ホテル
日本海の新鮮な海の幸を味わえる「富寿し 蔵」(写真は一例)

フレンチや洋食のほかにも、「旬菜ダイニング 白樺」では懐石料理が味わえます。店内にはカウンター6席のみの「富寿し 蔵」も併設し、ここでは日本海の新鮮な海の幸を楽しむこともできます。

夕食の希望に合わせて各種宿泊プランが用意されているので、ぜひチェックを。

赤倉観光ホテル
カフェテラスの屋外席では遠くまで広がる爽快な景色に癒やされます
赤倉観光ホテル
カフェテラスで楽しめる専属パティシエによる特製ケーキ
赤倉観光ホテル
毎朝パンを焼き上げる館内のベーカリー

また、ホッと一息付けるカフェテラスからも信州の山々や野尻湖を一望。パティシエメイドのケーキやドリンク、ワインやサングリアなどのアルコール類、気軽な軽食も用意されています。ちなみに、ホテルで提供するパンは専門の職人が朝早くから手作り。妙高山の湧水や厳選素材を使用したパンは、館内の売り場で購入が可能です。

魅力4.温泉を堪能できる大浴場

大きな湯船でかけ流しの温泉を楽しめる贅沢

赤倉観光ホテル
女性用大浴場の露天風呂。条件が揃えば雲海も眺められます
赤倉観光ホテル
男性用大浴場の内湯。朝日が昇る時間には神々しい情景に
赤倉観光ホテル
湯上がりにも景色が眺められる脱衣サロン

「SPA&SUITE棟」には男女別の大浴場もあります。赤倉温泉は江戸時代に開湯した歴史ある温泉で、妙高山の中腹から自然湧出しています。正式名称は妙高山地獄谷温泉。泉質は硫酸塩泉・炭酸水素塩泉で、わずかに塩分を含むため湯冷めしにくいのが特徴です。

妙高山中腹の源泉からホテルの大浴場まで、51度の温泉を1819mの専用配管で運んでいるため、その間にちょうどよい湯温になるとか。そのため温泉を加水する必要がなく、源泉からそのままの温泉をかけ流しで楽しめる点も贅沢です。

魅力5.心身の調和がテーマの「Earth SPA」

大地のパワーを感じながら心と体をメンテナンス

赤倉観光ホテル
トリートメントルームはすべて個室。大自然を感じられる心地よい空間
赤倉観光ホテル
プレ・トリートメントを行うアースロッジ。香りと音の効果で呼吸を整え、体・心・魂を調和させます

イギリス発のスキンケアブランド「エレメンタルハーボジー」を使用したトリートメントメニューが充実。すべてのものは木・火・土・金・水から成るという古代中国の自然思想「五行説」にインスピレーションを受け、一人ひとりの肌タイプや環境、ライフスタイル、さらにそのときの季節や気分に応じてメニューを組み立ててくれます。

ボディは60分2万350円~、フェイシャルは60分2万900円~。事前に温泉に入浴すると効果が高まるといわれているので、ゆったりと時間を取ってご褒美時間を叶えてみては。

「赤倉観光ホテル」へのアクセス

東京からは関越道と上信越道を利用して車で3時間、公共交通機関を利用する場合は東京駅から北陸新幹線で長野駅へ、しなの鉄道に乗り換えてホテル最寄りの妙高高原駅まで約2時間30分です。

車で向かう場合は、例年11月頃~3月末頃までスタッドレスタイヤの装着が必要です。標高が高く市街地より気温も低いため、どの季節でも事前に気温や天候を確認してから向かうことをおすすめします。

■赤倉観光ホテル
[TEL]0255-87-2501
[住所]新潟県妙高市田切216
[アクセス]【電車】しなの鉄道 妙高高原駅より無料シャトルバスで10分(事前予約制) 【車】上信越道妙高高原ICより15分
「赤倉観光ホテル」の詳細はこちら

※宿泊する場合、各自治体が独自に実施している宿泊税が別途かかることがあります。詳細は各宿泊施設にお問合せください。
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。
※掲載の価格は全て税込価格です。

小林 亜紗子  小林 亜紗子

岐阜県生まれ。旅行情報誌『東海じゃらん』編集部を経てフリーに。コーヒー、温泉、音楽好き。民芸や郷土食、地域の慣習など、無名の人々に継承されてきたものに惹かれます。二人の子どもたちを各地の温泉に連れ回し中。

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