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2023.06.26

ひとり旅にもおすすめの美術館8選!街歩きしながらアートを楽しもう<2023>

新たな出会いや刺激、インスピレーションにもつながる美術鑑賞。ちょっとした旅行気分で楽しむ方も多いのではないでしょうか。今回は、ひとり旅にもおすすめの美術館をご紹介いたします。

新旧の美が交差する大阪・中之島エリアや、まち全体がアートのような青森・十和田エリア、童心にかえってアートと遊ぶ伝統と歴史のまち石川・金沢など、街歩きをしながらアートを楽しめますよ。

旅の目的地にするも良し、ふらっと立ち寄るも良し、自由な楽しみ方のひとつとしてぜひ参考にしてみてください。

【大阪府・大阪市】大阪中之島美術館

アート作品が見守る限りなく開かれた美術館。

大阪中之島美術館
大阪生まれの現代美術家ヤノベケンジの代表作《ジャイアント・トらやん》2005年。高さ約7mの大きさに圧倒される(4階パッサージュ)
大阪中之島美術館
中にいるのは黄色いアトムスーツをまとった「トらやん」
大阪中之島美術館
美術館の守り神《SHIP’S CAT(Muse)》ヤノベケンジ・2021年
大阪中之島美術館
天井から光が柔らかく差し込む

誰でも自由に訪れることができる美術館としてオープン。共用スペースには立体アートやオリジナルデザインのチェアが配され、アートを身近に感じられる。大阪の魅力を伝える作品を中心に貴重なコレクションを保有し、随時企画展を開催。

館内カフェ情報

見た目もアートな美食を堪能。ミュゼカラト

ミュゼカラト
128席の広々した空間にはテラス席も

ゆったりとした空間で彩り豊かなメニューが楽しめるカフェレストラン。50食限定のランチプレートや、13時~夜までオーダーできるアフタヌーンティーが人気。

06-6940-7025
大阪中之島美術館1階
11時~21時(LO20時30分)
不定

■大阪中之島美術館
06-6479-0550
大阪府大阪市北区中之島4-3-1
10時~17時(展示室への入場は30分前まで)
月(祝日の場合は翌平日)
入館無料(観覧料は展覧会により異なる)
「大阪中之島美術館」の詳細はこちら

【青森県・十和田市】十和田市現代美術館

作品の中に巻き込まれ、巨大アートに圧倒される。

十和田市現代美術館
鏡の効果により自分が作品の一部になって撮影できる、レアンドロ・エルリッヒ《建物-ブエノスアイレス》2012/2021年(撮影:小山田邦哉)
十和田市現代美術館
大きさとリアルさに圧倒される、ロン・ミュエク《スタンディング・ウーマン》2008年(撮影:小山田邦哉)
十和田市現代美術館
十和田湖にあった船を使った、塩田千春《水の記憶》2021年 (C)2021 JASPAR, Tokyo and Shiota Chiharu(撮影:小山田邦哉)
十和田市現代美術館
軍馬を育ててきた歴史に由来する、チェ・ジョンファ《フラワー・ホース》2008年(撮影:小山田邦哉)
十和田市現代美術館
官庁街通りに面した白いキューブが重なりあう、印象的な外観(撮影:小山田邦哉)

2008年オープンの現代アート美術館。常設展示は彫刻などの立体作品、インスタレーションで、枠にとらわれない作品と出合える。作品それぞれの展示室が独立し、ガラスの通路で繋がれた造りで、まるで架空の街に迷い込んだよう。

館内カフェ情報

アップルパイが人気。cube cafe&shop

cube cafe&shop
床は台湾出身マイケル・リンの作品《無題》(撮影:岩崎マミ)
cube cafe&shop
奥入瀬ガーリックポークとりんごのカレー1110円

館内で青森産のりんごを使ったメニューがいただける。カップには草間彌生のデザインが施されていて、ティータイム中もアート!カフェ、ショップのみの利用も可。

■十和田市現代美術館
0176-20-1127
青森県十和田市西二番町10-9
9時~17時(入館は30分前まで)
月(祝日の場合は翌日)
1800円(企画展閉場時1000円)
「十和田市現代美術館」の詳細はこちら
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【石川県・金沢市】金沢21世紀美術館

いつでも立ち寄れる、街の公園のような存在。

金沢21世紀美術館
プールを上下から眺める非日常体験が心を揺さぶる。レアンドロ・エルリッヒ《スイミング・プール》2004年(撮影:木奥恵三)
金沢21世紀美術館
美術館周辺にもアートが点在(撮影:渡邉修)
金沢21世紀美術館
館内を繋ぐ回廊。パトリック・ブラン《緑の橋》2004年(撮影:中道淳/ナカサアンドパートナーズ)
金沢21世紀美術館
ヤン・ファーブル《雲を測る男》1998年(C)Angelos bvba(撮影:渡邉修)

総ガラス張り、円形の建物は、妹島和世+西沢立衛/SANAAのデザインによるもの。正面玄関はなく、どこからでも訪れられる造りが斬新。無料エリアも多く、国内外の現代アーティストによる常設展示など、フォトジェニックな作品に気軽に出合える。

館内カフェ情報

ビュッフェ付ランチが人気。Fusion21

Fusion21
加賀野菜や旬の食材をふんだんに使ったビュッフェ付Fusionランチ2450円~(撮影:池田ひらく)

地元食材を取り入れた食事が人気のカフェレストラン。ガラス張りの開放的な空間で、外のアートを眺めながら食事やスイーツが楽しめる。カフェのみの利用も可。

■金沢21世紀美術館
076-220-2800
石川県金沢市広坂1-2-1
【日~木】10時~18時【金・土】10時~20時(交流ゾーンは9時~22時)
月(祝日の場合は翌日)
入館無料(展覧会により異なる)
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画像提供:金沢21世紀美術館

【群馬県・渋川市】原美術館ARC

榛名山麓の自然に包まれた現代アートの新スポット。

原美術館ARC
ジャン=ミシェル オトニエル《Kokoro》2009年(撮影:木暮伸也)

2021年に閉館した東京品川の原美術館と、伊香保のハラ ミュージアム アークを統合し、同年4月にリニューアルオープン。23年春は「青空は、太陽の反対側にある」展を開催。併設の「カフェ ダール」(要入館料)では展示に合わせたスイーツも。

■原美術館ARC(アーク)
0279-24-6585
群馬県渋川市金井2855-1
9時30分~16時30分(入館は30分前まで)
木(祝日と8月は開館)、展示替え期間、1月1日、冬季
1800円
JR 渋川駅よりバスで15分グリーン牧場前より徒歩7分
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【静岡県・熱海市】MOA美術館

日本美術の名作に出合い、海一望の景観に癒やされる。

MOA美術館
野々村仁清の傑作の一つとされる「色絵藤花文茶壺」をはじめ、国宝を含む約3500点の絵画や書跡、工芸、彫刻などを所蔵
MOA美術館
初島や大島など相模灘を一望する高台に立つ
MOA美術館
エントランスの扉は人間国宝室瀬和美による漆の作品
MOA美術館
パティシエ鎧塚俊彦プロデュースのスイーツカフェ
MOA美術館
濃厚なピスタチオのムースケーキ「ベルナール」(860円)

長いエスカレーターの先にある高台の美術館。2017年には漆や屋久杉など日本の伝統的な素材を用いた美しい空間にリニューアル。東洋美術の名作を中心に、日本庭園や海一望のカフェ、日本料理店などグルメも充実。

■MOA美術館
0557-84-2511
静岡県熱海市桃山町26-2
9時30分~16時30分
木(祝日の場合は開館)
1600円
JR熱海駅よりバス7分
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【長野県・長野市】長野県立美術館

善光寺と信州の山々を望む風光明媚なミュージアム。

長野県立美術館
コンセプトは「ランドスケープ・ミュージアム」。最上階の広々とした風テラスからは国宝善光寺の本堂を望む
長野県立美術館
天井までの大きなガラス窓が開放的。連絡ブリッジで「東山魁夷館」へとつながる

2021年4月リニューアルオープン。高台の斜面に造られた建物からは、新緑の信州の景観を一望。風テラスや水辺テラス、信州の美味がいただける「ミュゼレストラン善」を含め、展示室以外は自由に出入りできる。

■長野県立美術館
050-5542-8600(ハローダイヤル)
長野県長野市箱清水1-4-4
9時~17時
水(祝日の場合は原則翌平日)
700円
JR長野駅よりバス15分善光寺北より徒歩3分
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【京都府・京都市】京都市京セラ美術館

大規模リニューアルを経て美しく蘇った歴史的建造物。

京都市京セラ美術館
壮麗な本館の地下に新しくガラス張りのエントランスが誕生
京都市京セラ美術館
90年前に作られたステンドグラスの天井(撮影:来田猛)
京都市京セラ美術館
各展示室を結ぶ中央ホールの贅沢な空間(撮影:来田猛)

1933年創建、和洋折衷の建築意匠を今に伝える公立美術館が、リニューアルを機に現在の通称になり2020年オープン。当時の姿と現代建築が融合したデザインはどこを切り取っても絵になる唯一無二の空間。現代アートなどの展覧会も随時開催。

■京都市京セラ美術館
075-771-4334
京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124
10時~18時(入場は閉館30分前まで)
月(祝日の場合は開館)
展覧会により異なる
市営地下鉄東西線東山駅より徒歩8分
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【香川県・直島町】ベネッセアートサイト直島

瀬戸内の自然や文化に溶け込むアートに出合う。

ベネッセアートサイト直島
21年に台風9号の影響で破損したが、復元制作を経て再び同じ場所に戻ってきた《南瓜》。草間彌生 2022年(C)YAYOI KUSAMA(撮影:山本糾)

1992年に美術館とホテルが一体となったベネッセハウスの誕生以来、近年の日本のアートムーブメントを牽引する存在。2022年には新たな2つのギャラリーがオープン。高松を拠点にアートな島旅を楽しもう。

■ベネッセアートサイト直島
087-892-3223(ベネッセハウス)
香川県香川郡直島町琴弾地
[営業時間・定休日・料金]施設によって異なる
高松港より四国汽船で50分、宮浦港よりバスまたは徒歩
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※この記事は2023年3月3日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
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じゃらん編集部  じゃらん編集部

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