日本ならではの美しさや魅力を体感できる「春夏秋冬」。そんな日本の四季を存分に楽しめる、全国の一度は泊まってみたい絶景宿を特集しました!
春の桜吹雪に、夏の新緑と青空、秋の紅葉、冬の雪化粧など、まったりと上質な温泉につかりながらお楽しみいただけます。いつ見ても美しく輝く広大な海が見える宿や、まるで宝石がちりばめられたような高層階から望む夜景まで豊富にご紹介!
日頃のお疲れを癒す温泉旅行にはもちろん、特別な日のプランにもぜひ参考にしてみてください♪
●第一章 はじまりの、春。
・星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル【青森県・十和田市】
・TOBE オーベルジュリゾート【愛媛県・砥部町】
・緑霞山宿 藤井荘【長野県・高山村】
・小田急山のホテル【神奈川県・箱根町】
●第二章 碧に染まる、夏。
・伊豆ホテル リゾート&スパ【静岡県・東伊豆町】
・さざね【千葉県・鋸南町】
・夢泉景別荘 天原【兵庫県・洲本市】
・五島リトリート ray【長崎県・五島市】
●第三章 名画のような、秋。
・湖のホテル【山梨県・富士河口湖町】
・ザ・リッツ・カールトン日光【栃木県・日光市】
・会津芦ノ牧温泉 渓谷美の宿 川音【福島県・会津若松市】
・志摩観光ホテル ザ ベイスイート【三重県・志摩市】
●第四章 非日常がそこに、冬。
・北こぶし知床 ホテル&リゾート【北海道・斜里町】
・赤倉観光ホテル【新潟県・妙高市】
・玄妙庵【京都府・宮津市】
・大阪マリオット都ホテル【大阪府・大阪市】
第一章 はじまりの、春。
星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル【青森県・十和田市】
奥入瀬の春景と過ごす。




クセになりそうな渓流スローライフ。





春のアクティビティで気持ちを弾ませて。


渓流と森の息吹ですっきり心新たに。
少しずつ雪解け水が渓流に注ぎこまれ、森が眠りから目覚める。澄み切った空気を胸いっぱいに吸い込むと、全身の細胞が入れ替わるようだ。奥入瀬に遅い春が訪れるのは5月。十和田湖を水源とし、およそ14kmにわたって続く奥入瀬渓流にも、ブナやカツラの樹林、300種もの苔、カモシカやテンといった動物たち、そのすべてが息吹を取り戻す季節がやってきた。
そして、特別保護地区であるこの地域に唯一建てられたリゾートホテルもまた、春の装いでゲストを出迎えてくれる。エントランスからロビーに入ると、目に飛び込むのは岡本太郎作の大きな暖炉と背後に広がる新緑の風景。ホテルを象徴するこの場所には、滞在中、何度も足を運ぶことになるかもしれない。それほどに、この空間の印象は深い。
客室もまた、目前の緑と対話するような距離感で、葉の1枚1枚が息づいているのがありありとわかる。さらに、明るいうちに露天風呂へと足を運べば、しぶきをあげて流れるせせらぎと、日差しに喜ぶ木々たちの絶景に心がどんどん浄化されてくるはずだ。
さて、翌日はホテル自慢のアクティビティへ。屋根のないオープンバスやウォーキングで渓流を散策したり、春限定の自然現象「根びらき」を観察したりと、他では経験できないプログラムが目白押しである。インからアウトまで、ひたすらともに過ごした奥入瀬の春。そのみずみずしい景色とみなぎる生命力は心身のリセットにぴったり。ホテルを後にしたとき、気づけば全身が満たされていた。

絶景ポイント
せせらぎや鳥のさえずりなど、奥入瀬の大自然を間近に感じられる渓流露天風呂。新緑は5月中旬~6月にかけて。秋になれば美しい紅葉絶景も愛でられる。
050-3134-8094
青森県十和田市大字奥瀬字栃久保231
1泊2食付き2万2000円~(入湯税込)
【電車】JR 八戸駅または青森駅より送迎有(2日前までに要予約)【車】東北道安代JCT経由、百石道路下田百石ICより1時間
100台
「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」の詳細はこちら
TOBE オーベルジュリゾート【愛媛県・砥部町】
桜×美食に酔いしれる、春宴。

スローな時間が流れる水辺に浮かぶ隠れ家へ。
オーナーが惚れこんだ場所、というのは説得力がある。偶然この地に出会い、長年をかけて開業させたというこちらのオーベルジュ。松山からは車で30分、砥部の街中からもほど近い距離ながら、ふっと脇道へ入った通谷池(とおりたにいけ)の畔の静かな空間は、突然現れたひみつの隠れ家のような雰囲気が漂う。
深く心を休ませてまた元気になる時間を過ごしてほしい、そんな宿のコンセプト「里帰り」を体現する、自然豊かで穏やかな地だ。
春には鏡のように静かな池をソメイヨシノの並木が囲み、館内の至るところから贅沢な花見を楽しめる。レストランではカウンター越しの大きな窓に桜が舞い踊り、ディナーではライトアップされた夜桜が風情を誘う。一週間ほどの儚い絶景だが、そのあとには眩しい新緑の季節がやってくる。
土地のごちそうをその場所の最高の雰囲気の中で食す、オーベルジュならではの旅スタイルはよりその土地を好きにさせてくれる。愛媛のやわらかな自然と空気感、そして旬の美食に癒やされて、帰るころにはもうひとつ、心にふるさとが増えていることだろう。
愛媛の滋味をまっすぐに味わう。




瀬戸内海の魚介や自家菜園の有機野菜、柑橘類など愛媛県産の食材で奏でるディナー。「真の旬は1~2週間」、と食材の時期にこだわり、素材の一番おいしい力を活かす。地元砥部焼のうつわと共鳴する、シンプルながら繊細なひと皿に本来の食の楽しみを感じる。ワインのほかにも、愛媛の蔵元を中心に揃う日本酒とのペアリングも試してみたい。
客室も自然と愛媛を感じる設え。






絶景ポイント
桜、新緑、紅葉とそれぞれの季節が風景を彩る。季節により部屋を変えて訪れるリピーターもいるそう。桜の見頃は例年3月下旬~4月上旬。
089-960-7501
愛媛県伊予郡砥部町宮内1622-7
1泊2食付き4万5375円~
【電車】伊予鉄道松山市駅より送迎有(要問合せ)【車】松山道松山ICより5分
15台
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緑霞山宿 藤井荘【長野県・高山村】
圧巻!の春絵巻空間へ。

瑞々しさに心が洗われる新緑のグラデーション。
開湯から200年以上の歴史を有し、森鷗外や菊池寛など多くの文人墨客が訪れた山峡の一軒宿。ここに足を踏み入れた旅人がまず目にするのが、宿自慢のラウンジから眺める絶景だ。松川渓谷に向かって開け放たれたカウンターに腰を下ろせば、目の前は一面緑。窓がないから爽やかな山の空気をダイレクトに受け、春に芽吹く木々の息遣いも感じられるのだ。
チェックインから、湯上がりのひととき、朝夕食後のコーヒータイムまで、時間を変えて何度でも眺めて。




絶景ポイント
紅葉や雪景色も素晴らしいが、新緑の美しさは格別。27mにわたって横に伸びるカウンターで、セルフサービスのコーヒーを飲みながらのんびり観賞して。
026-242-2711
長野県上高井郡高山村大字奥山田3563
1泊2食付き3万6300円~(入湯税別途150円)
上信越道小布施スマートICより車で25分、須坂長野東ICより30分
15台
「緑霞山宿 藤井荘」の詳細はこちら
小田急山のホテル【神奈川県・箱根町】
さまざまな構図で楽しむツツジと湖の風景。

ホテル名物の庭園は三菱財閥の岩崎小彌太男爵のかつての別邸。当時から敷地を埋め尽くしていたツツジとシャクナゲはそのまま受け継がれ、現在は春の箱根の風物詩となっている。こんもり丸く刈り込まれた玉仕立ては、近くで見れば気品にあふれ、離れて見ればブーケのようにぽんぽんと愛らしい印象に。
背景には芦ノ湖を望み、天気が良ければ富士山も姿を現す。庭園を散策しながら、客室や展望室の窓から。自分だけのお気に入りの眺めを探してみるのも面白い。




絶景ポイント
見頃は5月上旬頃から。ツツジが開花する前後にシャクナゲも咲く。宿泊客のみ利用できる本館5階の展望室からは、ツツジ×芦ノ湖×富士山のパノラマ絶景も。
0460-83-6321
神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80
1泊2食付き2万9000円~(入湯税別途150円)
小田原厚木道路経由、箱根新道芦ノ湖大観ICより車で10分
100台
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第二章 碧に染まる、夏。
伊豆ホテル リゾート&スパ【静岡県・東伊豆町】
海も風も手に入れて暮らすように過ごす。



プレミアムな海リゾート。
三方を海に囲まれた伊豆でも、こんな高台からパノラマを拝める機会はそう多くはない。その稀少さは、ロビーで最初に出会う爽快な眺めですぐに理解する。
露天風呂・テラス・絶景という3つの開放感がセットになった客室は、特別な空間ながらすぐに気を許せる心地よさ。部屋を出たら、フリードリンクのラウンジや風が吹き抜けるアクアブリッジなど、ホテルらしい贅沢なパブリックエリアを存分に満喫したい。きっと1泊じゃ物足りなくなること必至。
海辺で過ごしたい、大人の夏休み。




絶景ポイント
チェックイン時に伊豆諸島の配置と月齢が書かれたカードをもらえる。月灯りが海を照らすムーンロードの絶景は、満月の夜に泊まった人だけのお楽しみ。
0557-22-5151
静岡県賀茂郡東伊豆町奈良本1457-30 リゾートパーク伊豆あたがわ内
1泊2食付き4万4500円~(入湯税別途150円)
【電車】伊豆急行伊豆熱川駅より無料送迎シャトルバス有(要予約)【車】小田原厚木道路より熱海ビーチラインほか経由で熱海から1時間25分
48台
「伊豆ホテル リゾート&スパ」の詳細はこちら
さざね【千葉県・鋸南町】
心留まる一瞬の夕凪。理想の休日がここに。






海とおこもり湯宿にて。
目の前をゆらゆら漂う波。ふと、この穏やかな海が東京湾だということを思い出して、はっとする。コンセプトは非日常の特別な時間を過ごす大人のための宿。都心からわずか90分で、こんな夏休みが実現するのだからありがたい。
広さや趣の異なる客室のすべてに用意された露天風呂は、もちろん好きなときに好きなだけ。気分を変えたいときはラウンジでくつろぎ、テラスからビーチの遊歩道へ。今夜、房総の海の幸と美酒に酔えば、もう日常へは戻れなくなってしまいそう。
絶景ポイント
晴れていれば東京湾越しに富士山を一望できる。サンセットタイムは何もせずにひたすら海を眺めるのが正解。客室のほかラウンジのテラスもおすすめ。
0470-55-3333
千葉県安房郡鋸南町竜島972-1
1泊2食付き3万6000円~(入湯税別途150円)
【電車】JR 内房線安房勝山駅より徒歩10分(送迎有・要予約)【車】富津館山道路鋸南保田ICより5分
12台
「さざね」の詳細はこちら
夢泉景別荘 天原【兵庫県・洲本市】
自由きままに過ごすわたしの海辺の別荘へ。







海と空と、温泉と。
神戸から橋を渡って気軽に行ける場所ながら、島ならではの風や海を感じられる淡路島。ゆるやかな島時間を温泉とともに過ごす贅沢な休日だ。
プライベート感を重視するなら、2棟だけのメゾネットヴィラがおすすめ。リビングスペースとベッドルーム、そして海を望む温泉露天風呂にウッドデッキを備えた2階建てに、すっかり自慢の邸宅気分。ここでおこもりも最高だが、せっかくなので湯めぐりへ。海辺の回廊を渡れば、心躍る多彩な絶景風呂が待っている。
絶景ポイント
メゾネットヴィラのほか、スイート、和洋室、ツインの全18室すべての客室に温泉露天風呂を備える。朝陽のきらめきに包まれた朝風呂でからだをリセットしたい。
0570-079922(ホテルニューアワジグループナビダイヤル)
兵庫県洲本市小路谷1052-2
1泊2食付き3万3000円~(入湯税別途150円)
神戸淡路鳴門道洲本ICより車で15分
30台
「夢泉景別荘 天原」の詳細はこちら
五島リトリート ray【長崎県・五島市】
島の自然が主役になるデザインに溶け込む休日。







離島でバカンス!
福岡・長崎空港から飛行機で約40分、150超の島々からなる五島列島。その美しい自然が館内ににじみ出るような設計で、開放感のある空間にデザインされたホテルだ。
客室は海側一面を窓にして、ソファやベッドで寛ぎながらも視界いっぱいに水平線が広がる。夜は室内ライトが海と一体化して満月が海に浮かんでいるよう。建物内に取り込まれた海のゆらめく漣(さざなみ)や光の煌めきが、ロビーやアプローチで表現される。五島の自然と一体になれる休日を。
絶景ポイント
濃淡ブルーのグラデーションが美しい海。夏は入道雲が広がり絵画のような絶景!朝や夕暮れには「ray」の由来でもある光のはしごが雲の隙間から降り注ぐ。
じゃらん編集部
こんにちは、じゃらん編集部です。 旅のプロである私たちが「ど~しても教えたい旅行ネタ」を みなさんにお届けします。「あっ!」と驚く地元ネタから、 現地で動けるお役立ちネタまで、幅広く紹介しますよ。