2023.06.30

【静岡】沼津のおすすめランチ店13選！寿司や海鮮丼も＜2023＞

伊豆半島西岸の付け根に位置し、駿河湾に面した漁港があることから、桜エビや生シラス、アジなど、水揚げされたばかりのおいしい魚介が味わえる静岡県沼津市。海鮮だけでなく、近年はイタリアンやハンバーガー、カフェなどのお店も増えて、様々な料理を楽しめるようになりました。今回は、沼津港周辺エリアの、ランチにおすすめのお店をご紹介します。

※この記事は2023年6月16日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。

記事配信：じゃらんニュース

魚河岸丸天 魚河岸店

まるでタワー！かき揚げ丼が名物のお店

1966年創業、魚河岸ならではの目利きと仕入れ力をいかした魚料理が評判のお店です。

看板メニューの「海鮮かき揚げ丼」は、料理が運ばれてきたら思わず声を上げてしまうほどのインパクト。特許を取得した専用の筒で1つずつ丁寧に揚げた巨大なかき揚げが、丼にドーンとそびえ立ちます。朝早くから働く市場の人や漁師さんに、“おいしくてボリューム満点な食事を手ごろな値段で提供したい”という先代社長の想いが受け継がれた一品です。

どこから箸を付けたらよいか迷ってしまいますが、まずは、かき揚げのタワーを横に倒して、崩しながら食べていきましょう。揚げたてでサクサクのかき揚げは、駿河湾の底引き網漁で獲れた本エビ、桜エビ、さらにホタテ貝柱や玉ねぎ、ネギなどたっぷりの具材がぎっしり。

魚河岸丸天として創業する以前は沼津駅前でそば店を経営していただけあって、丼つゆも手間を惜しまず作っており美味。丼に付くあら汁は魚の旨みがたっぷりです。

「まぐろのフルテールステーキ」も、このお店ならではのメニュー。1本30kg以上の大型マグロの尾の部分だけを使ったステーキです。脂がのった濃厚な味わいながら食感は驚くほどしっとりしています。こちらも製法特許を取得した方法で調理しています。

平日限定の、お得なメニューもあります。「あじ御膳」は、干物とフライとお刺身とお寿司が一度に食べられる嬉しいセットで、アジの魅力をとことん味わえます。沼津といえばアジの干物が有名ですが、干物だけでなく、バラエティー豊かなアジのおいしさに開眼すること請け合いです。

そのほかにも種類豊富な海鮮丼やお刺身、お寿司など豊富なメニューを揃えています。「海鮮かき揚げ丼」にのっているかき揚げだけの単品料理、「海鮮かき揚げ」（1300円）もあるので、海鮮丼やお寿司にプラスして、シェアして食べてもいいですね。

魚河岸丸天は魚河岸店のほかに、徒歩1分の距離にある「みなと店」と、富士市にある「富士店」、「ららぽーと沼津店」もあります。4店舗分を大量に仕入れているため、種類豊富な魚介がてんこ盛りの料理を提供できるのだそう。週末には行列ができていますが、並んでも食べたいお店です。

五鉄

バージョンアップできて2度おいしい海鮮丼のお店

テレビや雑誌でもたびたび紹介され、行列ができるお店です。沼津の新鮮な魚介はもちろん、富士の雪解け水といわれる「宇治柿田川湧水」や静岡産コシヒカリ、伊豆市天城産の高級品種を独自にブレンドした特製わさび、掛川市産深蒸し茶など、厳選した素材を使用しています。

様々な種類の海鮮丼や天丼、単品料理を揃えていますが、ぜひ食べて欲しいのが5種類の丼。本日の鮮魚をのせた「壱鉃」に、イクラやカニ、ウニなどが徐々に加わり「弐鉃」、「参鉃」、「四鉃」と魚介の種類がバージョンアップして「究極の五鉄」になります。さらにお好みでトッピングの追加をしてもOK。

「壱鉃」は、本日の鮮魚をサイコロ状に切ってネギトロで混ぜ、ネギとキュウリ、レンコンを合わせたもの。異なるお刺身の味わいをネギトロがまとめて豊かな味わいを醸します。とろりとした舌触りと魚の歯応えに、キュウリとレンコンのシャキシャキ感が加わって、食感も楽しめます。

5種類の丼の中で最も贅沢な「究極の五鉄」は、「壱鉃」の上にウニ、イクラ、カニ、ホタテがたっぷりのってゴージャス。具材それぞれがおいしいので、混ぜて頬張ると旨みが口の中に押し寄せてきて、箸が止まらなくなります。

お楽しみが待っているので、一気に食べ終えず「まご茶漬け」にするのを忘れずに。三分の一くらい残したところで「お茶漬けの供」をのせ、金目鯛でとった熱々のだしをかけて食べましょう。金目鯛の濃厚な旨みが加わり、さらさらと食べられて、こちらもまた抜群のおいしさです。

金目鯛のだしとお茶漬けの供は5種の丼全てに付いています。「追い飯」（100円）もできるので、1つの丼で2つのおいしさを味わってみてください。

沼津港 海天寿司 一富士丸

深海魚のお寿司が食べられるお店

駿河湾の最深部は約2500mで日本一深い湾と言われています。通常の深海魚の漁は、水深の深い沖合まで出なければならず、獲った魚が水揚げされるまでに時間がかかります。けれども、沼津では港のすぐそばで獲れるので、水揚げされたばかりの鮮度抜群なお刺身が食べられます。

「沼津港深海水族館・シーラカンスミュージアム」や飲食店、お土産物店などが集まる複合施設「港八十三番地」にあるこのお店では、深海魚のお寿司を提供しています。

「沼津港 深海魚五種手巻き」は、アブラボウズやデン、ユメカサゴなど、その日の水揚げで変わる5種類もの深海魚のお寿司を海苔で巻いて食べるもの。たっぷりと脂ののったアブラボウズや、上品でクセのないデンなど、味も食感も異なる様々な深海魚を生で味わえます。

深海魚のほかにも、桜エビや生シラスなど種類豊富な駿河湾の海の幸の握りのほか、うな重や天重など多彩な料理が揃っています。

「海賊船の宝石箱 こぼれ盛り」は、変わり種の美しいお寿司。カニと海老が入った枡寿司に、目の前でイクラをたっぷり盛り付けてもらえます。キラキラと輝くイクラが、こぼれんばかりにのせられていくのを目の当たりにするのは心が躍るもの。具がたっぷりの贅沢な一品です。

また、総料理長直伝のタレでじっくり煮つけて、しっとりふっくらとした「金目鯛丸ごと煮付けました」1480円をはじめ、単品料理も充実しています。

回転寿司のシステムですが、お寿司や料理をオーダーする際はタッチパネルを使用します。店内は船をイメージした内装で、レーンの中にいる職人が慣れた手つきでお寿司を握る姿が見えて、ライブ感も楽しめます。

Hamburger＆Cafe 沼津バーガー

深海魚をアメリカンスタイルで味わえるお店

こちらも「港八十三番地」にあるお店で、アジや金目鯛など沼津の海の幸を使ったバーガーを揃えています。中でも注目は、深海魚を使ったバーガーです。

「深海魚バーガー」は、深海魚のメギスをフライにしてサンドしたもの。ふっくらとしたバンズに、オリジナルのオーロラソースとシャキシャキのキャベツ、さらにチーズが挟まれていて食べ応えがあります。サクッと揚げた衣の中からふわっと柔らかな身が出てきて食感も抜群。メギスはクセがなく、フライにするとおいしさが引き立ちます。

「深海魚バーガー」をはじめ海鮮系バーガーは、お魚が苦手な人もおいしく食べられるものばかりですが、それでもお肉を食べたいという人は3種類あるビーフパティのバーガーから選んでください。

深海魚のメニューはほかにもあります。高級魚として知られるアンコウが、手軽に食べられるナゲットになっています。衣をつけてふっくらと揚げたアンコウに、スパイスとカレーパウダーをブレンドしたオリジナルスパイスをまぶしていて後を引くおいしさ。アンコウは食べやすいサイズにカットされているので、食べ歩きにもぴったりです。

深海をイメージした、SNS映えするスイーツもあります。「深海フロート」は、サイダー風味のゼリーにジンジャーエールを加え、富士山麓にある朝霧高原産の牛乳で作ったソフトクリームをのせたもの。ジェルの透き通ったラグーンブルーと炭酸の泡が相まった、見た目の美しいスイーツドリンクです。

「深海サンデー」は、沼津市戸田で作られている「戸田塩」を使用したソフトクリームに、サイダー風味のジェルと「沼津港深海水族館 シーラカンスミュージアム」の人気者「メンダコ」をかたどったグミがトッピングされています。ミネラル豊富な塩が入ったソフトクリームは、コクがありながらもさっぱりと食べられてデザートにぴったり。メンダコのグミの可愛らしさにも惹かれます。

テイクアウト専用のサイドキッチンでは、ドリンクやコロッケなどを販売していますが、ハンバーガーなどの店内で販売しているメニューも全てテイクアウトできます。テイクアウトして沼津港に隣接する港口公園で富士山を眺めながら食べてもいいですね。

沼津かねはち

1杯で3度楽しめる海鮮丼のお店

このお店は、沼津魚市場仲買人直営店の海鮮食堂です。毎朝市場のセリで仕入れた新鮮な料理が食べられます。丼ものを中心に多彩な海鮮メニューを揃えていますが、一押しは「特選海鮮ひつまぶし」です。

まずは、酢飯と白飯のどちらかを選んでオーダー。ひつまぶしが運ばれてきたら、ウニやイクラ、その日水揚げされたネタをのせた色鮮やかな桶から、お茶碗に一膳よそって、生のおいしさをわさび醤油で味わいます。二膳目は、温泉卵と薬味をのせてコクのある味わいを楽しんで。最後の三膳目には、熱々のだしをかけただし茶漬けで風味を満喫します。

3種の味を堪能でき、味噌汁と小鉢、漬物も付いたこちらのメニューは数量限定なので、早めの時間に来店しましょう。

鮮度抜群の魚そのものの味をとことん味わいたいなら、お刺身定食がおすすめ。「かねはち特選お刺身定食」は、なんと厚切りのお刺身10点盛り。「これが1人分？」と店員さんに思わず尋ねてしまうほどのボリュームで、新鮮な魚をたっぷり食べられます。

おいしいのは生魚料理だけではありません。沼津の地魚などを豪快にのせた天丼は、生でも食べられる鮮度の魚を使っているので絶品。サクサクの衣と身のフワフワな食感、衣に閉じ込められた魚の旨みをたっぷりと味わえます。特製の少し甘めのタレが魚にマッチして、子どもから大人まで好きになる味です。

魚市場仲買人のお店と聞くと、和風のお座敷を想像するかもしれませんが、店内はまるでバルやカフェのようなオシャレな内装です。若い世代も入りやすく、黒を基調としたウッディな内装で落ち着いた雰囲気なので、デートにも、1人でゆっくり食事をするのにもおすすめです。

海鮮丼 いりいち

天然魚の旨みを最大限に引き出した海鮮丼のお店

魚市場で長年仲買をしている店主が、天然魚のみを常時20種類前後厳選。こだわりぬいた3種の丼を提供しているお店です。

それぞれの魚は、旨みを最大限に引き出すために、神経締め血抜き、適切な保管管理、熟成に至るまで、丁寧な仕事を行っています。20種類の魚すべてが、口にした時に魚本来の旨みを明確に感じられる、上質な海鮮丼です。

最もリーズナブルな「海鮮丼 上」には、沼津港に水揚げされた天然魚や全国から集まる鮮魚を厳選して10種類前後のネタを使用しています。ご主人が「これだけは召し上がっていただきたい」という魚をのせているそうです。

「海鮮丼 特上」には「上」の丼に加えて、5種類前後の魚がのっています。流通量の少ない高級魚も入り、一層グレードアップした味わいに。

「海鮮丼 極」は、「特上」の丼に、さらに希少な超高級魚が5種類前後加わり、ご主人が自信を持って用意した約20種類すべての魚が入ります。艶やかで色美しく、細かく入れられた切れ目も優美で、まるで芸術作品のよう。しっとり、ぷりっ、ほろりと、ネタによって食感が異なり、甘みも旨みも、口に残る余韻も全く違います。魚と一口に言っても、それぞれに異なる味があることを実感する丼です。

3種の丼にはすべて、味噌汁、ガリ、小付けが付いています。とことん手間暇をかけた丼を味わってみてください。

イタリアンレストラン ポルトゥス

沼津の魚を本格イタリアンで堪能できるお店

沼津港で水揚げされた魚のおいしさは、和食以外でも堪能したいもの。このお店は、イタリアンマエストロの称号を持つ石崎幸雄シェフが監修しており、沼津の種類豊富な魚の中から厳選して丁寧に調理した本格イタリアンを味わえます。

魚本来の味や香りを楽しみたいなら、「魚介まるごとアクアパッツァ」がおすすめです。沼津市場から直送される朝獲れの鮮魚が入ったアイスベッドから、好きな魚を選んで調理してもらえます。ヤリイカやムール貝、アサリ、プチトマトとたっぷりの白ワインを加えて強火で一気に炊き上げるので、それぞれの魚が持つ旨みが最大限に引き出されます。

沼津の魚介はパスタと合わせても絶品。「漁港のペスカトーレ」は沼津産の赤エビや赤座エビを使ったパスタです。北海道産のホタテ貝、ムール貝、アサリ、ヤリイカなどの厳選食材とトマトソースも加えて、じっくり蒸し焼きにしたソースは、魚介のエキスをたっぷり含んで、まろやかで豊かな味わい。芳醇な香りも食欲をそそります。

単品料理だけではなく、ランチやディナーのコース料理にも地魚が活かされています。2種から選べるスープ、6種から選べるパスタ又は2種から選べるピッツァ、サラダ、パンがセットの「ランチコースA」では、活アサリや本エビなどの沼津産魚介をパスタと共に味わえます。また、選べる6種のパスタの代わりに、プラス700円で「漁港のペスカトーレ」に変更することも可能です。

店内は吹き抜けで天井が高く、ゆったりと料理を楽しむことができ、2階には色とりどりの魚が泳ぐ水槽を眺めながら食事ができる個室もあります。

浜焼きしんちゃん

焼き立てアツアツがおいしい海鮮BBQのお店

新鮮な魚介は焼いても絶品。焼き立てを味わいたいならこちらのお店を訪ねては。創業100余年の佐政水産の直営店なので、素材の質も種類も折り紙付き。沼津港で水揚げされた新鮮な魚介類をテーブルのコンロで焼いて食べられます。

「浜焼き定食」は、 沼津産メヒカリとメギス、深海エビ、広島産カキが入ったお得なランチメニューです。メヒカリは焼くと頭まで食べることができ、身はフワッフワ。メギスは脂がのっていて、駿河湾の海水から作った戸田塩とよく合い、焼くと身がほろほろと柔らかくほどけて旨みが口いっぱいに広がります。深海エビは甘みが強く、香ばしさが食欲をそそります。

様々な深海魚を食べ比べたいなら「深海魚おまかせ盛り」がおすすめです。その日の漁によって内容が異なることがありますが、基本はメギス、メヒカリ、デン、深海エビ、小金目鯛のセットです。 デンは白身で淡白なふっくらとした身が特徴、小金目鯛は脂がたっぷりで贅沢なおいしさを堪能できます。高級魚の小金目鯛を豪快に焼けるのも浜焼きならではの楽しさです。

浜焼きには貝が欠かせません。「とりあえず貝三種盛り」は、カキ、ホタテ、ハマグリが2個ずつ入った盛り合わせで、来店者の8割以上がオーダーするという一番人気のメニューです。

味付けには、戸田塩とだし醤油が用意されていますが、貝にはだし醤油がおすすめです。焼き上がった貝にかけると香ばしい匂いが立ち上り、食欲がそそられます。

浜焼きのほかにも、旬の鮮魚のお刺身や深海魚の唐揚げ、漁師チャーハンなどメニューが豊富で、水産会社直営ならではのお手頃価格なのも嬉しいところ。生け簀もあるので、市場の雰囲気を感じながら自分好みで魚介の焼き立てを楽しんでください。

沼津魚市場食堂

駿河湾を眺めながら食事ができる魚市場2階のお店

このお店は沼津魚市場INO（イーノ）の2階にあり、1階のセリ場で毎朝仕入れた新鮮な魚を使った料理を提供しています。

これまでは定食や丼物を中心とした品揃えでしたが、2023年4月14日にメニューが変更になり、ご飯と味噌汁が食べ放題の「定食セット」（680円）を各種料理と併せて注文するシステムになりました。

料理はお刺身のほか、焼き物や揚げ物など種類が豊富なので好きな料理を数種類組み合わせて、定食セットを付ければ自分好みのオリジナル定食をつくることができます。

おすすめのお刺身は、「めばちマグロ大漁盛り」2600円です。マグロのお刺身がてんこ盛りなので、定食セットと一緒に贅沢に味わうのはもちろん、シェアしても満足できるボリュームです。

マグロはお刺身だけでなく、カマ焼きで味わうのもツウの食べ方。「まぐろカマ焼き」は500g前後もの特大サイズで、全体にたっぷり脂がのっており、食べ応え十分でです。

揚げ物類のお料理も充実しています。「マグロほほ肉からあげ」は身が柔らかくてとってもジューシー。マグロならではのコクがあり食べやすく、お刺身ともカマ焼きとも異なるおいしさです。

駿河湾名物の桜エビを練り込んだご当地コロッケ「さくらえび入りコロッケ」は、ジャガイモの甘みが桜エビの旨みを引き立てる一品。1個単位で販売しているので、サイドメニューにぴったりです。

種類豊富なおいしい料理に加えて、店内からのすばらしい眺望も、このお店の自慢です。特に窓際のカウンター席は美しい駿河湾が視界いっぱいに広がるので、いつもあっという間に埋まってしまいます。海の景色を眺めながらおいしい魚料理をたべるなら、早めの来店を。

LOCO MARINO coffee

ジャパンバリスタチャンピオン監修のカフェ

沼津港エリアには、ランチの後に立ち寄りたいオシャレなカフェもあります。こちらのお店は、ジャパンバリスタチャンピオンシップ2017・2019優勝、ワールドバリスタチャンピオンシップ2022世界第4位の石谷貴之氏が監修するカフェです。風味豊かなコーヒーや、写真映えするスムージー、スイーツなどを揃えています。

「ロコマリーノブレンド」は、浅煎りから中煎りの豆をブレンドした、柑橘系のような爽やかな酸味とビターチョコレートのようなほのかな甘みが感じられるコーヒーです。ホットコーヒーは注文を受けてから豆を挽き、ハンドドリップで丁寧に抽出するので、香りが抜群。季節ごとに状態の良い豆を厳選しているため、味わいの変化も楽しめます。

深海をイメージした「深海スムージー」は、塩レモンとヨーグルトをベースに、フルーツ味の青いゼリーで仕上げたもの。幻想的な色合いとさっぱりとした爽やかな味わいで、6種類あるスムージーの中で一番人気というのも頷けます。店内のメンダコライトや木製の扉、店頭の壁画などを背景にして撮影してもいいですね。

このお店ではほかにも、同じ「港八十三番地」内にある「レストラン ポルトゥス」特製のパンナコッタやティラミスなどのスイーツを提供しています。また、ワンドリンクを購入すれば、隣接するベーカリー「ラ・トレッタ」のパンが持ち込みがOKです。

店内のソファでくつろぎながら味わうもよし、真正面に富士山を望め潮風を感じるテラス席でいただくのもよし、ドリンクを片手に沼津港を散策するのもおすすめです。

マダイ専門店 眞鯛

養殖業者直営、沼津産マダイづくしのお店

こちらのお店はマダイ養殖会社の直営店で、駿河湾で育った水揚げ直後の新鮮なマダイを使った料理が食べられます。

「眞鯛炙り丼」は皮目を炙ったマダイの切り身をのせた丼。皮を炙ることで旨味たっぷりの脂が身に溶け出し、しっとりとした食感に。マダイのおいしさを引き出せるのは、マダイを知り尽くしている店だからこそ。

ほかにもマダイを使った丼があり、お刺身をのせた「元祖 眞鯛丼」（1650円）や「眞鯛南蛮丼」（1650円）などがあります。全ての丼に鯛だしと鯛みそが付いているので、最後は鯛みそ茶漬けにして食べるのがおすすめです。

「鯛クリームコロッケ」は、サイドメニューの人気No.1。外側はサクサク、中にはとろとろのクリームとマダイのフレークがぎっしり。マダイの濃厚な味とまろやかなホワイトソースが良く合います。マダイを使ったコロッケは、ほかではなかなか見られないので、丼とともに食べてみてください。

また、マダイのアラから丁寧にとって仕立てた「鯛あら汁」は、気軽に食べられるようにと手頃な価格で提供しているそう。体に染みわたるようなマダイならではの甘みと、コクを堪能できます。

ほかにも、お刺身やカルパッチョ、鯛しゃぶなどのマダイ料理を揃えるほか、テイクアウトできるお弁当、お土産用の商品も販売しています。

みなとの磯はる食堂

イワシと青魚料理専門のお店

1978年創業のイワシを中心とする青魚料理のお店です。イワシは鮮度が命なので、徒歩1分の沼津魚市場で仕入れたら、すぐに仕込みに取り掛かり、2時間ほどですべての仕込みを終えるのだとか。手際よく捌かれたイワシは魚臭さがありません。

人気の定食「大浜」は、お刺身と南蛮漬け、天ぷらと、3種の料理でイワシを味わえます。イワシのお刺身は産地でなければなかなか食べられない逸品。特にカタクチイワシは濃厚な旨みが特徴です。このお店では基本的にカタクチイワシを提供しているのですが、ここ数年カタクチイワシの入荷が激減しており、カタクチイワシの入荷がない日はマイワシのお刺身になります。

南蛮漬けは、唐揚げにしたマイワシを南蛮酢に3週間漬け込んだもの。南蛮酢でしっかり味付けされていて、ご飯がすすみます。マイワシを使った天ぷらは、サクッとした衣と身のふわっとした食感がたまりません。

お刺身をたっぷり食べたいなら、「青魚刺身二点盛り定食」2090円がおすすめ。イワシに加えてカツオやアジなど、その日入荷した青魚を2点盛りにした定食です。入荷状況によっては「青魚刺身三点盛り定食」や「イワシ刺身二種盛り定食」、「イワシ親子刺身定食」などのメニューが登場する日もあります。

「イワシの親子刺身定食」は、朝獲れの生シラスとイワシのお刺身の2点盛り。とろりと甘い生シラスとプリッとしたコクのあるイワシのお刺身の両方を味わえます。

イワシのお刺身はぜひ味わって欲しい一品ですが、入荷がなければ提供していません。入荷状況や完売のお知らせをTwitterで随時告知しているので、チェックしてから行きましょう。

海鮮丼と魚河岸定食 千本一／海鮮丼と浜焼き かもめ丸

沼津名物新鮮三種の丼が食べられるお店

こちらでは2つの海鮮料理店を経営しており、ビルの3階に海鮮丼と海鮮定食のお店「千本一」が、1階には浜焼きと海鮮丼のお店「かもめ丸」があります。

どちらの店でも食べられる名物の「沼津三色丼」は、駿河湾で水揚げされた新鮮なアジのたたきと生シラス、生桜エビを一度に堪能できる嬉しい丼。シラスと桜エビ、アジのたたきの具の食感の違いや、味のバリエーションが楽しめます。

「かもめ丸」の浜焼きコーナーでは卓上で新鮮な魚介を焼いて、熱々の焼きたてが食べられます。「浜焼き5点盛り」は、赤エビ、白ハマグリ、サザエ、片貝ホタテ、豆アジのおすすめ5種類の盛り合わせで、お得な価格です。グループでオーダーして、「沼津三食丼」と併せて食べてもよいですね。

「刺身盛り合わせ定食」は、その日おすすめの新鮮なお刺身が種類豊富に盛り付けられたコスパ抜群の定食です。こちらは、“千本一”と“かもめ丸”の両方の店舗で食べられます。

“かもめ丸”は1階で入りやすいこともあり、お昼時はすぐに満席になりますが、“千本一”は4階にも客席があるので席が空いていることもあります。“かもめ丸”が満席の際はエレベーターで上ってみてください。丼物や定食は共通メニューです。

まとめ

駿河湾には約1000種もの多彩な魚が生息しているといわれます。アジや深海魚をはじめ多彩な魚が水揚げされる沼津港周辺は、おいしい飲食店がいっぱい。

富士山の眺望はもちろん、沼津港大型展望水門「びゅうお」や、沼津港深海水族館・シーラカンスミュージアムなどの観光スポットもあります。ぜひお出かけしてみてください。

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