甲信越・東海の「憧れ宿」
ふふ 河口湖【山梨県・富士河口湖町】
富士山ビューを独占する贅沢空間で自分を取り戻す。

雄大で壮麗なその姿から、古来、人々に崇められてきた霊峰富士。河口湖から山を少し上った高台に、富士山と向き合うように佇む宿が「ふふ 河口湖」だ。ロビーにテラス、レストランや客室と、どこにいても望める富士の絶景と風土を活かして、自然と一体化した造りとなっている。


コンセプトは、境界のない森のリゾート。ロビーに一歩足を踏み入れると、そこは木々の合間に富士山が顔を覗かせる森のサンルーム。日が暮れると、ラウンジにはキャンドルが灯り、テラスのファイヤービットに焚火の炎が揺れる。澄んだ満月の夜は銀色に輝く富士山を眺めて、温かい飲み物を手に焚き火を囲んだり、マシュマロを焼いたり。

客室は内外の境界を曖昧に、森とつながるバルコニーと富士山の溶岩石を敷いた温泉の半露天風呂を設けている。富士に見守られながら、日頃の疲れをリリースする。
そして、薪と炎、溶岩による野趣あふれる演出と斬新な発想で仕立てられた料理で、リセットされた体内にパワーを送り込む。自然のなかに身を置いて地の力に元気をもらう。そんな特別な体験を、ここ「ふふ 河口湖」で。




0570-0117-22
山梨県南都留郡富士河口湖町河口水口2211-1
1泊2食付き5万1500円~(入湯税別途150円)
東富士五湖道路富士吉田ICより15分
28台
「ふふ 河口湖」の詳細はこちら
松籟荘【長野県・山ノ内町】
数寄屋の美空間で節目を華やかに。

200年以上の歴史を紡ぐ、老舗旅館「よろづや」。かつて、その離れとして、国の登録有形文化財「松籟荘」は存在していた。しかし、残念ながら2021年に焼失。それが、再建を願う声に後押しされて、2024年3月に復活した。


全5室の数寄屋造りの新「松籟荘」は、かつての意匠を取り入れ、一部の調度品は同じデザインのままに再現。杉皮の網代天井や組子細工の障子など、随所で光る職人の技にも目を見張る。ロビーやラウンジの椅子は松本民芸のアンティークをリペアし、新調した家具も松本在住の職人に特注するなど、民芸調にこだわった。
客室にはゲストがゆっくりと寛げるよう露天風呂と坪庭があり、食事は部屋出しを主軸に、料理長が腕を振るう懐石料理を楽しめる。



大浴場は、安土桃山時代の伽藍建築をイメージした、国の登録有形文化財である本館の桃山風呂へ。日本建築の美しさや日本の伝統やもてなしにふれるうちに、私たちが大切にしてきた誇りや懐かしさがこみ上げてくる。新たな歴史を刻み始めた「松籟荘」。人生の節目、門出の祝いに、これ以上ふさわしい宿はそうはない。




赤倉観光ホテル【新潟県・妙高市】
幻想的な雲海を眼下に感動のクラシックホテル。

日本の高原リゾートの草分けとして、1937(昭和12)年に創業。創業者の大倉喜七郎氏も惚れ込んだという、標高1000mから望む野尻湖や信州の山々の絶景は、今も変わらず人々を魅了する。なかでも10月中旬から12月上旬が見ごろという雲海は有名だ。日の出前、朝日に染まる露天風呂の湯船越しに、アクアテラスの水盤の向こうに、悠々とたなびく雲海の美しさは、言葉にできないほど。
宿はクラシックな気品を大切にしながら、改修やプレミアム棟の新築などを重ね、常に時代にあった快適な滞在を追求。歴史ある湯とフランス料理、変わらぬ伝統と革新を融合させて、今日もゲストを迎えている。




酒の宿 玉城屋【新潟県・十日町市】
新潟×フレンチ×地酒の美味なる競演フルコース。

日本有数の豪雪地帯の山奥に、全国の美食家から注目を集める宿がある。目当ては、新潟食材のフレンチと地酒。松之山だからこその料理をとの思いから、シェフ自ら山に入り、山菜や果実、野草を収穫。その日の食材で、郷土の食文化や発酵の知恵を織り交ぜフレンチに仕立て、ソムリエで酒匠でもある4代目が地酒をペアリングする。料理とお酒のその日限りの即興ライブは、世界的グルメガイドも認めるほどに。現スタイルへと舵を切った4代目は、2023年にアートを意識して客室も刷新。窓の風景を絵画に見立てたり、客室自体が作品であったり、アートをスパイスに乾杯するのも、この宿ならではの楽しみだ。





沼津倶楽部【静岡県・沼津市】
伝統とモダンの境地、大人の隠れ家へ。

富士山と駿河湾を望む東海道随一の景勝地、千本松原。その一角に、1913(大正2)年、ミツワ石鹸の二代目三輪善兵衛は、茶室のある数寄屋造り「松岩亭」を建てた。一時は老朽化が進んだが、沼津の文化財を将来に継承したいと、2008年より修繕を進め、敷地内に那須の二期倶楽部で知られる建築家・渡辺明氏がモダンな宿泊棟「別邸」を建築。
2023年には、登録有形文化財に登録される茶亭をモダンチャイニーズレストランに、茶亭と並ぶ名建築である別邸のスイートルームを一新し、リニューアルオープンした。眼下に広がる庭園に伝統とモダンが融合する新たな隠れ家で、この地を愛した往年の名士のごとく、ゆるりと羽を休めたい。





LOQUAT西伊豆【静岡県・伊豆市】
西伊豆の山海イタリアンで祝う。

江戸時代から続く大地主の屋敷を、現代に蘇らせたイタリアンオーベルジュ。宿名は土肥特有の幻の果実“白枇杷”に由来。白枇杷のように土地に根付いた料理をと、銀座の名店の料理長を歴任した大関シェフが、地元生産者の野菜や沼津の魚介、天城黒豚や朝霧高原の岡村牛など、周辺素材を用いて日替わりコースを組み立てる。
ディナーは8皿からなるコースで、秋はひと皿増えて9品となる人気の「秋の味覚プラン」が登場。50種以上のイタリアワインとペアリングしつつ堪能したい。レストランは母屋を利用し、宿泊は2つの蔵と離れの別邸の3組限定。宿泊者専用バーで、特産のわさびや原木しいたけ、柑橘を使用したカクテルで乾杯も。





湯之島館【岐阜県・下呂市】
昭和に思いを馳せ思い出に浸る宿。

大きく弧を描く飛騨川と下呂温泉街を見おろす高台に、1931(昭和6)年に創業。木造3階建ての本館は国の有形文化財で、数寄屋造りの建物随所に、飛騨の匠の技や遊び心ある意匠がちりばめられている。手焼きタイルやステンドグラスが彩る洋館の娯楽棟、優美ならせん階段、和の設えの展望台など、館内は見どころ満載。記念写真を撮りながらの館内探訪は、ちょっとした時間旅行の気分で昭和時代に戻ったかのよう。客室のシャワーに至るまで利用された湯量豊富な自家湧出の温泉も、活力を与えてくれる。樹齢数百年の巨木が林立する5万坪の庭園も四季を繊細に映し、秋は錦おりなす別世界に。




ホテルインディゴ 犬山有楽苑【愛知県・犬山市】
ふたつの国宝を眺めふたりの記念日を祝う。

南には国宝茶室「如庵」を有する日本庭園「有楽苑」が隣接。西には木曽川沿いの小高い山の上に築かれた国宝「犬山城」が堂々とそびえ立つ。ロビーやレストラン、バーなど、館内の至るところからも眺められ、スイートルームからはもちろん、客室ビュープレミアムは犬山城、如庵、木曽川の3種類の眺めをセレクトできる。


ホテル西側には大きな水盤を設え、見る角度によっては犬山城の水鏡が出現。日が落ちるとライトアップされ、夜空に浮かび上がるその姿は神々しくさえある。ふたつの“国宝”に囲まれた唯一無二のロケーション。心躍るこの絶景が、ふたりの最良の日を華やかに盛り立ててくれるはずだ。


0568-61-2211
愛知県犬山市犬山北古券103-1
1泊2食付き3万2400円~(入湯税別途150円)
名鉄犬山遊園駅より徒歩7分
190台
「ホテルインディゴ 犬山有楽苑」の詳細はこちら
じゃらん編集部
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