福岡旅行の楽しみといえばご当地グルメ。その中でも「博多ラーメン」は、誰もが一度は食べてみたいと思う逸品ではないでしょうか?今回は、博多駅・天神駅から徒歩圏内とアクセス便利な博多ラーメン店を紹介します。
近年、博多ラーメンも進化して様々な新味が登場していますが、定番はやっぱり「豚骨」。今回は、福岡に来たら食べてほしい新旧10店を厳選しました。奥深い豚骨ラーメンの世界を楽しんでくださいね。
【博多区・博多駅前】博多豚骨醤油らーめん ウチダヤ
話題の新ジャンル“博多豚骨醤油”に注目!



福岡での横浜家系ラーメン文化引っ張る「内田家」が、“博多流豚骨醤油”という新ジャンルを掲げ、2023年4月博多駅前にオープン。豚と鶏の“ハイブリッド肉系スープ”に、福岡の醤油、平打ちの中細麺を合わせたラーメンが地元民には新しく、県外の人には博多らしさを感じる一杯としてブレイクしました。
メニューの中でもおすすめは革新的な「乱舞」(1200円)。燻製香がふわりと鼻に抜ける大判の焼豚を立体的な花のように盛り付けたビジュアルがSNSでも話題を集めています。もちろん味付けも秀逸で、ほんのりと甘さのある、2種の福岡県産醤油をブレンドしたラーメンダレが鶏と豚の旨みを凝縮したスープとベストマッチ。JR博多駅の筑紫口を出てすぐの場所にあります。
092-451-3399
福岡県福岡市博多区博多駅中央街1-1
月~土11時~24時、日11時~22時
不定
JR、福岡市地下鉄博多駅より徒歩すぐ
【博多区・博多駅東】博多一双 博多駅東本店
博多ラーメンに革命を起こした“豚骨カプチーノ”



週末、多い時には約200mも続く長蛇の列。九州全体だけでなく全国的にみても随一の来客数を誇る博多ラーメン店です。ラーメンの特徴は、なんといっても“豚骨カプチーノ”と呼ばれる細かい泡が浮く濃厚な豚骨スープ。煮込む工程で自然に染み出るこの「脂泡(しほう)」は、しっかりと熟成した濃厚豚骨の証。同店を起点に一大泡ラーメンのブームが巻き起こりました。
食べてみると、唇で泡が優しく弾けた後に、豚骨のうまみが直球で口いっぱいに広がります。泡をまとった細麺は、一般的な豚骨ラーメンと比べ、より軽やかな啜り心地に。チャーシューの味付けも秀逸で、さすが!と唸る絶品のラーメン。2024年1月現在、「博多一双」は博多駅東で営業する「本店」のほか、「祇園店」「中洲店」の福岡市内に3店舗。すべて博多駅からアクセスのいい場所にあり、同じ味わいを堪能できます。また2023年には系列の屋台「炉端屋台 正」もオープン。こちらでは泡は立っていない、あっさりとした屋台ラーメンが楽しめます。
092-472-7739
福岡県福岡市博多区博多駅東3-1-6
11時~24時、売り切れ次第終了
不定
JR、福岡市地下鉄博多駅より徒歩6分
「博多一双 博多駅東本店」の詳細はこちら
【博多区・上川端町】中洲川端きりん
丼になみなみと注がれた芳醇な豚骨スープの虜になる



博多っ子店主の心意気を感じる、あふれんばかりの“なみなみ”豚骨スープが特徴。昔懐かしい食堂系ラーメンとして、中洲エリアで人気が急増しています。スープを取る手法は“呼び戻し”。煮込む時間、濃度の異なる複数の寸胴のスープを熟練の職人が絶妙にブレンドし、心地よい豚骨フレーバーの漂う最良のスープに仕上げています。
また、麺は福岡の「製麺屋 慶史」に特注したツルシコ感のある細麺。スープがたっぷり入っているため、ほとんどの客が替え玉まで楽しむのだそう。豚骨ラーメンのほか、醤油ラーメンやつけ麺も用意されています。卓上に置かれた無料のキムチを加えて、味を変化させるのも醍醐味。ランチ時は順番待ち必至ですが、15時ごろであれば比較的入店がスムーズです。
092-292-6563
福岡県福岡市博多区上川端町9-151
11時~21時
なし
福岡市地下鉄中洲川端駅より徒歩3分
【博多区・中洲】中洲らーめん 恭や
中洲で深夜のラーメンスイッチが入ったらココ!



中洲の国体道路沿いで21時~7時に営業する夜営業専門のラーメン店です。福岡では、横浜家系とはまた異なる豚骨醤油ラーメン、通称“博多流豚骨醤油”が昨今注目されていますが、同店はその先駆け的な存在。
重厚感あふれる肉系スープに、ほんのりと甘い福岡醤油を使用したーメンダレを合わせ、ホウレンソウやウズラの卵がのっています。鶏油も効かせたどっしり感、バリッとした塩気がありながら、飲みやすいスープの一杯が中洲でお酒を飲んだ後の定番になっています。
麺メニューはそのほか「油そば」(750円)、「ざるらーめん」(720円)も販売。ラーメンのお供には「シャケマヨ丼」(380円)や「明太子ご飯」(380円)がおすすめです。
092-262-7111
福岡県福岡市博多区中洲2-1-11 プレイスポットしんばし本館1階
21時~翌7時
なし
福岡市地下鉄中洲川端駅より徒歩7分
「中洲らーめん 恭や」の詳細はこちら
【博多区・奈良屋町】ICHIYU RAMEN&GYOZA
低温調理のチャーシューのうまさにも定評あり



博多区・奈良屋町の裏通り、ビル1階の奥まった場所にあるラーメン店。博多ラーメンの名店「らーめん 二男坊」出身の店主が2021年に開いた店です。スープは豚の頭やゲンコツから取る、まろやかな濃厚系。“濃厚だけど、くさくない”のモットー通り、骨の下処理、煮込む際のアク取りを徹底し飲みやすいスープを作っているのだそう。
レギュラーの麺メニューは豚骨の「らーめん」(750円)、「醤油らーめん」(850円)、「旨辛魚介油そば」(850円)の3本柱。さらに、季節変わりのラーメンや、店主が親交のある、ほかのーメン店とのコラボメニューなども意欲的に創作。もう一つの名物である「餃子」(8個400円)でちょい飲みなど、ラーメン酒場としても活躍します。
092-263-1108
福岡県福岡市博多区奈良屋町4-1
11時~LO14時15分、17時30分~LO20時30分、土曜は昼のみ営業
[[定休日]日曜
地下鉄中洲川端駅より徒歩6分
【博多区・上呉服町】とんこつらぁめん いちむじん 呉服町店
女性リピーター続出の“シルキー豚骨”の名店



福岡市・榎田にある豚骨ラーメン店の支店。博多祇園山笠の追い山のルートでもある小路に、2022年12月オープンしました。
自慢の一杯は“濃厚クリーミー系”。圧力寸胴を用い、豚骨の髄のうまみまで余す所なく抽出した豊潤なスープに、しなやかなコシの自家製細ストレート麺を合わせています。定番の「豚骨」(780円)に、同じ豚骨スープをピリ辛に仕上げ、白ネギをこんもりと盛った「辛豚」(850円)、さらには、サンマなど魚介のうまみも加えた「豚そば」(780円)など麺メニューのバリエーションも豊富。
また、サイドメニューでは熱々ジュワワ!の状態で出てくる「スキレッドチャーハン」(300円)がいち推し。ラーメンのスープをかけてもおいしく食べられます。臭みがない洗練された豚骨ラーメンがおすすめです。
092-260-3318
福岡県福岡市博多区上呉服町11-211
11時~LO20時50分
なし
地下鉄呉服町駅より徒歩3分
【中央区・天神】博多ラーメン二代目けんのすけ 天神本店
濃厚豚骨派に絶大な支持を集める店



アクセス至便な天神の中心で、より濃厚な豚骨ラーメンを食べたい人には断然「けんのすけ」が推し。食べた瞬間に豚骨感ガツンとくるスープは、大量の豚骨、豚の皮を、店内に据えた羽釜で長時間炊き込んだもの。木の棒を使って釜内を頻繁に混ぜ込むことで髄や脂から良質なコラーゲンも染み出し、どろりとした粘度のあるスープに仕上げます。
豚バラ肉を柔らかく煮込み、甘く濃厚な福岡県産の醤油ダレで味付けしたチャーシューも絶品。また、サイドメニューでは、豚骨ラーメン店では珍しい「天津飯」に注目してください。酢は使わない甘めの天津飯が特濃豚骨スープとマッチします。博多みやげにおすすめの辛子高菜(200g 440円)も店内で販売されていますよ。
092-713-7113
福岡県福岡市中央区天神1-13-13
11時~翌1時
なし
福岡市地下鉄天神駅・西鉄福岡(天神)駅より徒歩5分
「博多ラーメン二代目けんのすけ 天神本店」の詳細はこちら
【中央区・天神】豚骨セワン
クリーミィで舌ざわりなめらか!博多豚骨入門におすすめ



昭和通りの北側、通称“北天神”エリアの博多ラーメン店。「世界(“セ”カイ)でナンバー“ワン”になる」との意気込みで「豚骨セワン」は2019年にオープンしました。
濃厚クリーミィかつ、くさみのない豚骨スープが持ち味。フレッシュ感を立てるため、毎朝仕込んだスープをできたてで提供する「取りきり」手法を採用しています。「パンチがありつつ飲みやすいスープが理想。大量の骨を使った豚骨濃度の高いスープですが、脂、匂いを抑えているので老若男女食べやすいと思います」と胸を張る店主の中島拓真さん。
替え玉には辛味も添えた「黒玉」「赤玉」も用意するなど、伝統の博多ラーメンに新風を吹き込んでいます。また2023年12月には、キャナルシティ博多近くに系列の「博多喜喜」もオープン。「セワン」「喜喜」、気鋭の博多ラーメン両店に要注目です。
092-771-8088
福岡県福岡市中央区天神4-1-23
11時~20時
不定
西鉄福岡(天神)駅より徒歩8分、福岡市地下鉄天神駅より徒歩8分
【中央区・大名】博多らーめん ちゃんぽん ひるとよる
豚骨ラーメン&ちゃんぽんがうまい麺酒場



店名の通り“ひる”も“よる”も営業。11時から翌3時まで通し営業をしている、使い勝手の良いラーメン居酒屋です。地元福岡の人はいつもの安うま酒場として、観光客、外国人客は博多らしさ感じる店として賑わい、夜ともに客の波が途切れません。
ラーメンはまろやかな味わいで、ほんのりと甘さも感じる芳醇豚骨。さらに、同じ豚骨スープをベースにした、中華鍋仕立てのちゃんぽんも名物です。豚骨のまろやかさに、炒めた野菜、豚肉のうまみも染み出しコク深さがアップ。「たかな焼きめし」(790円)などサイドメニューとの相性も抜群です。1店で“飲み”から“締め”までできるほか、ラーメンやちゃんぽん1杯の利用もOK。博多観光で心強い店です。
092-713-2008
福岡県福岡市中央区大名2-2-41
11時~翌3時
日曜
福岡市地下鉄赤坂駅より徒歩7分、天神駅より徒歩15分
【中央区・警固】大正軒ラーメン
ワンタン、煮卵、海苔までのった良コスパのラーメン一本で勝負



2023年4月、天神からほど近い警固エリアにオープン。メニューは潔い豚骨1本。2階に入っている「焼きとり りりあ」の別業態で、同ビルの空いたスペースに店舗を構えることで、家賃を抑えられこの低価格を実現できているそう。
もちろん味も間違いなしのうまさ。豚頭、ゲンコツを炊き込み、程よいとろみを出した豚骨100%の本格スープ、麺は福岡の老舗製麺所「青木食産」謹製で、しなやかなコシの中細ストレート麺を合わせています。決まって順番待ちの列ができているので時間に余裕を持って出かけてください。
092-406-2244
福岡県福岡市中央区警固2-13-21
11時30分~15時
なし
福岡市地下鉄赤坂駅より徒歩9分、西鉄福岡(天神)駅より徒歩20分、地下鉄天神駅より徒歩20分
※この記事は2024年1月23日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
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