日本各地にあるご当地グルメ。本物の地元の味を求めるなら現地を訪れるのが一番!
今回は、関東・甲信越エリア在住の人に聞いたおすすめのご当地グルメをランキング形式で紹介します。地元民から愛される自慢の郷土料理が勢ぞろい!ぜひ直接足を運び美味しい料理を堪能してみて下さいね。
【東京都】1位 もんじゃ焼き
下町の駄菓子屋でうまれた子どもたちのおやつ


江戸時代、東京の下町でうまれたと伝わる「もんじゃ焼き」。小麦粉を水で溶いて味付けをし、様々な具材と一緒に鉄板で焼いた食べ物です。駄菓子屋さんに来る子どもたちが、鉄板の上で文字を描いて焼く「文字(もんじ)焼き」。それがなまって「もんじゃ焼き」になったといわれています。
もんじゃ焼きは生地の水分が多いため、流れないようにまずは具材でドーナツ状に土手を作成。その中に生地を入れて焼きます。生地にとろみが出てきたら自分用の小さなヘラを使って鉄板に押し付けます。好みのおこげができたら完成!熱いので気をつけながら味わいましょう。
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【山梨県】2位 信玄餅
日本の道百選の地で作られた山梨県が誇る銘菓


「信玄餅」は、「戦国時代に武田信玄が非常食として戦に持って行った餅」や「山梨でお盆に食べる安倍川餅」が由来と言われている山梨県の銘菓です。風呂敷に包まれていることが多く、きな粉がまぶしてある餅が入っており、自分で別添えの黒蜜をたっぷりかけて味わいます。
山梨の老舗和菓子店のひとつ「金精軒」の「信玄餅」のこだわりは安心の材料。自然に恵まれ、名水百選にも選ばれる名水が湧き出る山梨県北杜市台ヶ原宿にて合成保存料・防腐剤などの添加物を使用せず作られています。
【山梨県】3位 ほうとう
武田信玄が考案した陣中食と伝わる郷土料理

「うまいもんだよカボチャのほうとう」とも言われる山梨県の代表的な郷土料理。小麦粉を練り、太めに切って作った麺を、季節の野菜や山菜などたっぷりの野菜と一緒に味噌仕立ての汁で煮込んで作ります。食材そのもののうま味が身体に優しくぽかぽかと染み渡り、カボチャを入れると全体的にとろみが出て更に美味しくなることでしょう。
小麦粉をのして麺をつくりそのまま鍋で煮ることから、峡南地域では「のし入れ」「のし込み」、忍野村周辺では「にごみ」とも呼ばれているとか。また、敬称をつけて「おほうとう」と呼ぶ地域も多くあります。
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【長野県】4位 信州そば
美しい水と冷涼な気候が育てた美味しい蕎麦


1日の寒暖差が大きい長野県は、そばの栽培に適していて、でんぷんがしっかりと熟成したおいしい良質な「そば」がとれることから信州そばとして有名になりました。良質なそば粉ときれいな水で作られるそば職人の手打ちそばはのどごしが良く信州そばの醍醐味といえます。
また、長野県には地域ごとに特色あるご当地そばがあるので、いろいろな地域を訪問して食べ比べするのもおすすめです。
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【栃木県】5位 佐野らーめん
名水から作られる「青竹打ち」の麺と飽きのこないクリアなスープ


「佐野らーめん」は、大正時代に中国の料理人が「青竹打ち」(あおだけうち)を佐野の地元の料理人に伝授したことが始まりと言われており、麺を青竹で打つという技法により、水分を多く含み弾力がある不揃いのちぢれ麺となります。
小麦の風味豊かな味わいの麺は、佐野の美味しい水で作られたあっさりしつつもコクのあるスープとの絶妙な絡みが人気の理由の一つ。
佐野市は出流原弁天地湧水が「日本名水百選」に選ばれており、良質な水に恵まれていることなどもラーメン作りに適している理由です。
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【神奈川県】6位 三崎マグロ
一年を通して食べられる鮮度の高いまぐろ

三浦市にある三崎港は明治時代末期よりマグロ船の基地として定着し、それ以来日本有数のマグロ水揚港として発展しました。江戸時代より競りが行われた場所としても知られています。
ここで水揚げされるマグロは「三崎まぐろ」として日本全国に流通しています。港ではメバチマグロを中心にクロマグロ、ミナミマグロ等の様々な種類のマグロが水揚げされます。
三崎港の位置する三浦では、刺身はもちろん、他の地域では食べられることが少ないマグロの頭や内臓など、珍しいマグロ料理を食べることができます。
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【長野県】7位 おやき
寒い地域の人々の生活を支えた郷土食

「おやき」とは小麦粉やそば粉で作った皮の中に、あんこや切り干し大根、野沢菜、また旬の野菜などを使った具材を包み込んだ郷土食です。
その歴史は古く、長野県・小川村の縄文遺跡からは雑穀の粉を練って焼いた跡が発見されています。長野県は寒冷な気候のため、米の栽培に適さない山間地では小麦や蕎麦が多く栽培され先人の食を支えてきました。
栄村の「あんぼ」や小谷村の「ちゃのこ」など地域ごとに粉の材料や呼び名が変わりますが、まるくておいしく皆に愛されているソウルフードです。
最近ではトマトチーズ・ツナ・りんごなどを使ったスイーツ系など洋風の具材も増え、店ごとにオリジナルのおやきが作られています。旅先で小腹を満たすのにもおみやげにするのにもぴったりですよ。
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【新潟県】8位 タレカツ丼
甘辛いタレが新潟米をひき立てるソウルフード

新潟市民に古くから愛されているソウルフード「タレかつ丼」。新潟市のかつ丼は一般的にイメージされる卵とじのかつ丼とは異なり、揚げたてのサクサクのカツを甘辛い醤油ダレにくぐらせ、炊き立てご飯の上にのせた「タレかつ丼」のことを指します。
カツはソースの味を引き立たせるために薄めの衣で、一般的なかつ丼のカツよりも薄い豚肉が使われます。
新潟市内の多くの店で注文することができるタレかつ丼は、特製の醤油ダレが食欲をそそり、米処でもある新潟県産の美味しいお米との相性も抜群です。醤油ダレもお店によって様々なのでいろいろな味を楽しむことが出来ます。
【千葉県】9位 ホワイト餃子
野田市が誇るジューシーな餃子!

「野田の子どもはおやつにホワイト餃子がないと怒り出す」と言われるほど、子どもから大人まで愛され、地元で知らない人はいないであろうホワイト餃子。
餃子は1日に2万個、店舗裏の工房で、熟練した職人達によって手作りされています。独特の食感を楽しめる皮部分は三層になっており、外側はパリッと、真ん中は小麦の甘味をやさしく感じられ、そして内側は餡のうまみをぎゅっと包み込んでいます。
テイクアウトもできますが、出来立てアツアツの餃子を店でいただくのがおすすめです。
【神奈川県】10位 よこすか海軍カレー
日本帝国海軍食を再現したカレー

三方が海に開けた入り江のある半島の街、横須賀は海軍と共に歩んできた街です。
明治41(1908)年に発行された『海軍割烹術参考書』には、当時日本海軍で調理されていた軍隊食のレシピが記載されており、栄養バランスを考慮したカレーライスの作り方についても記載があります。このレシピをもとに、現代に復元したカレーが「よこすか海軍カレー」です。
「カレーの街よこすか」の街おこしがスタートして、今年で25周年。今では市内の40以上の店舗でそれぞれ自慢の味の「よこすか海軍カレー」が食べられます。
風光明媚な横須賀を訪れ、汐風に吹かれながら「よこすか海軍カレー」を是非味わってみてください。
まとめ
どのご当地グルメも地域の土地・気候の特徴が表れていてとても興味深いですね。地元の人々に愛され、地元の人々と共に歴史をつくってきたご当地グルメを楽しみに、ぜひ各地にお出かけしてみてください!
【アンケート調査概要】
インターネット調査:選択方式によるアンケート
調査時期: 2023年9月22日~2023年9月27日
調査対象:関東・甲信越在住20~50代男女
有効回答数:745名
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※この記事は2024年3月11日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
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じゃらん編集部
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