群馬県・伊香保温泉のシンボルである365段の石段街は、温泉情緒を感じながらのそぞろ歩きが楽しめるエリアです。歴史ある建造物や新しくオープンした店舗が調和する街並みで、玉こんにゃくやソフトクリームなど、バラエティ豊かなグルメを味わえます。
この記事では食べ歩きにピッタリなテイクアウト店から、ランチとしてゆっくり楽しめる店までご紹介。散策前に知っておくと便利な駐車場情報もお届けします。
伊香保温泉とは?
茶褐色の「黄金の湯」、透明な「白銀の湯」の2種類の温泉で知られる「伊香保温泉」。そのシンボルである365段の「石段街」の両側には、土産店や飲食店が立ち並び、温泉街ならではの賑わいを見せています。
周辺には、伊香保グリーン牧場や榛名神社、榛名湖など、自然豊かな観光スポットも点在しており、温泉と合わせて、観光も楽しめます。
石段街の食べ歩きMAP&所要時間

入り口のだんだん広場から始まる石段街は365段。両側には、温泉情緒あふれる土産店やご当地グルメが味わえる飲食店、昔ながらの遊技場などが軒を連ねています。無料で利用できる足湯や温泉が中を流れていく様子が見られる小満口(こまぐち)も旅情を盛り上げてくれますね。
最上部で迎えてくれるのは、温泉の守護神や温泉街の鎮守として知られる「伊香保神社」。食べ歩きをしながら散策する場合の所要時間は1~2時間程度が目安ですが、自分のペースでゆっくりのぼるのがおすすめです。
駐車場&アクセス情報まとめ
目的別おすすめ駐車場
石段街へのアクセスを最優先するなら、入口まで徒歩約3分で便利な「渋川市営八千代橋駐車場/MAPの緑(1)」(普通車:39台駐車可、2時間まで500円)がおすすめです。
料金を抑えたい場合は、徒歩4分の「渋川市営徳冨蘆花記念文学館駐車場/MAPの緑(3)」(普通車:70台駐車可、2時間まで300円)や、少し離れますが比較的空いている「渋川市営物聞駐車場/MAPの緑(2)」(普通車:59台駐車可、2時間まで300円)が便利です。収容台数は少なめですが、無料で利用できる伊香保神社側の「河鹿橋駐車場/MAPの緑(4)」(普通車:18台程度駐車可)も選択肢になります。
伊香保温泉&石段街へのアクセス
【電車の場合】
東京駅から高崎駅まで約2時間半(乗り換え時間込み)。上越新幹線・北陸新幹線で東京駅から高崎駅まで約50分、そこから上越線または吾妻線(いずれも在来線)に乗り換えて渋川駅まで約25分、駅からバスで25分ほどです。上野駅発の特急「草津・四万」なら渋川駅まで乗り換えなしで直行できるので、あとはバス1本で到着します。
【高速バスの場合】
東京方面からはバスタ新宿~渋川駅・伊香保温泉の高速バスがあり、約2時間半ほどです。
【高速バスの場合】
車の場合の所要時間は1時間半ほどで、新潟線/関越自動車道練馬ICから渋川伊香保ICまでが約1時間10分、高速を降りた後は国道17号線を20分ほど走ると伊香保に到着します。
伊香保温泉・石段街の食べ歩きグルメ8選
ここからは伊香保温泉・石段街の食べ歩きグルメを紹介します。
【石段街55段目】伊香保クレープ CREAM
歩き始めのひと休みにも!伊香保の景色を映した、自家製もちもち生地の手作りクレープ

石段街の55段目に位置する「伊香保クレープ CREAM」は、温泉街の散策や食べ歩きのお供に最適なクレープとコーヒーの専門店です。
素材と手作りにこだわり、国産小麦粉、榛名山麓の水、岩田養鶏の卵、豆乳を合わせたモチモチの自家製生地と、3種の生クリームを独自に配合した甘さ控えめで後味すっきりな生クリームを使用しています。
注目は、春のツツジや秋の紅葉など伊香保の街を彩る赤い景色をイメージした看板メニュー「伊香保クレープ」。3種のベリーに、ラズベリーソースとストロベリーソース、グラノーラ、生クリームをたっぷり合わせ、甘酸っぱさとまろやかな味わいを楽しめます。
ほかにもバナナとザクザクのオレオの食感が楽しい「55バナナ」、黒蜜きな粉とわらび餅の和風な組み合わせが魅力の「石段クレープ」などが揃い、ドリンク類も充実しています。
店舗周辺は落ち着いた雰囲気で歩き始めの休憩スポットとしても利用しやすく、こだわりの詰まったスイーツを片手に、穏やかな温泉街のひとときをゆっくりと満喫することができます。
【石段街70段目】chou chou
温泉街を望むテラスでほおばる、熱々の揚げたて海老フライ

石段街の70段目付近に位置する「chou chou」は、軽食もひんやりスイーツも楽しめるテイクアウト専門店。散策途中の小腹満たしからクールダウンまで、そのときの気分に合わせて選べるメニューがそろいます。

こちらでぜひ味わいたいのが「ディップdeまるごと海老フライ」。カップの底に特製タルタルソースがたっぷり入っており、竹串に刺さった揚げたてのエビフライをそのままディップして楽しめます。また、大きな海老せんべいでタコ焼きをサンドした「タコせん」も、パリッとした食感と熱々の組み合わせがクセになる一品です。
そのほか、散策で火照った体に嬉しい「豆腐ソフトクリーム」や豆乳を練り込んだ皮がヘルシーな「とうふ豚まん」もラインナップ。店舗横には温泉街を一望できるテラスもあるので、思い思いの休息時間を過ごすことができます。
群馬県渋川市伊香保町伊香保乙78
10時~18時
水
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【石段街94段目】石段玉こんにゃく よろづや
引き締まった食感と出汁の染みた優しい味わいが癖になる玉こんにゃく

伊香保温泉がある群馬県は、全国のこんにゃくいも収穫量の9割以上を占める国内最大の産地。石段街の94段目にある「石段玉こんにゃく よろづや」は、そんな地元を代表する特産品を手軽に味わえる専門店です。
「玉こんにゃく」の丸い形のこんにゃくを3つ串に刺した姿はプリッと可愛らしく、引き締まった心地よい歯応えが魅力。中まで出汁と醤油がしっかりと染み込んだ優しい味わいも特徴です。一口サイズなので、ワンハンドで手軽に食べられるのも嬉しいポイント。お好みでからしを付けて味わうのが定番の食べ方です。
基本は温かいものと冷たいものの2種類を用意。ピリ辛に味付けした夏季限定の「雷神玉こんにゃく」も人気を集めているそうです。温泉街の風情を感じながら散策の途中に足を止めたくなる、伊香保温泉の定番グルメです。
群馬県渋川市伊香保町伊香保78
11時~17時
不定
【石段街166段目】大澤屋 石段店
27の工程が生みだす、コシとのど越しが自慢の水沢うどん専門店

「大澤屋 石段店」は、400年以上の歴史を誇るご当地うどん「水沢うどん」を提供する専門店。厳選された小麦粉と塩、清らかな水のみを使い、27工程を経て丹念に打たれる麺は、心地よいのど越しと程よいコシが魅力です。
毎朝手作りされるつゆは、国内産のかつお節をじっくり煮出した白出汁と秘伝のかえしを合わせ、まろやかな味わい。ごまつゆは香りとコクのある金ゴマをすり鉢で約30分かけてすり、手作り味噌や出汁を合わせた濃厚さで、ゴマの香りが立ってきた瞬間を見極めて仕上げる一日数量限定のつゆです。

「ざるセット」は、冷たいうどんに、群馬県産舞茸の天ぷらと柚子胡椒が香るピリ辛こんにゃくが添えられた満足感のある内容。また、「合い盛りセット」は、通常のうどんと全粒粉配合の平打ちうどんを食べ比べでき、2種類のつゆに手作りの豆腐白玉団子まで付いた贅沢なセットです。
石段街の中ほどに差しかかる166段目に位置しているので、散策途中のランチにもおすすめですよ。
【石段街240段目】湯の花パン
伊香保の「黄金の湯」をモチーフにした、ホテル発の柔らかブリオッシュ食パン

石段街240段目に位置する「湯の花パン」は、伊香保温泉「ホテル松本楼」が運営する「伊香保ベーカリー」の姉妹店です。
名物の「黄金食パン」は、伊香保温泉の「黄金の湯」をモチーフにした、内側まで黄金色のブリオッシュ食パン。小麦粉に卵やバター、群馬県産牛乳、北海道産生クリームなどを合わせ、蒸気を使った独自の製法で仕上げています。耳まで柔らかいので、そのままちぎって食べるのにぴったりです。


また、黄金食パンの生地ベースに国産こし餡を包み、もちもち食感に仕立てた「湯の花パン(あんパン)」は、食べやすいサイズで石段街の散策にも最適。オーダー後にホイップクリームを入れてくれる「湯の花パン(あんホイップパン)」もおすすめです。

自家製プリンに榛名牛乳を使った濃厚ソフトクリームとキャラメルソースを合わせた同店限定の「石段ぷりんソフト」も好評なんだとか。コロンとした瓶に入った「石段ぷりん」は見た目もかわいいので、旅のお土産にも良さそうですね。
【石段街263段目】五代目 花山うどん 伊香保石段店
築100年超の古民家で食べ比べる、群馬名物「ひも川」と超幅広の「鬼ひも川」うどん

石段街の263段目にある「五代目 花山うどん 伊香保石段店」は、群馬県館林市で創業した130余年の歴史を持つ「花山うどん」の直営店のひとつです。
伊香保石段店では、「石段あい盛り二味」や「黄金・白銀の二味かけ」など、ここでしか味わえないメニューを用意。中でも「石段あい盛り二味」は、石段街をイメージした専用の石段ざるに、群馬名物の平打ちうどんである「ひも川」とより幅の広い「鬼ひも川」が並び、強いコシやもちもちとした食感の食べ比べを楽しめます。

伊香保温泉の名物である「黄金の湯」と「白銀の湯」にインスパイアされた「黄金・白銀の二味かけ」も注目のメニュー。かつお出汁の効いた黄金のつゆと、昆布や椎茸の出汁に白醤油を用いた2種類のつゆを味わうことができるなんて贅沢ですね。
築100年以上の古民家をリノベーションしたレトロモダンな店内は、ステンドグラスや開放的な吹き抜けが広がり、大正ロマンの雰囲気。趣ある空間に浸りながら、伊香保店ならではのうどんをゆっくり味わうのもいいですよ。
【石段街263段目】茶楼 千
群馬らしいだるまモナカにキュン、7種のソースから選べるソフトクリーム

石段街の263段目にある「茶楼 千」名物の「伊香保薫るソフトクリーム」は、群馬県高崎市の縁起物「高崎だるま」モチーフのモナカを添えた、可愛らしい一品。ソフトクリームに合わせるソースはラベンダー&ブルーベリーやローズヒップ&ハイビスカス&いちごなど、7種類が揃います。


ほかにも香ばしい味噌の風味を楽しめる群馬名物の「焼きまんじゅう」や、なめらかな口当たりが広がる特製の「だるまミルクプリンセット」など、こだわりのメニューが味わえます。群馬らしい味や意匠を楽しめる、石段散策のひと休みにうれしいひとときです。
店舗は赤いポストが目印。旅館をリノベーションした和風モダンな空間で、癒やしのカフェタイムを過ごせますよ。
【石段街365段目】処々や
365段のぼったごほうびに!カリッとろの伊香保焼と熱々コロッケ

伊香保神社のすぐそば、石段街の最上部付近に位置する「処々や」は、参拝客の足休めにも最適なテイクアウト専門店です。
名物の「伊香保焼」は、大粒のタコにエビ入りの天かす、紅生姜を加えたこだわりのたこ焼き。外は揚げ焼きでカリッと香ばしく、中はとろりとした食感が楽しめます。神社への参拝前に注文しておけば、帰りに出来立ての熱々を受け取れますよ。

もうひとつ味わいたいのが、昔ながらのラードで揚げる「石コロ(石段街の揚げたてコロッケ)」。サクッとした衣の中には、ほくほくとしたじゃがいもが詰まっています。こちらも注文を受けてから揚げるため、出来たての熱々を味わえそうです。ほかにも、かき氷やところてん、おしるこ、甘酒、ビールなど多彩なメニューが揃います。
最上部までのぼった達成感を味わいながら、熱々の伊香保焼と石コロをおともにビールで乾杯、といったここならではの楽しみも。旅の思い出に残る美味しいひとときを満喫できます。
【石段街365段目】勝月堂
115年続く伝統の湯乃花まんじゅうを堪能

「勝月堂」は、伊香保神社の参道の下、石段街の頂上付近に位置する「湯乃花まんじゅう」の専門店です。創業は明治43年(1910年)。現在も手作りにこだわり、創業当時の味を守り続けています。
材料はすべて国産で、餡には北海道産のあずきを使用。茶褐色の皮は黒糖入りで、伊香保温泉「黄金の湯」の色に似せて初代が考案したものです。熟練した職人がすべて手作業ですばやくこし餡を包むことで、ふっくらした仕上がりになっています。
保存料を一切使用せず素材の素朴な美味しさを活かしているため、消費期限は製造から2日以内と短くなっています。午後には売り切れてしまう日もあるため、午前中の来店がおすすめですよ。
モデルコース
石段街をめいっぱい満喫する、約2時間の王道モデルコースをご紹介します。
「渋川市営八千代橋駐車場」などに車を停めて、石段街の入口「だんだん広場」からスタート!石段を上りながら、まずは94段目付近にある「石段玉こんにゃく よろづや」へ向かい、温かい玉こんにゃくを頬張って小腹を満たします。
そのままさらに石段を上り、中段エリアへ。166段目にある「大澤屋 石段店」に到着したら、名物の水沢うどんを味わい、コシの強さとつゆの美味しさに感動しながらランチタイムを過ごしましょう。
お腹が満たされたら、さらに石段を上へ。途中の小満口や温泉街の景色を眺めつつ、中腹から上段へ向かいます。最上部にある「伊香保神社」へ参拝し、上りきった達成感を味わったあとは、すぐ近くの「勝月堂」で名物の湯乃花まんじゅうを手に入れたり、甘いスイーツを求めて「茶楼 千」のソフトクリームやプリンでひと息。帰りは下りながら、気になる土産店や足湯に立ち寄るのもおすすめですよ。
まとめ
歴史ある温泉街の情緒と、新しい魅力が融合する伊香保温泉の石段街。名湯とともに食べ歩きグルメを巡れば、心もお腹も満たされる最高の休日が過ごせます。ぜひこちらのモデルコースを参考に、思い出に残る旅を楽しんでくださいね。
※この記事は2026年8月31日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
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