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2024.09.10

「カメヤマローソクタウン」取材レポ!キャンドルのテーマパークを体験<三重・2024>

2024年5月、ローソク生産国内シェアNo.1(※)を誇る三重県亀山市に、新たな観光スポットが誕生しました。その名も「カメヤマローソクタウン」。ローソク業界のパイオニア的存在である「カメヤマローソク」が満を持してオープンした建物はどんな施設なのか、実際に取材してきた様子を詳しくレポートするので、次のお出かけの参考にしてみてくださいね。
※カメヤマ株式会社調べ

新たな観光スポット「カメヤマローソクタウン」とは?

“学ぶ、買う、作る、癒やされる”が叶う、総合エンタメ施設

カメヤマローソクタウン
白い建物に赤字の「カメヤマ」の赤が映える、ストア外観

2027年に創業100年を迎える「カメヤマローソク」が、地域の特性を生かしたローソクの総合エンターテインメント施設を造りたいと、2024年5月に、工場見学やワークショップ、灯りの癒やし空間、ストアを備えた複合施設を三重県亀山市にオープンさせました。

完成した建物は真っ白い楕円形が印象的。入り口のドアをくぐれば、77本のキャンドルオブジェが出迎えてくれ、ローソクの世界に引き込まれます。

「カメヤマローソクタウン」のアクセス・駐車場情報

幹線道路沿いに建つ施設は、市内はもちろん、県外からのアクセスも良好。東名阪道亀山ICからは10分ほどで到着できます。広々とした無料駐車場は34台停められます。

公共交通機関で訪れる場合は、JR亀山駅から三重交通バスを利用。「亀山ローソク前」のバス停から徒歩約4分です。

手軽にできるキャンドルワークショップ

バリエーションが豊富。空いていれば当日受付もOK!

カメヤマローソクタウン
初心者でも簡単に作れる「スイーツポット(1000円)」。作成時間目安は約30分
カメヤマローソクタウン
透明感のあるカラフルなジェルワックスを使用した「キラキラポット(1000円)」。作成時間目安は約30分
カメヤマローソクタウン
大小2つのグラスを重ねて作る「キラキラアロマキャンドル(2000円)」。作成時間目安は約40分

施設内のワークショップで体験できる種類は6つ。基本的には事前にweb予約が必要です。空いていれば当日受付もしてもらえます(グラデーションミニ、グラデーションは除く)。

カメヤマローソクタウン
フルーツや色とりどりのドライフラワーにジェルを流し込んだ「ボタニカル(2500円)」。作成時間目安は約50分
カメヤマローソクタウン
カラーリングが選べる「グラデーション ミニ(3000円)」。作成時間目安は上級者で約1時間30分
カメヤマローソクタウン
色付けテクニックが学べる上級者向けの「グラデーション(6000円~)」。サイズにより料金、時間が異なる。作成時間目安は上級者で約3時間~

キャンドルは、初心者でも簡単に作れるものから、キャンドル作りのテクニックを学びたい上級者向けのものまで多彩。親切で明るいスタッフが丁寧に教えてくれるので、時間を忘れて楽しく作れますよ。

[予約]公式HPより予約
[体験受付]火~金・日の11時~12時、13時30分~17時(最終受付)
※2024年9月以降、土曜日開催や受付時間が16時に変更になる可能性あり。また、体験内容や料金も変更になる場合があるため、事前に必ず公式HPをご確認ください。

工場見学は無料!セットでキャンドル作りもできる

工場見学は「スイーツ」の手作りキャンドル体験とセットになっており、かなり満足度の高い内容。無料なのも嬉しいポイントです!1日3回の実施で1回の受付は10名まで。事前予約が必要なので日程を決めたら公式HPから早めに申し込みしてくださいね(電話予約不可)。

実際に工場見学へ行ってきました!

カメヤマローソクタウン
工場見学へのアプローチ。工場の公式キャラクター「ローソくん」のパネルがかわいい
カメヤマローソクタウン
要所に約2分30秒~3分ほどの動画があり、詳しい解説が見られる
カメヤマローソクタウン
壁に書かれているローソクの歴史や原料などの解説文にも目を向けて

工場で見学できるのは、小さな円形のキャンドル(ティーライトキャンドル)、神仏用のローソク、バースデーキャンドルの製造工程。スタッフの案内はないため、自分のペースで自由に見学できます。

解説文も興味深く、思わず「へ~」「そうなんだ!」と知らなかった情報を得られてワクワク感満載。映像には「ローソくん」も登場。ときどき内緒話もしてくれるので、じっくり聴いてみてくださいね。

カメヤマローソクタウン
アルミカップに入る前のティーライトキャンドル。1日で40万個も作られるというからすごい
カメヤマローソクタウン
芯糸を作っている様子。ろうそくの太さによって編み方や本数が変わるのだとか

ローソクの製造工程を見られるのは国内ではかなり貴重。時間制限もないので、ゆっくり順路を巡ってください。廊下には、過去のパッケージデザインや広告ポスター、看板なども展示されているので、注目してみましょう。最奥にはフォトスポットもありますよ。

「スイーツ」のキャンドル作りも体験♪

カメヤマローソクタウン

キャンドル作りは工場見学の前に行います。まずはキャンドルホルダーに入れるパーツを選択。ロウでできたスイーツ型のパーツはなんと50種類!カラフルな金平糖をはじめ、フルーツ、ドーナツ、枝豆とバラエティに富んでいて、どれにしようか迷ってしまいます。

気に入ったものを皿に好きなだけ取ったら、キャンドル作りをスタート。

カメヤマローソクタウン

透明なキャンドルホルダーにバランスよく詰め込んでいきます。キャンドルホルダーを横から見たときに、スイーツがきれいに並んで見えるように入れると、見栄えがいいですよ。

また、芯の糸は中央にまっすぐ立たせ、パーツは8分目(上から1cm程度あくくらい)まで入れるのがポイントです。使わなかった分は、元にあった場所に戻せばOK。何回でも入れ直しができるので、納得いく仕上がりになるまでチャレンジしてください♪

カメヤマローソクタウン

形をととのえたら温めた透明のロウを入れてもらい、冷えて固まるまで少し待ちます。この待ち時間に工場見学へ!見学後は、ストアで買い物をしたり、「灯MUSEUM」でのんびりしたりして過ごしてくださいね。

[予約]見学予定日1カ月前の20時から公式HPより予約受付
[開催日時]火~金(祝日・長期休暇を除く)の11時~、13時30分~、15時~
[料金]無料
※工場内及び、モニターの写真・動画などの撮影は不可。掲載写真は特別に許可を得て、撮影・掲載しています。
※工場見学を含まない、有料のキャンドルワークショップ(ワンタイムレッスン)の予約は公式HPのみで受付。
※当日申し込みの体験は可能ですが、状況により待ち時間がかかったり、出来ない場合もあります。
※予約なしで当日申し込みの工場見学は、火~金(祝日を除く)の11時~12時、13時30分~16時まで。予約状況により、待ち時間が発生する場合があります。

「灯MUSEUM」は、ホッとできる癒やしの空間

カメヤマローソクタウン
多くのキャンドルが灯され、内部は幻想的な空間が広がる

照明を落とした部屋に、本物のローソクとLEDライトあわせて約300本をディスプレイした「灯(あかり)MUSEUM」。ところどころにある休憩スペースに座って、火の揺らぎや天井からぶら下げられたランタンを眺めていると、心が洗われていくようです。

カメヤマローソクタウン
キャンドルの炎のまわりにはマイナスイオンが発生すると言われており、見ていると心も和む

「ローソクタウンストア」併設で、11時~17時の間であれば自由に出入りOK。販売中のローソクやキャンドルも設置しているため、商品の香りや音、雰囲気を感じられるのも魅力です。

[開館時間]11時~17時
[料金]無料

限定品も多数!「ローソクタウンストア」

ローソクタウンストア
洗練された店内は、商品カテゴリごとに8つのブースに分かれている
ローソクタウンストア
1番人気の商品「Wood Wick(ジャーM 3960円~、ほか)」。火をつけると暖炉のようにパチパチと音を奏でる
ローソクタウンストア
「香るキャンドル(左)」1100円~。「香る線香(右)」1100円

「カメヤマローソク」最大の旗艦店であり、店内には約1200種類のアイテムがズラリ。神仏用のローソクから限定品、お祝い用のキャンドル、災害用の常備品、ペット供養品まで、驚くほど多彩な商品がそろっています。
 

ローソクタウンストア
「好物キャンドル」は、バリエーションが豊富でお土産として購入していく人も多数(写真はすべて825円)
ローソクタウンストア
ローソクタウンストア限定の文具シリーズ。「ドデカ消しゴム(左)」1320円 ほか

あずきバーやコメダ珈琲など、企業とコラボしたミニ線香や、故人の好きなものを供えたいという想いを形にした「好物シリーズ」、水に浮かべて楽しむフローティングキャンドルといったユニークなアイテムも見逃せません。昔のパッケージを復刻したレトロなデザインも評判です。

とにかく種類豊富で「こんなローソクやキャンドルがあるんだ!」と、宝探しをしているような気分で買い物ができます。お気に入りを見つけて、自宅でも灯りの奥深さや心地よい揺らぎと香りを楽しんでくださいね!

■カメヤマローソクタウン
三重県亀山市栄町1504-1
【ローソクタウンストア】10時30分~18時【灯MUSEUM】11時~17時【キャンドルワークショップ】11時~12時、13時30分~17時(最終受付)【工場見学とキャンドル作りがセットのプログラム】11時~、13時30分~、15時~(1日3回)
【ローソクタウンストア・灯MUSEUM】月(祝日の場合は火)※夏季休業あり【キャンドルワークショップ】月(祝日の場合は火)、土【工場見学】月、土・日・祝 
見学無料
あり(無料)
「カメヤマローソクタウン」の詳細はこちら

まとめ

ローソクの魅力を余すことなく体感できる「カメヤマローソクタウン」。訪れればきっとローソクやキャンドルの奥深さに触れられるはずです!

※この記事は2024年9月2日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。
※掲載の価格は全て税込価格です。

じゃらん編集部  じゃらん編集部

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