多くの観光客が訪れる京都・清水寺。清水坂、産寧坂、二年坂など風情ある石畳の小路を散歩しながら、抹茶スイーツや和菓子をはじめとする京都らしい味も楽しみたいですね。今回は、清水寺から徒歩10分以内の店を厳選。手軽に味わえるメニューを、マップと共に紹介します!
「食べ歩き」はしても「歩き食べ」はNG
「食べ歩き」とは、その街・エリアの店を転々としながら、様々なグルメを楽しむこと。中には歩きながらものを食べる「歩き食べ」をする人がいますが、これは他の観光客や店への迷惑行為となってしまうので、絶対にやめましょう!
店の前や近くに食べるためのスペースが用意されていたり、店内にイートインスペースが設けられていたりする場合も多いので、マナーを守るようにしてくださいね。
GOKAGOの「特濃抹茶アフォガード」
目の前で点ててもらう本格的な抹茶を使ったスイーツ
注文を受けてから、茶筅(ちゃせん)で1人分ずつ点ててくれるお茶を使った香り高いスイーツやドリンクは京都ならでは。もちろん、使われているのは京都産の宇治抹茶です。なかでも、抹茶アイスに、抹茶をかけていただく「特濃抹茶アフォガード」が一押しメニュー。
「濃厚抹茶ラテ」は甘さを「多め」「普通」「控えめ」「なし」の4種から選べ、さらに濃厚抹茶や、ほうじ茶アイスクリームなどのトッピングを好みで追加できます。
清水寺からは1~2分の距離。店奥にはベンチもあり、広い境内を歩いたあとの休憩にもよいロケーションです。
(画像提供:GOKAGO)
京ばあむ 清水店の「食べ歩き京ばあむ」
食べ歩きスイーツになった京都土産の定番
抹茶と豆乳を使った生地が重なり、緑とクリーム色の層が美しいバームクーヘン「京ばあむ」。1本ずつ手仕事で焼き上げ、菓子職人の名を記したラベルがパッケージに入っているという特別感もあり、京都土産として大勢の人が買い求めています。京ばあむを串にさして、気軽に食べられるようにしたのが「食べ歩き京ばあむ」です。
「京ばあむソフト」は、小さくカットした京ばあむにソフトクリームをたっぷりかけたミニパフェ。ソフトクリームは、抹茶、豆乳、ミックスの3種から選べます。
「食べ歩き京ばあむ」と「京ばあむソフト」を味わえるのは、京都市内でも直営店である京ばあむ清水店と京ばあむ嵐山店、おたべ・京ばあむ京都タワーサンド店の3店舗のみ。お土産を買う前のお試しとして味わうのもおすすめです。
(画像提供:京ばあむ 清水店)
伊藤軒/SOU・SOU 清水店の「串和菓子」
伝統の和菓子が京都のテキスタイルブランドとコラボ
和菓子の伊藤軒と、テキスタイルブランドのSOU・SOUがコラボした和スイーツの店。看板メニューである「串和菓子」は、ポップな見た目にもかかわらず、こなし、錦玉羹(きんぎょくかん)など伝統的な京菓子の素材から作られているというギャップが面白いテイクアウトスイーツです。
「SO-SU-U・カステイラ」は、卵の風味が懐かしさを醸し出すカステイラを、生クリームにつけるという現代的な食べ方でいただく焼菓子です。SOU・SOUブランドの代表的なテキスタイルデザイン「十数(そすう)」が、そのままお菓子になったのだとか。
店は、産寧坂の階段に面したところにあります。清水寺から祇園へと向かう途中に、ぜひ覗いてください。SOU・SOUがデザインしたユニークな見た目のお菓子がそろいます。
京都府京都市東山区清水3-315
10時~18時(時期・状況により変更の可能性あり)
不定
清水道バス停下車徒歩約9分
なし
「伊藤軒/SOU・SOU 清水店」の詳細はこちら
(画像提供:伊藤軒/SOU・SOU 清水店)
雲ノ茶清水三年坂店の「雲ノムースセット」
日本茶カフェのふわとろ抹茶スイーツ
今や、多くの人がSNSに投稿する「雲ノムース」は、餡の入った宇治茶のムースを雲の形のホワイトチョコで覆ったお菓子。抹茶ラテやほうじ茶ラテなどの選べるドリンクとセットで味わうのがおすすめです。
「茶三昧セット」は、清水三年坂店だけのメニュー。抹茶パウンドケーキ、煎茶アイスクリーム、マスカットと煎茶をブレンドした爽やかな葡萄煎茶ソーダのセットです。
店内は、和のインテリアで統一されたモダンな空間で、丸窓やミニ枯山水もあり風情が漂います。着物散歩の途中に、一息つくのにもぴったりですね。
(画像提供:雲ノ茶清水三年坂店)
伊藤久右衛門 清水産寧坂店の「清水特選よくばりパフェ」
庭園カフェで宇治の老舗抹茶スイーツを味わう
江戸時代創業の歴史ある老舗茶舗が手がけるカフェ&ショップ。清水産寧坂店限定の「清水特選よくばりパフェ」は、ゼリーなどの抹茶スイーツ、苺マカロン、白玉や黒豆といった京都らしい素材がグラスにぎっしりと重ねられボリューム満点。ほかに抹茶ドリンクもそろいます。
また、ぜひ味わいたいのが「抹茶パフェアイスバー」。茶房で人気のパフェをアイスの形にしたもので、定番の「まっちゃ」や季節替わりの「いちご」「さくら」「とろぴかる」「もんぶらん」を含む各種フレーバーが楽しめます。
カフェスペースの窓の外に広がるのは「青龍苑」の庭園。和情緒たっぷりの空間で、贅沢な時間を過ごせそうですね。
(画像提供:伊藤久右衛門 清水産寧坂店)
梅園 清水店の「みたらし団子」
団子とお茶でほっこりできる昔ながらの甘味処
創業からおよそ100年を数え、地元の人にも、観光で訪れる人にも愛されてきた甘味茶屋。名物のみたらし団子は、丸い形ではなく、四角い俵型をしているのが特徴です。香ばしく炙った団子は5本480円。プラス530円で抹茶付のセットになります。
みたらし団子に絡められるのは、たまり醤油をベースにした秘伝のタレ。テイクアウトしてお土産にすることもできますよ。
そのほかに、あんみつやぜんざい、わらび餅、夏はかき氷も味わえます。京都らしい甘味でひと休みできる、昔ながらの茶店といった雰囲気の一軒です。
京都府京都市東山区清水産寧坂339-1
11時~18時30分(LO18時)
なし
清水道バス停下車徒歩約7分
なし
「梅園 清水店」の詳細はこちら
「梅園 清水店」のクチコミ・周辺情報はこちら
(画像提供:梅園 清水店)
Mr.SOYの「豆乳ドーナツ」
スイーツになった京都名物の豆腐
地下水が豊富な京都は、昔から豆腐作りに適した土地でした。豆腐の原料でもある豆乳を使うスイーツの店Mr.SOYでは、すべてのドーナツに豆乳を使うのが特徴です。
さらに、注文を受けてからトロリと流れるソイクリームを入れてくれる「ソイ抹茶クリーム」などのメニューもあります。
もっと豆乳本来の味を堪能するなら「濃厚ソイソフト」がおすすめです。ほかにも「ソイラテ」(480円~)などのドリンクが並びます。
店内にはカフェスペースがあり、イートインもできます。清水寺と祇園のちょうど中間地点にあたり、観光と合わせて立ち寄りやすい便利な立地です。
(画像提供:Mr.SOY)
京 八坂プリンの「京八坂プリンソフト」
八坂通の路地奥にたたずむプリン専門店
のれんをくぐり、細い路地奥の先にあるプリン専門店が提供するのは、ミニパフェ「京八坂プリンソフト」。プリンとソフトクリームに、フランボワーズマカロンやクッキーがトッピングされています。近くにある八坂庚申堂で仏様の使いとされる猿をデザインしたクッキーだそうです。
テイクアウトはもちろん、お土産にもなるのが各種のプリン。フルーツの浮かぶ透明ジュレをプリンの上に流した華やかな「京 八坂プリン」や、丹波黒豆を使ったものなど、常時8種以上のプリンがそろいます。
店の前からはエリアのランドマークでもある八坂の塔が望めます。塔をバックに、パフェやプリンを写す構図で記念撮影するのもおすすめです。
(画像提供:京 八坂プリン)
清水寺周辺の食べ歩きマップ
まとめ
昔ながらの甘味から、ネオ和菓子まで幅広く堪能できる清水寺界隈。素敵な庭園カフェなどロケーションを楽しむこともできます。食べ歩きのルールを守って、散策を楽しんでくださいね。
※この記事は2024年9月27日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
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らくたび
京都の古い町家を拠点に、テレビやラジオ、ツアーや京都本の制作を通して、京都の魅力を発信しています。社寺の歴史やご利益めぐりから、カフェさんぽ、旬の話題まで、京都のことならお任せを。https://rakutabi.com/