日本一の温泉湧出量を誇る大分県・別府温泉。古くから温泉地として栄え、湯の街風情を残す市街地では、宿はもちろん、共同浴場でも温泉を楽しめます。この記事では“ドラマティック温泉街”をコンセプトとした星野リゾートの温泉旅館「界 別府」の楽しみ方をご紹介します。
●「界 別府」の魅力
●「界 別府」1泊2日滞在レポート
●1日目
【14時】チェックイン。ロビーでは海絶景がお出迎え
【14時10分】「別府レトロ湯めぐり旅」のレクチャーを受ける
【14時30分】「別府レトロ湯めぐり旅」で「竹瓦温泉」へ
【16時】お部屋でジモビールとジモアイスを堪能
【17時】「温泉いろは」で「温泉ミスト作り」に挑戦
【17時30分】あつ湯とぬる湯の交互浴を楽しむ大浴場へ
【18時30分】様変わりした「ドラマティック温泉街」で夜店を満喫
【19時30分】夕食は大分の豊かな食材満載の会席料理を味わう
【21時15分】温泉と桶の音色が楽しい「湯治ジャグバンド」で締めくくり
●2日目
【6時50分】足湯で眺めるきらめく朝日と海に感激
【7時】「別府浜辺体操」で爽快な1日をスタート
【7時45分】朝食でもご当地料理を堪能
【9時30分】「別府温泉絞り体験」で文化に触れる
【10時30分】手びきを参考に再びジモ泉へ出発
【11時】チェックアウト
「界 別府」の魅力

別府湾に面した別府市北浜地区に佇む「界 別府」。ロビー(湯の広場)や足湯、全客室から時間帯ごとに表情を変えるドラマティックな海を眺めることができます。また、夜になると、廊下はちょうちんが灯り路地のように、ロビーは夜店に様変わりし、温泉街の情景を満喫できるのも魅力です。
温泉や地元の歴史・文化をより深く学べる体験メニューが揃っているのも、この宿ならでは。1泊2日の滞在で別府の湯の街情緒が堪能できます。
「界 別府」1泊2日滞在レポート
【14時】チェックイン。ロビーでは海絶景がお出迎え



建築・デザインは隈研吾氏によるもの。シックな板張りの玄関から直通のエレベーターで「湯の広場」に到着すると、大きな窓いっぱいに別府湾の海が広がります。手湯や足湯など、大浴場以外でも別府の温泉を満喫でき、館内に滞在しながら湯の街散策気分を味わえるのが特長です。
【14時10分】「別府レトロ湯めぐり旅」のレクチャーを受ける


客室に荷物を置いたら、予約しておいた「別府レトロ湯めぐり旅」(1名5000円)に参加。まずは、別府で「ジモ泉」と呼ばれている共同浴場のマナーをスタッフに教えてもらいます。入浴の必需品となる手ぬぐいやオリジナルの石けん、水分補給のための水筒などを湯桶にセットした「ジモ泉巡りセット」を受け取ったらスタッフとともに宿を出発。共同浴場の地図入りの「ジモ泉のおとも」もあるので、翌日散策をする際にも重宝します。
【14時30分】「別府レトロ湯めぐり旅」で「竹瓦温泉」へ

宿を出発し、約5分で昭和初期の面影を残す「竹瓦温泉」に到着。「1879(明治12)年に創設された共同浴場で、現在の建物は1938(昭和13)年に建築されたものなんですよ」といったスタッフの解説を聞いたあとは、実際に名物の砂湯に挑戦することもできます。

浴衣を着て砂の上に横たわると温泉で温めた砂がかけられ、砂の重さと温かさの相乗効果で、全身から疲れが溶け出していくようです。
「砂湯」は当日窓口での受付のみ。電話予約は受け付けていないので、土日祝などは早めに訪ねて入場枠を予約することをおすすめします。
【16時】お部屋でジモビールとジモアイスを堪能


「別府レトロ湯めぐり旅」の仕上げは、お部屋に届けてもらえる地ビールとアイス。軽いけれどしっかりとした味わいのビール、生姜の風味が効いた臼杵煎餅(うすきせんべい)をトッピングしたアイスは湯上がりの火照った体にぴったりです。

客室すべてが、地域の特色を感じられるご当地部屋「柿渋の間」。壁は別府温泉名所・地獄めぐりの「血の池地獄」の赤をイメージした柿渋色で、窓に映る海の青は「海地獄」に見立てています。ヘッドボードやランプシェードには、大分で発祥した絞り染めの「豊後絞り」を用いるなど、地域の伝統工芸や文化に触れられます。

露天風呂付きの客室で、湯船に浸かりながらゆるりと海を眺める一時も素敵ですね。
【17時】「温泉いろは」で「温泉ミスト作り」に挑戦



温泉の泉質や入浴法を解説する「温泉いろは」には「温泉ミスト作り」という体験が。別府の源泉にグリセリンを混ぜ、カボス、ラベンダー、杉の中から好みのアロマを加えてブレンドし、オリジナルのミストを作成できますよ。
会場となる「ラボ」は別府温泉街の温泉配管をイメージした空間で、研究者気分を味わえます。
【17時30分】あつ湯とぬる湯の交互浴を楽しむ大浴場へ


大浴場は、庭園の先の湯小屋にあります。おすすめは「あつ湯」と「ぬる湯」、2つの湯船を備えた内風呂。ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉の湯は塩分と重曹を含んでおり、交互浴をすることで体もぽかぽかに温まります。
内湯の壁は臼杵焼(うすきやき)で花のモチーフが散りばめられていますが、2つだけニッコリ顔マークが混じっているので、湯船に浸かりながら探してみてください。緑に囲まれた露天風呂もそよ風が心地良いですよ。
【18時30分】様変わりした「ドラマティック温泉街」で夜店を満喫

毎日18時30分〜20時30分、「湯の広場」には別府の芸妓文化をもとにしたお座敷遊びの「金毘羅船々(こんぴらふねふね)」や「投扇興(とうせんきょう)」が楽しめるコーナー、地元の焼酎が試飲できる屋台など、お祭りのような「夜の温泉街」が登場します。スタッフが遊び方を教えてくれるので、気軽に楽しむことができ、思わず夢中になってしまう人も多いのだとか。

夜の「ラボ」は、「湯語り処」に。18時45分〜と19時45分〜の2回、別府温泉を知り尽くした達人が、街の歴史やおすすめのスポットを紹介します。この日は「別府八湯美人温泉道」隊長の八木みちるさんが、どんな泉質が美人の湯とされるのかなどを教えてくれました。


「湯語り処」では、別府温泉の湯で蒸した「温泉蒸し玉子」や館内での食べ歩きに適した溶けにくい葛を使った「葛バー」を無料で振る舞っています。好みのフレーバーを味わいながら、館内巡りを満喫するのがおすすめです。
【19時30分】夕食は大分の豊かな食材満載の会席料理を味わう

半個室の食事処で味わう夕食は「海鮮豊後鍋会席」。まずは、強い粘りが特徴の大分特産の海藻・くろめと椎茸、河豚の皮を組み合わせたご当地先付けからスタート。大分県日田市の小鹿田焼(おんたやき)の器に盛り合わせた八寸は上品な味わいで、地酒や焼酎のおともにぴったりです。

温泉文化を表現する桶の器に盛られたお造りは、その日の仕入れによって異なり、この日はサワラや鯛、マグロなどの5種。添えられているカボスは、白身魚に搾れば爽やかな香りと酸味が味わえます。


「魚介と旬野菜の豊後鍋」の具材は、イセエビや河豚、ハマグリなどの海鮮に、肉厚の椎茸や白菜。別添のかぼすこしょうを加えることで上品な香りと辛味がプラスされます。
ご飯と一緒に提供される大分の郷土料理「りゅうきゅう」は、新鮮な刺身を醤油、酒、みりん、ごま、しょうがで漬けにしたもの。はじめはそのまま、次に魚介の旨みがしみ出した鍋の出汁を注ぐとさらにふくよかな旨みが堪能できる一品です。
【21時15分】温泉と桶の音色が楽しい「湯治ジャグバンド」で締めくくり


星野リゾートの温泉旅館「界」では、日本各地の特徴的な文化を体験できるよう「ご当地楽(ごとうちがく)」を実施しています。
かつて別府港が開港し、湯治客で賑わう別府の夜が音楽で彩られていたことにちなみ、毎日21時15分から「温泉ジャグバンド」開催。法被をまとったスタッフが奏でる温泉や桶から生み出された音色に合わせて手拍子したり、手渡された石けん箱を鳴らしたりと、参加者が一体となり楽しいひと時です。
【6時50分】足湯で眺めるきらめく朝日と海に感激


翌朝は日の出時間にあわせて早起きして足湯へ。足湯に浸かりながら、空や海が深い青からオレンジへ変化する様子を眺められます。足元が温かいので早朝でもじっくり過ごせますが、冷たい風が苦手なら、客室からの絶景もおすすめです。
【7時】「別府浜辺体操」で爽快な1日をスタート

「別府浜辺体操」は、毎朝7時に「湯の広場」で開催しています。4拍で吸って8拍で吐くという基本の呼吸法やストレッチを教えてもらったあとに、体操がスタート。かもめや波、大波になったように手足を動かせば、体もスッキリ目覚めます。ぜひ、チェックイン時に予約しておきましょう。
【7時45分】朝食でもご当地料理を堪能


地域色を感じる食材や調理法を取り入れた「ご当地朝食」。焼いた白身魚をほぐし、すりごま、みりんなどと混ぜた大分県南部の伝統的調味料「ごまだし」を使った海鮮汁などが提供されます。ふっくら焼き上げた「本日の焼き魚(この日はサワラ)」や「だし巻き玉子」もほっとする味わいです。
【9時30分】「別府温泉絞り体験」で文化に触れる


大分の伝統的な「豊後絞り」でハンカチを染める「別府温泉絞り体験」。約30分の体験では、好みの色のハンカチに小さなボールや棒を縛り付け、自分だけのオリジナルの模様を作ることができます。温泉水に浸けてから仕上がりまで30分程かかるので、その間は散策に出かけたり、お部屋や足湯で過ごすのもいいですね。世界で一つの絞りのハンカチは手元に残る思い出になります。
【10時30分】手びきを参考に再びジモ泉へ出発

「別府レトロ湯めぐり旅」でもらった「ジモ泉の手びき」を参考に、気になる外湯へ。手びきには、地図のほか自分にぴったりのジモ泉が探せるフローチャートや宿から歩いて行ける外湯の紹介もあって便利ですよ。
【11時】チェックアウト


チェックアウト前に時間があれば「トラベルライブラリー」を利用するのも手。ご当地の歴史や文化、自然、工芸、温泉にまつわる本やコーヒーや紅茶などの無料ドリンクを楽しみながら、のんびり過ごせます。木の温もり溢れる空間には、大分県特産の竹細工の作品も展示していますよ。
※この記事は2026年3月13日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に施設へ最新の情報をお問い合わせください。
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じゃらん編集部
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