ponちゃんさんの三重県〜奈良県の旅行記

奈良の寺社巡り3泊4日(その2:3日目「奈良市内」,4日目「天理〜伊賀」)
- 1日目2018年4月18日(水)
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奈良登大路自動車駐車場
朝7時半過ぎに宿を出て,8時に到着.奈良県庁横の登大路自動車駐車場(1日1000円)を利用しました.今日は同行者と別れ,1人で徒歩による観光です.
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春日大社の別宮.奈良時代に春日奥山に造られた氷室に神を祀ったとされる.主祭神は氷の神(闘鶏稲置大山主命,大鷦鷯命,額田大仲彦命).社務所の対応が丁寧でした.
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東大寺参道にて,偶然にも「奈良鹿の立像」を無料拝観できました.なで肩ですが,筋骨隆々のイケメンです.
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南都七大寺,華厳宗大本山(南都六宗).南大門から入り,大仏殿を参拝,以後,戒壇堂に行き,左から右へ各お堂を参拝しました.最後に法華堂(三月堂)を参拝して終了.所要時間は約1時間半でした.
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南大門と左右の木造金剛力士立像が国宝です.この門は大仏様建築と言われ,金剛力士は右に吽形,左に阿形の形態.すでに多数の参拝客と鹿がいました.
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中央に本尊盧舎那仏坐像が鎮座,脇侍が如意輪観音坐像と虚空蔵菩薩坐像,隅に広目天像と多聞天像,持国天と増長天の頭部が安置されていました.圧倒的な存在感があります.尚,拝観料は600円,御朱印はここで頂けます.
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出家者が受戒するためのお堂です.中央に宝塔,周囲を塑造四天王立像が守護する形式となっていました.尚,拝観料は600円,ここでも御朱印を頂けます.
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法然の画像を祀るお堂で,復興大仏殿の指図(設計図)を納めたことから指図堂の名が付いたもの.内部拝観はできず,堂外からの参拝.
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鎌倉時代の建築,梵鐘(国宝)は大仏開眼と同年の製作,中世以前の梵鐘としては最大.圧倒的な存在感がありました.鐘突きしたくなる衝動にかられます.
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鎌倉時代に大仏と大仏殿を再興した中興の祖・俊乗房重源を祀るお堂です.本尊の俊乗上人坐像ですが,この時期は内部拝観はできないので,堂外から参拝しました.
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東大寺の創建に貢献し,実質上の責任者である行基(日本初の大僧正,東大寺四聖)の肖像を安置するお堂です.お堂自体はこぢんまりとしていました.
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朱の映えるお堂です.鎌倉時代の建築で地蔵菩薩坐像(重文)を安置.内部拝観はできず,堂外からの参拝となりました.
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仁仙大法師と助慶上人が「法華三昧」を行う際に創建したお堂です.「法華三昧」とは道場で法華経をひたすら読誦すること.
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初代住職,良弁の肖像を安置するためのお堂です.良弁の命日の12月16日のみ公開されるとのこと.今回は二月堂より遠望しました. 左が四月堂,右が開山堂.
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旧暦2月に「お水取り」(修二会)が行われるお堂です.本尊は大観音,小観音と呼ばれる2体の十一面観音像で,絶対秘仏.拝観無料,御朱印を頂きました.高台にあるので風光明媚なお堂でした.
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二月堂から少し登って到着,高所にあるお堂です.室町時代に建立,その名の通り,不動明王をお祀りしており,御朱印も頂けます.
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東大寺で一番古いお堂です.国宝の乾漆不空羂索観音立像(3.62m),塑造執金剛神立像等,国宝の像を数躯安置していました.拝観料600円ですので興味のある方のみお勧めします.御朱印も頂けます.
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東大寺八幡宮,主祭神は応神天皇他.東大寺及び大仏を建立するにあたって宇佐八幡宮より東大寺の守護神として勧請され,八幡宮からの分社では第一号.東大寺とは風情が異なり,緑が多く厳かな雰囲気の境内でした.
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春日神社総本社,主祭神は春日神(武甕槌命、経津主命、天児屋根命、比売神).本殿左方(若草山方面)から入って,摂末社,本殿にて参拝後,若宮十五社巡りをしました.参拝者が多数いたものの,緑が多く社殿の朱色が映え,厳かな雰囲気の中での参拝でした.約1時間半の滞在.
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拝観料500円.本殿,御蓋山浮雲峰遙拝所,各摂末社を参拝し,藤浪之屋等も見学しました.社殿がとても綺麗でした.ここは必見ですね.
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慶賀門を入った所にある藤棚です.5月初旬が見頃で,伸びた花房が砂にすれることが名前の由来.この状況でも十分綺麗でした.
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祭神は大国主命,須勢理姫命.「若宮15社めぐり」の第15番納札社,兼,受付です.巡拝のはじめにここで1000円納めて玉串札をもらいました.以後,各社に納札し満願した後, 夫婦大國社で「おしるし」を頂きました.「若宮15社めぐり」に要した時間は30分強でした.
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祭神は天押雲根命.「若宮15社めぐり」第1番納札社(正しい知恵をお授けくださる神様)です.本殿とほぼ同じ造りで,祭事には鳥居前方の神楽殿にて神楽が奉納される.「若宮15社めぐり」後,上の祢宜道より新薬師寺に向かいました.
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日輪山新薬師寺,華厳宗,開基は光明皇后,南都十大寺.国宝の本尊薬師如来像と十二神将像を見る目的で訪問しました.拝観料600円.特に十二神将像を間近で見学することが出来,満足しました.庫裡にて寺院紹介のビデオが上映されていたので,休憩がてらしばし鑑賞しました.庭園も綺麗で静かな環境でゆっくりと参拝できました.
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新薬師寺の左方に位置します.主祭神は天照皇大神,藤原広嗣,地主神.新薬師寺の鎮守で唐津の鏡神社から勧請を受けたもの.
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新薬師寺から元興寺に移動がてら,散策しました.奈良中心部の喧噪と異なり,人や車の通行がほとんどなく,とても静かな住宅街で,おしゃれなカフェも点在していました.
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高畑地区とは異なる風情でクラシックレトロ感満載の地区でした.この辺りは人通りや飲食店が多く,なにかと賑やかです.
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南都七大寺,真言律宗(南都六宗).拝観料は500円.蘇我馬子が飛鳥に建立した,日本最古の本格的仏教寺院である法興寺がその前身,昔は広大な寺域を有していた.東門から入り,本堂内参拝,その後,展示物のある宝輪館,禅室等,反時計回りに見学しました.寺域は広くありませんが見所の多い寺院でした.45分程の滞在でした.
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国宝の元興寺極楽堂(極楽坊本堂・曼荼羅堂).堂内で参拝することが出来ました.厨子や仏壇等も国宝だそうです.曼荼羅図が多く展示されていました.
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元興寺旧伽藍の東室南階大房(僧坊)遺構です.内部拝観はできません.元は本堂と一続きの僧房であったものを鎌倉時代に改築,現存部分は4区画分で1区画には5-8人の僧が生活していたとのこと.
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国宝五重小塔は本堂左方の宝輪館(収蔵庫)に展示されていました.奈良時代の作で.高さ5.5メートルの小塔.工芸品ではなく建造物として国宝に指定されたもの.尚,写真撮影は不可です.館内には仏像等,他の展示も多々なされているので,興味のある方は時間をとって鑑賞されることをお勧めします.
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元興寺から興福寺へ向かう途中で池を見ながら小休止しました.九重石塔があり,これから向かう南円堂も遠望できました.尚,池の近くにトイレと休憩処がありました.
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南都七大寺,法相宗大本山(南都六宗),藤原不比等開基で藤原氏の氏寺.五重塔,南円堂,三重塔,北円堂,中金堂(工事中),東金堂,国宝館,本坊,大御堂の順に参拝,見学しました.約1時間半の滞在でした.写真は本坊です.
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光明皇后による建立で,釈迦の舎利をおさめる墓標.初層の四方には,創建当初の伝統を受け継ぐ薬師三尊像,釈迦三尊像,阿弥陀三尊像,弥勒三尊像が安置されている.興福寺の人気スポットで写真をとっている方が多数いました.尚,特別公開は不定期.
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摂関家北家の藤原冬嗣が父内麻呂の冥福を願って建てた八角円堂.創建以来4度目の建物で江戸時代に再建.堂内には本尊不空羂索観音菩薩像等が安置.開扉されてはいませんでしたが,西国三十三所札所なので巡礼者が多数いました.
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鎌倉時代前期の再建された本瓦葺の三間三重塔婆,北円堂とともに興福寺最古の建物.内部拝観は不可,内部には如来像が多数描かれているとのこと.
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興福寺創建者藤原不比等の一周忌にあたる721年に,元明太上天皇と元正天皇が建てた八角円堂.ここも南円堂と同じく,開扉されていませんでした.特別公開される時期があるようです.
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内部拝観可能で「東金堂+国宝館」セット券は900円.聖武天皇が叔母元正太上天皇の病気全快を願って建立.堂内には本尊薬師如来像,日光・月光菩薩像,文殊菩薩像と維摩居士像,四天王像,十二神将像が安置.大きな像が多いのでかなり見応えがありました.ここは必見ですね.
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鉄筋コンクリート造りの耐火式宝物収蔵庫で,展示館になっています.旧食堂の本尊千手観音菩薩像(大きな像)や乾漆八部衆(阿修羅像が有名)等,多数の展示がなされ,かなり見応えがありました.修学旅行生が多数いました,今も昔も京都奈良は定番ということでしょう.
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駐車場に戻った後,多少時間に余裕があったので,ドライブウェイを利用し若草山三重目でしばし休憩しました.無料駐車場有り,三重目まではなだらかな坂を徒歩数分でした.こんなところにも鹿がいるんですね.のどかで良い感じでした.
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中心部から離れた静かな環境で,まったり過ごそうと思い選んだ宿.しかし,夕食を団体客の大喧噪の中でとることとなって目論見は外れ,早食いに徹しました.宿は謝罪するものの改善策をとらず,実質,放置(シカト=鹿ト)されてしまった.思い起こせば,寺社に拝観料を払ったが,鹿にせんべいをあげなかった.
- 2日目2018年4月19日(木)
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宿を出発し,天理方面に南下.今日は石上神宮から参拝開始.主祭神は布都御魂大神.日本最古設立の神宮,拝殿が国宝.数カ所に無料駐車場有り,今回は第1駐車場を利用しました.拝殿,摂末社参拝後,大銀杏,遊歩道を散策しました.木々に囲まれ厳かな雰囲気の神社でとても良いところでした.境内で東天紅や烏骨鶏等が飼育されおり何かと愉快なところもありました.
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白河天皇が,神宮の鎮魂祭のために、永保元年(1081)に宮中の神嘉殿を寄進したもの.周囲を回廊に囲まれた,朱色の映える美麗な社殿でした.御朱印はこちらで頂けます.
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元来は内山永久寺(鳥羽天皇時代に建立された大寺院)の鎮守の住吉社の拝殿であったが,神仏分離令や火災等により大正3年に移築された.併せて他の摂末社も参拝しました.以後,名阪国道にて伊賀へ.
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駐車および土産購入のため利用しました.駐車料金500円です.強いて言えば,少し駐車料金が高いような気がする.
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だんじり会館内にあります.地図に加え,観光パンフ等を頂きました.丁寧で明るい対応でした.
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まだ,桜が咲いていました.また,緑が多くきれいに整備された公園で案内板等もわかりやすく設置されていました.北東の階段はかなり急斜面でした.
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日本百名城,梯郭式平山城.築城主は筒井定次,藤堂高虎等が改修.日本一の高石垣を有する名城です.模擬天守は昭和の創建で,中が資料館(500円)となっており,多数の展示がなされていました.ゆっくり見て回ったので1時間弱の滞在でした.
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松尾芭蕉生誕300年を記念して作られた木造建築物です.外観は,松尾芭蕉の旅姿を模したものされ,上層の屋根が笠,下部が顔,下層のひさしは蓑と衣姿,堂は脚部,回廊の柱は杖と脚を表している.
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伊賀国一之宮,主祭神は大彦命.無料駐車場有り.藤堂高虎に伊賀上野城の鬼門として崇敬をうけた.摂社末社も数社有り,社務所の対応も丁寧で,見応えのある神社でした.表参道行き,帰りは裏参道を使いました.
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昼食休憩と土産購入のために立ち寄りました.土産物が豊富におかれていました.平日でしたが駐車場がかなり混んでいました. 14時過ぎに出発し,途中休憩を挟みつつ,帰宅したのは20時過ぎでした.
奈良の寺社巡り3泊4日(その2:3日目「奈良市内」,4日目「天理〜伊賀」)
1日目の旅ルート
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