ニコちゃんさんの京都府〜奈良県の旅行記

初夏の奈良 お寺と鹿とスイーツ満喫+京都
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京都に2泊して初日は奈良へ。 まずカフェエトランジェでパフェを食べてから猿沢池を経由して鹿苑で公開されている可愛い子鹿ちゃんに癒されたあと、春日大社御本殿を参拝。 東大寺へ移動し、大仏殿と二月堂を巡ってから、昨秋に落慶した中金堂のある興福寺へ。 国宝館では久しぶりに阿修羅さまにもお会いしました。 高畑に向かってアルカイックで鹿のマフィンを購入してから旧奈良駅舎を見てJRで京都へ。 ところが人が線路内に立ち入るトラブルが発生して50分遅れで京都着…グッタリ。 前日がハードだったので2日目はゆったりスケジュール。 まずは瑠璃光院で青もみじの絶景を堪能。 その後はお気に入りのブックカフェことばのはおとでマッタリ。 急遽検索で見つけた紫陽花の穴場、智積院へ向かったのは既に夕方。 昨日からまともな食事をしていなかったので、今夜は伊勢丹11階の美々卯で夕食。 最終日は雨になりましたが再び奈良へ向かい町家を見学しながら、ならまち散策。 最後はお目当ての古墳ケーキで旅の締めくくり。

神奈川ツウ ニコちゃんさん 女性 / 50代
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- 1日目2019年6月25日(火)
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京都から近鉄に乗り換え、急行奈良行き(途中の乗り換えなしで楽ちん)で奈良駅に到着。 せんとくんと鹿さんのフォトスポットが迎えてくれました。
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まずは駅を出て東向通りを抜け、お目当てのカフェへ。 子鹿のクッキーがのった黒ゴマきなこパフェをオーダー。 歴史的建造物の見学とともに可愛いスイーツを食べまくる旅です。 お店は開放的でいい雰囲気。 時間的にランチ利用のお客さんが多かったです。
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カフェを出て奈良公園方面へ歩くと、6年ぶりに猿沢池に到着。 興福寺の五重塔が見えるこの景色を見て、ようやく奈良に来た〜と実感。 日影のベンチは地元らしき人たちの憩いの場になっていました。
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鹿苑の子鹿ちゃん公開の入場締め切りが13時半なので、鹿苑を目指して三条通りを進みます。 まずは一の鳥居をくぐり…。
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この辺りから鹿さんたちの姿を多く見かけるように。 鹿煎餅を持っているか否かこちらをジーッと見て、持っていないと分かると興味をなくすという(笑)
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鹿苑に到着。 子鹿公開会場の受付(300円) 会場内には51頭の子鹿がいるようです。
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子鹿公開〜赤ちゃん鹿大集合!〜
奈良市
階段状になった場所から見下ろす感じで鹿の母子の姿を眺められます。 …が、子鹿は日影で眠っている子が殆どで、近寄って来るのはお母さんばかり。 もちろん、おやつが目当てです(笑)
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子鹿公開〜赤ちゃん鹿大集合!〜
奈良市
時々顔を上げてくれた子鹿ちゃんたち。 子鹿に人間が触ると匂いが移ってしまい、お母さん鹿がお乳をあげなくなってしまうのだとか。 こんなに沢山子鹿がいても、お母さん鹿は匂いで自分の子供だと認識するそうで、確かに母鹿が子鹿の匂いを嗅ぐ姿を頻繁に見かけました。
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子鹿公開〜赤ちゃん鹿大集合!〜
奈良市
お母さんと寄り添う子鹿ちゃんに癒やされました。
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鹿苑を出て石燈籠が立ち並ぶ春日大社参道を進みます。 石燈籠は約2000基もあるそうです。 いやはや暑くて汗ビッショリ。
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その燈籠の間から鹿が顔を出す光景も奈良ならでは。
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二の鳥居まで来ました。
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さすが春日大社、手水所も鹿さんです。
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南門を入ります。 圧倒的に外国人観光客が多い。
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南門を入って右が特別拝観受付(500円)で、左側に砂ずりの藤があります。 1度は藤の季節に訪れてみたいと思っていた春日大社ですが、今は勿論緑の葉が茂って木影を作っています。
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768年にタケミカヅチノミコトを平城京の守り神として社殿を造ったのが始まりで、他に3人の神様もお祀りされています。 平成28年の式年造替で朱塗りも美しくなりました。
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春日大社といえば、やはり沢山の吊り燈籠。
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御本殿正面の右側には宇喜多秀家や直江兼続が奉納した吊り燈籠がありました。 直江兼続は関ヶ原の戦いがあった1600年に奉納していますが娘の名前にしてあり、これは関ヶ原の戦いの敗戦で徳川家に遠慮したからかも…とのこと。
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東回廊の奥に進むと御蓋山浮雲峰遥拝所があります。 タケミカヅチノミコトが白鹿に乗って降り立った御蓋山は禁足地で入山出来ない神聖な場所なので、ここから遥拝します。
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たくさんの吊り燈籠が並ぶ朱塗りの回廊は神秘的。 個人的にはこの光景がTHE 春日大社。 外国人観光客にも人気で、人の写り込まない写真を撮るのは結構大変ですが、何とか人が途切れた瞬間がありました。
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春日大社の参道を戻り、バス停春日大社表参道辺りから左折して浮見堂へ向かいます。 何処を見ても鹿さんがいます。
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鷺池に建つ六角形の東屋は絵になります。 休憩所として使われていますが、夜はライトアップするらしいですね。
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池に緑と空が映り込んでいました。 紅葉の時は更に綺麗でしょうね。
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続いて東大寺へ。 南大門の手前にはお土産屋さんが並び、参道を鹿が歩く光景が懐かしい。 鎌倉時代に再建された南大門は、高さが25m以上もある堂々たる造り。 そして何といっても門の左右にある運慶作の金剛力士像が大迫力です。
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下から見上げる事を計算して造られたそうですが、ライトアップすると更に大迫力のようです。
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中門の左側に進んで大仏殿を目指します。
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大仏殿の拝観券(600円)を購入して回廊を進むと大仏殿が見えてきました。 天災や疫病が続く中、仏の力で国を守ろうと聖武天皇が造立した大仏が安置されていますが、2度の火災があり現在の建物は江戸時代に再建された3代目。
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奈良の大仏さま、正式には盧舎那仏坐像。 6年ぶりの参拝です。 中指の長さだけでも約1mもあります。
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中学の修学旅行でくぐったか否か忘れましたが、お馴染み大仏さまの鼻の穴と同じ大きさだという柱に空いた穴。 見事にくぐれたら厄除けになるそうですが(中学の頃には頭が良くなると聞きましたが)外国人観光客のグループがくぐり抜ける度に歓声を上げて盛り上がっていました。
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続いて二月堂へ向かいます。
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お水取りで有名なお堂ですが、旧暦の2月に行われていた為に二月堂と呼ばれるようになったそうです。
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ここも吊り燈籠がたくさんあります。
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張り出した舞台からは奈良の街が見下ろせます。 今日は蒸し暑くてモヤっていて残念。 前回は夕暮れ時だったので、燈籠に灯りがともされ更に素敵な眺めでした。
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夕方に近づいてきて少し焦りつつ石段を下り、興福寺へ向かいます。 振り返ると二月堂が見えます。
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工事中の場所を通過。 さすが奈良(笑)
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お食事中の鹿さんたち。
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立ち止まって眺めていたら、おやつが貰えると思ったのか、1頭が駆け寄って来ましたが 何も貰えないと分かるとすぐ戻って行っちゃいました(笑)
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興福寺に到着。 青空に映える東金堂と五重塔。 どちらも室町時代に再建された6代目です。
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国宝館を見学します(700円) 勿論、館内は撮影禁止。 久しぶりの阿修羅さま、ユニークな天燈鬼、火災でお顔だけが残る釈迦如来像などなど、貴重な仏像を拝見しました。 閉館時間が近いこともあって、ほぼ貸し切り状態。
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726年に聖武天皇が建立。 現在の建物は室町時代に再建されたもので国宝に指定されています。
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猿沢池から見えた五重塔。 730年に光明皇后が建立し、現在の五重塔は室町時代に再建された6代目。 日本で現存する古塔の中で、京都の東寺の次に高い(約50m)奈良のシンボルです。
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昨年の10月に落慶した中金堂(500円)は興福寺の中心になる建物。 もともと714年に創建ですが、1717年の7度目の火災後は再建されず今回300年ぶりに再建されました。 屋根の瓦は7万枚以上あり世界中から寄進されたそうです。 御本尊は金色が眩しい釈迦如来坐像。
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興福寺から荒池を通り高畑方面に向かって歩きます。 既に5時間ほど歩いているので、さすがに足が疲れてきました。
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可愛い外観のお店に到着。
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しかさんマフィンを購入しました。 若草山の芝生にのった鹿をイメージしているそうです。
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持ち帰る際にクッキーが折れる心配のないタイプやアイシングクッキーもありました。
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足の疲れがピーク…旧奈良駅舎を見たいので帰りはJRのつもりなのですが、近鉄の駅から更に徒歩15分ほど離れているらしいので、近くのバス停からバスに乗ることにしました。 でも相当待った上に満席で座れず、立ちっぱなしだったので歩けば良かったと後悔。
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現在のJR奈良駅の隣に残されている旧奈良駅舎は仏教建築様式を取り入れて造られていて、いかにも奈良らしい建物です。
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席が空いていたので、旧駅舎内のスタバで一休み。
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JR京都行きに乗車してすぐ急停車。 どこかで線路内に人が侵入したらしく、そのまま50分停車する羽目に…。 京都に着いた頃にはグッタリで食欲もなく、そのままホテルにチェックインしました。 駅直結のホテルで良かった〜。
- 2日目2019年6月26日(水)
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昨日がハードだったので、2日目は京都をゆる〜いスケジュールで歩きます。 まずはJR奈良行きに乗って隣の東福寺まで行き、京阪に乗り換えます。
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出町柳駅で叡電に乗り換え、八瀬比叡山口へ向かいます。
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ホームのドーム型の屋根と木造の駅舎が特徴的な八瀬比叡山口駅に到着。 ここで降りた乗客の殆どがケーブルカーに乗り換える人でした。
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高野川を渡って瑠璃光院を目指します。 川の水も緑も美しい。
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開門(10時)の30分前に到着。 2年前の秋に来た時は、かなり手前の駐車場のようなスペースに長蛇の列が出来ていて、仮設テントの受付で拝観券を購入したのですが、今日は山門前まで来られました。 山門の前で並んでいるのは20人ほどで少なかったです。
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開門5分前になるとご住職が出て来られて建物の説明を兼ねたお話をして下さいました。 お庭の苔が気象条件が揃うと瑠璃色に見えることから瑠璃光院と呼ぶようになったそうです。 山門を入って受付(2000円)をすると写経用紙とボールペンが入った袋を頂き、石段を上って行きます。 苔が生き生きしていて凄く綺麗。
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悠々と錦鯉が泳いでいる池の水も澄んでいます。
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橋を渡り、玄関で靴を脱いで中へ入ります。
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順路に沿って進み2階の書院へ。 瑠璃の庭の緑が広がっています。
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黒い写経机に映り込む青もみじの絶景。
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秋はこの机の周りを3〜4重くらいに人が取り囲んでいましたが、今日は混雑することなく写真を撮りやすかったです。
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2階から西側の眺め。 秋は紅葉が綺麗でしたが、今は緑が眩しいです。
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写経をするスペース。 筆ではなく入館時に渡されたボールペンを使って写経出来るので初心者も安心。 ボールペンは記念に持ち帰れます。
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1階に下りてかま風呂を見学。 日本式蒸し風呂の原型という説明でしたが、サウナのような感じでしょうか。
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1階書院へ。 瑠璃色に輝く浄土の世界をあらわしている瑠璃の庭。
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こちらは天に駆け上る龍を水と石で表した池泉庭園の臥竜の庭。 ここでも床に緑が映り込んでいます。
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障子越しの緑
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2階書院の机の景色が有名ですが、床もピカピカに磨き上げられていて、あちこちで映り込みが見られます。 秋は人が多すぎて長居は出来ませんでしたが、今日はゆっくりと各お部屋を眺められて良かったです。
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八瀬比叡山口駅に向かいます。 そういえば橋が新しくなっていました。
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出町柳駅まで叡電に乗ります。
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出町柳駅で京阪電車に乗り換える前にふと思い立って1度地上に出てみました。 賀茂大橋から鴨川三角デルタが見下ろせます。 さっき瑠璃光院の近くを流れていた高野川と賀茂川が合流して鴨川になる部分にある三角州です。 川を渡る飛び石があって、映画やドラマにもよく出てくる景色。
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出町柳から京阪電車に乗って三条へ。 鴨川沿いには夏の風物詩の川床が。
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三条大橋が見えるスタバで休憩。 夏は川床席があるのですが、6月の利用時間は16時〜だという事をすっかり忘れていました。
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涼しい店内で抹茶ティーラテを飲んでホッと一息。
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地下鉄で鞍馬口まで移動し、久しぶりに「ことばのはおと」へ。
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苔生したつくばいが風情のある坪庭に近いカウンター席へ。 ランチの時間を過ぎて店内は空いていたので待たずに済みました。
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お目当ては初恋にゃんこパフェ。 数量限定ではなくなったので、遅い時間に来ても大丈夫になったのが嬉しい。 頭にお花をつけて更にキュートになっていました。 さっき行った八瀬比叡山口駅も載っている古い鉄道の雑誌を読みながらマッタリさせて頂きました。
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京都駅へ戻る地下鉄の中でネット検索し、急遽紫陽花苑があるらしい智積院へ向かうことに。 京都駅からバスに乗ったのですが、少し渋滞気味で到着が遅くなってしまいました。
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総門ではなく右に進んでこちらから境内に入ります。
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参道の両側には桔梗が咲いていました。
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4時を過ぎてしまったので名勝庭園や講堂には入れず残念。
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今日はいきなり来てしまったので仕方がないですね。 次回ゆっくりと参拝に来たいと思います。 清水寺方面へ向かうバスの車窓から眺めていたお寺ですが来るのは初めて。
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参道の突き当たりにあるのが金堂。 1705年に建立された金堂は明治15年の火災で焼失してしまい、現在の建物は昭和50年に再建されたものだそうです。 御本尊は大日如来。
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金堂の裏側に紫陽花苑がありました。 こんなに沢山咲いているとは思っていなかったので嬉しい驚きです。
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ピークを過ぎた花も多いですが、遠目にはまだまだ綺麗です。 京都で紫陽花の名所といえば三室戸寺ですが、あそこまで行く元気はなかったので、駅近くでこんなに沢山の紫陽花が見られて良かったです。
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墓地へ続く階段脇にも紫陽花が植えられています。
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ちょっと微妙ですがハートの紫陽花発見。
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すぐそこは金堂。 大人数でお経を唱える声が聞こえてきます。夕のお勤めでしょうか。 そして何だか痒いなと思った時には足を蚊に刺されまくっていました。
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金堂の隣にある明王殿からもお経を唱える声が聞こえてきます。 こちらの御本尊は不動明王。 さて、バスで京都駅へ帰ります。
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昨日からスイーツと飲み物以外まともな食事をしていなかったので、今夜はしっかり食べようと伊勢丹のレストラン街へ。
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美々卯 京都伊勢丹店
京都市下京区
11階をブラッと歩いて美々卯に入店することに。 まずは生ビール。
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美々卯 京都伊勢丹店
京都市下京区
お刺身と天ぷらの付いたゆり膳を頂きました。 おうどんは蕎麦に出来ます。 このあとホテルに戻ってお風呂に入って爆睡。 昨夜は疲れ過ぎたせいで熟睡出来ませんでした。
- 3日目2019年6月27日(木)
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最終日は近鉄で再び奈良へ向かいます。 乗り換えなしの急行に乗車。
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近鉄奈良駅に到着。 まず改札を出てすぐのカフェで奈良カプチーノを飲みました。
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駅を出たすぐの広場にある噴水の上には行基菩薩の銅像が。 更にその前には托鉢中のお坊さんが立っていて奈良らしい光景。
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ようやく昨日関西が梅雨入りし、このあと雨の予報でドンヨリした空模様ですが、猿沢池の前を通ってならまちへ向かいます。
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格子の家を目指して歩いていると途中で七夕の笹飾りのある町家を発見。
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「奈良町にぎわいの家」大正6年に建てられた町家です。 玄関を入って右の奥に茶室があります。
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お庭に面した外廊下を進んで奥のお部屋へ。
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お寺にあるような素敵な円窓があるお部屋。
初夏の奈良 お寺と鹿とスイーツ満喫+京都
1日目の旅ルート
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