Shotaさんの愛知県〜和歌山県の旅行記
特別公開の姫路城小天守、柳生の里、室生寺、東大寺、法隆寺から和歌山の城址へ
- 1日目2019年2月25日(月)
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09:00-10:00
現在の犬山城は天文６年（1537年）織田信康により築城。『日本城郭大系 9』小ぶりだが味のある天守閣。何度目だろう ?「現存12天守」の一つ。 木曽川沿いの小高い丘の上に立つ。
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09:00-10:00
犬山城
天守からの眺めは格別。木曽川を見下ろす。
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09:00-10:00
犬山城の木組みと黒光りする床板。歩くたびに軋む音が往時へタイムスリップさせてくれる。
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09:00-10:00
犬山城天守の踊り場に見える石垣と梁。築城時、鉋ではなく、手斧ではつったあとが見える。
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15:00-17:00
この城はどこから、何を見ても美しいが、今回の目的である小天守と天守閣の組み合わせを一枚。姫路城の始まりは正平元年（1346年）赤松貞範によるとする説が有力である。
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15:00-17:00
東大柱。 随所に引き付けられる魅力で溢れている城だが、この大柱もその一つ。築城当時から巨大な天守閣をガッチリと支え続けている心柱を見つめていると考えさせられることは多い。
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15:00-17:00
姫路城小天守の銘板。特別公開。
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15:00-17:00
姫路城小天守の木組み。小天守といえどもやはり力強く重厚だ ! 他の城の天守閣でもこれほどの木組みはあまり見られないように思う。
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15:00-17:00
小天守から天守閣を間近に観る。これは滅多にできることではない。改めて目の前に迫ってくる大天守の威容に圧倒される思い。
- 2日目2019年2月26日(火)
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10:00-11:00
この場所は柳生城があったとされる高台で、柳生の地を一望できる。一帯には一族にまつわる史跡や道場などがある。寛永14年（1638年）柳生宗矩による開基、沢庵宗彭開山と伝わる。
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10:00-11:00
寺ではあるが堅牢な塀がめぐらされている。やはり砦だ。
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10:00-11:00
将軍家の剣術指南役を務めた柳生宗矩の墓。周りに十兵衛三厳ら一族の墓が並んでいる。後に剣劇や様々な物語の主人公として描かれることなど知る由もない。
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11:00-12:00
女人禁制であった高野山に対し、女性の参拝が許されていたことから「女人高野」とも呼ばれる。奈良末期（770-781年）賢憧により開基と伝わる。
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11:00-12:00
室生寺 金堂
金堂。平安前期（９世紀後半）に建立され、鎌倉末期に大修理が施された、寄棟造、柿葺きの堂は歴史の重みを感じさせる。
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11:00-12:00
他の塔と比べるとかなり小ぶりだが、楚々としてとても美しい室生寺の五重塔。延暦19年（800年）頃建立。法隆寺の塔に次ぐ古さである。土門拳の作品群『室生寺』を思い起こしていた。
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13:00-14:00
本堂、仁王門などいずれも壮大な規模を誇る。創建は奈良期、八世紀前半とされるが定かではない。
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13:00-14:00
仁王門。総本山にふさわしい偉容、前に立つと上から覆いかぶさってくるようだ。
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13:00-14:00
仁王門の向拝は龍。実に見事 !
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仁王門から本堂へ続く登廊。
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15:00-17:00
現在は世界最大の木造建築ではなくなったようだが、それにしてもデカい。瓦を全部外すと、屋根は少し反り上がるとか…。計算しつくされた宮大工の仕事には感服 ! 八世紀前半、聖武天皇により開基。
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15:00-17:00
廬舎那仏。高さは15メートルたらずある。
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15:00-17:00
東大寺の広大な境内の西の端にある転害門。創建当時、天平の姿を残している。大仏殿から見て北西にあたり、吉祥の位置で害を転ずるの意を持つともいわれる。
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15:00-17:00
「上院」と呼ばれる、東大寺の前身寺院があった場所に立つ二月堂。「お水取り」で有名。 堂は一般的なそれと違って複雑な造りになっているようだ。
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15:00-17:00
二月堂に奉納されている榊莫山の絵馬。 「百華百香」とある。
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15:00-17:00
法華堂経庫。正倉院と同じ奈良期の校倉造の建物を側近くでつぶさに見ることが出来るのがうれしい。
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15:00-17:00
鐘楼。大仏様(天竺様)を主とし、所々に禅宗様を取り入れてあるとか。軒反りが美しい。年月を経、風雪に耐えてきた柱や横木の一本一本のもつ味わいが何とも言えない。この存在感と美しさはこれまで見てきたどの鐘楼にも勝る。
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15:00-17:00
南大門。日本最大の「門」、何といっても大きい ! ただ大きいだけではなく、鎌倉時代の繊細な建築様式も残している。左右の「金剛力士像」も魅力。
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19:00-23:00
何といっても温泉が素晴らしい ! 柳生の里、室生寺、長谷寺、そして広大な東大寺と歩き回って疲れ果てたジジイには何よりのご馳走だった。
- 3日目2019年2月27日(水)
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07:00-08:00
稗田阿礼の口述により『古事記』が誕生したという言い伝えはあまりにも有名。
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08:00-08:00
石垣が残っていて公園として整備されており、櫓や追手門が復元されている。戦国初期及び天正８年（1580年）頃、郡山氏及び筒井順慶により築城と伝わる。『日本城郭大系 10』
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09:00-10:00
奈良に来れば、何をおいても法隆寺だろう。金堂、五重塔を中心とする西院伽藍は現存する世界最古の木造建築群である。聖徳宗総本山法隆寺の創建は飛鳥期（607年）推古天皇によると伝わる。
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09:00-10:00
法隆寺東院の本堂である八角円の夢殿は天平期の創建。屋根の真ん中にある飾りを「露盤宝珠」と呼ぶそうだ。
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09:00-10:00
法隆寺五重塔。現存する木造建築の五重塔としては世界最古。初層から最上層にかけてのバランスが絶妙。
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法隆寺山内 このくぐり戸、下部の穴がすり減っている！何百年使われてきたのだろう・・・
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09:00-10:00
南大門。建てられた時代のゆえか、仁王像が見られない。屋根の形状、「軒反り」が何とも言えない。
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11:00-11:00
天守閣の前に造られた枯山水の「八陣の庭」が美しい。この城の内堀石垣にある「犬走り」が有名。築城は応永期（1394-1428年）信濃泰義によるとされる。『日本城郭大系 12』
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12:00-13:00
根来寺は新義真言宗の総本山。室町末期の最盛期には数百の坊舎を持つ一大宗教都市を形成したという。根来衆と呼ばれる僧兵は鉄砲隊を擁する傭兵集団であった。創建は靖康元年（1126年）覚鑁による。『日本城郭大系 10』
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12:00-13:00
根来大塔。木造では日本最大の多宝塔である。
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14:00-14:00
再建された和歌山城天守閣。本丸、二の丸が和歌山城公園として整備されている。和歌山城は天正13年（1585年）豊臣秀長により築城。門、塀、庭園、石垣、堀が残っている。『日本城郭大系 10』
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14:00-14:00
和歌山城 石垣
石垣をよく見ると、時代によって石の大きさ、色、組み方も微妙に違っているのが興味深い。
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16:00-17:00
南方熊楠（1867-1941年）は植物学、粘菌学を専門としたが、民俗学を創始し、天文学、鉱物学、宗教学にも多くの足跡を残した巨人である。さらに、この地域、南紀の生態の研究・維持にも努めた。
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17:00-17:00
他のものはなく、石垣と水門だけが残されている。田辺城は元和５年（1619年）安藤直次により築城。『日本城郭大系 10』
- 4日目2019年2月28日(木)
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07:00-08:00
元和４年（1618年）浅野忠吉により築かれたとされる新宮城の本丸周辺は、現在丹鶴城公園と呼ばれ、朝日、夕陽の名所となっている。天守台と石塁が残る。『日本城郭大系 10』
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08:00-09:00
霧雨に煙る深山に分け入り、といっても車上の身だったが、熊野古道一帯を覆う深遠な空気をほんのわずかでも味わうことが出来た。
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08:00-09:00
雨にかすんではいたが、大滝を望むことが出来た。「一の滝」とも呼ばれるこの滝は日本三大名滝の一つ。
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11:00-11:00
中村山城址（尾鷲市）
中村山城は戦国期、仲新八郎による築城とされるが定かではない。現在は桜の名所として知られる中村山公園として整備されている。往時の名残は見られない。
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12:00-12:00
田丸城址（玉城町）
田丸城は建武３年（1336年）北畠親房によって築かれたと伝わる。『日本城郭大系 10』天守台、石垣、外堀、内堀などが残されている。
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15:00-15:00
松阪城は天正16年（1588年）蒲生氏郷により築城。天守台、本丸、二の丸、石垣が残っており、現在、松阪公園になっている。本居宣長の旧宅が移築されている。『日本城郭大系 10』
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16:00-17:00
上野城の創築は天正13年（1585年）筒井定次とされる。関ケ原の戦いの後、築城の名手藤堂高虎が城主となり籠城に備えて大規模な改修を行った。『日本城郭大系 10』木造の模擬天守は三層で比較的小ぶりである。
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16:00-17:00
大阪城のものと共に有名な高石垣は高虎が築かせたもので、美しい曲線を見せている。
特別公開の姫路城小天守、柳生の里、室生寺、東大寺、法隆寺から和歌山の城址へ
1日目の旅ルート
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