やんまあさんの和歌山県の旅行記

◆和歌山:高野山A◆高野山霊宝館開館100周年記念大宝蔵展「高野山の名宝」
- 1日目2021年7月16日(金)
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6年ぶりに世界遺産高野山満喫!!高野山とセットで行くなら過去旅行記『◆和歌山:高野山◆世界遺産&21年に一度の秘仏公開(https://www.jalan.net/travel-journal/000036717/)』参照
- 2日目2021年7月17日(土)
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10:00-11:00
和歌山県伊都郡かつらぎ町上天野230。「丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)」は、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産の一つとして登録されている。また、約1700前に創建された紀伊國一之宮の古社で、主祭神は、天照大御神の妹神・弘法大師空海に高野山を授けた「丹生都比売大神」である。
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境内には、国内最大級といわれる一間社春日造の本殿に、楼門と輪橋などがある。空海こと弘法大師が高野山を開く際、こちらの神様に仏法の守護を願い出て、神々の山である「高野」の神領を譲り受けたとされている。高野山の鎮守社であり、空海を高野山へと導いた狩場明神が祀られ、古くから高野山と密接な関係を保っている。
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拝殿は上賀茂神社と同じで、立派すぎて本殿が見れない。拝殿左側に素晴らしい本殿がみられるスポットがあるのでそこから見るべし。
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丹生都比売神社の本殿は、国内最大級の一間社春日造で、国の重要文化財。第一殿から第四殿の4棟からなり、第四殿のさらに左手には若宮が鎮座する。右から第一殿「丹生都比売大神(ニウツヒメ)、第二殿「高野御子大神(タカノミコ)」、第三殿「食都比売大神(オオゲツヒメ)」、第四殿「市杵島比売大神」、そして若宮「行勝上人」。若宮の行勝上人は、鎌倉時代に同社の発展に尽力した真言宗の僧侶だそうな。千木・鰹木の存在がすごい!
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10:00-11:00
天野和み処cafe客殿
和歌山県伊都郡かつらぎ町上天野140。世界遺産「丹生都比売神社」にほど近い、古民家をリノベートしたカフェ。店内では、天野の綺麗な水と、豊かな土で造られたお米や野菜を使ったお食事をいただくことができる。ここの先祖は、代々、丹生都比売神社の社家として宮司も務めたことのある家系だそうな。
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11:00-14:00
山道の国道を車で走る。バスやトラックも通る道で、ところどころ融合が難しくなるところもあるので運転は要注意で!途中信号待ちで看板があった「ソーシャルディスタンシング」ってing系??と違和感があったが、ing系が正しいようだ。
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11:00-14:00
高さ約25mの国内最大級の木造二重門だそうです。康伝、康意、康敬、運長の4人の仏師がかかわったことが分かっている金剛力士像。日本で2番目に大きいそうです。
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11:00-14:00
高野山霊宝館開館100周年記念大宝蔵展「高野山の名宝」
高野町(伊都郡)
新館1室の展示テーマ「シン・快慶 霊宝館版: 愛」、そして新館2室の展示テーマ「シン・運慶 霊宝館版: 命」が見どころ!運慶作「八大童子立像@国宝」は、かつて不動堂に安置されていた元本尊・不動明王坐像とともに展示されている。運慶と双璧である快慶作は「執金剛神立像@重文」「深沙大将立像@重文」「四天王立像@重文」「孔雀明王像@重文」である。
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11:00-14:00
高野山霊宝館開館100周年記念大宝蔵展「高野山の名宝」へ!臨時休館日は6月7日(月)、8月2日(月)、10月4日(月)、11月29日(月)・30日(火)。拝観料は一般1300円、高校・大学生800円、小学・中学生600円。
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注目は快慶作「執金剛神立像@重文」「深沙大将立像@重文」「四天王立像@重文」「孔雀明王像@重文」である。執金剛神立像と深沙大将立像と言えば、京都舞鶴の寺にもあるが、ここのは本当に素晴らしい!作風が少ない「執金剛神立像」は分裂すると金剛力士像になる特殊な仏像で、「深沙大将立像」とあわせて日本一の執金剛神立像・深沙大将立像だ!そして四天王も絶品で面白いのが仏具の持ち手が逆のものが多いこと。兵庫県小野市・浄土寺にも快慶作・阿弥陀如来立像も逆手があり、これは何を意味しているのだろうか?
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角濱ごまとうふ
「角濱ごまとうふ」で「竜神うどん@1000円」と「ごまどうふ@250円」を注文。胡麻豆腐は後から来るゴマの香りがよい!やはり作り立て、生は違うな〜。竜神うどんはごま豆腐の天ぷらと山菜がついており、シイタケがめちゃ美味しい。
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11:00-14:00
高野山は私が思っていた以上に開けているが、施設に足を踏み入れるとイメージしていたような風景が広がる。
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11:00-14:00
壇上伽藍は火事などで何度か焼失しており、現在の建物は7度目の再建したもの。「釈迦成道驚覚開示の図」や「八供養菩薩像」の壁画がある。本尊・薬師如来は秘仏で、脇侍に不動明王などが安置されている。金堂の次は隣にある「六角経蔵(ろっかくきょうぞう)」に移動。
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壇上伽藍の金堂内を拝観中に鐘の音が響いたので、外を見ると坊さんが定期的に鐘をついていた。時計を見ると12:56。13:00までに定期的に突くようだ。
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11:00-14:00
壇上伽藍にある。拝観料は500円で館内は撮影禁止です。壇上伽藍の中心的建物で、真言密教のシンボル。中に入ると立体曼荼羅となっている。本尊は胎蔵界式大日如来、周りには金剛界の四仏が取り囲み、16本の柱には十六大菩薩、四隅の壁には密教を伝えた八祖像が描かれている。
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壇上伽藍内の金堂左側にある。鳥羽天皇の皇后であった美福門院が天皇の菩提を祈るために、浄写された一切経を納めるために建てられたのが六角経蔵の始まりであり、平安時代後期の1159年に建てられた。ちなみに三井寺、広隆寺などと同じく回せます!
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壇上伽藍左にある御社は、壇上伽藍の諸堂のなかでも最初に建立された。御社の祭神は、山の神である「丹生都比売命」、丹生都比売命を祀っていた狩人「狩場明神」。狩場明神は白と黒の二匹の犬を連れた狩人の姿で現れ、弘法大師を高野山に導き開山の手助けをしたと伝えられている。2柱は高野山一帯の豪族・丹生氏の氏神だとも言われ、丹生氏が弘法大師を助けて高野山を開山したおり、丹生氏の氏神を高野山の守護神としたものと思われる。最後に氣比明神も祀っているのが面白い。
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壇上伽藍内の金堂左側にある。古墳に「円墳」「方墳」「前方後円墳」などがある通り、面白い形の多宝塔(西塔)である。一つ一つの彫刻が見どころといえようか。内陣には金剛界式大日如来と胎蔵界式大日如来の脇侍4体となっている。887年建立されたが5度消失していることから、金剛界式と胎蔵界式が混在したのかも。
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壇上伽藍内の金堂左側にある。快慶作「孔雀明王坐像@重文」が安置されている。残念ながら仏像は霊宝館で見仏することになる。今は似ていない摸刻が安置されている。何度となく落雷で焼失しているので、霊宝館で安置するほうが良いか。
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壇上伽藍内の金堂左側にある。変化六観音の一つ准胝観音を祭るお堂。天台宗になると准胝ではなく、虚空蔵菩薩になる。こちらは霊宝館に安置されていなかった気がするので、御堂内が本尊なのかな。
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壇上伽藍内の金堂左側にある。弘法大師・空海を祀るお堂。空海在世中、御堂に如意輪観音を安置し、常に念誦していたので、念誦堂、持仏堂または御庵室と呼ばれていたらしい。やはり、高野山には変化六観音を安置するお堂があったと妄想してしまう。変化六観音の如意輪もいるのは分かっているし、聖観音、十一面、千手はどこかに居そうだ。となると、馬頭がいないのかも。。
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壇上伽藍内の多宝塔右側にある。後醍醐天皇ゆかりのお堂である。長日談義(ちょうじつ)とよばれる行事が行われていたために別名「新学堂」とも呼ばれていた。
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壇上伽藍内の愛染堂右側にあり、「だいえどう」と読む。本尊はチーム阿弥陀(本尊・阿弥陀如来、脇侍・勢至菩薩・聖観音菩薩)である。内陣には室町時代以降の阿弥陀の特徴をした阿弥陀如来坐像が見られた。
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11:00-14:00
国宝「不動堂」は1908年に一心院谷から現在の地に移築されたそうです。1998年、全面解体保存修理が完了し、現在の建物の建立年代が鎌倉後期頃であることが推定されているそうです。
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11:00-14:00
嵯峨天皇の命により816年に弘法大師が開いた真言宗の総本山。前回は当時の総理大臣が来ていて、入れなかったのを思い出した。現在では世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部を構成している。最初に通るのが正門。金剛峯寺の中で1番古い建造物となっている。一歩足を踏み入れれば、そこには1200年という長い歴史を築いてきた神聖な空気の流れを感じ、そう熊野本宮の雰囲気そっくりな気がした。
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11:00-14:00
このお堂は苅萱道心が出家し、実の子である石道丸とともに父子を名乗ることなく仏道修行に明けくれたと伝えられています。
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11:00-14:00
徳川家康、秀忠の御霊をまつるために三代将軍家光により寛永20年(1643)に創建されました。落成・完成まで10年以上費やされたといわれ、かつての高野聖方の本山大徳院の裏山に建てられています。 向かって右が家康霊屋、左を秀忠霊屋と呼称する三間四面の一重宝形造の建物は、東照宮形式として他所の見る事の出来ない特異な白木造りの外観。金銀箔を押した極彩色の厨子は細部まで彫刻や金具などの装飾に飾られています。家康の方には東照大権現という神様として崇められている為なのか、鳥居が置かれていますよ。
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11:00-14:00
明治時代の高野山の女人禁制が解かれるまで、女性のための参籠所として設けられたと言われるのが「女人堂」。女性は細く険しい女人道と呼ばれる高野山の周囲を囲むように尾根道を巡り、遠くから大師御廟を礼拝することだけが許されていたのです。山内に入れない女性の為、高野七口と呼ばれた高野山への入口それぞれにお篭り堂が置かれていて、女性たちは女人堂から女人堂へと八葉の蓮華に例えらられる峰々を辿ったそうな。
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11:00-14:00
「人気の高い生麩作りをしている麩善の創業は約180年前の文政年間」とHPで紹介されている。お麩の歴史は古く、大和朝時代に遡り中国より伝えたといわれている。
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11:00-14:00
高野山の宿坊のなかでも人気のところ普通の旅館とほとんど遜色ないおもてなしで宿泊者で迎えてくれる。と妻の過去の感想です。
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11:00-14:00
光海珈琲
和歌山県伊都郡高野町高野山571。天空の聖地・高野山「奥の院」近くにあるのが「光海珈琲(こうみカフェ)」。古民家を利用したカフェで提供されるコーヒーは、高野山のわき水を使ったオリジナル焙煎。
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13:00-14:00
場所わからず・・。
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13:00-14:00
高野山の信仰の中心であり、弘法大師さまが入定されている聖地で、高野山でもっとも重要なところ。おおよそ20万基を超える諸大名の墓石や、祈念碑、慰霊碑の数々が樹齢千年に及ぶ杉木立の中に立ち並んでいるそうです。
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斜め左右に分かれるところがあるので行きは左へ行きましょう!すると看板が立っているのでわかることでしょうか。
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13:00-14:00
1970年に再発見された「織田信長供養塔」。信長の墓所の存在は、江戸時代の記録にはあったのですが、明治以降の案内書には記載されず、人々から忘れ去られていたそうです。信長は本能寺の変で暗殺される前に、高野山総攻撃を計画し、高野聖を約1300人も処刑したらしい。最後に、織田信長の墓所は豊臣家の墓所のすぐ近く、小さな坂を少し上がった左手にあります。
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13:00-14:00
この橋から先は飲食・カメラなどは絶対禁止の高野山で一番重要なところである。今でも空海は生きているとか!?参道左には「おまかる石」があります!本当に重いやつですね。腰が・・・・
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13:00-14:00
最後は奥之院燈籠堂にお参り。弘法大師空海が現在も入定しているといわれる高野山の信仰の中心とされている聖地。
- 3日目2021年7月18日(日)
- 4日目2021年7月19日(月)
◆和歌山:高野山A◆高野山霊宝館開館100周年記念大宝蔵展「高野山の名宝」
1日目の旅ルート
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