トシローさんの静岡県〜奈良県の旅行記

冬の[青春18+近鉄3日間フリー]きっぷで4泊5日旅
- 1日目2021年12月16日(木)
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12:00-13:00
初日はまずJR豊橋駅から飯田線に乗り換えて三河一宮駅に、駅から歩いて数分の三河国の一之宮である砥鹿神社へ向かいます。本社殿左には摂社のえびす社が在り、ふくよかな恵比須様がマスクをして鎮座して居られました。
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12:00-13:00
本社殿右手には大きなさざれ石が配されていて、高さ2.6m×横幅3.4mと日本一の大きさを誇ります。ご利益も大きそう。
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16:00-17:00
名古屋駅から快速みえで伊勢市駅へ移動、時間的に内宮は諦めて外宮のみ参拝。外宮入口には式年遷宮記念館が勾玉池の畔に。
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16:00-17:00
12月の参拝時間は午後5時までなので、急ぎ足で豊受大神宮に参拝。今年一年の無事を感謝すると共に来年の健康とコロナ収束を祈願。
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17:00-18:00
夕暮れの伊勢市駅へ戻り、近鉄改札横の窓口で明日からの近鉄3日間フリーきっぷを購入。10月に発売された期間限定のフリーパスで、何と3千円で3日間近鉄全線乗り放題の超お得きっぷ。明日から3日間は近鉄沿線中心に周ります。
- 2日目2021年12月17日(金)
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11:00-12:00
2日目は近鉄松阪駅からスタートし、伊勢中川〜大和八木〜橿原神宮経由ルートで吉野へ。吉野線の終着駅吉野駅前直ぐ、吉野山麓の千本口駅からロープウェイに乗車。山上の吉野山駅までは僅か3分程で着きますが、日本最古のロープウェイです。春の桜で有名な吉野山ですが、添乗員さんの案内で冬ながら満開の桜が目に浮かびました。
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11:00-12:00
ロープウェイ吉野山駅から金峯山寺まではつづら折りの登り坂が続きます。総門である黒門を抜けると、そこからが名勝吉野山の金峯山寺です。
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12:00-13:00
坂を登ると国宝の大きな仁王門が見えてきますが、残念ながら修復工事中。南北朝時代に建立されたとすれば600年以上前ですから、劣化個所も多く大規模な工事になるのでしょう。
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12:00-13:00
金峯山寺の本堂である蔵王堂も防災施設整備工事中ですが、内部は拝観が可能でした。仁王門と同様に国宝に指定されていますが、東大寺に次ぐ大きさの木造建築ですのでかなり大きい。
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12:00-13:00
金峯山寺蔵王堂前には吉野朝宮跡の遺跡が在り、三層の南朝妙法殿が後ろに建っていました。南朝と言えば後醍醐天皇、この地で悲運の生涯を閉じられています。
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12:00-13:00
金峯山寺は修験道の総本山であり、蔵王堂の西側の急な石段を下ると役行者の像が立っています。更に下ると「首から上の守り神」脳天大神(龍王院)に出ます。ボケ防止に効くかは不明ですが、一応お願いしてきました。
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14:00-15:00
吉野駅から橿原神宮駅に戻り、駅から徒歩10分弱の橿原神宮へ。初代天皇である神武天皇と皇后を祀る神社です。境内は何と16万坪、広々とした敷地に多くの緑と深田池の水に心が洗われます。
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14:00-15:00
外拝殿前には平成皇后(美智子妃)の御歌碑が建てられていて、両陛下が橿原神宮を参拝された際に皇后さまが詠まれた歌が刻されていました。
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14:00-15:00
橿原神宮の南側に拡がる大きくて静かな池が深田池、池の周囲には遊歩道が整備されていて池面には水鳥がのんびり寛いでいました。
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16:00-17:00
大和八木駅から近鉄大阪線で近鉄日本橋駅へ。2日目宿泊予約した駅近くのホテルにチェックイン後、堺筋通りを歩いて通天閣までぶらり。通天閣までの間はでんでんタウン、東京でいえば秋葉原でしょうがちょっと雰囲気が違う。オタク感は薄く、庶民的な感じでどの店も入り易い。色々な店を覗きながら、博物館めぐりの様でした。
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16:00-17:00
堺筋通りを南に下って暫く行くと通天閣本通商店会の入口に着きます。昭和的なレトロ感も感じさせながら、何故かうきうきしてくる雰囲気。
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16:00-17:00
通天閣近くの新世界は大阪感満載、何と表現してよいのか。とにかく歩いているだけで楽しい、これが大阪のコテコテというのでしょうか。日々縁日みたいな町です。
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16:00-17:00
大阪ミナミのシンボルタワー通天閣、周辺の環境とも相まって最も大阪らしい風景を創り出しています。コロナ下のテレビでは、幾度となく赤くライトアップされた姿を見ました。
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17:00-18:00
大阪と言えば串カツ、通天閣真下の名店「だるま」。夕暮れのまだ空いてるうちにと、串カツ数本をビールとセットで味わってきました。通天閣下は特別美味しい。
- 3日目2021年12月18日(土)
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08:00-09:00
3日目はJR難波駅から奈良線で法隆寺駅へ。法隆寺の参道入口に、観光案内所を兼ねたインフォメーションセンターが在ります。朝、開所したばかりでしたが、掃除の傍ら丁寧に案内していただきました。
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08:00-09:00
法隆寺を訪れるのは修学旅行以来約半世紀ぶり、当時の記憶も薄れ新鮮な感覚で参拝。西院伽藍の中門横の参拝受付から大伽藍に入ります。西院伽藍・大宝蔵殿・東院伽藍の順に参拝。
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09:00-10:00
法隆寺の大宝蔵殿は半世紀前の修学旅行時は無かったはず、まだ新しい建物ですがここは正に法隆寺博物館。国宝の百済観音像や国宝玉虫厨子のみならず、国宝級の寺宝を間近で鑑賞できます。
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09:00-10:00
西院の東大門からの広くて長い参道を進むと東院伽藍が見え、門を入ると東院の象徴でもある夢殿が。法隆寺伽藍の中では決して大きくはありりませんが、八角円堂の建物には歴史と凛々しさを感じます。
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10:00-11:00
法隆寺の東院伽藍に隣接している中宮寺は、聖徳太子が母后ために建立した尼寺。ご本尊はかの有名な、飛鳥時代の最高傑作である国宝菩薩半跏像です。
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10:00-11:00
法隆寺の西院伽藍から西へ数百メートル、住宅街を抜けた先に藤ノ木古墳が在りました。シンプルですが周辺が整備され、古墳としての存在が見やすくなっています。
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11:00-12:00
JRで法隆寺駅から郡山駅へ移動、近鉄郡山駅まで徒歩で市内観光。箱本館「紺屋」は藍染の資料館、数多くの貴重な郷土資料が綺麗に展示されていて必見。しかも無料。
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11:00-12:00
洞泉寺の直ぐ脇に鎮座している源九郎稲荷神社、源九郎と言えば源義経のこと。何故、奈良郡山に義経を祀る神社が在るのかと思いましたが、義経が信仰し数多くの戦功に神護を得たからだそうです。
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11:00-12:00
JR郡山駅と近鉄郡山駅の中間に在る洞泉寺町は、かつて遊郭街だったそうです。入り組んだ街路には、今も当時の貴重な建物が遺っています。
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11:00-12:00
洞泉寺町の町家物語館は遊郭として建てられた珍しい町家建築。今も遊郭の名残が遺る珍しい構造も興味深いですが、大正時代のロマン主義の片鱗も見所です。
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11:00-12:00
近鉄郡山駅前の踏切を渡り郡山城跡へ。郡山城は戦国時代に筒井順慶が築城し、その後豊臣秀長の時代にほぼ完成した城。現在天守は有りませんが、遺る広大な城郭と堀だけで充分見応えあります。
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11:00-12:00
大和郡山市は金魚の養殖でも有名、近鉄線の沿線には数多くの養殖池が並んでいました。市中には金魚をモチーフとした看板やオブジェも多数。
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13:00-14:00
近鉄のフリーきっぷは生駒ケーブルも乗れるので、生駒駅で途中下車して鳥居前駅から宝山寺参拝がてら乗車。降りてきた車両があまりにも可愛いので、年寄りにはチョット気恥ずかしい。
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13:00-14:00
途中、宝山寺駅でケーブルを乗り継いで、終着の生駒山山上駅へ。生駒ケーブルは近鉄の経営、山上駅前には確かに近畿日本鉄道と車横に書かれたワゴン車が止まっていました。
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13:00-14:00
生駒山上には遊園地が整備されていますが、12月から冬季休園に入ったそうで園内は閑散としていました。しかし、数多くの遊具や施設はつい最近まで稼働していた感じが判り、今にも動き出しそうな雰囲気。人気のない遊園地も乙なもの。
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14:00-15:00
帰りは生駒ケーブルの乗継駅である宝山寺駅から坂を登って宝山寺へ。生駒聖天と呼ばれる大変立派な寺院でしたが、ケーブルの時間を気にして急ぎ足で登るには結構急で息が切れました。
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15:00-16:00
近鉄奈良線で大阪難波に戻る途中、八戸ノ里駅で下車して司馬遼太郎記念館へ。司馬遼愛読者としては一度訪れてみようと思っていました。
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17:00-18:00
大阪ミナミの台所である黒門市場、庶民的な商店街ですので夕方の閉店も意外と早い。急いでホテルでの夕食を見繕いました。値段も庶民的。
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17:00-18:00
大阪ミナミの大地下街がなんばウォーク、クリスマス前土曜夜の地下街は大変な人出。飲食店もコロナが落ち着いているせいか、予想以上に混雑していました。
- 4日目2021年12月19日(日)
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07:00-08:00
4日目は近鉄大阪線で三重を通って名古屋へ戻ります。大阪上本町駅から急行名張行で、この日の第一目的地である長谷寺駅を目指します。
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09:00-10:00
大阪上本町駅から急行で約50分で長谷寺駅に到着。みぞれ交じりの雨の中、駅から徒歩約20分程で仁王門前に到着。仁王門を入ると本堂に続く、長谷寺の象徴でもある399の石段(登廊)を登ります。
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09:00-10:00
本堂の十一面観音の大きさにはビックリ。頭上の十一の観音様のお顔の大きさが通常の仏像のスケール。初瀬山の中腹に配された伽藍も、これまた絶妙な調和で素晴らしい景観です。
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13:00-14:00
長谷寺駅から伊勢中川駅で近鉄名古屋線に乗り換え、更に近鉄四日市駅で湯の山線へ。終着湯の山温泉駅前は昨夜降った雪が積もっていました。
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13:00-14:00
湯の山温泉駅から徒歩15分程、新名神高速道路の高架下に複合リゾート施設「アクアイグニス」が在ります。日帰り温泉施設がメインですが、カフェレストランやパン工房に加えハウス内ではいちご狩りも出来ます。
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14:00-15:00
アクアイグニス内に在る日帰り温泉施設「片岡温泉」、近代的な施設なので温泉もどきのスーパー銭湯かと思いきや泉質も素晴らしい温泉でした。内湯に加え、屋外にも竹林を囲んで寝湯含め三つの露天風呂が設けられていました。
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17:00-18:00
湯の山温泉から近鉄四日市経由で名古屋へ。最終日の宿は名古屋久屋大通のホテル。久屋大通公園に面していて、夕暮れの公園散歩もまた楽し。
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17:00-18:00
久屋大通公園のランドマークは名古屋テレビ塔、日没が迫る中、周辺施設含め徐々にライトアップされていく師走景観もまた良し。
- 5日目2021年12月20日(月)
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08:00-09:00
最終日はJR名古屋駅から尾張一宮駅へ下り、尾張国一宮の真清田神社へ参拝。社殿は戦後の再建によるそうですが、繊細な造形美を感じます。
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10:00-11:00
真清田神社参拝後、尾張一宮駅に戻ると東海道線が人身事故でダイヤが大幅に乱れていました。上り電車がかなり遅れていたので、名鉄への振替切符をもらい豊橋まで行こうと思いました。しかし、途中停車駅のアナウンスを聞いて思い立って予定変更し、熱田神宮駅で下車し熱田神宮を参拝。
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14:00-15:00
富士山(静岡県富士宮市)
富士宮市
熱田神宮参拝後は、JR熱田駅から東海道線を上って帰りました。富士駅過ぎに美しい富士山がクッキリ見えました。車窓から霊峰富士に手を合わせ、今旅を終えます。
冬の[青春18+近鉄3日間フリー]きっぷで4泊5日旅
1日目の旅ルート
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