さとけんさんの神奈川県〜鳥取県の旅行記
【18きっぷ】舞鶴・天橋立・城崎温泉・鳥取、そして敦賀。松葉ガニを食べに佐津を目指す旅【2023年3月】
- 1日目2023年3月7日(火)
-
18きっぶで小田原より西の東海道線に乗り出すのは11年ぶりです。2012年に東舞鶴の引揚記念館を目的地にした鈍行の旅以来です。どのくらい身体にこたえるか心配でしたが、結論から言うと、意外と楽に西へ進むことができました。その理由は多分、2012年ごろから2017年にかけて東海道を歩いた旅の記憶と比べると、列車とは鈍行と言えども文明の利器に他ならないという実感を得たからだと思います。小田原到着6時21分・小田原発6時22分、熱海着6時45分・熱海発6時49分、浜松着9時17分・浜松発9時23分、豊橋着9時58分・豊橋発10時2分、大垣着11時32分・大垣発11時42分、と乗り継いで、米原到着12時17分です。次は13時1分の近江塩津行きに乗りますので、44分間の時間があります。
-
米原駅在来線のホームの向こうに見えるガラス張りのホームは新幹線のホームです。米原駅で途中下車をしてみます。
-
米原駅西口にて。西口のロータリーの外れからこの写真を撮って振り返ると、次の写真の建物が見えます。
-
米原駅西口から歩いてすぐの、駅弁の井筒屋の本社です。2023年3月現在、米原駅の駅弁売り場は、新幹線ホームのベルマートキヨスクと、在来線の5番・6番ホームから階段を上がってすぐの改札内連絡通路上に9時から17時の間に臨時売店が設置されるのと、あとはこの本社です。本社内にはイートインスペースがあって、「駅弁」「汽車そば・うどん」「カレー」を食べることも出来るし、テイクアウトも出来ると、いう具合です。私は本社にて、今晩のホテルで食べる「湖北のおはなし」を購入、社員の方がとても親切に対応してくださいました。途中下車は18きっぷの良い所で、普通乗車券でも100キロメートルを超える場合は途中下車できますけど、「後戻りしない場合に限り」とか一部例外があるとか、理解していないと面倒な感じがしますが、18きっぷは細かいことを気にせずに途中下車できますので、それは使い勝手がいいですね。
-
13時1分米原発の普通列車に乗って、13時34分に近江塩津駅に到着、改札を出てみましたが、駅前に国道8号線が直線で走っている以外、何も寄るところがありません。ホームに戻って14時1分近江塩津駅発・敦賀行き列車を待ちます。写真は、13時50分の近江塩津駅。このあと、14時15分敦賀着・14時20分敦賀発、16時16分東舞鶴着・17時2分東舞鶴発と乗り継いで、今日の宿泊地西舞鶴に17時8分に到着です。
-
西舞鶴駅は初めて降りる駅です。舞鶴には東舞鶴駅と西舞鶴駅がありますが、私が道中に読んでいた本に「中舞鶴駅」というのがでてきまして、これは調べてみると、東舞鶴駅から分岐する支線の終着駅であったようで1972年に廃止されています。西舞鶴駅は京都丹後鉄道の拠点でもあり、明日は京都丹後鉄道に乗って、天橋立へ行ってみようと思います。西舞鶴駅の観光案内所である「まいづる観光ステーション」は17時で閉まっており、利用できませんでしたが、明朝7時1分発の列車に乗ればなんとかなると思ってます。
-
本日は西舞鶴駅から歩いて5分のアパホテルに泊ります。以前は「プラザホテル」であった建物を使用し、2021年7月からアパホテルへ、リブランドしたとのこと、水回りは旧式でしたが、接客は良いし室内は照明が明るいし駅から近いしということで、満足度の高い利用になりました。
-
ホテルにて、本日購入の「湖北のおはなし」を食べます。
-
おお、これは豪勢なお弁当です。良く味わって食べます。御飯は餅米ですな。鴨肉が旨い。明日のスケジュールをおさらいして、アパホテル恒例の無料の映画を観ます。何か観るものがあればいいのだが、無ければそのまま寝てしまうかと思っていたら、ロバートデニーロ・モーガンフリーマン・トミーリージョーンズ共演のコメディ映画がラインナップされていて、これを観ました。とても楽しめました。適当に就寝です。
- 2日目2023年3月8日(水)
-
本日は7時1分西舞鶴駅発の列車に乗る計画をたてております。一方、無料で提供される朝食は6時30分からということで、間に合わないのなら朝食は食べなくても良いと思いましたが、チェックアウトを出来る準備をして朝食会場へ向かい、列ができていましたが、意外とすぐに順番がまわってきて、写真の朝食セットを食べて充分間に合いました。すなわち、上の写真を撮った時刻が6時40分、西舞鶴駅で列車を撮った時刻が6時53分です。朝食は事前リサーチ通りの簡単なセットで、飲物だけは自分で選びます。とてもシンプルで食べやすく、今日の私にはちょうど良かったです。
-
時刻は6時53分、西舞鶴駅停車中の7時1分発豊岡行きのKTR700形気動車。京都丹後鉄道はJRではないので、18きっぷを使用しての乗車はできません。
-
KTR700形気動車の内部。まだだれも乗車していません。天橋立までは650円、券売機が始まっていない(7時50分から)ので、降りる時に運転士さんへ650円をみせて運賃箱へ支払います。
-
列車内からみたアパホテル西舞鶴駅前の建物。駅から近くて良かったです。列車は乗客を数名乗せて、定刻に発車です。
-
時刻は7時46分、天橋立駅にて去り行く豊岡行き列車を見送る。この時間、この駅で降りた乗客は私一人でした。
-
7時50分、天橋立駅です。この時間、天橋立駅の外部との自動扉は一つだけ開いていました。駅前にほとんど人はいません。散策の開始です。
-
駅からわずかに北東へまわると、智恩寺に到着、お参りしていきます。写真は智恩寺の山門、立派です。1767年上棟とのこと。
-
そしてこちらは文殊堂、1657年改修とのこと。ご本尊は文殊菩薩で、本堂前にてお掃除をされているお寺の方とご挨拶をして、合掌一礼のお参りをします。
-
そして驚いたのがこちら。案内板によると、現在、手水鉢として利用されているこの鉄の盤は、内側の銘文から、本来は湯舟として1290年に制作されたものであるとのこと。鉄の湯舟って凄いですね。しかも古い。そして錆びていません。国指定の重要文化財です。
-
そしてこちらも国指定の重要文化財である多宝塔です。1501年に落成したことが、柱に記された墨書銘によって判明しているそうです。智恩院を辞して天橋立の松林を歩きに行きます。
-
こちらは普通の橋に見えますが、旋回します。
-
橋の東詰めにある橋を旋回させる操作室です。オペレーターが一人、詰めていました。
-
橋の下をみると、奥の橋脚が丸くなっています。あちらが橋を載せて回転する仕組みのようです。動画があるんですね。橋は90度回転して止まり、高さのある船が、これが結構ギリギリを巧く通っていきますね。どうやら橋が回転する時間は、観光船が通る毎朝9時55分ごろと、日曜日の11時・12時・13時・14時・15時、それから大型船が通る時ということです。かいせんきょうと読むのですね。
-
時刻は8時、天橋立の松林を歩きます。9時に開場するビューランドのリフトに乗って、高い所から天橋立をみて、9時37分発の特急か、9時52分発の普通に乗って豊岡へ向かいますので、30分ほど歩いてから折り返すという計画です。天橋立の次は城崎温泉へ向かうのですが、天橋立駅を9時37分発の特急に乗ると城崎温泉の滞在時間が3時間48分、9時52分の普通に乗ると城崎温泉の滞在時間は2時間24分にそれぞれなると、ただし37分に乗るにはビューランドの展望台滞在時間は5分くらいになってしまうので、あわただしいなと。いろいろ考えて9時52分天橋立発の列車に乗ることにしました。
-
松林を歩いていると、大砲が現れます。案内板によりますと「元搭載艦名」が「春日」とあります。日露戦争の日本海海戦などで活躍した春日でしょうか。
-
となると、こちらの春日の大砲は、日本海海戦を経験した砲身ということになりますな。
-
途中で折り返して、ビューランドへ向かいます。松林の散歩は、とても静かな散歩になりました。
-
天橋立ビューランドのリフトに乗ります。リフトは随時、モノレールは20分ごとの乗車になります。列車は9時52分の普通に決まったので、山頂では少しだけのんびりと見学できますな。
-
おお、おお、これか、これが天橋立の(南側山頂からの)眺めですな。アマノハシダテという音は、何と言っても私の中では小倉百人一首の「大江山 いくののみちの とおければ まだふみもみず あまのはしだて」というあれです。そして、お正月の幸せなひと時を連想する、幸せなオンでもあります。
-
そしてお約束の股のぞきです。空が海に、海が空に逆転して見えると言います。股から覗くと、頭がフラフラしてしまうので、肩に頭を乗せる感じで斜めにみてみたら、意外と、わかる様な気がします。
-
いや、やっぱりこの向きは違うな、傾きがたりないかな。
-
およそ空と海が逆転した気分にはなりませんな、これは傾きが足りないからだろうと。
-
やはりこの向きですね、これなら少し長めにみていられるし、龍というよりは、大蛇、もしくはタツノオトシゴという感じですけれども、意外と巧くいきました。そろそろ山頂から麓の駅へ向かいます。
-
帰りは列車までの時間が読めるので、モノレールに乗って帰ります。
-
モノレール独占で気分が良い。
-
9時52分天橋立駅発車の「あおまつ」豊岡行き。事前予約不要で普通運賃のみで乗ることができます。9時52分というのは2023年3月17日までの時刻表で、2023年3月18日からの時刻表では9時49分天橋立駅発・網野行きとなっていますのでご注意ください。ちょっと面白い車内になっています。席の向きと材質に工夫があります。豊岡駅には定刻の11時23分に到着です。豊岡駅から城崎温泉まではバスで向かいます。
-
豊岡駅で50分ほど時間を過ごして、12時11分豊岡駅発・日和山行きのバスに乗ります。地蔵湯公園前という停留所でおりました。料金は400円、到着は12時32分です。城崎温泉から今日の宿の最寄り駅・佐津駅へ行くには、14時56分城崎温泉発の普通列車にのりますので、2時間24分ほど、城崎温泉を楽しむことができます。
-
おお、城崎温泉ですな!
-
まずは地蔵湯へ。城崎温泉は、7つの外湯があります。すなわち、鴻の湯、まんだら湯、御所の湯、一の湯、柳湯、地蔵湯、さとの湯です。本日は水曜日で、「一の湯」と「まんだら湯」は水曜日定休ですから、入れない。柳湯は15時からなので、入れない。ということで、地蔵湯→御所の湯→鴻の湯→さとの湯→城崎温泉駅というスケジュールをたてて、ここまでは事前調査済みです。
-
そしてこれは日帰り入浴客にお得な1日入浴券・1300円です。今回まわる4つの外湯を別々に1回ずつ入ると全部で2900円ですが、これが1300円で、時間と定休日の都合次第では、7つの外湯を何度でも入ることが出来ます。この入浴券は各外湯の窓口で購入します。私は初めの地蔵湯で購入です。なお、城崎温泉で宿泊される方は、チェックイン後に外湯入り放題のチケットをもらえるらしいので、宿ごとに違うかもしれませんので、良く調べて外湯巡りをするタイミングを計画したほうが良いと思います。さて、地藏湯ですが、結果から言うと、私はこの地蔵湯が一番気に入りました。湯加減は熱いので、長湯はできないのですが、一番混雑していない外湯のようです。私は12時35分から12時55分に地蔵湯にいたのですが、私以外には湯舟に一人、脱衣所に一人という具合で、後で行く「さとの湯」の混雑具合に比べると非常にゆったりとした気分で入浴できました。次は御所の湯へ向かいます。
-
こちらは柳湯。15時からですね。14時56分の列車に乗る今日の私は入れません。
-
こちらは一の湯。今日は水曜・定休日です。
-
城崎温泉は街並みも良いです。まだチェックインには時間がある昼時ですが、行きかう観光客の多さはさすが城崎温泉ということでしょうか。
-
13時過ぎ、御所の湯に到着です。ここは露天風呂ですね。気持ちよい湯ですが、入浴客も多かったです。長湯をする人は少ないようですが、新たに入ってくる人も多くて、脱衣所も混雑していました。13時20分に御所の湯を離れます。
-
こちらはまんだら湯。本日水曜・定休日です。
-
13時27分、鴻の湯に到着です。温泉街の外れにあるからでしょうか、入浴客は数人という感じ、ここは大浴場と露天風呂があります。空いていましたが、帰るころに数人、若者グルーブが脱衣所に来ました。ここも空いていれば私の好きなお風呂です。13時50分まで滞在しました。
-
そしてここがさとの湯。城崎温泉駅のすぐ隣です。列車に乗る予定の人にとっては、非常に立地が良い外湯で、そのためか、とても混雑していました。14時から14時40分までの滞在です。
-
時刻は14時42分、14時56分城崎温泉始発の香住行きが既にホームでまっていましたので、これに乗車します。城崎温泉のいいお湯に入って、汗をかいてしまいました。
-
15時20分佐津駅に到着。そこから歩いて民宿一(かず)さんへ到着したのが15時32分。いよいよカニですよー、本日はカニのために昼食は食べていません。到着と同時に驚いたのは、とても綺麗な民宿だということです。
-
お部屋もきれいです。
-
洗面所も大きくて、トイレも新しくてきれいです。これは気分よく滞在できそうだ。夕飯は18時からということで、まずはお風呂です。さんざん城崎で入ってきたのに、やはりお風呂ですね。部屋の名前を記したボードがあって、これをお風呂の前に掲げておくことで貸切風呂にします。貸切風呂ですから外湯巡りの喧騒を味わってきた直後の私には、ほんとにゆったりできた感じです。同じ広さのお風呂が2つあって、滞在中に、風呂へ入りに行ったが先客が居て入ることが出来なかった、という事はありませんでした。湯舟は私が膝を曲げずに足を伸ばすことができるほどの広さで、リラックスできました。いつでも入ることが出来て、夜中は保温のための軽いフタを取って入り、フタをして出ます。いいお湯で、外湯巡りの汗を流し、シャツを乾かしてパリッとした浴衣でサッパリします。気分いいですねー。
-
18時がやってまいりました。食事の個室へ向かいますとぅ、おお。おおっ。おもわず声がもれる。
-
いやー、まずはお刺身からまいりましょうか。いまさっきまで泳いでいたカニです、とご主人に説明をうけ、いただきまーす。もっちり、もぉっちりー、甘いって、今、こうやって旅行記を書いていても思い出しますな。口が動いてしまいます。このピンクのタグは、「柴山漁港で水揚げされた松葉ガニ」ということです。柴山漁港は民宿一(かず)さんのすぐ近くの漁港です。
-
こちらはカニ以外のお刺身でございすま。こちらも美味しかったですねー。
-
そしてこちらは茹でガニ。三杯酢でいただきます。カニを取り出す作業に黙々と没頭です。
-
こちらはですね、かにすきへ入れるカニ一杯分です。これは最後に平らげたのですが、このかにすきもお出汁の味が良くて、美味しかったです。甘い、濃い甘さです。
-
そしてこれが唐揚げ、これも美味しかったです。天ぷらではなくて、唐揚げですね。ちょっとスパイシーな味だったと思います。ホクホクして、贅沢な美味しさです。
-
そしてこちらはカニの甲羅に入ったカニ味噌、香ばしく焼かれて登場です。食べるに追いつかない茹でガニを、三杯酢ではなく、この味噌をまぶして食べます。
-
そししてこちらが焼きガニ、蒸しガニですかね、いい香りで甘みが強い、刺身一肩、茹で一肩、鍋すき二肩、唐揚げ一肩、そしてこの焼きガニ一肩で、タラバガニ三杯、堪能堪能。
-
これが〆のカニ雑炊。かにすきのダシを、これは一人前の御飯には少し多い量なので、もったいなくも余分なダシを殻入れに取り除き、適度なダシの量になったところで御飯を投入、これがまた美味しい。美味しいのに、もう、全部食べられない満腹でございます。
-
デザートも美味しかったですねー。神奈川からえっちらほっちら、鈍行列車を乗り継いでやってきた甲斐があったというものです。ごちそうさまでした。この旅行記を書いていても、あの満足感を想いだして、幸せでございますな。
- 3日目2023年3月9日(木)
-
朝ごはんも豪勢ですねー。本来は8時から朝食ですが、本日は8時17分の鳥取行きの列車に乗りますので、前日に女将さんにお願いをして、朝食の時間を早めていただきました。お味噌汁、カニの炊き込みご飯、出汁巻き卵にイカとマグロのお刺身、焼き魚。ここのお宿に泊まることができて、本当に良かったと、幸せな気分になりました。
-
朝のJR佐津駅。本日は18きっぷを使用して、佐津駅から鳥取駅へ行き、バスに乗って鳥取砂丘を歩き、鳥取駅で駅弁を買って、あとはひたすら、本日の宿泊地である敦賀へ東進するという予定です。佐津駅は無人駅のため、18きっぷの捺印ができませんので、そのまま改札を通って列車に乗車、終点の浜坂駅でハンコを押してもらいます。
-
佐津駅の改札口。
-
佐津駅のホームにある待合室。かなり古いとお見受けする。いつの建物なんだろうかと。
-
JR佐津駅のホーム上の待合室。プレートが貼ってありました。「建物財産票 待合所1号 (向乗降場待合所)昭和40年9月」とあります。昭和40年ですか。1965年ですね。57年と半年ですね。意外と新しいですな。右のプレートには「施工 平成18年8月」と塗装工事ですかね、履歴が記録されていました。2006年ですから17年前に塗装工事が為されている待合所とのこと。
-
列車は余部(あまるべ)の鉄道橋を渡ります。駅名は「餘部(あまるべ)」で、これは「余部(よべ)」という駅が、姫路市にあるらしいのですね、そしてそちらの方が駅としては先輩ということで、こちらの駅の住所地は「香住町香住区余部」ですが、駅名は漢字を換えて「餘部」駅と、そういうことらしいです。「あまるべ」と言えば私は「余部鉄橋」を想いだす、特に余部鉄橋列車転落事故の印象が強烈ですが、あの事故は1986年、その鉄橋は2010年に役目を終えて、現在のコンクリート橋が新しい余部橋梁という事になります。餘部駅で途中下車する方はけっこういらっしゃる、というのも、餘部駅には「空の駅」という展望施設があるのですな。駅のホームにも、列車の到着を待ち構えている人々が。列車の本数が少ないので、橋梁の下を走る国道178号線にある「道の駅 あまるべ」からいらっしゃった人々も多いのではと思いました。
-
8時17分に佐津駅で乗った列車は、8時54分に終点の浜坂駅に到着です。次の乗り継ぎは9時41分浜坂始発の鳥取行きに乗ります。18きっぷに浜坂駅のハンコを押してもらい、改札を出てブラブラします。兵庫県の紙クーポンが使える店が、ここ浜坂にありますのでお土産も購入です。浜坂駅を出ると左手に、写真の足湯がありますので近づいてみますと・・・
-
ああ、残念。10時からですな。定休日が水曜日ということです。浜坂駅前の足湯にて。
-
駅に向かって「歓迎 湯村温泉・浜坂温泉郷」というアーチがありますな。湯村温泉と言えば山梨県の甲府近くにもありますが、こちらは兵庫県の湯村温泉です。
-
商店街を歩いていくとすぐに「月見堂」という和菓子屋さんがありまして、こちらで栃餅10ヶを購入しました。私はそのうち4ヶを翌日と翌々日に食べたのですが、柔らかくて甘くて、とても美味しいお餅でしたよ。おすすめです。
-
浜坂駅前のメインストリートをブラブラして駅に戻ってきたら9時11分、41分発の鳥取行きが既に入線しております。乗車して発車を待ちます。発車する時は私を含めて乗客3名ほどでした。
-
鳥取駅には10時34分到着です。鳥取駅はさすがに大きいですね。改札は有人改札ですが、駅を降りてからの街の奥行きというものは、さすが県庁所在地の大きさでした。鳥取砂丘行きのバスは10時50分に鳥取駅前のターミナルから出発します。バスは「後乗り・前降り、後払い」で鳥取砂丘までの料金は380円です。バスの乗車率は、席は埋まって立っている人はいない程度でした。バスが鳥取砂丘へ近づくにつれ気が付いたことは、鳥取砂丘へ行くためのバス停はいくつかあるようだということです。私は鳥取砂丘会館前という終点のバス停で降りました。バスの乗車時間は20分ほど、鳥取砂丘会館からは歩いてすぐに砂丘です。
-
時刻は11時18分、砂丘へは、写真の案内板の左手にある階段を少し登ります。階段を昇ると・・
-
おお。砂丘じゃ。砂丘じゃぁ。なんということか、こちらへ向かって歩いてくる人の姿が、だんだんと小さくなって、小さいのにそれでもハッキリと、あれは人なんだなという点に見える、その「点」があまりにも小さいので、ここを歩いたらどのくらい遠いのかと、びっくりしてしまいます。実際は、そんなに歩く時間、歩く距離はありません。坂道を上るのが予想通りに大変なのと、靴の中に砂が入ってきますね。これも予想通りです。
-
この写真をとって砂丘へ向かう時は、歩く距離・時間の程度が読めませんので、そこがまたいい感じです。砂地一色で隆起があるような場所は、感覚がマヒするというか、距離感がつかめないのですな。
-
砂地の坂道を上っていくのは、足もとが崩れるので歩きづらいのですが、思ったほど、くずれませんね。
-
海岸線の手前のいただきに到達。海沿いまで降りている人々も見えますが、ゴマ粒ほどの大きさです。ここでひきかえします。片道10分ほどか。
-
海岸線まで降りれば、それなりに時間がかかると思います。降りるのは楽でも戻るのは大変かなと思いました。
-
本当にちょこっとの、砂漠体験でした。これで充分ですな。ラクダ君も、スタンバイしておりましたよ。再びバスに乗って、鳥取駅へ戻ります。
-
鳥取駅では、今日の夕食の駅弁を購入します。「かにめし」です。さすが鳥取、駅弁はカニですな。鳥取の駅弁のラインナップは本当に美味しそうでしたね。鳥取駅のホームで待っている間に、列車が黄色・赤・青と並びましたので、思わず写真を撮ります。このあと、13時19分鳥取発・15時52分豊岡着、16時21分豊岡発・17時30分福知山着、17時34分福知山発・18時26分東舞鶴着、18時59分東舞鶴発・21時23分敦賀着で、敦賀の宿を予定しておりますが、豊岡着が遅れて15時52分着予定が16時10分着に、豊岡発16時21分発予定の列車は、特急の乗継ぎの待ち合わせで16時31分発となりまして、もともとの乗継計画が福知山での乗換時間が4分しかなかったものですから、これは間に合わないかもしれないと心配になりました。福知山の乗継が上手く行かないと、園部・京都・長浜周りで敦賀へ今日中に行くことが出来るようですけれども、実際は、福知山発17時34分の列車が乗り継ぎの為に待っていてくれて、福知山発が17時42分となりましたので、当初の計画通り、小浜線経由で敦賀へ行くことができました。
-
18時42分の東舞鶴駅ホーム。日が暮れております。この後18時59分発の敦賀行き最終列車に乗車したのですが、乗客は少ないし、沿線の灯りは少ないし、車内は静かだし、停車する駅の灯りは駅の一部だけ照らしていて風情がいいし、2時間半近くの長時間乗車だし、ということで、しみじみと「ザ・夜行」という雰囲気を味わうことができました。これは良かったなと。夜行鈍行って今はないですもんね。こういう列車に乗ってみたい。
-
敦賀駅着21時23分、本日の宿は駅前に新しくできたホテル・グランビナリオです。2022年9月に出来たのですな。まだ半年です。2024年に北陸新幹線が金沢から敦賀まで延伸する計画で、敦賀は新しい北陸の玄関口になるとのこと。このホテルのシングルの部屋を一言でいうならば、窮屈じゃない部屋です。部屋にいて感じるサイズが、通路とかベッドとか、ユニットバスとか、机とか、ゆったりと採寸している感じですね。トイレのロールホルダーだけかな、少し変だな・設置位置がおかしいなと思ったのは。それ以外は文句なし、こういうシングルルームなら少し長めに滞在してもいいなという印象を受けました。
-
さて、ホテルの部屋にてお夕飯です。本日は、豪勢な朝ごはんを食べた後は、何も食べておりませんので、かにめし・かにめしと、写真を撮るのももどかしい。
-
昨晩・今朝と、あんなにカニを食べたのに、またカニかと。そう、カニなんですよ。カニです。ホテルの部屋にて。
-
じゃーん、やったー。この駅弁、旨かったなぁ。明日は帰るだけですので、気楽ですな。食べ終わったら、シャワーを浴びて就寝です。
- 4日目2023年3月10日(金)
-
朝7時過ぎにチェックアウト、昨晩入手した福井県のクーポンは、敦賀駅のエキナカのセブンイレブンで二重羽餅(はぶたえもち)のお土産を購入して無事に使い切りました。本日は、7時47分敦賀駅発・8時40分米原着、9時18分米原発・11時27分豊橋着、11時42分豊橋発・12時15分浜松着、12時27分浜松発・13時12分島田着、13時24分島田発・15時14分熱海着、15時26分熱海発に乗って神奈川へ帰着です。途中、米原駅で駅弁を購入であります。お土産と自分の晩御飯です。
-
東海道線に乗って、無事に小田原を過ぎます。帰りの列車は時間通り、計画通りの乗り継ぎでした。
-
米原駅で購入した井筒屋さんの「近江牛大入飯」。御飯がドライカレーで牛肉もたっぷり。美味しいですよー。
-
こちらは再度購入の「湖北のおはなし」。今回の旅行のテーマは松葉ガニを食べること一択でしたが、天橋立も観られて、城崎温泉の立ち寄り湯にも入れて、鳥取砂丘もみて、夜汽車の雰囲気も味わって、とてもいい旅行になりました。カニ旨かったなー。
【18きっぷ】舞鶴・天橋立・城崎温泉・鳥取、そして敦賀。松葉ガニを食べに佐津を目指す旅【2023年3月】
1日目の旅ルート
さとけんさんの他の旅行記
-
【18きっぷ】鳥取・新見・広島・岡山・相生、境港のカニと日生のカキを堪能する旅【2024年3月】
2024/3/4(月) 〜 2024/3/9(土)- 一人
- 1人
18きっぷを利用して、1日目は神奈川県から鳥取まで移動し、2日目は松江城を見学して境港のカニを堪能し...
91 1 0 -
【18きっぷ】国宝犬山城と関ヶ原を訪ねて【2023年12月】
2023/12/18(月) 〜 2024/1/9(火)- 一人
- 1人
今回は浜松に宿泊し、18きっぷを利用して1日目は雪景色の関ヶ原を訪問し、2日目は国宝の犬山城を訪れ、3...
34 1 0 -
【浜松ドライブ】スズキ歴史館・明治村・登呂遺跡を訪ねて【2023年12月】
2023/12/10(日) 〜 2023/12/12(火)- 一人
- 1人
まず1日目は浜松でスズキ歴史館と浜松市博物館を見学してから遠州灘・中田島砂丘を訪れ、2日目はかねて...
38 1 0 -
【九州その3】長崎平和祈念公園・諏訪神社・大浦天主堂・グラバー園・崇福寺から遠藤周作文学館、雲仙温泉へ【2023年10月11月】
2023/10/22(日) 〜 2023/11/3(金)- 一人
- 1人
九州旅行その3では、杖立温泉から長崎市内へ走り、平和公園・原爆資料館・諏訪神社・長崎公園・大浦天...
128 4 0
みんなのコメント(0件)
投稿する
投稿に際しては、必ず観光ガイドご利用規約をご確認ください。
閉じる皆様がより快適にご利用いただくための「投稿上のルール」や、
投稿内容の利用に関して記載しております。
さらに表示する