まだまだ寒い日が続いていますが、季節は少しずつ春へと近づいています。
そこで今回は、この時期の旅行におすすめしたい、早春を感じる花の観光名所をご紹介します。芳しく咲きほころぶ梅や、清楚な立ち姿が美しい水仙、鮮やかな黄色に心も弾む菜の花…。
そんな花々を愛でつつ、芳しい花の香りに包まれると、季節の変化も肌で感じることができるでしょう。友達同士はもちろん、ご家族で、ご夫婦で、春の訪れを告げる花たちに会いにでかけてみませんか?
江月水仙ロード【千葉県鋸南町】
〈例年の見頃〉12月中旬~1月下旬
両側に水仙が咲き乱れ、早春を告げるハイキング道。
花のイベント
水仙まつり:2016年12月17日(土)~2017年2月5日(日)
水仙の日本三大群生地のひとつ、鋸南町。年が明けると、江月地区の町道の両側約3kmに水仙が咲き乱れ、花の南房総の中で最も早い春がやってくる。片道30~40分程のなだらかなハイキングコースは、山頂まで至ると爽やかな気分に。
TEL/0470-55-1560(鋸南町地域振興課まちづくり推進室)
住所/千葉県鋸南町江月448
アクセス/電車:JR保田駅より水仙ロード入口へ徒歩10分 車:富津館山道路鋸南保田ICより県道保田鴨川線西へ1分
駐車場/150台
越前岬水仙ランド【福井県越前町】
〈例年の見頃〉12月中旬~1月下旬
日本海の大パノラマと、力強く咲く水仙に見惚れる。
花のイベント
第42回水仙まつり:2016年12月17日(土)~2017年1月23日(月)
越前海岸は、房総半島、淡路島と共に日本水仙三大群生地に数えられ、約60haの面積は日本最大級の規模。とくに越前の水仙は、対馬海流による温暖な気候と、日本海の寒い潮風を受け、花がひきしまり、香りが強いのが特徴と言われている。
TEL/0778-37-2501
住所/福井県丹生郡越前町血ケ平27-1-2
定休日/木曜日(11月~3月までは無休)
料金/300円(清掃協力金)
アクセス/電車:JR福井駅より京福バス茱崎線居倉経由左右行き1時間10分、水仙ランド入口より徒歩15分 車:北陸道敦賀ICより越前海岸方面へ50分
駐車場/20台
「越前岬水仙ランド」の詳細はこちら
灘黒岩水仙郷【兵庫県南あわじ市】
〈例年の見頃〉1月中旬~2月上旬
45度の急斜面に広がる、華麗で甘く優しい香り。
淡路島の南部に位置する、標高607mの諭鶴羽山から海に続く45度の急斜面一帯約7haに、500万本もの野生の水仙が自生。江戸時代、漁民が海に漂着した球根を植えたのが始まりと言われ、遊歩道に導かれて純白の花の間を歩くのが楽しい。
TEL/0799-56-0720
住所/兵庫県南あわじ市灘黒岩2
営業時間/12月22日~2月下旬(予定)、9時~17時(最終入園時間16時30分)
定休日/なし
料金/大人500円、小・中学生300円
アクセス/電車:福良バスターミナルよりらん・らんバス黒岩方面行きで50分、黒岩水仙郷より徒歩すぐ(1月上旬~2月下旬は、福良バスターミナル前から有料シャトルバスあり) 車:神戸淡路鳴門道西淡三原ICおよび淡路島南ICより40分
駐車場/50台(臨時駐車場150台、水仙郷への無料シャトルバスが運行)
「灘黒岩水仙郷」の詳細はこちら
宝登山梅百花園【埼玉県長瀞町】
〈例年の見頃〉1月下旬~2月中旬
山に咲く名花・珍品の梅のほか、黄色に染まる臘梅もお目当てに。
埼玉県西北部の長瀞町、標高497mの宝登山にある梅の名所は、関東で特に品種の多い梅園として知られる。早咲きの寒紅梅をはじめ、月の三銘花(満月・田毎(たごと)の月・滄溟(そうめい)の月)など、約170品種の芳しい梅の香りが山頂を覆う。さらに山頂近くには、花がロウ細工のように美しいと言われる、臘梅約3000本が1月下旬頃から見頃を迎える。
TEL/0494-66-0258(宝登山ロープウェイ)
住所/埼玉県秩父郡長瀞町長瀞1766-1
アクセス/電車:秩父鉄道長瀞駅より徒歩15分、山麓駅よりロープウェイ5分、山頂駅より徒歩5分 車:関越道花園ICよりR140経由、長瀞方面へ25分
駐車場/ロープウェイ山麓駅下320台(1台500円)
「宝登山梅百花園」の詳細はこちら
太宰府天満宮【福岡県太宰府市】
〈例年の見頃〉2月上旬~3月上旬
いち早く人々へ春を運ぶ、「飛梅伝説」の梅の木。
花のイベント
梅花祭:2017年2月25日(土)
天神さま(菅原道真公)をお祀りする約1万2000社の総本宮、太宰府天満宮の春は早い。約200種、約6000本もの梅木の中で、一早く咲くのが御神木「飛梅」。1月下旬~2月上旬に見頃を迎える。都から大宰府へ左遷された道真公を慕い、京から一夜で飛んできた「飛梅伝説」で知られる木は、樹齢千数百年と言われ、生命力に思いを馳せる。
TEL/092-922-8225
住所/福岡県太宰府市宰府4-7-1
営業時間/開門:春分の日~秋分の日の前日までは6時、それ以降は6時30分、閉門:9~11月・4~5月は19時、12~3月は18時30分、6~8月は19時30分
アクセス/電車:西鉄電車太宰府駅より徒歩5分 車:九州道太宰府ICより15分
駐車場/850台(太宰府駐車センター、1台500円)
「太宰府天満宮」の詳細はこちら
月ヶ瀬梅林【奈良県奈良市】
〈例年の見頃〉2月下旬~3月中旬
渓谷沿いにも広がる、約1万本もの梅の競演。
花のイベント
月ヶ瀬梅渓梅まつり:2017年2月19日(日)~3月31日(金)
奈良市月ヶ瀬尾山とその周辺に位置する梅林は、1万本以上の梅の木を有しており、大正11年(1922年)に日本政府が最初に指定した名勝のひとつ。月ヶ瀬の中央には、渓谷美を描きながら五月川が流れ、その両岸にも梅樹が立ち並ぶため、月ヶ瀬梅渓として知られている。匂い立つ紅白の梅を五感で楽しみながら、川沿いを散策できるのが魅力だ。
TEL/0743-92-0300(月ヶ瀬梅の資料館)
住所/奈良県奈良市月ヶ瀬長引21-8
アクセス/電車:JR月ヶ瀬口駅より臨時バス15分 車:名阪国道五月橋ICより7分
駐車場/200台(1台600円)
「月ヶ瀬梅林」の詳細はこちら
笠山椿群生林【山口県萩市】
〈例年の見頃〉2月中旬~3月下旬
鮮やかな朱紅色の椿は木肌の佇まいも美しい。
花のイベント
萩・椿まつり:2017年2月11日(土・祝)~3月20日(月・祝)
笠山北端の虎ケ崎約10haの広さに、約2万5000本のヤブツバキが自生している。手付かずの豊かな自然が残され、ひとつの切株から乱立する幹が特徴的。例年の椿祭りでは、郷土芸能や特産品販売など多彩なイベントが楽しめる。
TEL/0838-25-3139(萩市観光課)
住所/山口県萩市越ヶ浜 虎ヶ崎周辺
料金/無料
アクセス/JR山陰本線東萩駅より車で12分
駐車場/61台、まつり期間中の土日祝のみ200台(1台300円)
「笠山椿群生林」の詳細はこちら
綾部山【兵庫県たつの市】
〈例年の見頃〉2月下旬~3月下旬
約5haもの菜の花畑は黄色い絨毯のよう。
花のイベント
みつ菜の花まつり:2017年3月26日(日)予定
「海の見える梅林」として知られる綾部山。約2万本の梅林がある丘陵の中腹から望むもうひとつのお楽しみが、丘陵下に広がる約5haの菜の花畑だ。その光景はまさに黄色の絨毯。梅から菜の花へ、春の移ろいを感じて。
TEL/079-322-1001(たつの市御津総合支所地域振興課)
住所/兵庫県たつの市御津町黒崎
定休日/なし
料金/無料
アクセス/山陽電鉄山陽網干駅より神姫バス世界の梅公園前より徒歩20分
駐車場/1000台(普通車500円、中・大型1500円)
「綾部山」の詳細はこちら
氷室椿庭園【神奈川県茅ヶ崎市】
〈例年の見頃〉2月下旬~3月下旬
白と淡桃色の珍しい「氷室雪月花」が人気。
茅ヶ崎駅から15分の閑静な住宅街にある庭園では、200種以上の椿の種類が楽しめる。椿=赤というイメージを覆す「氷室雪月花」のほか、「黒椿」、「紅唐子」なども必見。椿のほか、バラや松も植えられている。
TEL/0467-82-2823
住所/神奈川県茅ヶ崎市東海岸南3-2-41
営業時間/9時~17時
料金/無料
定休日/月曜日(月曜日が祝日の場合、次の平日が休園)、12月29日~1月3日、ただし3月は休園日なし
アクセス/JR東海道線・相模線茅ヶ崎駅南口よりバス茅ヶ崎駅南口行き(東海岸循環)東海岸南3丁目より徒歩5分
駐車場/なし
「氷室椿庭園」の詳細はこちら
じゃらん編集部
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