2023.11.19

滋賀のおすすめ観光スポット17選！琵琶湖を望む絶景や日帰りモデルコースも＜2023＞

滋賀県といえば琵琶湖、というイメージですが、実は他にも魅力的な名所がたくさん。今回は数ある中でも、“SNS映え”間違いなしの観光スポットを厳選して紹介します。モデルコースもあるので、ぜひ参考にしていろいろ巡ってくださいね。今まで知らなかった滋賀の魅力を発見できるはずです。

※画像提供：びわこ箱館山
※この記事は2023年10月27日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。

記事配信：じゃらんニュース

滋賀県ってどんなところ？

観光エリアは、琵琶湖を中心として大きく6つに分かれる

日本最大の湖・琵琶湖を有する滋賀県。観光エリアは「大津」「湖西」「湖南」「甲賀・信楽」「東近江・湖東」「湖北」の大きく6つに分かれています。県庁所在地の「大津」エリアは、京都駅から電車で約10分とアクセス良好。古くから経済の中心として栄え、歴史ある寺社が並んでいます。琵琶湖の西側に位置する「湖西」エリアは県を代表する景勝地が集まります。「湖南」エリアには個性的なミュージアムが点在。「甲賀・信楽」エリアは焼き物の里として知られています。近江商人のふるさと「湖東エリア」では、風情漂う街並み散策が醍醐味。「湖北」エリアは豊かな自然が織り成す、湖国ならでは美景が秀逸です。

主要都市からのアクセス

東京や福岡など遠方から訪れる場合は、新幹線で京都駅へ向かい、在来線に乗り換えて目的の駅へ向かいましょう。また、大津駅や草津駅、彦根駅など大きめの駅で下車して、レンタカーを利用するのもおすすめです。

名古屋市内からであれば、「湖北」「東近江・湖東」エリアへは車で約1時間、一番距離のある「大津」エリアへも2時間弱でアクセスできます。大阪市内からだと、一番遠い「湖西」「湖北」エリアでも車で約2時間。日帰りでも十分、滋賀観光を満喫できます。

大津エリアのおすすめ観光スポット

びわ湖バレイ／びわ湖テラス【大津市】

冬はスキー客でにぎわい、一年を通して景色やアクティビティが楽しめる、一大山岳リゾート「びわ湖バレイ」。標高1100mの山頂にあるエリアへは、麓からロープウェイで5分とアクセスも良好です。

山頂には、大パノラマの琵琶湖を一望できる「びわ湖バレイ」のシンボル的エリア「びわ湖テラス」が広がります。琵琶湖の水面と空の青が溶け合う壮大なブルーの世界は、圧倒的な美しさです。

雄大な景観を眺めながらくつろげるカフェやレストランもあり、料理やドリンクを楽しみながらゆったり過ごせます。

近江神宮【大津市】

皇紀2600年を記念して、1940（昭和15）年に大津京跡に建立されたのが「近江神宮」です。御祭神は、大津京を建都した天智天皇。開運の大神としてはもちろん、産業・文化・学芸の守護神として広く崇敬を集めています。

天智天皇が百人一首第一番の作者とされることから、競技かるたの殿堂ともいわれ、年間通じてかるたにまつわる行事が開催されています。

また、日本時計ゆかりの地にちなみ、水時計「漏刻」や日時計が設置されています。世界の時計などが180点展示されている「時計館宝物館」は必見です。

旧竹林院【大津市】

昔ながらの風情漂う街並みに佇む「旧竹林院」は、数ある「里坊」のうちのひとつです。「里坊」とは、延暦寺の僧侶が高齢になったあと人里に構える住居のこと。

敷地内には、国の名勝に指定されている約1000坪もの庭園が広がり、2つの茶室と四阿（あずまや）が配されています。

近年話題を集めているのが、リフレクション（反射）による絶景です。

主屋の1階と2階に置かれた座卓に、庭園が反射している美しい景観を撮影できます。特に、窓一面に深緑が広がる夏と紅葉の秋が素晴らしく、幻想的な景観に圧倒されますよ。

湖西エリアのおすすめ観光スポット

メタセコイア並木【高島市】

「メタセコイア並木」は、農業公園マキノピックランドを縦貫する県道沿いに、約2.4 kmにわたって約500本のメタセコイアが立ち並んでいる観光スポットです。まっすぐな道路の両脇に、樹高約20mもの巨木が連なる景観は一幅の絵のよう。

春の新緑、夏の深緑、秋の紅葉、冬の雪景色など、季節ごとに異なる表情で訪れる人を出迎えてくれます。特に、黄色から紅色のグラデーションが美しい秋景色が見事です。

日中は多くの人でにぎわうため、撮影をじっくり楽しみたい場合は朝早いうちに訪れるのがおすすめです。

白鬚神社【高島市】

「白鬚神社」は、約2000年前の創建と伝わる神社で、全国に約300社ある白鬚神社の総本宮です。“導きの神”と言われる猿田彦命を祀り、延命長寿や交通安全にご利益があるといわれています。

見どころは何といっても、雄大な琵琶湖に浮かぶ神秘的な「湖中大鳥居」。その美しい景色は、古来より人々を魅了し、室町時代の屏風絵『近江名所図』にも描かれました。

国道を横断しての撮影は大変危険なので、撮影する際は境内にある展望台を利用しましょう。

また、2024年度に重要文化財指定の本殿屋根の保存修理を予定しているそう。修理期間中（2024年6月～2025年3月）は本殿全景を見ることができなくなるとのことです。

びわこ箱館山【高島市】

「びわこ箱館山」は、標高630mに位置する山上のリゾートパークです。冬はスキー、グリーンシーズンは四季折々の花々が咲く花畑やキッズパーク、ジップライン、ドッグランなどさまざまなアクティビティが楽しめます。

自慢は、雄大な琵琶湖を高台から眺める大パノラマです。琵琶湖の青と空の青が描き出す、絵画のような景色が圧巻。展望デッキに腰をおろして絶景を眺めたり、芝生に寝そべってくつろいだりと、滋賀の自然を感じながらゆったりとした時間が過ごせます。

地元の特産品「高島ちぢみ」という生地を使った「虹のカーテン」や、882個の風鈴が涼やかな音色を奏でる「風鈴のよし小道」も写真映え間違いなしです。

湖南エリアのおすすめ観光スポット

滋賀県立琵琶湖博物館【草津市】

「滋賀県立琵琶湖博物館」は、数百万年にわたる琵琶湖の歴史や、湖と人々との関わりを楽しみながら学べる総合博物館です。

湖で暮らす生物の生きた姿を実際に見ることができるほか、触ったり、においをかいだり、人々の生活を支えてきた琵琶湖を五感で体験できます。まるで琵琶湖の中を歩いているような気分が味わえる「トンネル水槽」もオススメです。

2020年10月に完了したリニューアルによって、AR技術を使った丸子船が学べるタブレットや、半身半骨のツダンスキーゾウの復元模型などが加わりました。

※2023年11月現在、アクリル交換のため「トンネル水槽」の水を抜いているそうです。（2024年春頃まで）

佐川美術館【守山市】

琵琶湖のほとりに佇む「佐川美術館」は、“水に浮かぶ美術館”と称されるデザイン性あふれる外観で知られています。大きな水庭に、切妻（きりづま）屋根の展示館2棟が並ぶ独創的な設計で、数々の賞を受賞しています。

コレクションは、日本画家の平山郁夫、彫刻家の佐藤忠良、陶芸家の樂直入の作品が中心。各美術家が監修した展示空間で、作品を常設展示しています。

ほかにも、多彩な企画展をはじめ親子で楽しめるワークショップやミュージアムコンサートなども積極的に開催しています。不定期で展示している平安時代初期の銘が残る国宝指定の梵鐘（ぼんしょう）も見どころのひとつです。

甲賀・信楽エリアのおすすめ観光スポット

信楽陶苑たぬき村【甲賀市】

「信楽陶苑たぬき村」は、焼物の里・信楽の魅力を伝える複合施設です。

入り口では、信楽焼のシンボルとして知られるたぬきの巨大な置物3体が出迎えてくれます。愛嬌たっぷりのたぬきの置物がびっしりと並ぶ施設内は圧巻のひと言！

陶芸体験も可能で、本格的な電動ロクロのほか、家族で楽しめる手びねりや気軽な絵付けなど多彩なコースがラインアップ。予約制の食事処では、信楽で生まれた朝宮茶を料理に取り入れた和食が楽しめます。陶芸体験と食事がセットになったコースも評判です。

信楽や滋賀のお土産が充実するショップも併設されています。

MIHO MUSEUM【甲賀市】

甲賀の自然豊かな山中にある「MIHO MUSEUM」は、建物の建築美でも知られています。

ルーヴル美術館にあるガラスのピラミッドを手掛けた建築家、I.M.ぺイ氏が、“桃源郷”をコンセプトにデザインしました。建物そのものはもちろん、桜の並木道からトンネルと橋を抜けて美術館へ到着するアプローチも非日常感を高めます。

館内では、世界の古代美術や日本美術など3000件のコレクションの中から約250件が公開されています。レストランやカフェ、ショップもあり、ゆったりとアートな時間が過ごせますよ。

湖東エリアのおすすめ観光スポット

八幡堀【近江八幡市】

「八幡堀（はちまんぼり）」は、豊臣秀吉の甥にあたる豊臣秀次が、八幡山城を築城する際に運河として造られた水路です。城下町と琵琶湖を結んだこの水路によって商業が発展し、近江商人が生まれました。

掘沿いには裕福な豪商たちの屋敷や白壁の土蔵が立ち並び、今も往時の面影をとどめています。趣のある町並みは、「重要伝統的建造物群保存地区」に選定され、時代劇や映画のロケ地にも選ばれています。

全長4.75km、幅員約15mの水路を35分かけて渡る「八幡堀めぐり」もおすすめです。和船の上から風情ある街並みや景色を眺めていると旅情も高まります。

ラ コリーナ近江八幡【近江八幡市】

「ラ コリーナ近江八幡」は、1872年創業の老舗和菓子店「たねや」と、バームクーヘンで知られる洋菓子店「クラブハリエ」のフラッグシップ店です。

甲子園球場およそ3つ分、約3万6000坪もの広大な敷地内には、和・洋菓子のショップをはじめ、自社農園のキャンディーファームやフードコート、カフェなどがそろっています。豊かな自然と見事に調和したフォトジェニックな空間で、店自慢の季節のお菓子が堪能できます。

たねやの「焼きたてたねやカステラセット」（1039円）や、つくりたての「生どら」（300円）など「ラ コリーナ近江八幡」限定のカフェメニューも見逃せませんよ。

「バームファクトリー」では、製造工程の見学が可能です。

滋賀農業公園ブルーメの丘【日野町】

「滋賀農業公園ブルーメの丘」は、標高242ｍの北山丘陵一帯に広がる中世ドイツの農村をイメージした農業公園です。花と動物と新しい体験をテーマに、春のチューリップ、夏のヒマワリ、秋のコスモスなど1年を通じて四季折々の花々が咲き誇ります。　

ソーセージやパン作り、旬の野菜の収穫など、体験も多彩にラインアップ。アルパカやカンガルー、ヒツジなど13種の動物が飼育され、ふれあいやエサやりも行えます。

牛や馬、ヤギなどが放牧されているのどかな園内で、自然を感じながらのんびりと過ごせますよ。

湖北エリアのおすすめ観光スポット

黒壁スクエア【長浜市】

北国街道沿いに続く古い街並みの一角にある「黒壁スクエア」は、湖北を代表する観光スポットのひとつです。

江戸時代から明治にかけての建築物が残るノスタルジックでレトロな街並みには、骨董品店や土産物店、レストランやカフェなど、さまざまな店が軒を連ねています。

国内外のガラス製品を扱ったショップも多く、展示販売のほか、ガラス制作の工程を見学できたり、オリジナルのガラス製品を作ったりできます。

長浜の郷土料理「のっぺいうどん」や「焼鯖そうめん」、長浜の老舗菓子舗による郷土菓子など飲食店も充実。食べ歩きも楽しめます。

ローザンベリー多和田【米原市】

「ローザンベリー多和田」は、静かな山間にある観光庭園です。約12万平方メートルもの広々とした敷地内に、バラを中心に四季折々の草花や木々で植栽された美しい英国式庭園が広がります。

2023年春には、イギリスの老舗ティーハウス「ファーラーズ」の代理店「TEA PASTRIES」がオープンし、「ファーラーズ」の紅茶やオリジナルの焼き菓子が楽しめるようになりました。

2023年夏に登場したメルヘンなフォトスポット「キャンディガーデン」や、「ひつじのショーン ファームガーデン」など、園内には写真映えする素敵な空間がたくさんあります。

カメラやスマートフォン片手に素敵な写真を撮影してくださいね。

伊吹山ドライブウェイ【米原市】

「伊吹山ドライブウェイ」は、滋賀県と岐阜県にまたがる伊吹山のふもとから9合目までを結ぶ約17kmの観光道路です。春は新緑、秋は紅葉と、季節ごとの風景を感じながら絶景ドライブが楽しめます。

終点の山頂駐車場から伊吹山山頂までは、3つの登山道が整備されています。山頂からは、琵琶湖や比良山地、遠くにアルプスの山並みをも一望する雄大な大パノラマが広がります。

山頂駐車場には、土産物を販売するショップや展望テラスを備えた売店「スカイテラス伊吹山」があり、休憩が可能です。「伊吹山オリジナル薬草ソフト」（550円）や伊吹の文字をかたどった「伊吹山チュロス」（890円）など、ここでしか食べられないメニューがそろいます。

賤ヶ岳リフト【長浜市】

「賤ヶ岳（しずがだけ）リフト」は、標高421mの賤ヶ岳の山頂エリアに、片道6分でアクセスできます。周囲の自然をダイレクトに感じながらの空中散歩は、爽快感抜群です。

山頂駅から徒歩で10分ほど登ると、琵琶湖と余呉湖、2つの湖を見下ろす賤ヶ岳ならではの絶景が出迎えてくれます。美しい大パノラマを眺めていると、心も身体も癒されていくよう。

山頂エリアには、戦国時代に羽柴秀吉と柴田勝家の決戦の舞台となった「賤ヶ岳古戦場」の戦跡碑や武将象が残り、歴史のロマンを感じます。

滋賀県のおすすめ日帰りモデルコース

バラエティに富んだ滋賀の景色を満喫するコース

滋賀県の多彩な眺望が楽しめるコースです。「びわ湖バレイ・びわ湖テラス」の壮大な景色、湖中に浮かぶ神秘的な大鳥居、季節の色合いに染まったメタセコイアが立ち並ぶ景観。さまざまな絶景に出合えます。

びわ湖バレイ・びわ湖テラス【大津市】
↓車で20分
白鬚神社【高島市】
↓車で30分
メタセコイア並木【高島市】

建築美とアートに浸るミュージアムコース

滋賀の博物館や美術館を巡り、アートを満喫するコースです。展示内容はもちろん、建築物の美しさにも注目して巡りましょう。今までとはまた違った新しい発見がありますよ。

佐川美術館【守山市】
↓車で10分
琵琶湖博物館【草津市】
↓車で50分
MIHO MUSEUM【甲賀市】

まとめ

滋賀県には、SNS映えするオシャレな写真が撮影できる観光スポットがたくさんあります。ぜひ実際に訪れて、いろんな魅力に触れてくださいね。

※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。
※掲載の価格は全て税込価格です。