その2:「いつもは素通りしてたかも」乗って欲しいアトラクション7つ
冒頭でも述べたように、スプラッシュ・マウンテンやビックサンダー・マウンテンに走るのももちろんいいのですが、いつもは素通りしがちなアトラクションもたまには是非乗ってください。
わたしの個人的なおすすめを7つ紹介します!(多すぎ?)
イッツ・ア・スモールワールド
こちらは有名な「イッツ・ア・スモールワールド」。世界中をボードで回りながら、子供達が各国の言葉で歌う「It’s a small world」を聞きながら進むアトラクションです。ってそんなこと知ってますよね。
でもね!! じつは!! この歌!! 英語で聞くと! 死ぬほどいい曲なんです! ちょっと語らせてください、いいですか、いいですよ!
It’s a world of laughter, a world of tears.
It’s a world of hopes, a world of fear.
There’s so much that we share.
And it’s time we’re aware.
It’s a small world after all.
訳するとこんな感じ。
「笑いや涙、希望や恐怖。わたしたちはたくさんのものを分かち合っている。そろそろ気づく時だよ。結局、世界は小さいってことにね」
うぉおおおイッツアスモールワールド深い~~~~~~!!!!!
ちょっとついでに2番も……。
There is just one moon and one golden sun.
And a smile means friendship to everyone.
Though the mountains divide and the oceans are wide.
It’s a small world after all .
「たった一つの月と太陽。そしてみんなの笑顔は友情の証。山たちが遮っていても、広い海があっても、結局、世界は小さいんだ」
あぁ……イッツアスモールワールド素晴らしい……。
この歌詞の意味を知ってからアトラクションに乗ると、世界各国で同じ歌を歌われ、最後に同じ言語で世界中の子供達が歌っているラストに感動してしまいます。
子ども好きに悪い人はいない。平和で穏やかな人と結婚したいですよね。一緒に「これってよく聞くとすごくいい歌なんだよね」って過ごして欲しいです。
※リニューアルに伴い、「イッツ・ア・スモールワールド」は2017年3月1日よりクローズします
……と語りすぎてしまったので早足でいきますね。
ウエスタンランド・シューティングギャラリー
次のおすすめは「ウエスタンランド」にある「ウエスタンランド・シューティングギャラリー」。
残念ながらこの日はおやすみだったのですが、1回10発200円でシューティングを楽しむことができます。
「よし、ぼく負けない」
「いや、わたしも強いよ?」
「じゃあ負けたほうが荷物持ちね?」
「よーし」
とか言って二人で些細な賭け事をして楽しんでほしい。結局彼氏のほうが負けてしまって、しょぼんとしながら「ほんときみには敵わないなぁ」とか吐息交じりに言って欲しい。
蒸気船マークトゥエイン号
次は「蒸気船マークトウェイン号」。
船がアメリカ河をぐる~っと回ってくれるアトラクションなのですが、なんと一度に乗れる人数が475名ととにかく多い。待ち時間がいつも同じくらいなので、「どこ行っても待ってるし、乗ってみる?」と誘ってみるのも良いかもしれません。
夜は意外とロマンチックに過ごせておすすめです。
けれど……わたしのおすすめは……、
デッキの中にあるちょっとした休憩スペース。
もちろん外を見る楽しみもあるのですが、意外と東京ディズニーランドで「ちょっと休憩」の場所を見つけるのは難しいもの。
豪華客船で風を感じながらボーッとするのはひとつの贅沢かなと思います。
ピーターパン空の旅
そして……外せないのは、「ピーターパン空の旅」。
意外といつも混んでいるのでなかなか乗る機会がないのですが、ものすんんんんごいおすすめです。子どものアトラクションだと侮るなかれ!
海賊船に乗ってそらを飛んでいるような感覚でピーターパンの物語を見ていく様子は、超ロマンチック。特にロンドンの夜を飛んでいる間なんて、最高です。
「ちょう綺麗……」
「ね」
「あ、みてピーターパンだ」
と暗い海賊船の中で二人で体を寄せ合っている時間イズhere。
白雪姫と七人のこびと
お次は、恋人同士で是非とも物議を醸して欲しい「白雪姫と七人のこびと」。
東京ディズニーランドで一番怖いアトラクションじゃないか、とファンの間でしばしば話題になるこのアトラクション。
というのも、子ども向けのかわいいものだと思って乗ると大間違いで、とにかくひたすら怖い魔女ばっかりでてくるんです。
なんと魔女の登場回数は12回(らしいけど数えたことない)。一方白雪姫の登場は立ったの1回!
しかも超絶不可解なところでアトラクションは終了……。
なぜこんなに恐ろしいアトラクションになったのか、というとこれは「ピーターパン空の旅」のような「お話をアトラクション乗ったゲストたちが第三者目線で巡る」というものとは違い、「白雪姫が味わってきた“恐ろしい体験”を白雪姫目線で巡る」というものだから。
しかも当初はお化け屋敷のつもりで取り入れられたのだとか。
……にしても外観の可愛らしさにだまされて乗ると、めっちゃ怖い。とにかく魔女が不意打ちで出てくる。
何度乗っても、隣にいる人に「ぎゃっ!!」と捕まってしまうので、ぜひ好きな人と乗りたい。この打算が魔女より怖いかもしれないのはいったんスルーして、是非とも乗って欲しい。
そして気まずい空気でアトラクションを降り「いや、これは怖いわ」と二人で固い絆を築いてください。そういう「気まずさ」もたまにはアリでしょ?
スタージェット
その他紹介したいアトラクションは山ほどあるのですが、いや、なんなら全てのアトラクションをひとつずつ紹介したいくらいなのですが、あともう一つ、と言われたらこちら。
「スタージェットです」。
密着して乗ることができるし、景色は綺麗だし。カップルに非常におすすめです。
でも何よりもオススメの理由は……。こちらのアトラクションが2017年10月10日(火)をもってのクローズが決まっているということ(とても悲しい)。
ここには映画「ベイマックス」のアトラクションができるそう。最後の思い出作りに二人で乗ってみてはいかがでしょうか。
何年も経ってまた二人で来た時に
「ここってさ、昔スタージェットってあったよね?」
「あった」
「なんかライターの記事みてさぁ、それで乗らなかったっけ?」
「あっそうそうそう!!!」
とかいう会話にしてほしいのです!!
ええ、わたしの名前なんて忘れていいです! スタージェットという名前だけでも覚えて帰ってください!
なくなってしまうアトラクションを、今心にきざめるのは君たちだけ……!
ミッキーのフィルハーマジック
まだまだ紹介したりないのですが、最後は私が一番(?)好きなアトラクションはフィルハーマジックだよっていうアピールだけさせてください。
ティンカーベルが出てくるあたりからの空飛ぶシーンのためだけに何回でも乗れる。愛してる。わたしはひとりで東京ディズニーランドに行って4回くらいこのアトラクションに乗ります。ひとりで。うるさいな、いいだろ別に。
さえり
出版社勤務を経て、Web業界へ。人の心の動きを描きだすことと、何気ない日常にストーリーを生み出すことが得意。好きなものは、雨とやわらかい言葉とあたたかな紅茶。 Twitter:@N908Sa