2021.04.09
棚田とは、山間部など傾斜面に階段状に作られた水田のこと。今回は全国の美しい棚田をご紹介!
水鏡のように景色を映す田んぼや田植えした苗が育った緑一色の稲田、黄金色に輝く棚田など、季節を映す素晴らしい田園風景は写真映えも抜群ですよ。ぜひ日本の原風景ともいえる棚田を見にでかけませんか♪
※田畑には立ち入らず、マナーを守って観賞しましょう。
※この記事は2021年2月17日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。
記事配信:じゃらんニュース
※口コミはじゃらんnet観光ガイドから抜粋しました
四ヶ村の棚田【山形県】
大張沢尻棚田【宮城県】
横瀬町の寺坂棚田【埼玉県】
大山千枚田【千葉県】
姨捨の棚田【長野県】
飯山市福島の棚田【長野県】
稲倉の棚田【長野県】
星峠の棚田【新潟県】
北五百川の棚田【新潟県】
長坂の棚田【富山県】
白米千枚田【石川県】
久留女木の棚田【静岡県】
丸山千枚田【三重県】
岩座神の棚田【兵庫県】
あらぎ島【和歌山県】
横尾棚田【鳥取県】
大井谷棚田展望台【島根県】
室谷の棚田【島根県】
美咲町・大垪和西の棚田【岡山県】
井仁棚田【広島県】
東後畑棚田【山口県】
湯船の水と千枚田【香川県】
本谷の棚田【愛媛県】
八畝の棚田【高知県】
つづら棚田【福岡県】
浜野浦の棚田【佐賀県】
蕨野の棚田【佐賀県】
鬼木棚田【長崎県】
扇棚田【熊本県】
山浦早水の棚田【大分県】
四ヶ村の棚田【山形県】
東北随一の大スケール!棚田が大きな階段に見える、積雪の冬景色が美しい
全国でも有数の豪雪地帯である、山形県大蔵村の四ヶ村地区。冬にはあたり一面が銀世界!大きな雪の階段のように見える景色は圧巻です。
四ヶ村地区とは、豊牧・滝の沢・沼の台・平林の4つ地区の総称ですが、この一帯に広がっているのが、合計約1900枚、約120haにも及ぶ大スケールの棚田です。この規模は、東北でも随一であり、日本の棚田百選にも選定され、四季折々に見せる風景に心が癒されます。
さらに夏(例年8月。2021年未定)には棚田を会場に「ほたる火コンサート」が開催され、幻想的な夜に澄んだ音色がこだまし訪れる人を魅了しています。
(画像提供:大蔵村役場 商工観光課)
大張沢尻棚田【宮城県】
立派な石垣が美しい!日本の原風景が今も残る、山間の棚田
江戸時代から昭和中期にかけて開墾された総面積4.1ha、56枚の棚田です。
わずかな土地を切り拓いて整備された棚田で、地域の人々の手によって今も大切に管理されています。
水は天水・湧水に頼り、毎年の収穫量は、約6トン。5月中旬の田植えから、10月中旬の稲刈りまで、日本の原風景といえる稲作風景が広がります。
山間の比較的小さな棚田でありながら、その美しさから日本の棚田百選に選定。風景写真愛好家の撮影スポットとしても注目されていますよ。
[住所]宮城県伊具郡丸森町大張川張
[アクセス]【車】東北自動車道「白石IC」より15分
[駐車場]有(無料)
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横瀬町の寺坂棚田【埼玉県】
連なる山々を背にした絶好のロケーション!かがり火が美しい初夏のお祭りも
大小250枚の田んぼで構成される総面積約5万2000平米の棚田。埼玉県内では最大規模で、その歴史は、縄文時代までさかのぼると言われています。
武甲山を背に、ゆるやかな広がりを見せる水田の風景に、心が癒されます。命の源である水を豊富にたくわえ、独特の景観を形成した棚田が、この地域で多くの役割を果たしてきました。
近年では、毎年7月に一夜限りで行われる「寺坂棚田ホタルかがり火まつり」が有名。600個を超えるかがり火の灯りと音楽が幻想的な空間を創り出します。
日中とは違う表情を見せるイベントは一見の価値ありです。2021年度の開催は横瀬町観光協会ホームページ「ぶら~りよこぜ」で確認を。
[住所]埼玉県秩父郡横瀬町大字横瀬1868
[アクセス]【電車】西武鉄道「横瀬駅」より徒歩約15分【車】関越自動車道「花園IC」より約60分
[駐車場]有(無料)
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(画像提供:横瀬町)
大山千枚田【千葉県】
四季折々の景色を映す見事な棚田。農業体験やライトアップのイベントも
千葉県鴨川市の山のふもとにある大山千枚田は、東京から近い棚田として知られています。
日本棚田百選にも選ばれ、375枚の棚田が階段状に並ぶ風景は圧巻!春・夏の青田から秋の稲穂、そして秋から冬にかけて例年、ライトアップされた「棚田のあかり」が開催されます。
この景色を保つため、現在は作業参加型・交流型の独自のオーナー制度を導入し、都市部の人たちへの農業体験の場を提供し、景観保全につとめています。多くの人たちの手で守り続けてきた、日本の原風景ともいえる田園風景です。
※農地のため、中への立ち入りは禁止です。周りの道路からのみ見学可能です。
千枚田は美しい景色が広がっていました!その時かなり感動しましたよ。写真たくさんとってしまいましたよ。
(行った時期:2019年6月)
ここまで苦労して、稲作をしていたことに思いを馳せつつ、今となっては郷愁を誘い、眺望の良い景観として素晴らしい。
(行った時期:2019年5月)
[住所]千葉県鴨川市平塚
[アクセス]【バス】JR外房線「安房鴨川駅」より30分、「大山千枚田入口」バス停留所より徒歩15分
[駐車場]有(20台/無料)※GW期間中は規制あり。一般は駐車不可
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(画像提供:大山千枚田保存会)
姨捨の棚田【長野県】
「田毎の月」でも知られる名勝。棚田と善光寺平の絶景は見事
千曲川を見下ろす姨捨(おばすて)地区の棚田は、農耕地として国の文化財指定を受けた名勝です。
春の夜、水が張られた田んぼの1枚1枚に月が映る様子を表した「田毎の月」といった美しい言葉も知られており、この風景がいかに古くから愛されてきたかを物語っています。
約40haの面積に小さな棚田が1500枚余り。標高は460~560mで、聖山高原を背にして善光寺平を一望できます。
空気が澄んでいるからか、遠くまで見渡すことができることも、この棚田の美しさを際立てています。
夜の灯に照らされた棚田と善光寺平を一望できる姨捨夜景ツアーの詳細は公式ホームページで確認を。
比較的規模の大きい棚田で眼下に広がる千曲市を流れる千曲川が一望にできた。出穂時期に訪れ青々とした稲穂が風になびき、これから期待の収穫を迎える大切な時期なのだ。
(行った時期:2020年8月)
長野県千曲市のJR篠ノ井線「姨捨駅」付近にある棚田。夜は千曲市から長野市へと広がる善光寺平の夜景を撮影できる絶景スポット。
(行った時期:2019年6月)
(画像提供:(C)信州千曲観光局)
飯山市福島の棚田【長野県】
美しく積まれた自然石の石垣に、田への想いと技術の高さがうかがえる
石垣を組んだ独特の棚田風景で、日本の棚田百選にも選ばれている「飯山市福島の棚田」。四季折々に胸を打つ、日本の原風景ともいえる美しさを今も変わらず見せてくれます。
自然石で組まれた水田は江戸時代に開発されたもの。一時は荒廃が進みましたが、のちに結成された棚田保存会により美しくよみがえっています。
美しい景観を受け継いでいくために、田植えや稲刈りなどの体験会も企画されています。
ある映画のロケセットで使われた「阿弥陀堂」が、撮影後も棚田の一角にそのまま残されており、プチ観光スポットとしても話題を集めています。
[住所]長野県飯山市大字瑞穂福島2012
[アクセス]【車】JR「飯山駅」より約20分
[駐車場]有(無料)
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(画像提供:(一社)信州いいやま観光局)
稲倉の棚田【長野県】
古墳が組み込まれた水田!絶景を貸し切りにできる棚田キャンプも
水田を囲う畦畔(けいはん)に多数の横穴式古墳が組み込まれている、信州上田「稲倉の棚田」。
その事実が、古墳時代またはそれ以前(少なくとも1300年以上前)からこの地に人々の営みがあったことを示しており、その歴史の中で棚田が築かれたと考えられています。
土手は石垣と土壁の混合した巧みな調和により造られています。
谷間に寄り添うように穏やかに連なる水田は、太古から自然を尊重し、共生してきた日本の心象風景です。
棚田の景色を独り占めできるキャンプサイトもあり、泊まりで行くのもおすすめです。
[住所]長野県上田市殿城2889-1(稲倉の里農村交流館)
[営業時間]【稲倉の里農村交流館】9時~17時
[定休日]【稲倉の里農村交流館】不定休
[料金]入場時に棚田保全協力金として100円よりお願いしています
[アクセス]【車】JR「上田駅」より約20分
[駐車場]有(無料)
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(画像提供:稲倉の棚田保全委員会)
星峠の棚田【新潟県】
水鏡をちりばめたような棚田の絶景に郷愁を感じて
周囲を山々に囲まれた新潟県十日町市には、たくさんの棚田があります。なかでも「星峠の棚田」は日本の原風景としての美しさがあり、見る人に感動を与えてくれます。
大小様々な水田の数は約200枚。雲海が発生し、一つひとつの田が水鏡のように光るベストシーズンは、特に幻想的な風景。四季折々、そして朝昼晩と、棚田は様々な表情を見せてくれます。
星峠の棚田は観光地ではなく、地域の人々が先祖から受け継いで大切に守り続けている農地です。田んぼや畑に入らない、作業中の方の邪魔をしないなど、マナーを厳守した上で里山の風景を楽しんでください。
有名な棚田で、とにかく広大。写真を撮る高台も整備されており、プチ観光地。季節によって美しい風景が見えます。
(行った時期:2019年9月)
素晴らしいと話に聞いていてずっと行ってみたいと思っていましたが感動です。とても素晴らしい景色と空気。違う季節も是非行ってみたいです。
(行った時期:2019年6月)
北五百川の棚田【新潟県】
遠くの山々と調和する棚田の景色。豊かな伏流水が育むお米も
粟ヶ岳の裾野に位置し、日本の棚田百選にも選ばれている「北五百川の棚田」。
守門岳をはじめとする遠くの山々と人家が美しく、新潟県景勝百選の八木ヶ鼻をはじめ、高城城址、袴腰山、粟ヶ岳とを結ぶブナの道が整備されています。
栗ヶ岳の豊かな伏流水が育んだコシヒカリの名産地としても知られる棚田の景色は絶景の一言です。
駐車場やトイレもあり、棚田を周回できる遊歩道(農道)もあるので、自然の景勝地でありながら、鑑賞や写真撮影にも適しています。
雪解けとともに咲くカタクリ、6月のヒメサユリ、7月のヤマユリ、稲穂の時期には彼岸花も楽しめますよ。
[住所]新潟県三条市北五百川408
[アクセス]【車】北陸自動車道三条燕ICから約50分
[駐車場]有(北五百川生活改善センター駐車場・無料)
※路上駐車は周辺住民の迷惑となりますので遠慮ください
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(画像提供:三条市)
長坂の棚田【富山県】
富山の雄大な景色と一体となった棚田。田植えや稲刈り体験も
富山湾越しに立山連峰を仰ぐことができる景観の美しさから、日本の棚田百選に認定されている、「長坂の棚田」。
棚田のある長坂集落は、市街地から17kmほど離れており、石川県境に近い標高約60〜210mの中山間地に位置しています。急な傾斜地に階段状に作られた田んぼは約150枚。
大小いくつもの水田が太陽の光を反射する様は、まるで万華鏡をのぞいているようです。
とっても美しい棚田が広がっています。そのあぜ道がきれいな曲線になっていて、とってもすばらしい眺めです。
(行った時期:2019年5月)
(画像提供:氷見市農林畜産課)
白米千枚田【石川県】
国指定の名勝。日本海を望み、季節ごとに彩りを変える日本の原風景
海沿いの爽快なドライブを楽しめる国道249号線沿い、「道の駅千枚田ポケットパーク」のすぐそばに、山すその急斜面をモザイクのように切り開いた1004枚もの水田群があります。
例年4月の末頃から棚田に水を引きはじめ、5月初旬に田植えが始まります。鏡のようにキラキラと輝く水面に青い空が映る美しい景観はこの時期ならでは。
夏には稲のみずみずしい緑、秋の収穫期には黄金色の稲穂が棚田を彩ります。
冬場は日没から始まるイルミネーションも楽しみのひとつ♪日本海へと沈んでいく夕日に染められた棚田も絶景ですよ。
天気もよく空と海のスカイブルーと千枚田のコントラストがとても素晴らしかった。稲穂のシーズンや、イルミネーションもそれぞれの顔があるのだろうと思いますが、どの季節でも堪能出来る景観だと思います。
(行った時期:2019年5月)
[住所]石川県輪島市白米町ハ99-5(道の駅千枚田ポケットパーク)
[営業時間]【道の駅千枚田ポケットパーク】8時30分~17時30分(あぜのきらめき期間中は19時まで)
[アクセス]【車】能越自動車道「のと里山空港IC」より40分
[駐車場]有(無料)
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(画像提供:輪島市)
久留女木の棚田【静岡県】
竜宮小僧の伝説が今も語り継がれる、静岡県随一の大棚田
浜松市北区引佐町の東久留女木と西久留女木にまたがり、観音山の南西斜面、標高250mのあたりに展開する「久留女木の棚田」。
総面積は7.7ha、その中に約800枚の田んぼがあるといわれ、静岡県随一の広さを誇ります。「日本の棚田百選」や「静岡県景観賞」にも選ばれました。
久留女木を流れる都田川には竜宮に通じるといわれる深い淵や、棚田の最上部に「竜宮小僧」と呼ばれる湧水があるなど、村人たちに恩恵を与えた「竜宮小僧の伝説」が語り継がれています。
久留女木の棚田は保全活動が盛んに行われ、大切に受け継がれています。
※農家の方々の暮らしと営みを支える大事な農地です。現地のマナーを守って見学してください。
[住所]静岡県浜松市北区引佐町西久留女木、東久留女木
[アクセス]【車】東名高速道路「浜松西IC」より50分
[駐車場]有(無料)※旧久留女木小学校へ駐車後、徒歩約10分
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丸山千枚田【三重県】
いく重にもかさなった棚田は1340枚!春の夕暮れも絶景の「丸山千枚田」
「日本の棚田百選」にも選ばれた「丸山千枚田」。「一枚足りないと思ったら笠の下にかくれていた」と言われる位小さな田が、いく重にもかさなりあっている棚田で、その数1340枚。
自然と見事に調和したこの風景は、日本の伝統的なふるさとの風景で、四季折々、日々の時間帯によって様々な景色が楽しめます。
春の夕暮れ、水をはった田んぼに映り込む夕焼けもきれいで、SNS映えしそう!
ちょうど緑の稲穂が綺麗な時期で、素敵な景色が見えました。時期によって景観がかなり変化すると思いますが、今は見頃でした。東屋もあり、休憩する箇所もあります。
(行った時期:2020年8月)
棚田が見たくて訪れました。景色を保つために地元の皆さんが大切に大切にしている様子が伝わります。機械も入れない小さな田んぼを維持することは本当に大変だろうなぁと風の吹き上がる丘で、暫したたずみました。
(行った時期:2020年7月)
岩座神の棚田【兵庫県】
美しい石積みの棚田が広がる里。「寺勾配」の石垣は一見の価値あり
兵庫県多可町加美区にある「岩座神(いさりがみ)」は11.8haの広さを誇り、344枚で形成される棚田の里です。
鎌倉時代につくられたといわれる石垣は、地場産の石材を使用しており、工法にも特徴があります。下部が緩やかで、上部になるほど急勾配になる「寺勾配工法」が用いられており、独特な反り返りのある高い石垣が現存しています。
標高の高い岩座神の棚田で生育するコシヒカリは、清冽な水や昼夜の寒暖差により、美味しいお米になります。
[住所]兵庫県多可郡多可町加美区岩座神
[アクセス]【車】中国自動車道「滝野社IC」より約60分
[駐車場]有(無料)
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(画像提供:多可町)
あらぎ島【和歌山県】
春の水鏡、夏の新緑、黄金色の秋、雪景色の冬と、四季を映す棚田
有田川町の清水地区にある「あらぎ島(じま)」は扇形の半島のようなユニークな地形に、幾枚もの田が弧を描くように広がる棚田。
その独特の景観は、「日本の棚田百選」に選ばれています。2013年には周囲の景観とともに「蘭島及び三田・清水の農山村景観」として国の重要文化的景観に選定されました。
春は水鏡、夏は緑の絨毯、秋は黄金色に輝き、そして冬は水墨画のような雪景色…と、対岸の三田地区にある展望所からの眺めは、季節や時刻によって、刻々と変化していきます。
四季折々の彩りを映す棚田の風景は、写真愛好家の間でも有名。田畑に立ち入ることなく、マナーを守って鑑賞してくださいね。
有田川の蛇行によってできた地形に造られた棚田です。対岸に展望台があってそこから全景を望むことができます。国道から見下ろすよりここの展望台からの景色が一番です。
(行った時期:2020年9月)
内陸に島!?って、興味湧いて行ったら島でした。棚田に季節感を感じるイズムに日本人ならではと思いました。
(行った時期:2019年4月)
[住所]和歌山県有田郡有田川町清水
[アクセス]【車】阪和自動車道「有田IC」、湯浅御坊道路「有田南IC」より50分
[駐車場]無 ※展望所の近隣に駐車場有(道の駅あらぎの里、三田活性化センター)
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(画像提供:有田川町)
横尾棚田【鳥取県】
美しい曲線を描く、田んぼの畔と農道。風に揺れる稲穂に癒されて
鳥取県岩美町の南東に位置し、横尾・洗井・蕪島の3集落にまたがって、標高約230mの傾斜地に広がる棚田。
因幡から但馬へ抜ける山陰道「但馬往来」も近く、ゆるやかな山容と調和のとれたくつろぎの田園風景が広がっています。
江戸時代中期、地滑りによってできた緩い斜面を開墾して造られたと言われており、畦と農道が曲線を描きゆがんで(鳥取の方言では「いがんで」)見えることから、別名「いがみ田」とも呼ばれています。
地元住民や県内外のオーナーが棚田の保全を行っているという美しい棚田の景色を、ぜひ一度見に行きましょう!
[住所]鳥取県岩美郡岩美町洗井
[アクセス]【車】JR「岩美駅」より約20分【バス】JR「岩美駅」より岩井線「蕪島」バス停留所より徒歩約8分
[駐車場]無
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大井谷棚田展望台【島根県】
室町時代からの歴史ある棚田。季節の表情を見せる里山風景を一望
室町時代から築かれたと伝えられ、最盛期の江戸時代には1000枚以上の水田が存在したといわれる「大井谷棚田」。昔からとても美味しいことで有名です。
水田の機能と景観を支える石積みは、幾度の積み直しや補修を重ね、現在は630枚の田んぼが残っています。
展望台があるのは、大井谷のループ橋を渡ったところ。鉄製の階段を上った高台に設置されており、棚田を一望する素晴らしい景観を楽しめます。
雪の積もった棚田は石垣がくっきりと際立って趣がありますね。
[住所]島根県鹿足郡吉賀町柿木村白谷810
[アクセス]【車】中国自動車道「六日市IC」より約30分
[駐車場]有
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(画像提供:吉賀町)
室谷の棚田【島根県】
たたら製鉄の名残が、鉄穴流しの水田に。遠景を望む雄大な景色
日本海を眼下に約1000枚の水田が連なる「室谷(むろだに)の棚田」。鉄穴流しの跡を水田にしたと言われており、最盛期には4000枚を超える田が耕作されていました。
この地域では、古くからたたら製鉄が盛んに行われており、その結果として、国内でも有数の規模となる棚田が形成されたのです。
棚田沿いに車を走らせていくと、大麻山の頂上には展望台があります。棚田を一望する景色もさることながら、途中に木々の合間から見える棚田の風景も美しく、人々を魅了します。
[住所]島根県浜田市三隅町室谷
[アクセス]【車】山陰道・浜田三隅道路「石見三隅IC」より10分、JR「三保三隅駅」より約20分
[駐車場]無
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美咲町・大垪和西の棚田【岡山県】
360度すり鉢状に広がる縞模様の棚田!瀬戸内でも随一のスケール
岡山県の中央部に位置する美咲町西部の大垪和地区。その標高400mの山間地に、360度すり鉢状の約800枚の棚田が広がっています。
田んぼ1枚の大きさが比較的大きい水田が多く、場所によっては70~80段の段数を数えることができるところも。
棚田の鎬模様が独特の曲線をもって描き出す景観は見事で、初夏の田植え、秋の黄金色に輝く風景や雲海、冬の雪景色など、四季を通じて様々な絶景を楽しめます。
ビューポイントも多く、周遊コースが整備されているので、ドライブや散策をしながら棚田の光景を楽しめますよ。
[住所]岡山県久米郡美咲町大垪和西
[アクセス]【車】中国自動車道「院庄IC」より約40分
[駐車場]有
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井仁棚田【広島県】
戦国時代からの石積みも!「いにぴちゅ」と親しまれる山間の棚田
「日本の棚田百選」に選ばれており「日本を代表する美しい景色」と外国メディアも称賛する「井仁(いに)棚田」。
山を開墾し、そこから採掘された石によって築かれており、最も古い石積みは戦国時代(約500年前、室町後期)のものと推測されています。
標高450~550mの山間にあり、霧の中に棚田が広がる様子がインカ帝国の遺跡「マチュ・ピチュ」のように見えることから、最近では「いにぴちゅ」の愛称で呼ばれることも。
また、昔の田植えを再現するイベントを随時開催するなど、伝統的農法の継承の場としても注目を集めています。
この棚田を見渡せる「棚田カフェ」もあるので、ぜひ立ち寄ってみて。
[住所]広島県山県郡安芸太田町大字中筒賀井仁
[アクセス]【車】中国自動車道「戸河内IC」より約15分
[駐車場]有(無料)
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(画像提供:一般社団法人 地域商社あきおおた)
東後畑棚田【山口県】
日本海を望む幻想的な棚田。月明かりに光る棚田と漁火の景色も
本州最西北端の向津具半島を中心として、約600haもの一大棚田地帯が広がる「東後畑棚田」。
通常山間部につくられることが多い棚田ですが、この地区は半島部分の丘陵地が海岸近くまで迫っているため、棚田に続いて、きれいに晴れた日には日本海まで見渡すことができます。
棚田鑑賞のおすすめ時期は、5~6月のイカ釣りシーズン。暮れなずむ空の景色を写す水田が美しく、周囲が暗くなるにつれ、漁船の漁火が見えてきます。棚田と漁火が調和する幻想的な光景は、一見の価値ありです。
元乃隅稲荷神社に行く途中で棚田を見に行きました。斜面に自然のカーブを描いて、幾重にも重なっている景色は、のどかで美しかったです。
(行った時期:2019年4月)
[住所]山口県長門市油谷東後畑410-1
[アクセス]【車】中国自動車道「美祢IC」より約60分
[駐車場]有(無料/30台)
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(画像提供:長門市)
湯船の水と千枚田【香川県】
境内に沸く名水と、その恵みを受ける800枚の棚田
小豆島のほぼ中央、標高400mの山腹にある湯船山蓮華寺から湧出する「湯船の水」。毎日の湧出量も豊富で、「日本の名水百選」や「さぬきの名水」にも選ばれています。
この名水を水源に、標高150~250mの急峻な山腹に広がるのが、「千枚田」です。約12ha、約800枚の大小様々な棚田が波形模様に広がっており、歴史的記述から、南北朝(約700年前)から江戸時代にかけて開墾されたものとされています。
恵みの名水で育てられ、お米がとても美味しいことでも有名です。
田植えがされると綺麗な田んぼが見えます。金色になる秋にも行きたいところです。のんびり散歩したくなる場所です。
(行った時期:2019年6月)
田植えが終わった時期に行きました。空気も緑、一面も緑色で田んぼにはおたまじゃくしが沢山いました。すんだ空気を吸ってリフレッシュできました。
(行った時期:2019年6月)
本谷の棚田【愛媛県】
水田から海への連なりが風光明媚な棚田。おすすめは夕暮れ時
山腹に広がる水田から、海までの景色を堪能できる「本谷(ほんだに)の棚田」。
海に面した棚田は愛媛県下でも珍しく、カメラ愛好家にも注目されるスポットです。数々の映画やドラマのロケ地となった、海に近い駅として知られる「下灘駅」もこの棚田の近くにあります。
田植えのシーズンは、水をたたえた水田が海まで続くような光景が評判です。
※2021年現在は休耕田が多く、水を張った水田を見られない可能性があります。
おすすめの鑑賞時間は、夕暮れ時。夕日が反射して海と棚田が一体となった、とても幻想的な景色を見ることができます。
(画像提供:伊予市観光協会)
八畝の棚田【高知県】
小さな祠が鎮座し、山間で守られる「八幡さまの棚田」
急峻な山に囲まれた土地柄から、各地で棚田を目にすることができる高知県大豊町。中でも、怒田(ぬた)・八畝(ようね)・穴内(あなない)の棚田が有名で、特に八畝地区には、八幡さまを祀っている珍しい棚田があります。
一番上の田んぼの真ん中に小さな祠があり、その中に祀られているのが八幡さま。そこから下を見下ろすと、谷底に吸い込まれそうな傾斜に、棚田の景色が続いています。
田植えの季節はもちろん、黄金色の秋、彼岸花の景色など、一年を通して、階段状に作られた棚田の美しい風景を楽しめますよ。
(画像提供:(一財)大豊町観光開発協会)
つづら棚田【福岡県】
四季の農産物や稲作、風光明媚な景色で知られるうきはの棚田
新川・葛籠(つづら)地区の山間にあり、総面積7ha、約300枚の田が連なる「つづら棚田」。石組みは、山から採れた石を使って精巧に積み上げられており、その多くは約400年前のものとされています。
日当たりの良いところを農地にして、米作りを優先させたこの地域は、周囲の山林や青い空、家々が見事に調和し美しい日本のむらとしても知られています。
棚田そのものも、農水省の「日本の棚田百選」に選ばれています。
田植えが終わったばかりの青々とした水田、彼岸花や黄金色の稲穂が揺れる秋の棚田も圧巻ですよ。
※山間部のため暗い時間帯や悪天候時の通行にはご注意ください
[住所]福岡県うきは市浮羽町新川つづら
[アクセス]【車】大分自動車道「杷木IC」より約30分
[駐車場]有(無料)
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(画像提供:(一社)うきは観光みらいづくり公社)
浜野浦の棚田【佐賀県】
大小様々な棚田が、まるで幾何学的模様のように広がる風景
浜野浦地区の斜面には、幾重にも連なる棚田が見られます。その風景は、まるで海岸から駆け上がる階段のよう。
時刻や天候、季節によって様々な姿に変化する景色が楽しめますよ。
棚田では主に「コシヒカリ」が栽培され、例年4月中旬から田んぼの水張りが始まり、5月上旬には田植えが終わります。
この時期は、水平線に沈む夕日が海面と水田とをオレンジ色に染め、畦道が描く幾何学的模様は、とってもフォトジェニック!
夕日がとても綺麗な場所です。山と畑、海が合体してひとつの絵のような感じがします。とても綺麗でまた行きたいです。
(行った時期:2019年6月)
棚田に一面菜の花が咲いていてとても綺麗でした。夜は花火が上がっていて、棚田に花火が写っていて幻想的でした。
(行った時期:2019年5月)
[住所]佐賀県東松浦郡玄海町浜野浦
[アクセス]【車】JR「唐津駅」より玄海町方面へ30分
[駐車場]有(無料)
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(画像提供:浜野浦の棚田)
蕨野の棚田【佐賀県】
山裾に広々と広がる田んぼの大階段!石積みの高さは圧巻
佐賀県のほぼ中央に位置し、八幡岳のすそ野36haに扇状に広がる「蕨野(わらびの)の棚田」。
約700枚の棚田は人力で積み上げられた石垣で造られ、高さ8.5mの石積みは圧倒的なスケール。
1999年には「日本の棚田百選」に認定。2002年には「日本遊歩百選」、2008年には棚田としての「重要文化的景観」に選ばれました。棚田ウォーキングなどの交流事業も盛んです。
春は一面に菜の花が咲き乱れ、初夏は早苗の緑が鮮やか。清流だけでつくられた棚田米「蕨野」は、棚田撮影のお土産にもぴったりですね。
(画像提供:蕨野の棚田)
鬼木棚田【長崎県】
何十段も続く棚田の景色は圧巻!秋にはユニークなかかしの展示も
江戸時代の中頃には完成したといわれる「鬼木棚田」。虚空蔵火山の裾に馬蹄形にひらけた斜面にあり、畔は石積みで築かれています。
山裾まで何十段と続いていく棚田の景色は圧巻!四季ごとに折りなす日本の原風景を見ることができます。
棚田のすぐ傍には地元農産物を販売する鬼木加工センターがあり、お米や味噌などの名産を購入できますよ。また、例年9月には「鬼木棚田まつり」が開催され、個性的なかかしの展示も秋の風物詩となっています。
茶畑と、田んぼが層になっています。高い位置ほど茶畑が多いようです。田んぼ一枚一枚は結構小さいです。棚田の展望台が、集落内に2ヶ所も整備されています。展望所までの集落の道沿いには、賑やかで楽しげなカカシが沢山います。
(行った時期:2020年10月)
(画像提供:波佐見町観光協会)
扇棚田【熊本県】
水鏡と緑が広がる棚田の向こうに、阿蘇五岳や九重連山を一望!
ゆるやかな弧を描いて連なる16枚の水田と三本杉。その名も「扇(おうぎ)棚田」は、山あいの浸食された土地を開墾し、扇状にひろがる地形を活かして等高線状につくられた棚田です。
標高は約900mと高く、晴れた日に扇棚田の上にある丘に登ると、日本百名山に数えられる阿蘇山・九重山・祖母山が見えます。すぐ横にある草原では、放牧されている牛が草を食む風景を見られて、なんとも牧歌的。
水田への用水は、1.3km上流の名水「山吹水源」。飲料水としても利用できる清流を直接引き込んでおり、自然から生まれた良質な赤土と気温差のある気象も相まって、甘みのある良質な米が栽培されています。
扇状になっているのが工夫の仕方なのかなと思いました。のどかでよい風景ですね。まさに田園風景という感じでした。
(行った時期:2019年7月)
すごくおおきな棚田というものがつくられていることがすごいですね。これだけしっかりとつくりあげる技術がすごいです。
(行った時期:2019年7月)
[住所]熊本県阿蘇郡産山村産山2621-8
[アクセス]【車】九州自動車道「熊本IC」より90分、大分自動車道「日田IC」より90分
[駐車場]無
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山浦早水の棚田【大分県】
万年山の懐に抱かれるようにして、日本の原風景を守る。展望台や、遊歩道も
大分県玖珠郡玖珠町と日田市の境に位置し、万年山のふもとにある小さな集落・山浦早水(やまうらそうず)。
周囲を山々に囲まれており、家屋を中心として、総面積6ha、約120枚の棚田がすり鉢状に広がっているのが大きな特長です。
折り重なるように連なる棚田は、里山ならではの美しさ。全体を見晴らせる展望所や、散策できる遊歩道が整備されていることから、観光や撮影などで訪れやすいスポットです。
高さ30mの名滝として知られる「慈恩の滝」も、車で2~3分の所にあるので立ち寄ってみて。
[住所]大分県玖珠郡玖珠町山浦早水
[アクセス]【車】JR「北山田駅」より約25分 ※途中案内看板あり
[駐車場]無
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