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2017.11.05

一度は行きたい伊勢神宮。見どころ&伊勢参りゆかりの地まとめ【三重】

三重への旅で外せない場所と言えばやはり伊勢神宮ですよね。
本来「神宮」というのが正式名称で外宮・内宮以外の別宮も含め全125社の総称ということはあまり知られていません。

今回、日本一の神社とも言われる訳を知りたく、大学の神道学科の先生にインタビュー。
さらに全国からの伊勢参りに伴い発展した伊勢志摩エリアの観光スポットをご紹介します。

古くは万葉の時代から人々に愛され、多くの人が訪れる伊勢。
歴史を頭に入れて訪れるとさらに楽しめますよ!

記事配信:じゃらんニュース

伊勢神宮 外宮(豊受大神宮)

天照大御神の食事を司る衣食住、産業の守り神。

伊勢神宮 外宮(豊受大神宮)
内宮と外宮で微妙に異なる社殿にも注目

今から約1500年前、天照大御神(あまてらすおおみかみ)の食事を司る神様として丹波国から迎え入れられたと伝わります。
衣食住・産業の守護神、豊受大御神(とようけのおおみかみ)をお祀りしています。
外宮とは皇大神宮(内宮)から見て「外にある宮」という意味で呼ばれたのが由来。
両宮は決して同格ではなく、皇大神宮こそが神宮の中心であることが分かります。

参拝前に理解を深めよう

まがたま池横の「せんぐう館」では、20年に一度の式年遷宮を中心に、神事や装束、社殿建築などを展示しています。
外宮正殿の原寸大模型は迫力!

■伊勢神宮 外宮(豊受大神宮(とようけだいじんぐう))
[TEL]0596-24-1111(神宮司庁)
[住所]伊勢市豊川町279
参拝時間/10~12月:5時~17時(1~4月・9月は~18時、5~8月は~19時)
[定休日]なし
[料金]参拝自由
[アクセス]【電車】JR・近鉄伊勢市駅より徒歩5分
【車】伊勢道伊勢西ICより5分
[駐車場]周辺有料駐車場利用
「伊勢神宮 外宮(豊受大神宮)」の詳細はこちら

伊勢神宮 内宮(皇大神宮)

日本人の総氏神を祀る最も位の高いお宮。

伊勢神宮 内宮(皇大神宮)
内宮への入口、宇治橋から正宮まで徒歩15分

皇室の御祖神であり日本人の大御祖神(おおみおやがみ)である天照大御神をお祀りしています。
皇位のしるしとして受け継がれてきた三種の神器のひとつ、八咫鏡(やたのかがみ)をご神体とし、全125社からなる伊勢神宮の中でも最も位が高い場所。
約2000年前に五十鈴川沿いに鎮座し、現在でも全国の神社の本宗として特別に崇敬を集めています。

参拝前に理解を深めよう

内宮近くのおかげ横丁内、「おかげ座 神話の館」では映像と和紙人形で神話の世界を体感できます。語り手の話はユニークで分かりやすい。

■伊勢神宮 内宮(皇大神宮(こうたいじんぐう))
[TEL]0596-24-111(1神宮司庁)
[住所]伊勢市宇治館町1
参拝時間/10~12月:5時~17時(1~4月・9月は~18時、5~8月は~19時)
[定休日]なし
[料金]参拝自由
[アクセス]JR・近鉄伊勢市駅より三重交通バスで16分
【車】伊勢道伊勢西ICより5分
[駐車場]周辺有料駐車場利用
「伊勢神宮 内宮(皇大神宮)」の詳細はこちら

伊勢神宮・お伊勢参りの気になるアレコレ

\教えてくれたのはこの方!/
皇學館大学 文学部 神道学科 松本教授
明治15(1882)年に神宮の学問所に創設され特色ある神道学科を持つ大学。神職を目指す学生を中心に日々教鞭をとっています。

伊勢神宮ってなぜこんなに有名なんですか?

一番尊い神「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」をお祀りする別格の神社です。

神宮は数ある神社の中でも別格。日本の神社の原点で、皇室の御先祖である日本人の総氏神「天照大御神」をお祀りしています。
平清盛や織田信長など歴史上の人物も参拝したと伝わり、平安時代から現代まで広く信仰されています。

お伊勢参りの歴史を教えてください!

江戸時代に一大ブームに。日本の歴史と深く関わっています。

古来、天皇が国家安泰や五穀豊穣を祈る場所のため私的なお供えや祈祷は禁止でした。
しかし平安時代末から庶民もお参りを始め、時代が下るにつれ増加。
江戸時代には御師(おんし)と呼ばれる伝道者が登場し瞬く間に庶民に広がりました。

お伊勢参りにルールってあるんですか?

外宮から内宮の順で。毎日の感謝の心を伝えましょう。

神宮のお祭りが外宮から行われるのにならい、外宮から内宮の順にお参りするのがならわしです。
伊勢神宮は心静かに毎日の感謝の気持ちを伝える場所。
個人的な願い事は地域の守り神である家の近くの神社(氏神様)などで行いましょう。

秋に大きな祭りがあると聞きましたが?

最も重要なお祭り「神嘗祭(かんなめさい)」が10/15~25 に行われました。

神嘗祭とはその年収穫された新穀を最初に天照大御神に捧げ、恵みに感謝する一年間で最も重要なお祭り。
16日の外宮、17日の内宮の奉幣(ほうへい)という儀式は参拝時間内に行われるので一般の人も参道などから見学できます。

じゃらん編集部  じゃらん編集部

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