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2017.11.10

最新【全国のおすすめ観光列車15選】絶景トロッコ・SL・デザイン列車も!

5.とれいゆ つばさ(JR東日本)【福島県・山形県】

車窓にゆるりと浸る史上初の足湯リゾート列車。

JR東日本 とれいゆつばさ足湯
足湯の利用は一人につき約15分。里山を映す車窓と向かい合う贅沢なポジション
JR東日本 とれいゆつばさ足湯案内
びゅう旅行商品の場合は、あらかじめ足湯利用券を受け取れる。当日の状況により、車内でも販売。1人380円
JR東日本 とれいゆつばさラウンジ
スタイリッシュな畳敷きのラウンジ
JR東日本 とれいゆつばさ食事
びゅう旅行商品利用の場合は、山形の味覚満載の食事が味わえる
JR東日本 とれいゆつばさ指定席
山形のフルーツをモチーフとしたレリーフが印象的な指定席

車窓に移りゆく景色を眺めながら、ゆったりとお湯に浸かりたい。旅の道中、そう考えたことはないだろうか。発売当初からプラチナチケットとなっている高級クルーズトレインはさておき、それ以外の列車で願いを叶えてくれるのがこちら。足湯であるものの、だからこそより気軽に車窓とお湯のコラボレーションを試すことができる。黒塀のような壁に包まれた、2槽の紅花色の湯船は、大きな車窓に面し、贅沢に車窓と向き合うひと時を演出。福島や山形ののどかな山間の風景を目の前に寛げる。
すぐ隣の車両には、畳のお座敷に本桜のテーブルを配した、和モダンな湯上がりラウンジが続いている。さっそく酒どころ山形を代表する地酒を揃えたバーカウンターで、一杯。ラウンジで隣り合った乗客との会話もまた愉しい。温泉街のようにぶらり散策しながら、瀟洒な車内を楽しむのも一興だ。

■とれいゆ つばさ
[運転区間]山形新幹線福島駅~新庄駅
[運転日・本数]土日祝上り列車1本、下り列車1本
[所要時間]1号新庄駅行き2時間14分、2号福島駅行き2時間41分
運賃[料金]4940円(通常期の価格)
[購入方法]JR主な駅のみどりの窓口、えきねっとで乗車日の1カ月前の10時より販売
「とれいゆ つばさ」の詳細はこちら

<レストラン列車>
車内で調理されたできたてのコース料理や、沿線の地酒、運行時間で変わるメニュー…。食を売りにした観光列車で駅弁の一歩上をいく美食体験を心ゆくまで堪能してほしい。

6.ろくもん(しなの鉄道)【長野県】

ぶどう産地を駆ける列車でご当地ワインの呑み比べを。

しなの鉄道ろくもん
2号車には窓に面したカウンター席とソファ席があり景色を愛でつつ寛げる
しなの鉄道ろくもん
2号車の中央部には4人用と2人用のテーブル席が各1卓ある
しなの鉄道 ろくもん
10時40分に軽井沢駅発の「ろくもん1号」は沿線の人気2店舗がコラボした洋食コース
しなの鉄道 ろくもん
13時55分に長野駅発の「ろくもん2号」で味わえるのは小布施町の名店の懐石料理
しなの鉄道 ろくもん
「ろくもん3号・信州プレミアムワインプラン」は降車後に夕食も楽しめるように量が控えめ
しなの鉄道 ろくもん
日中に運行する「ろくもん1号・2号」なら浅間山や田園風景など信州の景観も楽しめる

長野県の東部から北部を流れる千曲川流域は良質なぶどうの栽培地であり、小規模ワイナリーが点在するワイン産地としても近年注目されている。そんな千曲川沿いを走る観光列車「ろくもん」に2017年春、信州ゆかりのワインに親しむプランが加わった。赤い外装の列車に乗り込めば、障子戸で仕切られたコンパートメント席にはすでにワイングラスがセットされている。
程なくやって来たアテンダントの手にはワインボトル。このプランでは2時間弱の道中に、月替わりのワインを4~5種類味わえるのだ。この日の1品目は上田市丸子地区で収穫されたぶどうを醸したロゼワイン。グラスを掲げ、旅の幕開けを祝って乾杯。口に含むと華やかな香りが鼻に抜け、心を緩ませてくれる。山ノ内町のオーベルジュが提供する少し軽めの食事をお供に美酒を味わいながら、2品目のワインの到着を待つ時間もまた楽しい。

■ろくもん
[運転区間]しなの鉄道軽井沢駅~戸倉駅(ろくもん3号)・長野駅(ろくもん1号・2号)
[運転日・本数]火曜日・水曜日・金曜日・土日祝を中心に1日上り(ろくもん2号)1本、下り(ろくもん1号)1本※土日のみ1日下り2本(ろくもん1号・3号)、2017年10月以降は変更
[所要時間]ろくもん1号・2号は約2時間25分、ろくもん3号は約1時間50分
[料金]食事付きプラン(ろくもん1号・2号)平日プラン1万3800円・週末プラン1万4800円、信州プレミアムワインプラン(ろくもん3号)1万2800円
[購入方法]しなの鉄道主要駅の窓口、「ろくもん」予約センター 電話0268-29-0069。乗車2カ月前の1日より、乗車7日前まで発売
[備考]乗車券+指定席プラン1000円もあり、上記各駅窓口にて乗車1カ月前より発売
「ろくもん」の詳細はこちら

7.越乃Shu*Kura(JR東日本)【新潟県】

酒処・新潟の地酒が揃う列車で寛ぐ、ほろ酔いの旅。

越乃しゅくらJR東日本
伝統色・藍下黒が基調色の車両。1・3号車が客車、2号車が共用部。写真提供/JR東日本
越乃しゅくら1号車
ボックス席と展望ペアシートを配した1号車は食事付きプランの乗客用
越乃しゅくら2号車
蔵元イベントや生演奏を実施する2号車。蔵元イベントのない日も客席でふるまい酒がある
越乃しゅくら大吟醸酒
車内限定販売の大吟醸酒も。食事付きプランにはこの銘柄(1本)やオリジナルおちょこ付き
越乃しゅくらサービスカウンター
サービスカウンターで販売される地酒の銘柄は時期により入れ替わる。おつまみや弁当も販売。
※写真は2014年撮影時点のもの

酒呑みにとって運転することを気にせず、銘酒を愉しみつつ移動できるのは、列車旅ならではの魅力の一つだろう。なかでも越後路を走るこの列車なら、思うさまに新潟の地酒が堪能できる。サービスカウンターでは常時5種類並ぶ地酒から好みのものを注文できるほか、同乗した県内の蔵元の人が地酒を無料でふるまう実に太っ腹なイベントもあり、気軽に多彩な銘柄を試すことができる。
ほろ酔いになって客席で寛いでいると、心地いい調べが響いてくる。車内イベントスペースでは乗車中に2回、地元ミュージシャンによる生演奏が繰り広げられるのだ。
新潟の人々による心尽くしのもてなしを受けながら、極上の銘酒と音楽に酔いしれる…。終わってしまうのが惜しくなるほど夢心地の時間がここにある。

■越乃Shu*Kura(こしのしゅくら)
[運転区間]えちごトキめき鉄道上越妙高駅~JR飯山線十日町駅、他
[運転日・本数]金曜日・土日祝を中心に1日1往復(例年12月~1月は運休)
[所要時間]約2時間30分~約3時間(経路により異なる)
[料金]上越妙高駅発の場合は食事付きプラン7400円、運賃+指定席券2700円
[購入方法]食事付きプランはJR東日本の主要駅のびゅうプラザや主要旅行会社、びゅう予約センターの窓口・ネット・電話など。指定席券はJR東日本各駅のみどりの窓口、びゅうプラザ、主要旅行会社などで乗車1カ月前より発売
「越乃Shu*Kura」の詳細はこちら

じゃらん編集部  じゃらん編集部

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