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2023.01.27

【日本全国】ご当地ラーメン28選!豚骨、醤油、味噌…こだわりの一杯を制覇したい♪

北海道から鹿児島まで、日本全国にあるご当地ラーメン。味噌や豚骨、醤油、塩などのスープに相性の良い麺を合わせた絶品ラーメンの数々をご紹介します。

スープも麺も各地域や店舗によってさまざまな特徴があるので、旅の思い出にも残りそう!ラーメン好きなら、ぜひ制覇してみてくださいね♪

※この記事は2023年1月16日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。

記事配信:じゃらんニュース

旭川ラーメン【北海道】

醤油ベースのスープが主流!たっぷりの脂がアツアツをキープ

(画像提供:一般社団法人 旭川観光コンベンション協会)
(画像提供:一般社団法人 旭川観光コンベンション協会)

「旭川ラーメン」は、動物系と魚介系のスープをブレンドしたダブルスープの醤油ベースが主流です。元々は豚骨特有の臭みを消すために加えられた煮干しや昆布の出汁によって、さっぱりとした後味になっています。

多くのラーメン店で使われている中太のちぢれ麺は、スープとの相性もばっちり!水分量が少ないためスープをよく吸収するのだそう。

ラーメンを冷めにくくするためにスープにラードを加えるのは、寒さが厳しい北国ならではの工夫。スープを艶めかせる表面に浮いた脂も食欲をそそります!

釧路ラーメン【北海道】

極細ちぢれ麺が魚介出汁の醤油のスープによく絡む!

(画像提供:一般社団法人 釧路観光コンベンション協会)
(画像提供:一般社団法人 釧路観光コンベンション協会)

なめらかな食感のちぢれの極細麺が特徴的な「釧路ラーメン」は、カツオ出汁をベースにした醤油味。チャーシュー、メンマ、ネギをトッピングした王道ラーメンは、飽きのこない魅力があります。

麺の細さの理由には「スープによく絡む麺を追求したから」などの諸説がありますが、一説によると「海から帰ってきた漁師さんに少しでも早く美味しいラーメンを提供するため」とも言われているそうです。実際、麺がとても細いためオーダーして1分も経たずに茹で上がるお店もあるのだとか!

近年では煮干しや昆布など、スープの出汁にもバリエーションがあるので、店舗ごとの違いも楽しめますよ。

室蘭カレーラーメン【北海道】

ピリ辛カレースープがクセになる!豊富なバリエーションも魅力

(画像提供:室蘭観光推進連絡会議)
(画像提供:室蘭観光推進連絡会議)

カレー味のスープに中太ちぢれ麺を合わせた「室蘭カレーラーメン」。ラーメンのスープがカレー味!?と意外に思うかもしれませんが、室蘭では50年以上も前からラーメン店のメニューに並ぶというメジャーなラーメンなんです。

ピリ辛スパイシーなカレーとラーメンの組み合わせは、クセになる美味しさ。とろみのある濃厚スープ、カレー味噌スープ、チーズカレースープなど、各店で趣向をこらしたオリジナリティあふれる一杯をいただくことができます。

「いろいろ食べ比べをしたい!」という人は、食べ歩きもおすすめ。「室蘭カレーラーメンの会」のホームページから、食べ歩きマップをダウンロードできます。

函館ラーメン【北海道】

滋味深い塩味の透明なスープは飲み干したくなる美味しさ!

(画像提供:函館市観光部)
(画像提供:函館市観光部)

道南に位置する函館を代表するご当地グルメといえば、やっぱり「函館ラーメン」。

函館塩ラーメンの神髄は、なんといっても透明度の高いスープにあります。出汁は豚骨や鶏ガラが多く使われていますが、脂分が少なく、臭みのない繊細な味わい。弱火でじっくりと煮出した滋味深いスープとのど越しのいいストレート麺の相性も抜群です!

寒さが厳しい北海道には脂が多くこってりしたスープが魅力のご当地ラーメンが多い中、比較的温暖な函館だからこそ、すっきりとした塩ラーメンが広がったとも言われているそうですよ。

味噌カレー牛乳ラーメン【青森県】

味噌×カレー×牛乳の絶妙なバランスが生むまろやかな味わい

(画像提供:協同組合青森味噌カレー牛乳ラーメン普及会事務局)
(画像提供:協同組合青森味噌カレー牛乳ラーメン普及会事務局)

ちょっと珍しいご当地ラーメンとして紹介したいのが、青森の「味噌カレー牛乳ラーメン」。味噌味をベースにカレーの風味をプラスし、さらに牛乳でマイルドにしたスープに、コシのある麺が良く合います。トッピングのバター、もやし、メンマ、わかめの組み合わせが旨味を引き立てます。

味噌カレー牛乳ラーメンが食べられるお店は、青森市内でも5軒だけ(2022年12月現在)!青森駅を中心にお店が点在しているので、旅の始まりや帰る前にご当地ラーメンを一杯楽しむのもいいですね。

味噌のコク、カレーの刺激、牛乳のまろやかさにバターの風味が加わった、“ならでは”の味を、ぜひご賞味あれ!

喜多方ラーメン【福島県】

平成の名水が生んだツルツル&モチモチの平打ち太麺を堪能

(画像提供:(一社)喜多方観光物産協会)
(画像提供:(一社)喜多方観光物産協会)

市内にラーメン店が100軒ほどあるという、福島県喜多方市。「喜多方ラーメン」のスープは、あっさりとした味わいの醤油をベースにしたものが主流ですが、各店舗によって味もスープも、麺も多種にわたります。

そんな中、大きな特徴といえるのは、平成の名水百選に選ばれている「栂峰(つがみね)渓流水」を多く含んだ美味しい水を使った「平打ち熟成多加水麺」と呼ばれる平打ちの太麺。水分を多く含ませてじっくりと寝かせた麺には、独特のコシとちぢれがあり、ツルツルののど越しとモチモチの食感が楽しめます。

ちなみに、喜多方市では、朝ご飯にラーメンを食べる“朝ラー”の文化も根付いているのだそう。市内には朝早くからオープンしているラーメン店が多くあるので、旅の朝食に絶品ラーメンで腹ごしらえをしちゃいましょう!

白河ラーメン【福島県】

多加水のちぢれ麺に合う濃いめの醤油スープ

(画像提供:(公財)白河観光物産協会)
(画像提供:(公財)白河観光物産協会)

「白河ラーメン」の主流は、鶏ガラや豚骨をベースにした醤油ラーメン。もっちりとした食感のちぢれ麺が、やや濃いめの味のスープによく絡みます。

茶色く澄んだスープは、あっさりとした中にもしっかりとコクを感じられる極上の味!具は、チャーシュー、ネギ、メンマ、ホウレンソウと渦巻きなるとなど。フチの赤い昔ながらのチャーシューを使う店も多くあります。

白河ラーメンを提供する店舗が軒を連ねる白河市内には、ラーメン好きが太鼓判を押す名店も多数!本格的な自家製手打ち麺を提供するなど、各店こだわりのラーメンをいただくことができます。

佐野らーめん【栃木県】

伝統的な「青竹打ち」で打ったコシの強いちぢれ麺は必食!

(画像提供:一般社団法人 佐野市観光協会)
(画像提供:一般社団法人 佐野市観光協会)

昔から数多くのラーメン店がある栃木県佐野市。歴史ある「佐野らーめん」の特徴は出流原弁天池の湧き水をはじめとする良質な水で練られた、コシが強いちぢれ麺にあります。

一説によると、大正時代に中国の料理人が「青竹打ち」という製法を伝えたのが佐野らーめんの始まりと言われおり、今でも生地を青竹でのばす伝統的な「青竹打ち」をしているお店もあるのだそう。

スープはさっぱりとした醤油ベースが王道ですが、醤油以外のラーメンをウリにしているお店も。市内には150店舗以上の佐野らーめん提供店があるので、食べ比べを楽しむのもおすすめです!

水戸藩らーめん【茨城県】

水戸黄門が食べたラーメン!?もっちり麺と薬味がマッチ

(画像提供:観光いばらき)
(画像提供:観光いばらき)

水戸黄門として知られる徳川光圀公が食べたとされるラーメンを、文献などを参考に再現したという「水戸藩らーめん」。茨城の特産でもあるれんこんを粉末状にしたれんこん粉を練りこんだ麺は、日本そばのような薄茶色が特徴。もっちりした食べ応えのある食感です。

ラーメンに添えられた、「五辛(ごしん)」と呼ばれるニラ、ラッキョウ、ネギ、ニンニク、ショウガの薬味は、“五臓之気を高める”という考えに基づいているのだとか。

「水戸藩らーめん」が食べられるのは、水戸市内の2店舗のみ!水戸に訪れる機会があれば、ぜひ味わいたいですね。

竹岡式ラーメン【千葉県】

肉の旨味がたっぷり!厚切りチャーシューがインパクト大

(画像提供:富津市商工観光課)
(画像提供:富津市商工観光課)

厚切りのチャーシューに黒いスープが、見た目にもインパクトの大きい「竹岡式ラーメン」。

竹岡式ラーメンの黒いスープの色は、チャーシューを煮込んだ醤油ダレを、お湯で割っているから。非常にシンプルな製法ながらも、スープには肉の旨味がたっぷり!トッピングに角切りの玉ねぎや長ネギをのせることで甘みが加わります。

竹岡式を広めた有名店では、味にブレがでないように誰が茹でても同じ仕上がりになる乾麺を使っているそうです。

安養寺ら~めん【長野県】

「安養寺みそ」を80%以上使った信州のご当地ラーメン

(画像提供:佐久市観光協会)
(画像提供:佐久市観光協会)

「安養寺(あんようじ)ら~めん」の定義は、味噌だれに「安養寺みそ」を80%以上使っていることのみ!

信州みその原点とも言われる「安養寺みそ」の特徴は、まろやかで独特な深みがある味わいにあります。2~3年ほどの長い時間をかけて熟成することで、まろやかさだけでなく深いコクや香りが生まれるのだそう。

佐久市内には「安養寺ら~めん」を提供するお店が多数ありますが、胡麻を混ぜたり背脂を浮かべたりと、同じ味噌を使っていても異なる味が楽しめます。スープだけでなく、麺やトッピングも各店自由に創意工夫をこらした一杯の中から、ぜひお好みの味を見つけてはいかがでしょう。

燕背脂ラーメン【新潟県】

背脂がぎっしり浮かんだ旨味たっぷり醤油ラーメン

(画像提供:一般社団法人燕市観光協会)
(画像提供:一般社団法人燕市観光協会)

その名の通り、スープにたっぷりの背脂が浮かんだ「燕背脂ラーメン」は新潟県燕市で愛されるソウルフード。

スープのお味は、煮干しなどの魚介系の出汁が効いた、濃いめの醤油味です。麺が見えないくらいに浮いた豚の背脂によって、深い旨味が加わるだけでなくスープが冷めにくくなる効果もあるのだそう。

大脂・中脂・脂抜きなど、好みに合わせてスープに入れる背脂の量を調整できるお店もありますよ。

腹もちの良いモチモチとした食感の太めの麺も「燕背脂ラーメン」の特徴のひとつ。主流となる麺は極太麺ですが、平打ちやちぢれなどお店ごとにアレンジされています。食べ応え十分の濃厚ラーメン、ぜひ一度はお試しあれ!

新潟濃厚味噌ラーメン【新潟県】

濃厚な味噌スープを出汁で割って好みの味にチェンジ!

(画像提供:公益社団法人 新潟県観光協会)
(画像提供:公益社団法人 新潟県観光協会)

「新潟濃厚味噌ラーメン」の特徴は赤味噌ベースの濃いスープ。地元新潟の味噌を使うお店も多いそうです。

濃厚なスープには、コクのある動物系出汁の旨味がぎゅっと溶け込んでいます。この味のしっかりした味噌スープの味をカツオ出汁や鶏ガラスープなどの“割りスープ”で調整できるのは、新潟濃厚味噌ラーメンならでは!濃厚なスープを薄めたり、途中で味変したりと、自分好みの味に変えることができます。

麺は濃いスープに合うよう太麺が主流。炒め野菜やたっぷりの白髪ネギ、肉そぼろなど、トッピングはお店によってそれぞれに個性があります。ぜひ、お気に入りの一杯を見つけてくださいね。

富山ブラックラーメン【富山県】

大迫力の真っ黒なスープは塩分多めの醤油味!

(画像提供:富山市観光協会)
(画像提供:富山市観光協会)

「富山ブラックラーメン」、通称“富山ブラック”の最大の特徴は、醤油をベースにした真っ黒なスープ!

「富山ブラックラーメン」は、戦後の肉体労働者のためにご飯を主食にラーメンをおかずとして食べるために考案されたため、塩分を強めに感じる味付けになっています。しょっぱいスープは後引くおいしさで、「いくらでもご飯が食べられる」と中毒性を感じる人もいるそうですよ。

スープの味が濃いため、中太麺以上のしっかりした麺を合わせるお店が主流。できれば白いご飯と一緒に食べ合わせを楽しみたいですね。

エニママ編集部  エニママ編集部

子育てを優先しながら、自分たちらしいはたらき方を実現するママの社会復帰支援サービス「Any MaMa(エニママ)」に登録する、精鋭ライターチームです。女性、ママならではのリアリティある視点での記事をご提供しています。

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