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2018.03.06

【和食・洋食マナー講座】食事・テーブルマナー、これだけはおさえよう!


【和食編】食事・テーブルマナーの基本

食事マナー
正しくお箸、使えていますか?

「和食のお店」に行くときの基本的な食事マナーについて解説していきます。

1. 「お箸」の正しい使い方

お箸の取り上げ方は、以下の5つの手順になります。
1、『右手でお箸の中央を持って持ち上げる』
2、『下から左手を添えるようにして持つ』
3、『右手を右横へ滑らせていき、そのまま右手を返して箸の下へ』
4、『左右ともに箸の3分の1あたりを指先で箸を持つ』
5、『左手を外す』

使い方は上の箸だけ動かすことが基本になります。
下の箸は動かさないようにしてくださいね。これらの動作を、姿勢を正して行うことで基本の作法が美しくできるようになるでしょう。

2.お椀の「ふた」の正しい持ち方・置き方

流れとしては以下の4つの手順になります。
1、『左手を添えて右手で蓋を持ち上げる』
2、『半月を描くように蓋を開ける』
3、『左手の上に裏返した蓋を置き、お椀が右側にある場合は右奥に、左側にある場合は左奥に置く』
4、『食べ終わったら蓋をかぶせる』

4のとき、蓋を斜めにかぶせないように気をつけましょう。お椀を痛めてしまうのでNGです。
蓋を元の通りに戻す動作は自分のタイミングで大丈夫です。汁物の水滴が外に落ちてしまわないよう意識した作法ですね。煮物や蒸し物なども同じ動作をしてください。

3.「懐紙」を用意しておこう

小さな和紙を折った「懐紙(かいし・ふところがみ)」は、持っていればとても上品な食べ方になります。

食事前に必ず出されるおしぼりは基本的に「手だけ」しか拭いてはいけないものです。
そのため、口元を拭いたり、焼き魚の骨を外す際に魚の頭を押さえるときに懐紙が使えます。

また、口から出した魚の骨や皮、果物の種をそのままお皿に乗せるのは汚いので、それらを隠す際にも利用できます。懐紙1枚、あるとないとでは大違いでしょう。

4.和食のNGマナー

和食マナーで最も重要視される「お箸の使い方」の中で、マナーを知らないと…ついやってしまいがちなのが「13のタブー」です。
・「返し箸」(箸を逆さにして持ち手の方で掴むこと)
・「刺し箸」(料理に箸をつきさして食べること)
・「寄せ箸」(食器を箸で手前に寄せること)
・「迷い箸」(どの料理を食べるか迷いながら箸をあちこち動かすこと)
・「移し箸」(火葬場で骨を拾うように同席者と同じ料理を一緒に掴むこと)
・「探り箸」(汁物の中を箸で探ること)
・「渡し箸」(小鉢を箸置き代わりにすること)
・「握り箸」(棒を握るような手つきで箸を持つこと)
・「移り箸」(料理を取りかけてから、他の料理に箸を移すこと)
・「涙箸」(料理の汁を垂らしながら口に運ぶこと)
・「ねぶり箸」(箸先を口に入れてなめること)
・「もぎ箸」(箸についた米粒などを口でもぎとること)
・「諸起こし」(お箸を先に手に取ってから器を持ち上げること)

これらの使い方は下品になるので要注意。

また、知っている方も多いと思いますが、お箸を持ちながら器を持つのもNGですね。手を小皿のようにする「手皿」もいけません。一見上品そうに見えますが立派なマナー違反になってしまいます。

トリクルマガジン編集部  トリクルマガジン編集部

プロモーションから紙・WEBコンテンツの企画・制作・編集・撮影まで。ただコンテンツを作るだけではなく、課題に対するソリューションを提供できるところが強みです。(http://tricle-llc.co.jp/)

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