伊勢市にあり、三重のグルメや土産を豊富に扱う「おかげ横丁」と「おはらい町」。ノスタルジックな雰囲気を味わうのはもちろん、ランチや軽食、おやつまで多彩に揃うスポットです。
今回は記事の最後にマップも掲載し、巡って楽しんでほしい食べ歩きグルメを紹介します。「伊勢神宮内宮」への参拝後にも、ぜひ足を延ばしてみてくださいね。
●「食べ歩き」について
●「おかげ横丁」「おはらい町」とは?アクセス・駐車場情報も
・赤福本店の「盆」
・だんご屋の「黒糖みつ団子」
・はちみつ屋 松治郎の舗 伊勢おはらい町店の「ハニポテ」
・伊勢角屋麦酒 内宮前店の「カキフライ」
・松阪まるよし 伊勢おはらい町店の「牛鍋まん」
・伊勢プリンの鉄人の「プリントースト」
・まるごと果汁店の「まるごとオレンジ・まるごとグレープフルーツ」
・SNOOPY Village 伊勢の「スヌーピー焼き」
・木下茶園 内宮前店の「伊勢白玉もち」
・山村みるくがっこう 内宮前店の「山村ぷりんソフト」
・豆腐庵山中の「うの花ドーナツ」
・豚捨の「コロッケ」
・団五郎茶屋の「松阪牛 牛串」
・若松屋の「ひりょうず」
・傳兵衛の「きゅうりスティック」
・伊勢醤油本舗の「伊勢醤油ソフトクリーム」
・ゑびや商人館の「松阪牛寿司」
・とうふやの「豆腐田楽」
●「おかげ横丁」「おはらい町」グルメマップ
「食べ歩き」について
歩きながらものを食べる“歩き食べ”は、周りの観光客や店、そして近隣に住む人への迷惑行為となってしまうのでNGです。
“食べ歩き”とは、その街の色々な店に行って、様々なグルメを味わうことを指します。ゴミのポイ捨てはもちろん、ほかの店舗で買ったものを違う店舗に持っていくなどもトラブルの元。正しくマナーを守って楽しみましょう!
「おかげ横丁」「おはらい町」とは?アクセス・駐車場情報も
気ままな食べ歩きや買い物が楽しめる街

伊勢神宮の内宮前にある、宇治橋から五十鈴川(いすずがわ)沿いに800mほど広がる街並みは「おはらい町」と呼ばれ、その一画に広がっているのが「おかげ横丁」です。
どちらにも三重県のグルメが味わえる飲食店や個性豊かな土産物店がずらりと並び、食べ歩きや買い物が楽しめます。
アクセス
伊勢自動車道「伊勢西IC」または「伊勢IC」を下りてから5分ほどで到着。周辺には駐車場も多く、歩いての散策がしやすくなっています。
電車の場合は、近鉄・JR「伊勢市駅」または近鉄「宇治山田駅」「五十鈴川駅」が最寄りです。ただし、駅から「おかげ横丁」・「おはらい町」までは少し遠いので、路線バスやタクシーの利用が便利ですよ。
駐車場
「おかげ横丁」のそばには「神宮会館バス駐車場」があり、一般車の駐車も可能(最初の2時間600円、以降30分ごとに300円)。「おはらい町」にも近いため、どちらに行くのも便利です。
ほかにも「おかげ横丁」・「おはらい町」周辺には、10カ所ほどの有料駐車場が点在していますよ。
それではここから、おすすめのグルメを紹介していきます!
赤福本店の「盆」
伊勢といえば一度は食べておきたい銘菓

伊勢名物として知られるのが「赤福」。本店の営業開始はお伊勢参りができる時間に合わせて朝5時からと早く、畳敷きの座敷と縁側で「赤福餅」が食べられます。
伊勢神宮神域を流れる五十鈴川(いすずがわ)のせせらぎをかたどり、あんこには清流をイメージした三筋をつけ、白い餅で川底の小石を表すことで、独特な形になったのだとか。


冬は丁寧に炊き上げた大納言小豆に、注文後に焼き上げる餅をのせた「赤福ぜんざい」、夏は抹茶蜜のかかったかき氷になじむよう作られた特製の餡と餅が入っている「赤福氷」といった、季節限定メニューもあります。

「赤福本店」の創業はなんと1707(宝永4)年。現在の建物は1877(明治10)年に建て直されたもので、暖簾をくぐるとほうじ茶の香りが漂ってきます。有機栽培で育てられた三重県産の「伊勢茶」を「赤福餅」に合うように特別にブランドしているそうですよ。
だんご屋の「黒糖みつ団子」
伊勢地方特有の黒糖を使った団子


定番の「みたらし団子」はもちろん、ぜひ味わいたいのが伊勢ならではの「黒糖みつ団子」。伊勢地方で昔から食べられてきたコクのある黒糖の独特な風味が特徴です。ふっくらモチモチの団子とこだわりのタレに、リピーターも続出です。

暑い季節になると横丁オリジナルの「アイスキャンディー」や、よく冷えた「横丁サイダー(250円)」「横丁ほうじ茶(140円)」などの飲み物も登場します。レトロなパッケージも魅力的です。


店は「おはらい町通り」に面しています。「おかげ横丁」で団子専門店はここだけなので通り過ぎないようお気をつけくださいね。
店舗裏側に椅子とテーブルが用意された「五十鈴川カフェ」との共用スペースがあるほか、近くに縁台や上がり座敷もあるため、座ってゆっくり味わいましょう。
(画像提供:おかげ横丁)
はちみつ屋 松治郎の舗 伊勢おはらい町店の「ハニポテ」
オリジナルはちみつたれが後を引くさつま芋スイーツ


外はカリカリ中はしっとり!優しい甘さが後を引く「ハニポテ」は、食べ歩きしやすいさつまいもスイーツです。シェアにぴったりのLサイズ(650円)もあります。
蜂の巣そのままを目の前でカットするコムハニートッピングは、1カット200円で追加可能。はちみつ好きの方はぜひお試しくださいね。


ハニポテに濃厚ソフトクリームをのせ、鳥居クッキーやコムハニーをトッピングした「ハニポテ 神宮パフェ」なら写真映え間違いなし!仕上げにかけるたっぷりのはちみつと、さりげないアクセントに加えた伊勢の塩もポイントです。
さらにボリュームを求めるなら、小さな焼き芋型のさつま芋にコムハニーをたっぷりのせた「ぷち芋 山盛りコムハニー」がおすすめです。

「はちみつ屋 松治郎の舗(まつじろうのみせ)」は1912(大正元)年から創業している老舗養蜂場の店です。自慢のはちみつを使ったシンプルで満足感のある「ハニポテ」は、リピーターも多いのだとか。伊勢おはらい町店では1日平均1000個以上の注文が入るそうですよ。
三重県伊勢市宇治中之切町7
10時~17時(LO)
なし
「はちみつ屋 松治郎の舗 伊勢おはらい町店」の詳細はこちら
「はちみつ屋 松治郎の舗 伊勢おはらい町店」のクチコミ・周辺情報はこちら
伊勢角屋麦酒 内宮前店の「カキフライ」
キツネ色に揚がった大きな牡蠣を手軽に堪能

「伊勢角屋麦酒 内宮前店」は、一年を通して牡蠣料理が楽しめる食事処です。店頭では、大きな牡蠣をサクサクに揚げた「カキフライ」が食べられます。
ビール界のオスカー賞と言われる「International Brewing Award」で2017年・2019年・2021年そして2024年と4大会連続金賞実績のある伊勢地ビールと合わせるのもたまりませんよ!

「土手鍋定食」は、土手のように鍋のまわりに塗りつけた味噌をくずしながら、好みの味に煮込んで食べます。冬は地元鳥羽・浦村産の牡蠣を中心に、夏には岩垣牡蠣も登場するそうです。

店内は落ち着いた和の雰囲気が漂い、五十鈴川を眺めながら料理を堪能できます。おいしい料理とともにゆったりした時間を過ごしてみてくださいね。
(画像提供:おかげ横丁)
松阪まるよし 伊勢おはらい町店の「牛鍋まん」
一口で牛鍋が楽しめる贅沢まん

伊勢神宮参りのあとに小腹が空いたら「松阪まるよし 伊勢おはらい町店」の「牛鍋まん」もおすすめです。
肉は松阪牛100%、一口頬張ればまさに牛鍋を堪能しているかのよう!うまみが凝縮された中の餡だけでなく生地にもこだわっているそう。ふっくらモチモチかつ大きめなので食べ応えがありますよ。


同じく牛鍋風味が味わえる「牛鍋コロッケ」ですが、中身はライスコロッケになっていて、衣はサクサク中はジューシー♪米が手軽に食べられるので、腹持ちもいい一品です。
また、食後にもぴったりな「まるよしアイス」もあります。牛脂を使用しており、松阪牛ならではの高級感あるくちどけのよさが特徴です。


1階はテイクアウトグルメを購入するほか、精肉店としても利用できます。
2階はレストランになっており、「すき焼き風牛鍋」(2860円~)や「牛ひつまぶし」(4840円)などが食べられますよ。風情ある町の様子が眺められる窓際の席が好評です。
三重県伊勢市宇治今在家町26
【平日】9時30分~17時(レストラン10時30分~LO16時)【土・日・祝】9時~17時(レストラン9時30分~LO16時)
なし
「松阪まるよし 伊勢おはらい町店」の詳細はこちら
「松阪まるよし 伊勢おはらい町店」のクチコミ・周辺情報はこちら
伊勢プリンの鉄人の「プリントースト」
目の前で焼きあげるジュワッと甘いプリントースト


目の前の鉄板で焼きあげてくれる「プリントースト」は、もちもちの特製食パンにこだわりのプリン液がたっぷりしみ込み、ふわとろの食感がたまりません。生クリームと北海道産ソフトを添えて頬張れば、口の中に幸せが訪れます。

なめらかプリンにソフトクリームを混ぜ、シェイク状にした「飲む[生]プリン」も好評です。下にはカラメルゼリー、上には特製生クリームが注ぎ込まれ、いろいろな味が楽しめる一杯となっています。

“地球に優しいプリン屋さん”として、コーヒー豆製の生分解性スプーンやフォークを使うなど、環境を意識している「伊勢プリンの鉄人」。
アンティーク調の店内、レトロ感ある看板やメニュー表もチェックしてみてください。
まるごと果汁店の「まるごとオレンジ・まるごとグレープフルーツ」
エコで新感覚なフレッシュジュース


氷の入った水槽に新鮮なオレンジとグレープフルーツが浮かんでおり、注文を受けてすぐ特殊な機械を差し込んでジュースにしてくれます。ビタミンCや食物繊維をたっぷり含んでいるのも魅力です。


夏のみ、ココナッツをまるごとジュースとして飲むことができる「まるココ」も登場します。顔がそれぞれ違い、帽子も3種類から選べるのがユニークです。
いずれも果物自体が容器になっているだけでなく、ストローも土に還る生分解性のものを使用しているのだそう。ココナッツの殻を返却することで50円戻ってくるエコな対策もしているので、SDGsに貢献しながら楽しんでくださいね。
SNOOPY Village 伊勢の「スヌーピー焼き」
見て・食べてほっこりするキュートなスヌーピー焼き


見ても食べてもほっこりする「スヌーピー焼き」は、通年販売の2種類にくわえ、季節限定も並びます。2024年秋は「スイートポテトあん(350円)」が登場していますが、11月中に終了予定とのことなので気になる人はお早めに。
好きな味が選べる4個セット(1350円)は、単品で買うよりもお得です。手土産として購入するのもいいですね。



スヌーピーのマシュマロや白玉がちょこんと乗ったドリンクやパフェなど、かわいくて食べるのがもったいなくなってしまいそうなカフェメニューが豊富に揃います。
テーブルなどのイートインスペースはありませんが、敷地内にベンチが設置されているので一休みしながら食べることができます。

「SNOOPY Village 伊勢」は、「SNOOPY茶屋」、チョコレートに特化した「SNOOPY Chocolat」、ウッドストックのグッズが揃う専門店「WOODSTOCK NEST」の3つの複合店舗として2023年12月にリニューアルしました。
他では買えないグッズやお菓子があるのでショップも覗いてみてくださいね。

木下茶園 内宮前店の「伊勢白玉もち」
お茶屋さんが提供する濃厚伊勢抹茶スイーツ

見た目も美しい「伊勢白玉もち」は、お茶屋さんならではのスイーツです。
白玉は茹でたてあつあつでモチモチ。そこに香ばしいきな粉をまぶして抹茶ジェラートをのせ、仕上げに自家製の黒蜜をたっぷりかけてくれます。
抹茶きな粉・きな粉・ハーフの3種類から選べるのも嬉しいポイントです。きな粉をたっぷりからめて食べてくださいね♪


また、抹茶好きに見逃せないのが「伊勢抹茶フロート」です。スタッフが目の前で抹茶をたて、できたてをそそぎ入れて完成するラテはとっても濃厚で、味わい深い一杯となっています。


「木下茶園」は“お茶の伝統・文化を大切にし、新しいお茶の生活を提案する”というコンセプトのもと、三重県内から厳選し吟味したお茶を販売しています。おもてなしや、プレゼントにもおすすめです。
山村みるくがっこう 内宮前店の「山村ぷりんソフト」
どこかなつかしいレトロぷりん


「山村ぷりんソフト」は、名前の通りプリンとソフトクリームが一緒に楽しめるスイーツです。プリンもソフトクリームも食べたいけど両方は食べきれない…というお客さんの声から誕生したのだそう。素材本来の味わいをしっかりと感じられ、小ぶりながら満足感があります。
「山村ジョージアヨーグルトソフト」は、長寿国と言われるジョージアの秘訣をソフトクリームで届けようと開発されたもの。カロリーや糖質を下げながらも豊かな風味が堪能できるヘルシーな一品です。

新感覚の食べ歩き用プリン「山村ぷりんバー」にも注目です。片手で食べられるスタイルなので、撮影もしやすいですね。


「山村みるくがっこう」は1919(大正8)年創業の山村乳業が直営するミルクスタンドです。童心に返ったようにホッとする昔懐かしいレトロな小学校の内装とともに、牛乳製品のおいしさに気付かせてくれる場となっています。
また、スプーン・ストロー持参で10円割引、非プラスチック容器の使用などでサステナブルに配慮しています。
豆腐庵山中の「うの花ドーナツ」
老若男女に愛される優しいドーナツ


自家製の豆乳とおからを使い、毎日店で手づくりをしている「うの花どーなつ」。「豆腐作りの途中で出るおからを捨てるなんてもったいない!」と、子どもたちに作ったのがきっかけなのだそう。
甘さはひかえめで食感も軽く、ヘルシーなので何個でも食べたくなってしまうおやつです。あんこが好きなら「うの花あんどーなつ(200円)」も食べてみてくださいね。


店は和のテイストとマッチした木彫りのソフトクリームが目印です。
豆腐と豆乳が成分の50%を占める「おとうふソフト」は、口当たりがとてもなめらか。「うの花どーなつ」と一緒に食べるのもおすすめですよ♪いずれも豆腐感は強くない、優しい味です。
また、国産大豆と天然のにがり、五十鈴川の伏流水だけで作っているという「きぬこし豆腐 和妙(210円)」も見逃せません。シンプルな原材料だからこそ心を込めて作った豆腐を一度味わってみてください。
豚捨の「コロッケ」
行列必至の絶品コロッケ

「豚捨(ぶたすて)」では精肉をはじめ、食べ歩きにぴったりなグルメがあります。特に「コロッケ」は平日でも行列必須の名物メニューで、サクサクもちもちの食感♪小ぶりで食べやすいサイズなのもポイントです。ジューシーな「ミンチカツ(300円)」もおすすめですよ。

店の奥は「牛丼」や「捨吉鍋(牛鍋)」などが食べられるスペースとなっています。なかでも「牛丼」は、オーダーを受けてから一杯ずつ作る、こだわりの逸品です。

「豚捨」は1909(明治42)年の創業以来、厳選された上質の伊勢肉などを扱っている老舗で、おかげ横丁の南入り口近くにあります。
一部商品はテイクアウトもできるので、晩酌のおつまみにしてもいいですね。
(画像提供:おかげ横丁)
団五郎茶屋の「松阪牛 牛串」
肉好きなら見逃せないシンプルな串焼き

「団五郎茶屋」には、ビールのお供にもぴったりな「松阪牛 牛串」があります。
牛肉はとても柔らかく、塩コショウだけのシンプルな味付けなので老若男女楽しめる一品♪噛むほどに旨味が広がりますよ。


手軽に味わえるメニューも豊富に揃います。素朴でほっこりする「おにぎりセット」は、塩にぎりとその日のイチ押しおにぎりがセットになっています。注文を受けてから握ってくれる、できたて感がたまりません!
「松阪牛肉そば」はかつおの出汁が利いたつゆと戸隠しそばを使用しています。風味豊かなそばの上に三重県のブランド牛松阪牛がたっぷりとのっている、それぞれの素材の良さを引き立たせたメニューです。


伊勢路の街道沿いにあった道中茶屋をイメージしたという「団五郎茶屋」は、座敷の開放など“施行”の精神を受け継いでいるそうで、無料の休み処としても利用することができます。
夏季は、手作りの果物シロップをたっぷりかけた「かき氷(700円~)」や、地元伊勢市の珈琲豆店のコーヒーを使用した「伊勢なかむらコーヒー氷(アイスシングル850円)」もおすすめです。
(画像提供:おかげ横丁)
若松屋の「ひりょうず」
旨味が詰まった贅沢なかまぼこ


「ひりょうず」は、豆腐と魚のすり身をベースに、9種類の具材を混ぜ込んでいる食べ応え抜群の一品で、「若松屋」の名物のひとつです。
そのほか、プリッとした海老の食感とマヨネーズの風味が味わえる「エビマヨ棒(400円)」、ホタテやあさりがたっぷり入った「あさり帆立棒(400円)」なども好評だとか。
揚げ油には米油を採用しているそうで、油切れもよくあっさりとした味わいが特徴です。

「若松屋」は伊勢の台所と呼ばれた河崎で1905(明治38)年に創業し、先代より受け継いだ昔ながらの製法で蒲鉾・はんぺい(はんぺん)を作り続けています。
揚げたてアツアツをその場で食べるのはもちろん、自宅で楽しめる持ち帰り用もあるので、贈り物や土産に買っていくのもいいですね。
(画像提供:おかげ横丁)
傳兵衛の「きゅうりスティック」
歯ごたえパリパリ!手軽に食べられる漬物屋名物

「きゅうりスティック」は、1本まるごと浅漬けにしたきゅうりを棒にさしたシンプルなもの。程よい塩加減とパリパリの歯ごたえがやみつきになります。よく冷えていて、暑い日に涼む際にもぴったりです♪

さらに、イチゴ・梨・スイカ・シャインマスカットなど、季節で変わる「カットフルーツ」もあるんです。新鮮な野菜を扱う漬物屋ならではのフレッシュなフルーツも食べてみてください。

江戸時代「伊勢たくあん」が、お伊勢参りにやってきた参拝者の保存食として大活躍しました。その味を今もなお守り続けているのが「傳兵衛」です。
春は若抜き大根や日の菜、夏は甘瓜やしょうがなす、秋は柚子や白菜、そして冬は“伊勢の幻の小菜”と呼ばれる朝熊小菜などが登場します。漬物を食べて四季を感じるのも風情があっていいですね。
(画像提供:おかげ横丁)
伊勢醤油本舗の「伊勢醤油ソフトクリーム」
一度は食べてほしい醤油を使ったソフトクリーム

伊勢を訪れたら一度は試してほしいのが、伊勢醤油を使ったソフトクリーム。「おかげ横丁」内の「伊勢醤油本舗」で販売しています。程よい甘じょっぱさで、キャラメルのような味なのだとか。

焼きたてが味わえる「伊勢焼きうどん」は、香ばしい香りが食欲をそそり、小腹が空いたときにもぴったり!あおさや温泉卵がのったメニューもあるほか、鰹節(+150円)や温泉卵(+150円)などで自分好みに組み合わせることも可能です。


江戸時代、全国から訪れる参拝者をもてなしたという醤油の味を再現した伊勢醤油を扱っているのが「伊勢醬油本舗」です。
三重県産の大豆と小麦にこだわって丁寧に仕込み、まろやかに仕上げた伊勢醤油(360mL 68円)、卵かけごはんや焼き餅などに合わせたい磯の香り漂うあおさ醤油(200mL 680円)といった、醤油本来のおいしさに気付かせてくれる商品を買うことができます。
(画像提供:おかげ横丁)
ゑびや商人館の「松阪牛寿司」
自分好みにカスタマイズできる松阪牛寿司



トッピングや肉の種類を選んで楽しむ「松阪牛寿司」が食べられるのは「ゑびや商人館」。
肉は、素材と脂のうまみをしっかりと感じられる「サーロイン」(1500円)、とろけるような食感と香ばしさが魅力の「霜降り」(700円)、柔らかくあっさりと味わえる「ローストビーフ」(500円)の中から選択します。
そのままでもおいしいですが、そこにいくら・キャビア・ウニ(+200円~)のトッピングが可能。贅沢に堪能するなら、“全部のせ(+600円)”もおすすめですよ。

また、真珠と海水を一緒に炊いてできる南伊勢の真珠塩を使用した「真珠塩サイダー」は、まろやかな口当たりが特徴です。暑い時期の塩分補給にもぴったり。


外観はシンプルですが、一歩入ると和のテイストがお出迎え。ベンチがあるので、伊勢ならではの寿司と特別感あるサイダーをゆっくりと楽しんでみてください。
とうふやの「豆腐田楽」
自家製味噌がたまらない昔懐かしいグルメ

自家製の田楽味噌を塗った「豆腐田楽」は、炭火で香ばしく焼き上げている懐かしさのある一品です。
厳選された国産大豆と天然のにがりを使っているため、濃厚な味わいが特徴です。


作りたての寄せ豆腐が食べられる「寄せ豆腐膳」や「とうふや膳」がおすすめです。ぜひ豆腐をメインとして味わってみてください。大豆の香りや甘みが感じられますよ。
そのほか、重箱からはみ出すほど大きなあなご天ぷらをのせた「あなご天重膳(2400円~)」も名物のひとつです。


隣接する工房で作る豆腐は、その日の気温や湿度による微妙な変化を感じながら、ほとんどの工程を昔ながらの手作業でやっているのだとか。
歴史ある日本建築や自然が織りなす景色と一緒に、贅沢な食事を楽しんでください。
「おかげ横丁」「おはらい町」グルメマップ
まとめ
ゆっくり街を散策しながら食べたいグルメを紹介しました。友人や家族とシェアしながら、たくさんのメニューを味わうのもいいですね。
まだまだおいしい料理や店があるので、何度でも足を運んでお気に入りを探してみてください!
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※この記事は2024年10月20日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。
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池戸未由 (のら)
関東生まれ、東海育ち。思い立ったらすぐ行動し、転んでもタダじゃ起きたくないママ編集ライター。無計画な旅行とゲームが好きで、3人の子に育てられながら日々レベルアップを目指す。図書館みたいなおばあちゃんになるのが夢。